チェンマイの旅行ガイド情報

チェンマイ空港⇔市内の移動アクセス方法・空港で利用できるサービス

【タイ・チェンマイ在住者執筆】チェンマイ空港の概要と市内へのアクセス方法や料金についてご紹介します。「無料Wi-Fiは使える?」「どんなお店があるの?」など初めてチェンマイ空港を利用される方向けに、空港で利用できるサービスもまとめました。余裕を持った快適な旅にするために、旅行前に必ずチェックしておきましょう。

タイの国際空港

まずはじめにタイ全土の国際空港について簡単にご説明します。
タイには全部で約50箇所の空港があり、そのうち11箇所が国際空港となっています。日本から直行便が出ているのは、首都バンコクにあるスワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港のみで、チェンマイ国際空港を含むその他の空港には乗り継いで行く必要があります。

⇒【関連記事】チェンマイへの行き方(乗り継ぎ・入国審査・出国手続き)〜出入国カード、イミグレーション

チェンマイ国際空港

チェンマイ唯一の空の玄関口であるチェンマイ国際空港(通称:チェンマイ空港)の概要をご紹介します。

空港の規模

タイのなかではバンコクの2空港、プーケットに次いで4番目の中規模程度の空港です。利用者数は年々増加傾向にあり、2017年には利用者が1,000万人を超えました。

順位 空港名 旅客数(2017年)
1 スワンナプーム 60,860,704
2 ドンムアン 38,299,757
3 プーケット 16,855,637
4 チェンマイ 10,230,070

(出典:タイ航空局タイ空港公社

主な就航航空会社

タイ国際航空をはじめ、東アジア・東南アジアの航空会社・LCCが国際線・国内線で発着しています。

  • タイ国際空港(国内線)
  • バンコク・エアウェイズ(国際線・国内線)
  • タイ・エアアジア(国際線・国内線)
  • 中国国際航空(国際線)
  • 香港エクスプレス航空(国際線)
  • 大韓航空(国際線)

(出典:Wikipedia チェンマイ国際空港

空港のロケーション

チェンマイの中心エリア(上図)から南西に約4~5kmほどのところにあり、車だと15分ほどしかかかりません。世界的にみても非常にアクセスしやすい国際空港となっています。

空港の外観

古くも新しくもなく、特に変わったところのない2階建ての長方形型の建物です。

空港の内部

徒歩で歩き回れるくらいの程よい広さで、入口に立って左側の建物が国際線ターミナル、右側が国内線ターミナルとなっています。特に分かれていないので簡単に行き来可能です。

空港から市内までのアクセス

それでは本題の空港から市内まで移動する際の主な交通機関の利用方法・料金をそれぞれご紹介します。

簡単・スムーズに移動するなら「空港タクシー(エアポートタクシー)」

最も簡単で便利な移動手段が空港タクシー(エアポートタクシー)です。料金がエリアによって決まっており、混雑している場合を除いてすぐに利用できるため、初めての方、荷物が多い方、スムーズに目的地に到着したい方におすすめです。
青と黄色の車体が目印のメータータクシーも利用できますが、メーター料金+サービス料50バーツがかかるため、空港タクシーより高くなるケースが多いです。

【利用方法】

  1. 空港1番出口(Exit 1)付近にある受付カウンターで目的地を告げる。
  2. 空いている場合はそのまま乗車。混んでる場合は行き先や料金が書かれた紙を受け取る。
  3. 順番待ちをして、呼ばれたら指定されたタクシーに乗り込む。
  4. 降りる際に最初に提示された金額を支払う。

【料金・所要時間目安】

到着エリア 所要時間 普通車(5人乗り) 大型車(7人乗り)
旧市街・ナイトバザール周辺 20分前後 150~160バーツ 250~260バーツ
旧市街外・ニマンヘミン周辺 25分前後 200バーツ前後 300バーツ前後
上記よりも遠いエリア 30分以上 250~350バーツ 350~450バーツ

格安で移動するなら「シティバス(市内路線バス)」

2018年より運行が開始された市内路線バスです。料金が一律20バーツと格安のため、時間に余裕があって移動費用を抑えたい方におすすめです。ただし、目的地がバス停から離れている場合はあまりおすすめしません。現在5路線が運行しており、そのうち2路線が空港から利用できます。

【利用方法】

空港1番出口(Exit 1)を出て、タクシー乗り場を過ぎたところに停留所があります。以下2路線が空港を起点に市街地を周回しています。行きたいエリアに早く着く方を利用しましょう。

  • R3 赤色:市街地を時計回りで周る路線。ニマンヘミンエリアなど旧市街西側に行きたい場合に利用。
  • R3 黄色:市街地を反時計回りで周る路線。ナイトバザール・ターペー門など旧市街東側に行きたい場合に利用。

路線図や乗り方などを詳しく知りたい方はチェンマイの路線バス乗り方ガイド(路線図・支払い・アプリ・おすすめ観光スポット)をご参照ください。

団体旅行なら「シャトルバス」

10人乗りのマイクロバスで、一人40バーツから利用できます。人数が集まらないと発車しない、荷物が大きいと追加料金がかかるなどのデメリットがありますが、団体旅行など8人以上で利用する場合はおすすめです。空港の外に車が停めてあるので、ドライバーに宿泊先のホテル名などの目的地を告げればOKです。

その他(トゥクトゥク・ソンテウ・Grab)はおすすめしない

上記3つの他にも移動方法はありますが、あまりおすすめはできません。トゥクトゥク・ソンテウ(乗り合いタクシー)はタイミング良く拾うのが難しいですし、配車サービスのGrabは政府の取り締まり強化によって空港への乗り入れが原則禁止されています。これらの交通機関の利用に慣れていないのであれば、空港タクシーやシティバスを利用するのが無難です。

チェンマイ市内から空港までのアクセス手段

逆に、市内から空港へ向かう際はトゥクトゥク・ソンテウ・Grabやメータータクシーのチャーターがおすすめです。トゥクトゥク・ソンテウ・メータータクシーは、事前にドライバーの連絡先を聞いておいてホテルに迎えに来てもらうことも可能です。

⇒【参考記事】チェンマイのタクシー・トゥクトゥク・ソンテウ乗り方ガイド(料金・トラブル情報)

空港から出る前に利用できるサービス

空港から宿泊先に向かう前にネットで調べ物をしたり、両替をしたい方のために空港内で利用できるサービスをご紹介します。

無料Wi-Fi

AOT(タイ空港公社)の利用登録をすれば無料でWi-Fiが使えます。

利用手順

  1. 設定画面でWi-Fiを探すと「@Airport○○FreeWiFi」というアクセスポイントがいくつか出るので、どれか一つを選択します。
  2. 初めて利用する場合は「Register」をタップします。
  3. 名前/パスポート番号/電話番号を入力します。個人情報を登録するのが不安な方は、適当に入力しても問題なく登録できます。
  4. ユーザー名・パスワードが発行されるので、2の画面で入力・Loginすれば2時間無料で利用できます

両替所

到着ロビーに銀行系の両替所が数箇所あります。毎日8時から24時まで営業しているので深夜便で着いた場合も安心です。
タクシーやバスを利用する際に現金(バーツ)が必要になるので、手持ちが無い場合は空港で両替しましょう。ただし、レートは市内の両替所の方が良いので、最低限(1万円以内)の金額のみでOKです。

⇒【関連記事】2019年チェンマイでレートが良い両替所は?「日本円→バーツ」おすすめ両替所・両替方法

その他のお店・サービス

到着ロビーのすぐ近くには以下のようなお店・サービスがあります。

  • 飲食店:マクドナルド、バーガーキング、コーヒーショップ、タイ航空直営レストランなどがあります。国内線の方へ行けばスタバやデイリークイーンなどもあります。
  • 薬局:風邪薬や胃薬など簡単な薬が手に入ります。英語が通じます。
  • 荷物預かりサービス:1日200バーツで、7時から21時まで開いています。
  • SIMカード販売・ポケットWi-Fiレンタル:到着後すぐにネットを使いたい人向け。

⇒【関連記事】タイ・チェンマイ旅行中のインターネット・Wi-Fi利用方法

空港で注意すること

空港から一歩でも外に出たら、出口(Exit)からは再度入ることができません。もし間違って外に出てしまった場合は、入口から荷物検査を受けて入り直しましょう。
また、荷物の置き引きやスリにもご注意ください。治安の良い日本と違って、席に置いておいただけで盗まれてしまうこともあります。特に貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

⇒【関連記事】チェンマイの治安・安全対策ガイド〜注意すべきエリア、地区は? トラブルと予防・対策

最後に

長旅を終えて空港に降り立った瞬間が一番「異国に来た感」があってドキドキ・ワクワクしますよね。ホテルに着いてホッと一息つくまでもうひと頑張りです。初めてのチェンマイでも、この記事を参考にしてスムーズに移動できるといいですね。あなたの旅が快適で楽しいものになりますように!