チェンマイの路線バス乗り方ガイド(路線図・支払い・アプリ・おすすめ観光スポット)
【タイ・チェンマイ在住者執筆】2018年に運行開始された路線バス『RTCチェンマイシティバス』の路線図や乗り方を徹底解説! Googleマップで全路線・バス停を閲覧できるので、旅行で役立つこと間違いなしです。最寄りのバス停やバスの運行状況が分かる専用アプリもご紹介します。お得で便利なバスの乗り方をマスターして、チェンマイ観光を存分に楽しみましょう!
チェンマイの路線バス(シティバス)基本情報
『RTCチェンマイシティバス(通称:シティバス)』は、2018年4月から運行が始まった比較的新しい交通機関です。従来からあるトゥクトゥクやソンテウ(乗り合いタクシー)と並んで、旅行者・在住者にとって便利な移動手段となっています。
⇒【関連記事】チェンマイのタクシー・トゥクトゥク・ソンテウ乗り方ガイド(料金・トラブル情報)
シティバス基本情報
- 名称:RTC Chiang Mai City Bus(RTC:Regional Transit Corporation)
- 運行路線:3ルート・5路線(2019年5月現在)
- 運行時間:6:00 - 23:30(各路線の詳細は後述)
- 定員:55名(座席数21・補助席25)
- 料金:一律20バーツ/人
- その他設備:
- 無料Wi-Fi完備
- 監視カメラ付き
- 車椅子利用可
- GPS車両位置確認システム
- ICカード利用可(後述)
- 専用アプリ「ViaBus」(後述)
※運行開始当初は「RTC Chiang Mai Smart Bus(スマートバス)」と呼ばれたり、専用アプリも「CM Transit」というものがありましたが、現在は上記の名称・アプリが公式のようです。
シティバス5路線の運行ルート・時刻表、路線図・停留所
5路線は色で分けられており、バス前方の表示で見分けることができます。
運行ルート・時刻表
現在、R1~3の3ルートに以下の5路線が運行しています。運行間隔は大体30-45分おきで、利用者の多い「R3 赤色」が20-30分おきとなっています。
【シティバス運行ルート・時間】
路線・色 | 運行ルート | 運行時間 |
---|---|---|
R1 緑 | チェンマイ動物園⇒セントラルフェスティバル | 6:00-21:15(30-45分おき) |
R1 紫 | セントラルフェスティバル⇒チェンマイ動物園 | 6:00-22:30(30-45分おき) |
R2 ピンク | PROMENADA(プロムナーダ)⇔ターペー門 | 6:00-19:35(30-45分おき) |
R3 赤 | チェンマイ空港⇔市街地(時計回り) | 6:00-23:30(20-30分おき) |
R3 黄 | チェンマイ空港⇔市街地(反時計回り) | 6:00-23:30(30-45分おき) |
【シティバス時刻表】
路線図・停留所(Google Map)
各路線とバス停をレイヤーで分けてあるので、左上のメニュータブを開き、レイヤー表示/非表示を切り替えれば見やすくなります。乗り換えに便利なバス停は緑色になっています。
【シティバス路線・バス停マップ】
以下にそれぞれの路線の主な用途・停留所をご紹介します。
R1 緑色
旧市街西側のニマンヘミンエリアからワロロット市場・ピン川方面など旧市街東側に行きたい場合。
○主なバス停
チェンマイ動物園⇒MAYA⇒ガートスアンゲーオ⇒バスターミナル1⇒ワロロット市場⇒バスターミナル2⇒セントラルフェスティバル
R1 紫色
ターペー門など旧市街東側からチェンマイ動物園・ドイステープ方面など市街地の西側に行きたい方におすすめの路線です。
○主なバス停
セントラルフェスティバル⇒ターペー門⇒チャンプアック門⇒チェンマイラム病院⇒ガートスアンゲーオ⇒チェンマイ大学⇒チェンマイ動物園
R2 ピンク色
ナイトバザールやターペー門など旧市街東・東南側を回りたい方におすすめの路線です。
○主なバス停
PROMENADA⇒ノーンホーイ市場⇒シャングリラホテル⇒ターペー門⇒ワロロット市場⇒ラーチャウェーチェンマイ病院⇒ナイトバザール周辺
R3 赤色
チェンマイ空港から旧市街西側のニマンヘミンエリアに行きたい方におすすめの路線です。
○主なバス停
チェンマイ国際空港⇒ワット・スアンドーク⇒ニマンヘミン通り⇒ガートスアンゲーオ⇒チャンプアック門⇒ターペー門⇒ワロロット市場⇒チェンマイ門⇒セントラルプラザエアポート
R3 黄色
チェンマイ空港から旧市街東側のナイトバザール周辺・ターペー門周辺に行きたいにおすすめの路線です。
○主なバス停
チェンマイ国際空港⇒チェンマイ門⇒ターペー門⇒チェンマイラム病院⇒ガートスアンゲーオ⇒ニマンヘミン通り
シティバスの乗り方・降り方
乗り方・降り方は基本的に日本の路線バスと変わりません。ただし日本のように時刻表通りに来るわけではないのでご注意ください。
乗る
車内はエアコンが効いていて快適です。乗客が少ないときは乗務員に行き先を告げておくと良いでしょう。
降りる
降りたい停留所より前で停車ボタンを押します。後でご紹介する専用アプリで現在地を確認していれば乗り過ごす心配もありません。降りる前に運賃20バーツを運転席横で支払います。
支払い方法
支払い方法は、現金・プリペイドカード・ラビットカードの3つです。
現金
基本的におつりは用意していないとのことなので、ぴったり20バーツを渡しましょう。空港などで両替してもらう際に小額紙幣に交換してもらうか、買い物をして小銭を用意しておきましょう。
⇒【関連記事】2019年チェンマイでレートが良い両替所は?「日本円→バーツ」おすすめ両替所・両替方法
プリペイドカード
チェンマイ空港1番出口左側(上の写真)、またはバス車内で購入できます。1枚100バーツで5回分の乗車ができます。
ラビットカード(rabbit Card)
出典 : Rabbit Card(英語)
タイで使えるチャージ式の交通系ICカードです。バンコクの各BTS駅で入手できます。チェンマイではマクドナルドでトップアップ(料金チャージ)ができます。
シティバス専用アプリ「ViaBus」
ViaBusのダウンロード
専用アプリ「ViaBus」ではGPS機能により以下のことができます。
- 現在地と最寄りのバス停の検索
- 目的地へのルート・乗換検索
- 現在の運行状況の確認
ViaBusの使い方
アプリを起ち上げると現在地が水色の丸、最寄りのバス停が拡大表示されます。
上部の入力欄をタップすればルート・乗換検索ができます。
上の入力欄が「出発地」で、下が「到着地」です。タイ語・英語入力ですが、検索候補が出るので正式名称を入力する必要はありません。入力欄下の地図マークの項目をタップすると、地図上からバス停を選択入力することも可能です。目的地を入力して路線を選ぶと以下のようにルートが表示されます。
R1~3と書いてある丸い吹き出しが運行しているバスの現在位置です。
シティバスで行けるおすすめ観光スポット
最後に、シティバスで行けるおすすめの観光スポットと最寄りの停留所をご紹介します。
おすすめスポット①:定番名所・寺院
場所 | 路線・色 | 最寄りバス停 |
---|---|---|
ターペー門 | R1 紫、R2 ピンク、R3 赤・黄 | Tha Phae Gate |
ワット・チェディルアン | R3 赤 | Klang Wiang |
ワット・プラシン | R3 黄 | School for the Blind |
ワット・シー・スパン | R3 黄 | Ban King Kaew |
ワット・スアンドーク | R3 赤・黄 | Wat Suan Dok |
おすすめスポット②:市場・マーケット
場所 | 路線・色 | 最寄りバス停 |
---|---|---|
ナイトバザール | R2 ピンク、R3 黄・赤 | Night Bazaar |
サンデーマーケット | R3 赤 | Klang Wiang |
サタデーマーケット | R3 黄 | Ban King Kaew |
ワロロット市場 | R1 緑、R2 ピンク、R3 赤 | Warorot Market |
おすすめスポット③:お洒落カフェ
場所 | 路線・色 | 最寄りバス停 |
---|---|---|
Ristr8to | R3 赤 | Nimman (2) |
iberry Garden | R3 赤 | Nimman (4) |
Ginger Farm Kitchen | R3 黄 | Nimman (1) |
Woo Cafe-Art Gallery-Lifestyle Shop | R1 緑 | Good View |
Amrita Garden | R3 黄 | Buak Haad Public Park |
最後に
チェンマイは元々トゥクトゥクやソンテウ(乗り合いタクシー)といった近距離移動用の交通機関が発達していますが、シティバスを上手に利用すればよりお得で快適に市内を移動することができます。時間に余裕がある方は、バスに揺られてのんびり観光というのも良いかもしれませんよ。