オーストリア・ウィーン国際空港から市内への移動アクセス方法・手段ガイド
【オーストリア・ウィーン在住者執筆】ウィーン国際空港から市内までのアクセス方法(快速電車CAT・タクシー・リムジンバス・電車Sバーン)を写真付きで徹底解説! ウィーン国際空港は広く、特に初めての方は迷うこともあるかもしれません。そうならないために事前にホテルまでの移動手段をチェックして、最適な方法を選んでくださいね。
空港に着いたらまず探すことは市内へのアクセス方法ですよね。この記事では空港到着後の流れと市内へのアクセス方法をわかりやすくご紹介します。この記事をぜひ参考にしてください。
市内へついたら、そこには歴史が長い音楽の都ウィーンがあなたを待っていますよ!
ウィーン国際空港(VIE)到着後の流れ
ウィーン国際空港ターミナルマップ
出典 : viennaairport
入国審査
長時間のフライトお疲れさまでした! ウィーン国際空港で飛行機から降りたら、入国審査を受けて入国しましょう。
なお、シェンゲン協定加盟国を経由してウィーンに到着される場合は、乗り換えたシェンゲン協定加盟国で入国審査を行いますので、ウィーンでの入国審査はありません。
ウィーン国際空港の入国審査については、こちらの記事をご覧ください。
参考記事:「日本・ウィーンの入国審査マニュアル」(入国カード・税関申告書の書き方)
荷物受け取り・税関申告
入国審査を終えたら、乗ってきたフライトの番号や出発地が表示されたターンテーブルで、荷物を受け取りましょう。万が一スーツケースが壊れていたり、紛失の場合は、バゲージクレームカウンターで申請して手続きをします。
税関申告の必要な方は、「日本・ウィーンの入国審査マニュアル」(入国カード・税関申告書の書き方)の記事を参考に、税関で手続きを行ってください。
空港での両替はATMがおすすめ
ウィーンに来られる際は、日本国内で現金をユーロに両替してくる方がレートがよいのですが、出発前に時間がなかったりしてウィーン国際空港で両替をされる場合、レートのよくない両替所ではなく、ATMでクレジットカードを使って海外キャッシングするのがおすすめです。
ATMの使い方についてはこちらの記事をご覧くださいね。
参考記事:【2019年】ウィーンのおすすめ両替!「日本円→ユーロ」の両替方法を解説
市内へのアクセス方法
ウィーン国際空港から市内までは約20km。ウィーン国際空港は大きく、初めて訪れた方は迷うかもしれません。旅に迷子は醍醐味の一つですが、すんなりと市内に行きたい方のために、空港の到着フロアマップと写真を使ってご説明します!
交通手段 | 所要時間 | 料金(1人) | 到着場所 |
---|---|---|---|
快速電車CAT (City Airport Train) |
16分 | 片道11€ 往復19€ |
Landstrasse(ランドシュトラッセ) |
タクシー (FlughafentaxiまたはAirport Taxi) |
30分 | 25~28€ | 指定可能 |
空港バス Vienna Airport Lines |
30分 | 8€ | ルート有り |
電車 S-bahn | 30分 | 4€ | Landstrasse |
出典 : viennaairport
到着フロアマップの番号順に、各移動手段を説明していきます。各番号の出口から出ると、乗り場があります。
1. 快速電車CAT(City Airport Train)
キャットは市内のLandstrasse(ランドシュトラッセ)駅へ直通となっていて、荷物を置くスペースも十分にありますし利用者の席も必ずあり座れます。(チケット売り切れ=満席)
16分でLandstrasse(ランドシュトラッセ)駅に着き、4つの方法の中で最速で市内へ移動できます。
料金は1人片道11€、往復19€です。席があれば当日券も購入することができますし、公式サイトにて予約も可能です。
また電車内はとても綺麗で、乗りやすいです。ゆっくり街の外の景色を見たい方からすれば、あっという間についてしまう事が難点になってしまいますね。
CATのチケットはCAT公式サイトで買うことができます。
快速電車CATのメリットとデメリット
メリット:最速、快適、直通で便利
デメリット:満席でチケットが完売することもある
2. タクシー(FlughafentaxiまたはAirport Taxi)
2の出口へそのまま向かわれて、並んでいるタクシーを見てください。車体に「Flughafentaxi」と「Airport Taxi」のどちらかが書かれていたら、市内と空港を均一料金で乗せてもらえます。
値段は25€~28€になります。夜中に利用の場合は+5€かかります。
便利な点は、ドライバーにホテルの住所を伝えればそのままホテルまで乗せてもらえることです。日本とは違う反対側運転、反対側ハンドル、高速道路。その様子を見ることも旅の楽しみの1つでしょう。
タクシーのメリットとデメリット
メリット:快適、ホテルまで直通、荷物を運ぶ必要がない
デメリット:料金が高い、渋滞に巻き込まれることもある
3. 空港リムジンバス(Vienna Airport Lines)
3の出口を出るとバスの停留所があります。大きなバスで、座席も広くゆったりと座ることができます。
チケットは西駅・Westbahnhof(ウェストバーンホフ)と空港の券売機でも購入できますし、直接運転手から買うこともできます。
行先が3種類あるので注意が必要です。
出典 : viennaairportlines
1.VAL1(ルート1)は中央駅・Hauptbahnhof(ハウプトバーンホフ)の後に西駅・Westbahnhof(ウェストバーンホフ)に向かいます。
2.VAL2(ルート2)はSchwedenplatz(シュウェーデンプラッツ)/Morzinplatz(モアチンプラッツ)に向かいます。
3.VAL3(ルート3)はDonauzentrum(ドナウツエントルム)駅 – Kagraner Brücke(カグラーナーブリュッケ)– Hotel NH Danube City(ホテル エイチエヌ ダヌベシティ) – Kaisermühlen/VIC ・Austria Center(カイザーミューレン) – Krieau ・Messe Wien(クリエウ・メッセウィーン)駅 – Donaumarina(ドナウマリーナ)駅に向かいます。
ウィーン市内中心地へはVAL1とVAL2ですので、市内のホテルをご利用の際はどちらかのルートになります。値段は1人一律8€です。
タクシーとバス乗り場方面の出口はこちらです。
空港リムジンバスのメリットとデメリット
メリット:料金が安い、快適、3ルートあり便利
デメリット:渋滞に巻き込まれることもある
4. 電車Sバーン(S-bahn)
こちらの出口を進むと電車の駅に向かいます。Floridsdorf Bahnhof(フローリッツドルフ バーンホフ)行きの電車に乗り、約30分程でWien Mitte(ウィーンミッテ)駅に着きます。値段は1人4€です。自然の中をゆっくり走る様子を眺めたい方におススメします。ご自身の到着時の体調とご相談されてください。
こちらの電車は普通の電車なので、荷物を置くスペースがなく、利用者が多いときは市内まで立ちっぱなしになることもありえます。
チケットは券売機から購入できますし、空港内のインフォメーションから購入することもできます。ウィーン市内のチケットもインフォメーションで購入できるので、市内までのチケットと市内のチケットをインフォメーションにて購入されることをおすすめします。
Sバーンの駅方面の出口はこちらです。
電車Sバーンのメリットとデメリット
メリット:料金が最安
デメリット:混んでいると座れないこともある
ウィーン市内から空港までは快速電車CATがおすすめ
滞在最終日に市内から空港へ向かうには、渋滞の心配がなく最速・快適な快速電車CATがおすすめです。CAT公式サイトで事前にチケットの予約購入もできますし、往復チケットを買えば料金がお得になります。
遅くともフライト出発時刻の2時間前には空港に到着するようにしましょう。早めに着くようにしてチェックインを済ませ、免税店やお土産屋でショッピングを楽しむのもおすすめです。
最後に
空港到着時はウィーン空港の空気感に圧倒され、頭が真っ白になる方も少なくはないはず(体験談)です。まず落ち着いて、そして市内へのアクセス方法をこの記事を参考にしてお探しください。ウィーンの街があなたを待っていますよ! それでは良い旅を!
市内へのアクセスが心配だったり、その他の旅行前の不安を解消したいという方は、ロコタビのサービスで、ウィーン在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aの利用は無料なので、お気軽に書き込んでみてくださいね。