フランスの在住の日本人に直接質問してみてください。
ロコに質問する
時計の輸入に関する税金
時計の販売サイトを通してフランス在住の方が日本にある腕時計を購入したいそうなのですが、関税が高いと言い、ためらっております。時計は160万円ほどするものです。だいたいいくらぐらいか分かる方いますか?また解決法があれば教えて頂きたいです。
2023年11月19日 4時42分
プロ旅リーマンさんの回答
マスさん
はじめまして。
フランス8年、ドイツ5年在住のプロ旅リーマンと申します。
13年間、日本から欧州へ製品を輸入し販売しております。
ご質問の件、下記回答差し上げます。
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結論から申し上げますと、2つの可能性が考えられます。
中古品の場合:
関税は無税、付加価値税は20%かかります。
つまり、 (商品代金+送料)x1.2が、購入者側のコストです。
新品の場合:
関税は0.19%、付加価値税は20%かかります。
( (商品代金+送料)x1.0019)x1.2が、購入者側のコストです。
腕時計の関税については以下のフランス税関の公式ホームページを参照ください。
https://www.douane.gouv.fr/demarche/importer-des-produits-dhorlogerie-de-bijouterie-de-joaillerie-ou-dorfevrerie
以下が日本語訳になります。
フランスへの時計、宝飾品、金細工製品の輸入について
時計・宝飾品・金細工産業振興税は、EU域外を原産地とする製品の輸入に対して税関から課税されます。
どの製品に課税されますか?
課税対象商品のリストは、2004年1月22日の改正令に記載されています。
時計製造製品に関する1967年6月30日のEECとスイス間の協定に基づき、スイスを原産地とする、またはスイスで自由流通する時計製造製品(関税分類9101、9102、9103、9105)には課税されません。
2009年1月1日以降、中古品には課税されなくなりました。
納税義務者は?
納税義務者は、税関申告書上で商品の実際の受取人に指定された人です。間接代理人の委任を受けて行動する税関申告者が連帯して納付します。
いつ支払わなければならないのか?
課税対象は、直接輸入時または一時停止手続きからの離脱時に、商品の消費のために解放されることです。
どこで徴収されるのか?
フランス本土、コルシカ島、フランス国外県で徴収される。
課税額はいくらですか?
税金は、フランスに入国する時点における製品の通関価格(フランス国境価格)に基づきます。
税率は?
税率は0.19%です。
税収は誰が受け取るのですか?
本税の税収は、2009-205政令により、食器部門にも権限が拡大された時計・宝飾品・装飾品開発委員会に配分される。
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以上になります。
最後に、私個人的な意見ですが、現在のユーロは円に対して、非常に強く、年初から20%以上上がっています。よって、付加価値税が30万円以上しっかりとられますが、現在の為替レート決して高い買い物ではないと思います。
また、これは違法であり、購入者のリスクになりますが、30万もあれば、日本へ往復できますので、日本へ旅行し、現地で商品を購入して、イチがバチかで、無申告でフランスへ入国する人も時折おります。
以上他にご質問がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。
プロ旅リーマン
2023年11月19日 5時19分
クマさんの回答
マス さん
お問合せ、拝見致しました。
ご質問の点、時計のフランス輸入に関する税金(輸入公租・公課、輸入税)に付いてですが、大まかに見ますと、以下の様な形になります。 あくまでも、個人の方が個人使用として、輸入購入する事を前提に措いてます。 ー 商品輸入の場合には、税の形態は全く変わりますのでご注意下さい。
* C.I.F. (商品価値 + 輸送保険 + 輸送運賃)
輸送契約が、購入者宅までのFull Transportとするか、フランス着地までとする Partial Transport かで輸送運賃は変わります。 また、商品価値では、輸出時点で 輸出国Tax IncludedかExcludedかで変わります。 保険掛金は、商品価値に対してです。
先ず、この C.I.F. が輸入の際の基本金額となります。 全てのInvoiceの添付が必要です。
* Droit Douane (通関一般関税) 4.5 %
これが、C.I.F.金額に対して掛かります。
* Taxe Import (国内輸入税) 0.19 %
これも、C.I.F 金額に対して掛かり、加算です。
* TVA (付加価値税) 20 %
上記3点、 公租・公課・輸入税の合計金額に対して、掛かります。
これが、輸入に関して掛かる一般的税金の基礎です。 例を挙げますと、、、
C.I.F. を100とすると、 (100 + 4.5 + 0.19) x 120% = 125.628 と言う率です。 これは基本的な課税形態ですので、ここにそれ以外(輸送業者の通関手数料、保税保管料など) 多少付加される課金もあり得ます。 今回の場合、商品価値が 160万円とお伺いしてます = €10,000程度ですね。 ここに輸送保険+輸送運賃を加えたものが C.I.F.ですから、そこからの計算で、その25.628 %が輸入時点での基礎課金額 (C.I.F 総額は別途支払) です。 ですが実際には、押しなべて30 %近くが輸入に関する課金として発生すると考えて置かれれば良いでしょう。 この様に見て下さい。
どちらの国際輸送業者を利用されて発送されるかにも依りますが、原則的には同じ流れで、輸出・輸送業務 (C.I.F.関係=輸出必要金額の見積)、輸入通関業務と発生する税関連金額案内は、そこが行います。 原則は輸入関連税金が支払われて初めて通関ですから、保全保管料は商品フランス到着期日からそれまでの日数に対して発生します。 これらは輸入者=購入者の負担金です。
凡そは、以上の様になります。
また、ご質問等々ございましたら、別途お問い合わせ下さい。
2023年11月19日 14時9分
サヨさんの回答
マス様、
こんにちは。
はい、関税はとても高いです。商品価値の約2割位は取られます。
個人使用で、会社としての輸入をするのでなければ、知り合いの所(日本の住所)に1度送ってもらい、郵送はその知り合いがすることで、商品価値をわざと下げる事は可能かと思います(つまりは郵便局に嘘の申告をします)。時計を販売している会社の方には、そのような事をお願い出来ないと思いますので。
ただ、郵送中に紛失した場合、商品価値をわざと下げて申告するわけですから、保証価値が必然的に下がります。
海外に住む日本人なら、日本から荷物を送る際、誰でも郵送物の申告商品価値を下げる事をしていると思いますが、日常で使うような、商品価値が元々低い物を送っているのがほとんどだと思いますので、価値のある商品に関しては本人がどうしたいのかが問題です。
それ以外には方法は無いかと思います。
因みに、フランス在住の方は日本人でしょうか?フランス人の場合、よほど信用出来る人でない場合、又、知り合いの程度によっては、代わりにマス様が支払いをするのは控えた方が良いかと思います。余計なお世話かと思いますが、心配になりましたので、一言。
宜しくお願い致します。
2023年11月19日 6時58分