あなたのニューヨーク旅に+αのエキサイティングを。【ロコインタビュー】

2019年12月26日ニューヨーク州情報ニューヨーク情報

ニューヨークで実績多数なロコが、トラベロコをはじめた理由

ー ニューヨークでロコとして大活躍中のタイムズスクエアさん。ユーザーさんからも、たくさんの口コミが寄せられています。

(タイムズスクエアさん)
ありがたいことに、とてもうれしい声をいただいています!

ー 以前トラベロコのユーザーインタビューで話を聞いた、パスポートを紛失されたしばさんも「私のニューヨーク旅が最悪なものから最高のものとなったのは、タイムズスクエアさんがいたから」だとおっしゃっていました。

(タイムズスクエアさん)
あの時は、本当に焦りました(笑)。どのお客さまにも「パスポートだけはなくさないでくださいね」とお伝えしているので……。

ー その時に「必ず見つかります」と言われなかったことが、逆に安心感につながったともおっしゃっていましたし。

(タイムズスクエアさん)
その場しのぎの安心の言葉は、何の解決にもつながりませんよね? だからこの時は、警察にWEB上でパスポートの紛失届が出せることや、もし見つからなかったとしても必ず帰国できる制度があることをお伝えするなど、とにかく1ミリでも前へ進むためのサポートを心がけました。

ー どん底に落ちたところを、あくまで現実的な目線で引き上げてくれる人がいるのは、とても心強かったのではないかと思います。ちなみにパスポートが無事見つかったあとは、元々予定していたプランもしてくれたと聞いています。

(タイムズスクエアさん)
事前の打ち合わせの段階で、しばさんが今回のニューヨーク旅をとても楽しみにされている気持ちがひしひしと伝わってきていました。だから私は、その気持ちに応えたかったんです。またしばさんにとってニューヨークが「パスポートをなくした場所」で終わってほしくなかったので、トラブルのあとの限られた時間でどうすれば予定していたプランを効率よく巡れるかをその場で提案しましたね。

ー その臨機応変な対応力の裏には、タイムズスクエアさんの並々ならぬ努力が見えるような気がします。普段から、トラベロコでしているような現地を案内するお仕事をされているのでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
フリーランスで、・視察コーディネートや商談の通訳などをしています。ニューヨークで案内などをする場合に必要な「ニューヨーク公認」の資格も取得済みで、現地のエージェントにも10社ほど登録しています。

ー 観光や視察案内のプロとして活動されているんですね。しかしなぜ、現地のエージェントにも登録して仕事も十分にあるにもかからわず、トラベロコでも活動されているのでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
トラベロコで活動を始めたのは、私が大好きなニューヨークの魅力をより多くの人に体験してもらって、私と同じくらいこの街を好きになってもらいたいと思ったからです。

と言いつつ、最初はトラベロコに登録し個人で仕事を受けることに抵抗がありました。トラベロコは友人の紹介で知ったのですが、何かあった時のバックアップ体制がないなどの不安があったので……。なにより忙しかったので、登録を先延ばしにしていたんです(笑)。

ー エージェントに登録しているからこそ、個人で責任を持つ部分に不安があったんですね。ですが今は、トラベロコで数多くのユーザーさんのサポートをしていますよね?

(タイムズスクエアさん)
ある日少し仕事も落ち着いていたので、「とりあえずやってみよう」と登録し、ナイトスポットの案内を引き受けました。この時に、その人に合わせたプランニングをするだけで、こんなにも「楽しい」と喜んでもらえるんだと感じたんです。この体験は、私がトラベロコにのめり込むきっかけになりましたね。

ー その人に合わせたプランニングをするとなると、しばさんの時のような当日の予定変更も珍しくないのでは?

(タイムズスクエアさん)
案内当日も、必要に応じて予定を変更しています。どんなにニューヨークでの時間を楽しみにしているかたでも、当日の天候や時差ぼけなどの体調に左右されることがめずらしくありません。そこを配慮せずプラン通りに進めてしまうと、ユーザーさんに無理をさせてしまうので、当日の様子を見ながら無理なく楽んでもらえるスポットを案内するよう心がけています。

ー 当日のプラン変更となると、相当な知識量が必要だと思うのですが、やはり日頃からニューヨークのあらゆるスポットをチェックしているのでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
日頃から、インスタなどのSNSや情報サイトで今注目されているレストランや各所で行われているイベントをチェックしていますね。また仕事が休みの日は、レストランであればどれくらいの時間に混むのか、イベントであれば盛りあがる時間帯はどれくらいか、客層はどんな感じかなど、現地に足を運んでリサーチするようにしています。

これは仕事にいかすというよりも、私の趣味の一環なんですよね。私はとにかくニューヨークが好きなので、その街の新たな魅力を知れることがうれしくて。だからトラベロコを含め大好きなニューヨークを案内するこの仕事は、私にとって天職だなと思っているんです。

ー その街の魅力を開拓し続けている人が知っているスポットとなると、ブックにも載っていないような場所もありそうですね。

(タイムズスクエアさん)
そういう「通な場所」にもお連れしていますよ(笑)。私はトラベロコで「案内無しでは絶対に行けない!ニューヨーク隠れ家バーでのゴージャスでレトロな体験ツアー!」というプランを用意しているんですが、これはおそらくブックに載っていないようなお店がほとんどだと思います。私自身も半年くらいかけていろんなお店を探し歩いたので。

ー 探し歩いたということは、なかなか見つかりにくい場所にあるんですか?

(タイムズスクエアさん)
そうなんですよ。アメリカには、お酒の製造や販売、消費を禁止する「禁酒法」が施行されていた時代がありました。しかしこの時代にも、政府にばれないようにこっそりとお酒を提供していたお店があって、その名残が現代のニューヨークに「隠れ家バー」として残っているんです。

禁酒法の時代にお酒を提供していたお店は、まずおもてから見える場所にはありません。だから、そこにたどり着くまでのステップもおもしろくて! 例えば商店の中にある電話ボックスで「あるダイヤル」を回すと、奥の扉が開きます。その扉の向こうに、レトロでゴージャスなバーが広がっているんです。

ー 聞いているだけでワクワクがとまりません! なんだか魔法使いの映画を観たときの感覚があります。

(タイムズスクエアさん)
店内に飾ってある絵画の1つが扉になっていて、その奥にニューヨーカーの中でも知る人ぞ知るフランス料理のお店がある、なんてところもありますよ。

ー もう、映画の世界じゃないですか! 行きたいです!

(タイムズスクエアさん)
ぜひ、行きましょう!

眠らないエキサイティングな街が好き



ー タイムズスクエアさんはなぜ、そんなにワクワクするスポットをリサーチし続けられるのでしょうか? 

(タイムズスクエアさん)
ニューヨークを愛しているからだと思います。これまで知らなかった場所を見つけるたびにこの街の楽しさを実感できるからこそ、私はこの仕事がおもしろくて仕方がないんです。

ー 本当にニューヨークが好きなんですね。ちなみにタイムズスクエアさんが思う、ニューヨークの魅力って、どんなところですか?

(タイムズスクエアさん)
「いろんなかたがいろんな目的で集まってくる街」であるところです。トラベロコだけでも、映像関係のお仕事をされていたりや物品を買い付けたりといったビジネス利用をされるかたもいれば、記念日でサプライズを手伝ってほしい、女性の一人旅に付き添ってほしいといったプライベート利用のかたもいらっしゃいます。こんな風にいろんな人が集まってくるのは、ニューヨークならではだなと。

またニューヨークは、「眠らない街」と言われるだけあって、昼間だけでなく夜も楽しい街です。私もこれまで海外のいろんな街に住んできましたが、こんなにも夜のエンターテインメントが充実している街はありませんでした。だから私も、ニューヨークのナイトスポットにはよく足を運びますし、トラベロコでもナイトスポット案内プランを用意しています。

ー 治安面で不安がられませんか?

(タイムズスクエアさん)
そのような不安を持たれているかたもいらっしゃいます。しかし、ニューヨークは今やとても安全な街です。だから安心してクラブなどのナイトスポットを楽しんでいただけますよ。

ー ちなみに本場のナイトクラブや隠れ家バーは、ダンスが踊れなかったりお酒が飲めなかったりしても楽しめるものなんでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
めちゃくちゃ楽しめます! 実際に「いい年してナイトクラブに行きたいと言うこと自体にちょっと恥ずかしさがあったんです」と言っていた人をそういうスポットに連れていったら、「こんなに楽しい時間が過ごせるなんて!」とノリノリで踊っていました。もちろんお酒も、ノンアルコールのカクテルを作ってもらえますし。

ー 一気にいい意味で、ナイトスポットへのハードルが下がりました!

私のニューヨーク愛を上回るくらい、この街を好きになって帰ってもらいたい



ー ニューヨーク愛が深いタイムズスクエアさんになら、ニューヨークで過ごす時間を託してもいい、いや託したいと思いました。

(タイムズスクエアさん)
そう思ってもらえるサービスを届けられるよう、全力を尽くしています! だから、ユーザーさんの本音を引き出すためのコミュニケーションにも力を入れているんです。

ー 本音を引き出す、ですか?

(タイムズスクエアさん)例えば以前ナイトクラブを案内したユーザーさんがいたんですが、実はそのかたは事前の打ち合わせで「ジャズバーに行きたい」とおっしゃっていたんです。しかし当日にいろんな話をする中で、実はナイトクラブに行きたいと思っていたことが分かって。そこから好みの音楽を聞いて、おすすめのナイトクラブを案内しました。

ー 事前の打ち合わせだけでは見えないところも、しっかり当日フォローしているんですね。

(タイムズスクエアさん)
もちろん事前の打ち合わせでも、ユーザーさんの意向をできる限り少ないやりとりの中でくみ取れるよう努力しています。ただやはり、当日になってみないと分からないこともありますよね。だから事前のやりとりは仮提案で、皆さんには当日の様子を見てプラン内容の変更もできるとお伝えしています。

ー ユーザーさんの要望の中には、タイムズスクエアさんが知らないスポットもあったのではないでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
もちろんありました。ちなみに、しばさんリクエストの「ニューヨーク市消防博物館」は、私も知らないスポットでした。しかしそういう知らない場所も、案内するからには事前に下見や調査をします。

ー 私はアニメが好きで聖地巡礼をするんですが、そういった要望にも応えていただけるのでしょうか?

(タイムズスクエアさん)
もちろんです。私はアニメに詳しくありませんが、知らないジャンルでも調べてからきちんと案内するようにしているので。そういうユーザーさんの要望から新たな情報がもらえるのも、おもしろいですよね。

ー そういってもらえると、依頼する側も安心してお願いできそうです。

(タイムズスクエアさん)
そう思ってもらうことが、私の存在価値だと思っています。そしてニューヨークに来たからには、想像以上に楽しんで帰ってもらいたい。そして私のニューヨーク愛を上回るくらい、この街を好きになってもらえたらうれしいと思っています。

ー タイムズスクエアさんと一緒にニューヨーク巡りをしていたら、帰りたくなくなりそうです(笑)。

(タイムズスクエアさん)
実際に別れ際に楽しかった思い出を振り返って泣いてしまう人もいるんですよ。そして私も一緒に泣いてしまうんです(笑)。そういうユーザーさんの楽しむ姿が、私のトラベロコにおける原動力となっていますね。

だからニューヨークをとことん楽しみたい人は、ぜひ気軽にお声がけしてもらえればと。おひとりおひとりにあった、とことんオーダーメイドのプランをご提案します! 時間などに制限があっても、その範囲内で最大限楽しめるプランを考えるのは得意です!

ー なんと心強い! 最後に、これからロコとして活動をはじめようかなと思っている方に、先輩ロコとしてアドバイスをお願いします!

(タイムズスクエアさん)
自分が案内するプランに自信を持つことが大切だと思います。

また事前のやりとりがそのまま信頼関係にもつながるので、すぐに回答できなくても「〇時間以内に回答します」と返信はしたほうがいいと思います。私も返信のスピードや印象がよかったからと、依頼につながったことも多いので。

ロコとしての経験は、自分にとっても楽しい時間です。きっと思いがけない感動体験があるので、まずは自分が好きなことから活動を始めたらいいと思いますよ。

<インタビュー・文=クリス(@qris_)>

Vamosy NY (タイムズスクエア )さんのプロフィール

2019年12月26日ニューヨーク州情報ニューヨーク情報

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