2019年ウィーンのおすすめ両替方法！日本円→ユーロの両替レート比較

【オーストリア・ウィーン在住者執筆】オーストリア旅行中に必要なユーロのお得な両替方法を徹底解説！ おそらく多くの方が、日本である程度日本円をユーロに両替して出発されると思いますが、食べ歩き・ショッピング・お土産など誘惑の多いウィーンでは、ユーロが足りなくなることも……。この記事を参考に、必要なときにお得に両替できるようにしておきましょう！

ウィーンの多くのお店やレストランではカードが使えますが、チップで現金が必要です。個人経営のお店ではカードでのお支払いができない場所もあり、出店や屋台は多くの場合カードでのお支払いができません。なので、ウィーンではある程度は常に現金で持っておくことをおススメします。

オーストリア・ウィーンの通貨は「ユーロ」

ウィーンの通貨は「ユーロ」になります。
オーストリアの通貨は、2002年1月01日から旧通貨シリングからユーロ通貨へと変更されました。

• 紙幣の種類は「5ユーロ・10ユーロ・20ユーロ・50ユーロ・100ユーロ・200ユーロ・500ユーロ」
• 硬貨の種類は「1セント・2セント・5セント・10セント・20セント・50セント、1ユーロ・2ユーロ」

ウィーンの両替レート比較ランキング

どこで両替するのがお得なのか、各両替方法のレートを比較してみました。

※2019年10月17日のレートです。レートは日々変わりますので、最新の情報をご確認ください。

＜両替レート比較ランキング＞

出典：各両替方法の公式サイト・店舗

以下では、それぞれの両替方法について解説していきます。

一番お得でおすすめなのはATMで海外キャッシング

海外キャッシングの利息や手数料は高くない

一番おすすめの両替方法は、ウィーンのATMで海外キャッシングです。レートや手数料がお得なだけでなく、旅行者にとって最も楽で安全な方法といえるでしょう。気になる利息や手数料も、両替所に比べれば安く、決済日まで待たずに帰国後すぐに返済すれば、さらにお得です。
また、現金が必要な時に街中のATMで24時間引き出せますので、両替所までわざわざ移動したり、営業時間を気にすることもありません。

＜例＞
三井住友VISAカードで、海外旅行中に2回、合計40000円相当をキャッシングした場合、返済額は41031円です。

＜利用条件＞
利息：年率18%
ATM手数料：取扱金額1万円以下 110円、取扱金額1万円超 220円

＜計算の内訳＞
1年の利息：40000円×18%=7200円
1日あたりの利息：7200円÷365日=19.7円
1か月の利息：19.7円×30日=591円
ATM手数料：220円×2回=440円
返済額：40000円(元金)+591円(1か月の利息)+440円(ATM手数料)=41031円

参考：三井住友VISAカード・海外キャッシング
参考：VISA公式換算レート

ウィーンのATMで海外キャッシングをする方法

ウィーンのATMの使い方を解説します。

1. クレジットカード（VISAまたはMaster card）をご用意ください。
   ※ VISA, Master cardはヨーロッパで多く流通していますが、American expressはご利用になれないことが多々あります。

2. カードをATMに入れると、暗証番号をリクエストされます。
   4桁の暗証番号を押してください。

3. 暗証番号の認証が確認されたら、引き出し額が画面に表示されます。
   ① 画面に表示された引き出し額の中から希望のものを選びます。
   ② 画面表示以外の引き出し額をご希望の場合は、希望の金額を入力します。

4. 引き出し額の設定が終わったら、確認ボタン（緑色のBestätigung）を押してください。

5. 現地通貨、ユーロが引き出されます。明細票も出るので受け取りましょう。

注意：手数料は毎回かかります。一度にまとまった額を引き出されることをおすすめします。

現金の両替は日本国内がおすすめ

日本円→ユーロの現金の両替は、日本国内で多めにしていくことをおすすめします。上記の両替レートランキングでは、ウィーン市内の銀行の方が若干レートはよいのですが、国内との差は微々たるものです。国内で両替すれば、言葉の心配もなく、貴重な旅行の時間を待ち時間に費やすこともありません。
空港などの両替所以外に、外貨宅配サービスもあるので、出発までお時間のある方は利用されてみてはいかがでしょうか。

参考：成田空港グループGPA外貨専門両替店「本日のレート」

ウィーンで現金を両替する

ウィーンでの両替時の注意点【在住者目線で解説】

両替所はあくまでも旅行者のための簡易的な両替所なので、レートはよくありません。現地の人が両替するように銀行に行くのも手ではありますが、長い待ち時間が必要になりますし会話も必要になる場合もあります。

パスポートは必ず持参する

近年ルールが厳しくなりつつあるので、パスポートのコピーだけでは意味がない場面が多くなりました。両替の件だけではなく、常にパスポートを持つように心がけてください。

両替レートの見方

両替所や銀行に、両替レートが掲示されています。日本円→ユーロの両替レートは「Ankauf（Buy・買取）」を、ユーロ→日本円の両替レートは「Verkauf（Sell・販売）」を見ます。

両替の方法

窓口で両替したい日本円の現金とパスポートを渡し、ユーロの現金とレシートを受け取ります。ぼったくりはまれですが、金額を間違えられることがあるので、その場で金額が合っているか確認してください。パスポートも忘れずに返してもらいましょう。

ウィーンでは空港より市内で両替しよう

ウィーン国際空港の両替所は、レートが非常に悪いです。なるべく日本国内で両替していくか、空港ではATMで海外キャッシングを利用してください。どうしても両替が必要な場合は、市内の銀行や両替所で両替しましょう。

おすすめはBankhaus Schelhammer & Schattera AG銀行

両替レートがよく、ウィーン在住の日本人にも評判の銀行です。滞在中にユーロが足りなくなって、平日の昼間で待ち時間がかかってもよいほど時間に余裕があれば、ここで両替するとお得です。土日はお休みです。

Bankhaus Schelhammer & Schattera AG銀行の公式サイトでは、リアルタイムのレートを確認できます。「Ankauf(Buy)」のレートを見てください。

急ぐ時や週末は両替所へ

ウィーンのケルントナー通り（オペラ座からシュテファン大聖堂に向かうウィーンで一番大きな通り）には数軒の両替所、Change Money Changegroupがあります。
2軒とも大きくEXCHANGEと書かれていますし、両替とも書かれているのでわかりやすいです。
他にも同じような両替所があるかと思いますが、この青色の両替所は便利な場所にあり長い時間かけて待つことや、コントロールも必要ありません。なので街中にきて現金がない緊急状態でも両替することができます。ただし、レートはよくありません。

チェココルナやハンガリーフォリントの両替はウィーンでできる？

オーストリア・ウィーンと合わせて、チェコ・プラハやハンガリー・ブダペストに旅行される方も多いと思います。
チェコやハンガリーはユーロに加盟していないので、現地の通貨が必要です。オーストリア旅行で余ったユーロを持って行っても主要観光地では使えますが、ユーロでの価格は高めに設定されています。
ウィーンの銀行や両替所でユーロや日本円をコルナやフォリントに両替できますが、チェコやハンガリーに着いてから両替する方がレートはよくなります。また現地到着後にATMでキャッシングするのもおすすめです。

最後に

オーストリア旅行の際には、日本で余裕をもって多めにユーロを準備された方がいいと思います。ウィーンでは銀行や両替所、大きなホテルなどで両替できますが、数年前と比べると両替を扱っている場所が減っているように見えますし、日曜日や祝日と被ると閉まっている所もあるのでお気を付けください。ぼったくりの心配はないはずですが、思っていたよりもレートがよくないとグッと心に残りますよね。なるべくATMでお金をおろすようにしましょう。
ウィーンの街を思う存分楽しまれてくださいね！

ウィーンの両替事情についてさらに詳しく知りたい方は、ロコタビでウィーン在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料なので、お気軽に質問してみてくださいね。

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