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上海旅行の持ち物チェックリスト!必需品から注意点までを徹底解説!

【中国・上海在住者執筆】上海旅行の持ち物チェックに! 旅行に必要な持ち物リストをまとめました。基本の持ち物に加え、季節ごとにあると便利なもの、必要ないもの、持ち込み禁止品などをご紹介します。旅行前の準備や出発前の最終チェックにご活用ください。

基本の持ち物チェックリスト

海外旅行の必需品から旅行に持っていくと便利なおすすめのものまで重要度別にご紹介します。
特に説明が必要なアイテムについては、各リストの下に補足情報が書いてありますので参考にしてください。

絶対に必要!必需品リスト【重要度:★★★★★】

まずは誰もが持っていくべき必需品からご紹介します。出発前にパスポートの期限やビザに関すること(15日以内の滞在であれば不要)も調べておきましょう。

身軽に行きたい方、短期出張などの方は以下の荷物だけでもOKです。2〜3泊なら、機内持ち込みできる小型サイズのキャリーバッグで十分です。

持ち物 説明
パスポート 有効期限が3か月以上残っているもの。
クレジットカード ショッピングモールなどで現金を使いたくないときに。
現金 一部のレストランや屋台ではクレジットカードが使えないことも。
航空券・Eチケット プリントアウトするか、端末に保存しておきましょう。
コネストバウチャー ホテル・ツアー・エステなどの予約確認書。
スマホ Wi-Fiの準備やSIMロックの確認もしておきましょう。
SIMカード スマホのSIMロックを解除している方は、現地のSIMカードをネットショッピングなどで事前に購入しておくと便利です。
充電器 空港やホテル、カフェなどでもチャージができます。
着替え 滞在日数分の着替えは用意していきましょう。

パスポート

旅行者が海外旅行をする際に唯一の身分証明書となるのがパスポートです。上海では日本の免許証も健康保険証も紙切れ同然。パスポートがなければ中国に入国することはもちろん、日本から出国することもできませんので、まず最初に用意しなければならない持ち物です。
有効期限が3か月以上で残っていることが望ましいです。残存期限を確認して、期限以下であれば更新する手続きをしておいてください。

⇒【関連記事】中国・出入国カードの記入例、出入国審査の手続きとイミグレーション

クレジットカード

中国・上海はキャッシュレス社会。クレジットカードやアプリでの決済が主流です。
高額の現金を持っていくのは危険なので、高い買い物をするときはクレジットカードで決済するようにしましょう。
最もおすすめのカードブランドはVISA。JCBは使えるところが限られているのでおすすめしません。

現金

キャッシュレス決済がメジャーとはいえ、万が一の場合に備えて、最低限の現金は必要です。現地の方が両替レートが良いので、日本円から中国・人民元への両替は現地でするのがおすすめです。

⇒【関連記事】上海でのお得な両替!「円→人民元」おすすめの替え方を現地在住者が紹介します

航空券・Eチケット

最近では空港現地でオンラインによる発券もできるようになりましたが、全体からみればまだまだEチケットが一般的です。エアチケットを手配したら、旅行会社もしくは航空会社から送られてくるEチケットをプリントアウトして持参しましょう。
入国審査時に往復チケットの提示を求められることもあります。

コネストバウチャー(予約確認書)

ホテルやツアーなどを個人で手配した場合は、予約を証明するものが必要です。航空券と同様にプリントアウトしたものとデータと両方準備しておきましょう。スマホ画面を提示するだけでは断られる場合があるので、必ず予約確認書をプリントアウトしておいてください。

スマホ・現地SIMカード

上海を含め、中国では政府によるインターネット規制がされています。
中国旅行中、お手持ちのスマホをWIFIに繋げるだけではツイッターやLINEなど、SNSを使うことができません。
また、GmailやGoogleマップなど、Google関連のサービスも利用できないので注意しましょう。
これを回避すためには、現地でVPNを繋げるか、VPNつき・SNS対応のWIFIを事前にレンタルする必要があります。

⇒【関連記事】中国・上海のインターネット利用ガイド〜VPN付レンタルWIFIや街中の無料WIFI

ないと不便!比較的重要なものリスト【重要度:★★★★☆】

お次は無くても旅行自体はできますが、持っていくことを強くおすすめする重要なものリストです。

持ち物 説明
海外旅行保険証書 万が一のために保険は必要。
パスポートのコピー 失くしたり盗難に遭った時のために。
パスポート用予備顔写真 同上。
常備薬 風邪薬や胃腸薬は携帯しておきましょう。
コンタクト(めがね) 使用している人は日数分忘れずに!
パジャマ パジャマや浴衣はホテルにはついていないので持参しましょう。
歩きやすい靴・サンダル ヒールの高い靴など歩きにくい靴はひったくりなどに狙われやすいので注意。
筆記用具(ペン)・メモ帳 機内で申告書などを記入するために必要です。機内持ち込みにしましょう。筆談が使える上海では必須。

海外旅行保険

中国・上海は先進国なので病気や怪我のリスクは比較的低いといえます。しかし治安の良さ世界トップクラスの日本にいる方々からすれば、注意しなくてはならないことがたくさんあります。
病気や怪我の場合、日本人向けの病院に行くことになりますが、海外旅行保険に加入していないと診察だけでも5,000円~1万円程度かかります。

また、海外旅行保険は物品破損や盗難も保証対象に含まれていることが多いので、数日の短期滞在でも入っておいた方が安心ですよ。

⇒【関連記事】上海の治安最新情報〜お茶詐欺、ぼったくり、スリなど事例と対策

常備薬

総合風邪薬、鎮痛剤、下痢止め程度は持っていく方が良いです。現地の薬局でも手に入りますが、日本より強い効き目の薬もあり、副作用が気になります。特に自分の症状をうまく伝えられるか心配な方は持参する方が良いでしょう。

筆記用具(ペン)・メモ帳

筆談が使える上海では必須アイテム。予約した自分の名前を書いて店員さんに見せる、タクシーで運転手に行き先を伝える、窓口に行き先と枚数を見せて列車の切符を買うなど、いろいろ使えます。行きの飛行機内では入国シートの記入が必要なので、ペンは常に身に付けておきましょう。

持っていってよかった!便利なものリスト【重要度:★★★☆☆】

続いて、上海旅行でおすすめの便利なお役立ちアイテムをご紹介していきます。
最近の上海の事情を踏まえて、もう少し備えておきたい方は以下を荷物に入れてみてはいかがでしょう。持ってきていなかった同行者にも一目置かれるかもしれませんよ。

雨具、街歩き用サブバッグ、スリッパ、ペン、絆創膏、使い捨てカイロ、ティッシュなどは、現地購入の方が安いことも。

⇒【関連記事】上海の物価事情〜値段比較、外食費も調査しました

持ち物 説明
ティッシュ・ウエットティッシュ 飲食店でおしぼりが出ないとき、トイレの便座が気になるとき。
マスク PM2.5以外にも、インフルエンザの予防、ホテルの室内の乾燥など。
夏グッズ 日焼け止め、汗拭きシート、虫除け、虫さされ薬、汗ふきシート、デオドラント類
折りたたみ傘 突然の雨や日傘代わりに。
エコバッグ 上海のスーパーやコンビニはレジ袋が有料です。
クレジットカード・
航空会社の連絡先
緊急時に備えて上海での連絡先を控えておきましょう。
生理用品 現地でも買えますが、急に必要になったときのために持参しましょう。
酔い止め 運転の仕方に車酔いする人が多いようです。
小分け用の財布 貴重品は分けた方が安心。
モバイルバッテリー 観光中のバッテリー切れ対策に。

ティッシュ・ウエットティッシュ

飲食店でおしぼりが出ないとき(中華料理店より、カフェや洋食のお店で多いパターン)、トイレの便座が気になるとき、道で猫に遭遇して思わずなでてしまったときなどに。現地には除菌効果のあるものが少ないので、日本製が便利です。

マスク

PM2.5以外にも、インフルエンザの予防、ホテルの室内の乾燥など、上海には使うシーンがいっぱい。ほか、毎年4〜5月は街路樹になっているプラタナスの綿毛が飛ぶため、アレルギーを起こす人がいます。

夏グッズ

中国人が日本のドラッグストアを好きな理由は、上海の品揃えが悪いから。特に夏グッズ(日焼け止め、汗拭きシート、虫除け、虫さされ薬、汗ふきシート、デオドラント類)は、上海ではあまりきちんとしたものが手に入りません。使いやすい日傘や熱中症対策グッズもあると便利です。

エコバッグ

現地でも購入できますが、物を増やしたくない、普段のものを使いたいという方は持参を。上海のスーパーやコンビニはレジ袋が有料です。また、市場や土産物店でお買い物した場合、袋がすぐ破けてしまったりすることも。一枚持っていると便利です。

酔い止め

左ハンドル、右側通行の上海の道路事情や、意外な運転の仕方に車酔いする人が多いようです。チャーター車、観光バスなどをメインに移動する方で、酔いやすい方は準備を。あと、「日本の電車では大丈夫なのに、上海の地下鉄内では気持ち悪くて本が読めない」という声を聞いたことも。揺れ方が違うのかもしれません。
タクシーやチャーター車での一日市内観光、バスでの郊外旅行時には酔い止めを。

⇒【関連記事】上海のタクシーの乗り方ガイド〜初乗り料金やカード払い、便利なアプリなど

旅行をより楽しく!その他アイテムリスト【重要度:★★☆☆☆】

別に無くても全く問題ありませんが、あった方が旅行が楽しく快適になるアイテムです。

持ち物 説明
水着 プールで遊ぶ場合は忘れずに。
カメラ シンガポールには観光スポットがいっぱい! 旅の思い出を写真に撮ってたくさん記録しましょう。
中国語&トラベルガイドブック 小さいものや電子書籍がおすすめです。
アイマスク・耳栓 防音対策・安眠用に。
上海人へのお土産(お菓子) 喜ばれるのは有名な洋菓子系のお菓子(東京ばな奈、ロイズ、白い恋人など)。

カメラ

近年はスマホのカメラもかなり綺麗に撮れるようになってきましたが、一眼レフなどの本格的なカメラで撮ると写真も一味違います。せっかくの旅の記念なので、できるだけ高画質で残したいものですよね。これを機会に新しいカメラに買い替えるのもいいでしょう。

トラベルガイドブック

電子版は荷物が減って気軽に見れるのがメリットですが、やはり紙の方が全体が見やすく、欲しい情報にアクセスしやすいです。
出発前に計画を立てる際にも役立ちますし、行きの飛行機の機内でペラペラとページを眺めるだけでテンションが上がりますよ!

⇒【関連記事】中国語で挨拶♪〜カタカナで覚える基本フレーズ・単語

上海人へのお土産(お菓子)

知り合いがいる方は準備を。喜ばれるのは有名な洋菓子系のお菓子(東京ばな奈、ロイズ、白い恋人など)。ドラッグストアや、東急ハンズ、ロフト系の雑貨も喜ばれます。日本人が選びがちな、ハンカチ、和雑貨、和菓子、ちょっとした小物系などはあまり喜ばれた印象がありません。

上海人好みのお土産が見つかるのは免税店。写真は茨城空港の免税店です。

季節ごとに役立つ便利アイテム・服装

上海は亜熱帯気候に属しており、日本と同様に四季が感じられるエリアです。夏には暑くなり、冬は寒くなることを前提にして便利な持ち物をご紹介していきます。

上海の天気・気候に関しては、「中国・上海の年間の気候と旅行中におすすめの服装」の記事で解説しています。

春(3〜5月)

まさに春らしい季節で、梅や桜が咲いていることが多いです。特に3月は雨が多く、少し肌寒い時期でもあるので、寒さ対策と雨対策は必要です。

  • スプリングコート、ストール、ジャケット(3月のみ)
  • 半袖、カットソー、長袖(気温に対応できるように)

夏(6〜8月)

上海も日本と同様に梅雨入りシーズンとなります。外はジメジメ暑く、建物の中はクーラーが効いていて寒いので、暑さ+寒さ両方の対策が必要です。7月以降は本格的な夏に突入するので、熱中症対策ができるものが必要です。

  • 半袖、汗拭きタオル
  • 羽織れる長袖
  • 日焼け止め、サングラス、サンダル
  • 蚊除けスプレー
  • 熱中症対策グッズ

秋(9〜11月)

9月は残暑となる場合もありますが、10月以降はだんだんと涼しくなり、11月には一気に気温が下がります。夏の終わりは台風シーズンでもあります。

  • 半袖+羽織れる長袖
  • 薄手のコート(10月以降)
  • ジャケット(11月)

冬(12〜2月)

12月からはまさに冬といった季節感になります。稀に雪が降ることもあり、水道が凍結するエリアもあるほどです。しっかりと寒さ対策を行いましょう。

  • 手袋、ニット帽、マフラー
  • コート、厚手のインナーや靴下
  • カイロ

上海に持っていく必要のない物

上海は中国の中でも、東京と遜色のない大都市。大抵のものはショッピングセンターで購入することができるので、大量の荷物を持っていかなくても快適に上海旅行を楽しむことができます。

また、シャンプー、かみそり、ドライヤーなどは、一定ランク以上のホテルであれば備え付けられています。カメラ、ガイドブック、ゲーム、音楽プレーヤー、電卓などは、今やスマホが1台あればカバーできますよね。充電時の変圧器やアダプターも基本的に不要です。

最小限の荷物におさえて、お土産のスペースなど確保しておきましょう。

持っていかなくてもよい物

  • 変圧器:大抵の電子機器が対応可能な電圧です。
  • 変換プラグ:日本と同じプラグで充電できます。
  • バスタオル:タオルがついているホテルの場合、不要です。
  • 雨傘・雨ガッパ:現地のコンビニなどで調達可能です。

※電圧に対応していない電子機器もあるので、ご自身の使用する電子機器はあらかじめ確認するようにしてくださいね。

⇒【関連記事】上海のコンセント事情はどうなってる?(形状・電圧・電源)

上海への持込禁止品、免税対象、注意点

最後に、上海への持ち込み禁止品、免税対象の持ち物リストや注意点をご紹介していきます。

中国・上海への持ち込み禁止品

上海に持ち込みが禁止されている品は以下です。

  • 武器,中国の政治・経済・文化・道徳に有害な印刷物やフィルム等,及び麻薬類等
  • 大量の現金(持ち込み可能額は、5,000米ドル相当と人民元20,000元まで)
  • 動植物及びその製品(別送手荷物を含む)
  • ペット(検疫に合格した犬と猫のみが認められています)
  • 大量の処方薬(持込みは,個人で使用する合理的な量に限られます)
  • 発火性・引火性物質(マッチやライター、ペイント類など)
  • スプレー類(殺虫剤、酸素ボンベ、ガスボンベなど)
  • 爆発可能性物質
  • ワットが規定量(160wh)を超えるリチウムバッテリー

基本的には危険物や、動植物食品や製品が多いです。これらに付帯する危険物なども禁止されています。中国は、他の国と比べて、持ち込み制限や禁止が厳格な国の一つです。事前に持ち物をしっかりと確認して、現地でトラブルに遭わないようにしましょう。

詳しくは、外務省の海外安全ページをご確認ください。

空港での免税対象

上海浦東国際空港には、免税品を扱っているブランド品店が出展しています。タバコや化粧品など、鉄板の免税品が手に入ります。ご友人やご家族へのお土産や、ご自分へのご褒美の購入に利用してみてはいかがでしょうか。

飛行機での荷物の注意点

機内持ち込み、預け入れの荷物にはさまざまな持ち込み禁止のルールがあります。また、各航空会社によって持ち込み・預け入れ出来る荷物の個数・重量・サイズが異なります。フライトのチェックイン前に利用する航空会社の規定を必ず確認しましょう。(参考画像: 機内持ち込み禁止・制限の代表例

預け入れ・機内持ち込み共にNG

爆発物、発火性・引火性物質、高圧ガス、有毒物質、腐食性物質など、その他航空機や人員または搭載物などに損傷を与える恐れのあるもの。

預け入れOK・機内持ち込みNG

ハサミやカッターなどの刃物や尖ったもの、工具類、ゴルフクラブ、スプレー類など。
ハサミやスプレー類は意外と忘れがちなので、必ず事前に預け入れ荷物の方に入れてあることを確認して下さい。

預け入れNG・機内持ち込みOK

ライター・マッチ(1人1個だけ持ち込み可)、予備バッテリーなどのリチウム電池(単体)

液体物の持ち込みについて

100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体物は持ち込みが禁止されています。手荷物として持ち込むためには、100ml(g)以下の容器に入れて、容量1リットル以下のジッパーのついた透明なプラスチック製の袋に入れる必要があります。透明プラスチック製の袋の持ち込みはお1人につき1つのみです。(参考元: 成田空港・液体物の持ち込みについて(国際線)

上海旅行の持ち物まとめ

上海の空港を利用している日本人を見てみると、旅慣れた出張者はだいたいが小さな手持ちバッグ一つのみで来ていることがわかります。「日本より高い」ということに目をつぶれば、日本製の日用品、食品もほとんど手に入るので、なるべく身軽な荷物で出かけましょう。

もし持っていくか迷っているものがあれば、上海在住の日本人(ロコ)に無料で相談してみましょう!