タイ・チェンマイ旅行中のインターネット・Wi-Fi利用方法
【タイ・チェンマイ在住者執筆】旅行先でSNSや地図アプリを使いたいとき、スマホのインターネット通信は必須です。しかし、事前に準備をしておかないと想定外の高額請求が来るなんてこともあります。今回はチェンマイでスマホをネットにつなぐ方法と旅行出発前に準備しておきたいことをまとめました。あなたに合った通信方法を検討して、旅行を楽しんでくださいね。
チェンマイでスマホをネットにつなぐ5つの方法
短期滞在者にとって最も一般的なのがフリーWi-Fiを利用する方法です。「フリーWi-Fiを探すのは面倒」「セキュリティに不安を感じる」という方には他の方法もあります。滞在期間や目的に合わせて賢く利用しましょう。
フリーWi-Fiを利用
チェンマイでは空港・宿泊施設・飲食店などさまざまな場所で無料のWi-Fiを利用することができます。
基本的な利用方法は、使用するWi-Fiを選択して、提示されたパスワードを入力すればOKです(専用のログインページでIDとパスワードを入力するパターンもあります)。
たいていの場所で快適にネットが使えるため、働く場所を選ばないノマドワーカーの人々も多く滞在しています。
現地のSIMカードを購入
1ヶ月以上滞在する方や頻繁にタイに来る方であれば、SIMフリーの端末を入手してタイのSIMカードを利用する方法が最もお得で便利です。
タイの大手通信事業者はAIS、dtac、trueの3社で、各社のSIMカードは空港や街中の代理店、コンビニなどで入手可能です。
料金は3社ともあまり変わらないので、滞在日数に合わせてなるべく通信容量の大きいものを選びましょう。各社ともデータ通信代とは別に通話料が含まれているので、定額分の通話も可能です。
⇒【関連記事】タイ~日本の国際電話のかけ方、料金の目安
大手3社の旅行者用SIMカードの料金比較(滞在日数・通信容量別)
日数 | 容量 | AIS 通話料 |
AIS SIM料金 |
dtac 通話料 |
dtac SIM料金 |
true 通話料 |
true SIM料金 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3日 | 1.0GB | - | - | - | - | 50B | 200B |
7日 | 4.5GB | - | - | 20B | 299B | - | - |
8日 | 3.0GB | 100B | 299B | 100B | 299B | 100B | 299B |
5.0GB | - | - | - | - | 45B | 299B | |
10日 | 3.5GB | - | 449B | - | - | - | - |
4.5GB | - | - | 35B | 449B | - | - | |
15日 | 6.0GB | - | - | 100B | 599B | - | - |
8.0GB | - | - | - | - | 50B | 599B | |
30日 | 4.5GB | 50B | 549B | 85B | 549B | - | - |
6.0GB | - | - | - | - | 50B | 599B | |
9.0GB | 50B | 849B | 65B | 849B | - | - | |
10.0GB | - | - | - | - | 50B | 850B | |
15.0GB | 50B | 1,049B | - | - | 50B | 1,050B | |
20.0GB | - | - | 135B | 1,349B | - | - | |
24.0GB | 100B | 1,849B | - | - | - | - | |
36.0GB | 100B | 2,699B | - | - | - | - | |
48.0GB | 100B | 3,549B | - | - | - | - |
海外Wi-Fiルーターをレンタル
2人以上のグループで旅行する場合や、旅行のスケジュールがタイトな場合は海外Wi-Fiルーターのレンタルがおすすめです。日本の空港で貸出・返却ができ、スマホ5台程度はネット接続が可能です。レンタル料金をグループで割り勘するとお得ですね。
ただし常にルーターを持ち歩かなければならないことや、通信容量に制限があるなどのデメリットがあります。
プリペイド式のWi-Fiカードを購入
旅行期間が明確に決まっている方は、プリペイド式であらかじめ利用期間分の料金を払う方がお得なケースもあります。しかし、契約期間外に解約をすると契約解除料がかかるのでご注意ください。
携帯会社の海外パケット定額を利用(国際ローミング)
通信料金なんて気にしないという方は、お持ちのスマホでそのまま国際ローミングを利用することも可能です。大手キャリア各社とも1,980円/日-2,980円/日の2段階制定額となっています。
旅行出発前に準備しておきたいこと
帰国してから高額の通信量を請求されてしまうなんてことがないように、出発前に適切な通信設定に変更しておきましょう。
高額請求のおそれがある国際ローミング
現地の携帯電話会社の電波を使用する国際ローミングは、日本国内と同じ感覚でネットを使っていると知らないうちに莫大な通信料金が発生する恐れがあります。どうすればそういった失敗を防げるのかを以下にご説明します。
モバイルデータ通信をオフ
スマホのデータ通信を全くできない状態にしておくことで、国際ローミングによる通信料金の高額請求を回避することができます。
【モバイルデータ通信オフのやり方】
- iPhone:[設定] > [モバイル通信]の順にタップし、 [モバイルデータ通信]をオフにする
- Android:[設定] > [接続] > [データ使用量]の順にタップし、[モバイルデータ]をオフにする ※機種によって設定方法が異なります。[設定]で「モバイルデータ」と検索してみてください。
アプリの自動更新をオフ
「自分はあまり通信をしないから問題ない」という人にとって意外な落とし穴となるのがアプリの自動更新による通信料金の発生です。短期間の滞在で、特にアプリのアップデートを必要としない場合はオフにしておくことをおすすめします。
【アプリ自動更新オフのやり方】
- iPhone:[設定] > [iTunes StoreとApp Store]の順にタップし、[アップデート]をオフにする
- Android:[Playストア] > 左上メニュー内[設定] > [アプリの自動更新]の順にタップし、[アプリを自動更新しない]を選択
クラウドサービスの同期設定をオフ
写真などのデータを自動でクラウドにバックアップしてくれる機能も思わぬ通信料が発生します。旅行中は同期設定をオフにしておき、帰国後に同期するようにしましょう。
【クラウド同期設定オフのやり方】
- iCloud(iPhone):[設定] > [自分の名前] > [iCloud]の順にタップし、機能をオフにする
- Google Drive(Android):[設定] > [クラウドとアカウント] >[アカウント]の順にタップし、[データを自動同期]をオフにする ※機種によって設定方法が異なります。[設定]で「自動同期」と検索してみてください。
便利な「機内モード」
より簡単にスマホのデータ通信をストップする方法として「機内モード」というものがあります。機内モードとはスマホの電話回線、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどを遮断し、飛行機内で使用できる状態のことです。機内モードをオンにしておけば、「知らず知らずのうちに大量のデータ送受信をしていた」ということがなくなります。
【機内モードオンのやり方】
- iPhone:[設定]をタップし、[機内モード]をオンにする
- Android:[設定] > [接続]の順にタップし、[機内モード]をオンにする
SIMカード不要?! 話題のクラウドSIM
WiFiルーターをレンタルする人も多いと思いますが、海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
こちらはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。
特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。
おすすめはグローカルネット。
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円(300MB)/日~で利用可能です。
- 参考:グローカルネット
最後に
もはや海外旅行には欠かせないスマホやインターネットですが、とても便利な反面、使い方によっては通信料金の高額請求という悲劇が起こることもあります。
せっかくの楽しい旅行を台無しにしないためにも、事前にしっかり準備していきましょう。