オーストリア・ウィーンの物価事情〜値段比較、レストランの費用も併せて公開
【オーストリア・ウィーン在住者執筆】ヨーロッパの物価は高いイメージですよね。
今回は、オーストリアに旅行に行く際に気になる物価についてまとめてみました。旅行にかかる平均的な予算や人気のお土産の相場などをご紹介します。ぜひ旅の予算の参考にしてくださいね。(2019年度最新情報)
ユーロ圏内にあるものは高い。そうざっくり思われる方も多いと思いますが、実際は商品を選べば日本と変わりなく買い物もできますし、物によっては日本より安い物もあります。
参考になるよう、買う機会が多そうな商品やお店の基本の物価、レストランの料理の平均の値段などをいくつかご紹介します。
オーストリア・ウィーンの現在の物価事情
ヘアスプレー、化粧品、日用品といった商品は日本とあまり変わりはありません。また、ビールやパン類は日本より安く手に入ります。
自炊中心の生活で1人暮らしの場合、30ユーロもあれば一週間生活をすることが出来ます。
外食をするにも、お店を選べばそこまで高いと感じることはなく、日本と同じくらいの感覚で考えたらいいでしょう。
食事&食べ物の値段
ウィーンのパン屋
- ベーカリーのパン 0.25ユーロ~1ユーロ(約30円~120円) この値段をみてわかるように、パン類は安く手に入ります。 道中でお腹がすいた際には、パン屋さんでパンを買ってみてください。日本では見かけない珍しいパンもいくつかあるので、楽しめるでしょう。
スーパーマーケット
また、スーパー内の飲み物は約140円くらいと日本とほぼ変わりません。
日本にはない珍しい味のソフトドリンクもあるので、是非試してみてください。
- 1.5リットルのミネラルウォーター 0.70ユーロから (約85円~)
- コカ・コーラ 1.15ユーロ(約140円)
- ファンタ・オレンジ 1.15ユーロ(約140円)
ちなみに、ウィーンの水道水は日本と同様に美味しく飲むことが出来るので、安心ですね。
緑のたぬきが一つ3.98ユーロ(約500円)。日本のブランド(カップ麺やキッコーマンなど)は輸入の関係で高くなります。
韓国のラーメンやタイのラーメンは、1ユーロ~2ユーロ(約120円~240円)で購入できるあたり、日本ブランドの人気が影響しているのかなとも思います。
カフェ
ウィーンはカフェ文化が根付いている国で、街を歩けばカフェがそこら中にあります。
カフェに長い時間滞在して、おしゃべりを楽しむことが多いので、滞在していても嫌な顔はされません。
カフェの値段は、大体コーヒー1杯が4ユーロほどで、ケーキなどを頼むと1つが5~8ユーロほどです。
市場
市場に行くと、スーパーよりも新鮮で多くの種類の野菜や果物が手に入ります。
野菜やパン、飲み物は安く手に入りますが、打って変わって逆にすごく高い値段だと感じてしまう商品がこちら。
レストラン
レストランでは、メインの料理と飲み物(ビール一杯かソフトドリンク一杯)を合わせて約1人20ユーロ~(約2450円)になります。
カフェはコーヒーを一杯とケーキを一つでおおよそ10ユーロ(約1200円)です。
レストランで食事する際は、日本よりもほぼ同じか少し高いかなという印象ですね。
チェーン店編
- スターバックス ウィーンのスターバックスコーヒーは大学や駅周辺にあり、多くの学生が利用しています。 スターバックスの店員さんは英語での対応も可能です。メニューに悩んでいても優しく対応してくれます。
アイスカプチーノ
小3.95ユーロ(約480円) 中4.45ユーロ(約540円) 大4.95ユーロ(約600円)
- マクドナルド
ウィーンのマクドナルドでは店員さんとの会話がなく購入できます。
このタッチパネルを操作して、現金払いかカード払いかを選んでレジに向かいます。現金払いの場合はレジで直接支払います。カード払いの場合はタッチパネル下にある機械で支払います。
また季節ごとに限定バーガーもあるので、日本にはないバーガーを食べてみることも旅の醍醐味ではないでしょうか。
必食のウィーン名物編
ウィーンの料理と言えば Schnitzel(シュニッツェル) ですよね。日本だとカツレツに一番近いかと思います。ウィーンに来られた際にはシュニッツェルをぜひ。
1人分約 16ユーロ~25ユーロ (約1900円~3000円)
こちらは Schweinebraten(シュワイネブラーテン) という料理です。お肉が柔らかくて、味もしっかりついておりビールがすすみます。
ファストフード
ウィーン市内のウィーン中央駅の駅構内には、フードコードがあります。
色々な国ののファストフードが並んでいて、どこの店舗でも5~8ユーロほどあれば、食事をすることが可能です。
交通費(公共交通機関)
観光の移動に必要な地下鉄、バス、トラムなどの公共交通機関。
切符の価格は片道チケットで2.2ユーロですが、他にも1日乗車券、観光のスポット用の割引がセットになったものなどがあるので、切符を買うのが面倒くさい人や、観光で博物館など行く人にはおすすめです。
チケット | 値段 |
---|---|
1回乗車券(1 trip at the full price) | 2.2ユーロ |
子供・犬用1回乗車券(1 trip at the discount price) | 1.1ユーロ |
ショッピング乗車券(Shopping ticket) | 6.1ユーロ |
24時間券(24 Hours Tickets Vienna) | 7.6ユーロ |
48時間券(48 Hours Tickets Vienna) | 13.3ユーロ |
72時間券(72 Hours Tickets Vienna) | 16.5ユーロ |
1週間パス(Weekly ticket) | 16.2ユーロ |
1カ月パス(Monthly ticket) | 48.2ユーロ |
ホテル
ホテルの価格は、近隣国のパリと比較すると2割ほど安い印象です。
大体1泊2人で6000円~10000円くらいあれば泊まれるでしょう。(ホテルのグレードにもよりますが)
ショッピング時の値段
日用品・生活用品
いくつかの値段の商品をご紹介します。
ウィーンの夏場に必ず、必ず必要な日焼け止めです。ウィーンの夏は想像を越えて日差しが強く、外での運動に慣れている方でも必ず使用してください。ひどい時には熱になり寝込んでしまう可能性もあります。
夏の強い日差し、冬の乾燥した空気に触れて、お肌のケアをされたい方にとってマスクは重要ですよね。
1ユーロ~6ユーロまでと値段に差があるので、色々なマスクを試されてください。
靴下や、靴のサイズに少し気を付けてください。35~38は大柄な方のサイズではなく、小柄な方のサイズになります。
1足当たり3ユーロ~ (約370円)
サイズについてはこちらをご参照ください 単位変換サイト
お土産
モーツァルトクーゲン(モーツァルトチョコレート)
ウィーンで最も有名なチョコレート菓子「モーツァルトクーゲン」。
オーストリアに行ったらこれを買って帰る人は多いんではないでしょうか?
220gのパッケージで、12.5ユーロです。ユリウス・マインル(Julius Meinl)
オーストリアの老舗珈琲メーカーのユリウス・マインル。
高級コーヒーのカテゴリーで、お土産として喜ばれることも多いそう。
250gで7.99ユーロからのお値段となっています。デメル
デメルはウィーンにある有名洋菓子店。
ここに売ってるスミレの砂糖漬けは、そのまま食べるのはもちろん、お菓子のトッピングにしたり、飲み物に浮かべていただくなどさまざまな方法で頂けます。
デメルで販売されているので、スミレの砂糖漬けを買うついでにザッハトルテもいただきましょう。
とても濃厚でおいしいチョコレートケーキが食べられますよ。
砂糖漬けは、80gで18ユーロです。スワロスフキー
スワロスフキーはオーストリアで創業されたこと、ご存知ですか?
美しいクリスタルガラスで象られた商品は、いろいろな種類があります。
アクセサリーや時計、キーホルダーにボールペンなど、小物も充実しているのでお土産としても好評です。
値段はものによりますが、日本で買うより安価で手に入れることが出来ます・
ウィーンへの旅費の目安
本当にざっくりではありますが、目安としまして一週間の滞在でまとめてみました。
使用理由 | 旅費(目安) |
---|---|
飛行機チケット(連休には3倍近くになることも) | 13万円 |
宿泊費(一週間分) | 1万円~3万円×6泊 |
電車チケット(一週間チケット) | 2100円 |
食事・食べ歩き(一食) | 1000円~5000円 |
お土産・ショッピング | 2万円 |
また滞在中に現金がなくなってしまった場合はこちら↓
【2019年】ウィーンのおすすめ両替!「日本円→ユーロ」の両替方法を解説
上記の両替記事にも書かれていますが、なるべく現金が無くなることがないようにユーロを日本で作っておくか、カードを使ってATMから引き下ろすようにしてください。
観光
- 美術館の入場料 ウィーン市内には美術館や博物館などの施設が多くみられます。 観光として美術館をめぐるのが好きな人などは美術館料金が発生します。 だいたい平均で、有料の場所で10~20ドルほど。どれだけいくかだったり、美術館入場券や割引券付きの交通カードもあるので、自分の旅の日程に合わせて検討しましょう。 交通費にあわせて観光の料金を抑えることができるかもしれません。
まとめ
ウィーンの街は安い物から高い物まで様々な食品、製品、衣服を購入することが出来ます。
偽物の流通はしていないので、安心して高価な物を購入されてください。
街の中を歩きながらショッピングをして疲れたらカフェで休憩。ウィーンの方がしている休日の過ごし方をウィーンで体験されてみてはいかがでしょうか。
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現地在住者「ロコ」たちが質問にお答えします。