客家風の塩味チキンと肉詰め豆腐 | ホンコン(香港)在住Laitonyさんのおすすめ料理・食べ物

客家風の塩味チキンと肉詰め豆腐

現地語表記:客家咸雞 釀豆腐

【オススメ度】

★★★★★ by Laitony (5個満点)

客家風の塩味チキンと肉詰め豆腐

基本情報

新界の一般的な食堂ではよく見かける料理です。

おすすめする理由と説明

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客家の人々は移住生活の中で、食材を保存しやすく持ち運びやすくするために、塩で鶏肉を漬ける方法を生み出しました。この「塩焗(えんきょく)」技術は、現在の客家塩鶏へと発展し、宴席料理として定番の一品となっています。
塩が鶏肉にじっくりと染み込み、肉本来の旨味が際立ちます。濃い味付けでごまかすのではなく、素材の味を引き立てるのが特徴です。客家の人々は鶏の選び方にもこだわりがあり、放し飼いの地鶏を使うことが多いです。こうした鶏は肉質がしっかりしていて歯ごたえがあり、皮は薄くても香り高いのが魅力です。
鶏そのものの品質が良いため、シンプルな調理だけで十分に美味しく仕上がります。余計な手間をかけず、素材への敬意と味へのこだわりが詰まった料理です。

客家肉詰め豆腐
多くの客家家庭では、祝日や家族の集まりの際に煎釀豆腐を作ります。「団らん」や「包容(受け入れ)」の意味が込められている、心温まる料理です。

ホンコン(香港)在住のロコ、Laitonyさん
情報の提供者(ロコ):

Laitony

tony_guide_hk 私は香港人の父と、東京出身の日本人の母を持つ中日ハーフです。 幼い頃から2つの文化に囲まれて育ち、それぞれの良さや面白さを肌で感じてきました。 日本と香港、どちらのことも「内側から」知っている私だからこそ、お伝えできる魅力があると思っています。 言葉だけでなく、空気感や価値観の違いも理解しながら、みなさんの「旅」の時間をより深く、心に残るものにできたら...

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