牛乳プリンの素 | コウシュウ(広州)在住Qianhui84さんのおすすめお土産

牛乳プリンの素

現地語表記:双皮奶粉

【オススメ度】

★★★★ by Qianhui84 (5個満点)

牛乳プリンの素

基本情報

「双皮奶(shuang pi nai)」は、清朝末期1850年代に広東省仏山市順徳区大良で発祥した伝統スイーツで、現在は広州や香港、マカオでも食べることが出来ます。
日本の牛乳プリンより甘さ控えめで、よりミルクのコクが味わえる逸品です。(順徳の本場では水牛の乳を用いて作られますが、その他の地域では牛乳が多い模様)広東の甜品店には大抵置いてあり、蒸し上がりすぐのアツアツの物と、冷蔵庫で冷やしたひんやりタイプから選べます。これに小豆や緑豆、マンゴー、タピオカなどをトッピングして食べる事も出来ます。
「双皮奶」の名前の由来は、二度蒸しによりミルクの膜が二回張られ、二層に分かれていることから来ています。作り方はシンプルですが少し独特で、新鮮なミルクを碗に入れてよく蒸し、表面に皮が張ったところで、皮の端を少し破っていったん中身を出し、そこに卵白と砂糖を加えてよく混ぜてから、残していた皮が表面を覆うように静かに器に戻し、再び蒸して作られます。そのため一層目はミルクの爽やかなコクが楽しめ、二層目は甘く芳醇な香りが楽しめます。中国語的には「香(香りがよい)・滑(滑らか)・濃(濃い)」の三字で形容されるようです。
広州では第十甫路にある「南信牛奶天品专家」が老舗で、連日にぎわっています。双皮奶の甘く優しい味は、広東人の郷愁を誘うようです。

おすすめする理由と説明

広東の代表スイーツ「双皮奶」が自宅でも楽しめます!
様々なメーカーから出ていますが、有名なのは黄色いパッケージが目印の「沙湾牛奶」製です。コンビニや駅・空港内のお土産物コーナーにも置いてあり、値段も一箱五袋入りで25元程度です。お湯を入れてかき混ぜ、数分置いて凝固してからいただきます(冷蔵庫で冷やしても可)。個人的にはお湯の代わりにホットミルクを使って作るほうが、よりコクが出て好きです。他に「蒙牛」製や「李禧記」製などの双皮奶もお勧めです。
広東には双皮奶に並んで「姜撞奶」や「芝麻糊」「杏仁糊」などの定番スイーツもあり、こちらもインスタントの粉が販売されています。複数購入して、食べ比べて見られては如何でしょうか。

コウシュウ(広州)在住のロコ、Qianhui84さん
情報の提供者(ロコ):

Qianhui84

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