ウィーンの旅行ガイド情報

ウィーンのタクシーの乗り方ガイド(種類・料金・トラブル情報)

【オーストリア・ウィーン在住者執筆】市内を動いたり、空港へ向かう際に便利なタクシー。
ドレスアップしたままの格好で動きたい。旅の途中で疲れたからタクシーで動きたい。など様々な理由で利用されるタクシーですが、きっと利用に不安な方も少なくないはず。この記事ではウィーンのタクシーについてまとめています。ぜひ一読いただき、参考にしてください。

ウィーンのタクシー

ウィーンにはタクシー会社が数社ありますが、どの会社も同じような値段、人材で経営されています。なので、どのタクシーを捕まえても安心して利用してください。
ホテルから空港までのタクシーを予約したい場合は、予約するときに空港に行きたいと伝えれば、空港ー市内間の一律料金のタクシーを呼んでもらえます。

チャイルドシートが必要な年齢(※)の子が同行している場合は、そのことを伝えないといけません。
またペットが同行している場合も同様に伝えないといけません。場合によっては乗車拒否もありえます。
荷物が多い場合(乗用車では入りきらない)も事前に伝えてください。

※14歳以下の150cm以下はチャイルドシート必須です。

タクシーの種類

普段のタクシーは4人乗りの車です。その車は運転手の所有物なので、車種、色、デザインは様々です。

タクシーの乗り方

日本のタクシーと違う点は、ドアを自分であけることくらいでほぼ変わりません。市内で乗りたいときは、日本と同じように見かけたら手をあげれば、停車します。

タクシーの料金目安

距離(※1kmごとに+20セント加算) 料金
初乗り 3.8ユーロ
※週末、休日は4.3ユーロ
1km 7.8ユーロ
2km 12ユーロ
3km 16.2ユーロ

3.8ユーロが初乗り料金です。
1km乗ると3.8ユーロ+4ユーロ。
2km乗ると3.8ユーロ+4ユーロ+4.20ユーロ。
3km乗ると3.8ユーロ+4ユーロ+4.20ユーロ+4.40ユーロ……のように、1km走るほど初乗り料金の+20セントが料金になります。
週末、休日では初乗り料金が4.3ユーロになります。また渋滞や、待機は30秒で20セントかかります。

タクシーに乗る前に知っておきたい点

##タクシーの駅 Taxistand(タクシーシュタンド)
日本でいうとこのタクシー乗り場です。普段は数台止まっている状態ですが、もしタクシーがなかった場合は、赤丸の場所に電話番号があるので(場所によってはボタンや電話がある場合も)電話をしてください。

##アプリやチャーターシステム
現在ウィーン内にてタクシーを呼ぶアプリはありますが、使い勝手が悪くドイツ語表記しかないのでアプリを使うことはおススメしません。それよりも足で探す方が確実に早く見つかります。
チャーターシステムの会社はウィーン内に数件あり、時間、用途、車の大きさで値段が変わってきます。会社によって、値段もばらばらで、8時間頼むと1時間分安くするなどプランも様々です。
遠出をする契約もあります。例えば、ザルツブルグへの日帰りプランなどなど。
そのシステムを行っている有名な会社を3つご紹介します。

3社ともインターネットで予約することができます。
SIXTとAVISはレンタカーを主にしている会社なので、プランの数が少なめです。細かいプランが欲しい場合はVIPの方がおススメです。
※日本語対応していません。

##タクシー料金をボッタクられたら……?
ボッタクられることはありません。料金がわかる機械が見えるところに必ずありますし、もしそれをしていると分かった場合は運転手側が重い罰をうけるのでまずありません。
ですが、夜の利用、タクシーを呼ぶ(または予約)は、値段が若干増えますのでお気を付けください。

タクシーに乗るときに使うと便利な言葉

bitte zum~~(駅の名前、ホテル等々)
例:bitte zum Karlsplatz[ビッテ ツム カールスプラッツ]
~~に(へ)お願いします。

warten sie bitte [ワーテン ジー ビッテ]
待っていてください。

ich moechte hier raus[イッヒ ムヒテ ヒア ラウス]
私はここで降りたいです。

geht auch kredit karte?[ゲート アウフ クレディット カーテ?]
カードでお支払いできますか?

いくらになりますか?という質問は避けてください。オーストリアとドイツでは礼儀がなっていない行為です。運転席の隣に料金メーターの機械があるので、そこを見るようにしてください。

最後に

とても便利なタクシーですが旅行者からすれば少し壁が高い、「会話」があるかと思います。ですが、良い情報を聞きだされるチャンスですので旅の醍醐味の一つである「会話」をしてみてはいかがでしょうか。
どの運転手さんもきっとあなたを優しく手助けしてくれることでしょう。