ベルリンの旅行ガイド情報

ドイツ・ベルリンの年間の天気と気温、旅行中におすすめの服装

【ドイツ・ベルリン在住者執筆】 ベルリンへの旅行が決まったら、持ち物の準備です。ドイツは日本と同じように四季があります。気温が分からないとどんな服を持っていくべきか迷いますよね。ここでは、年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装と持ち物をまとめてあります。季節ごとに分かれていますので、荷造りの参考にしてください。

ドイツ・ベルリンの年間の天気・気候

ドイツは日本と同じ様に四季があります。ベルリンはドイツの北東部に位置しており、緯度ですと、北海道の北に位置する樺太島の北部とほぼ同じです。冬は高緯度の割には、雪もあまり降らず、寒さもそれほど厳しくない西岸海洋性気候です。
東京と平均気温を比べると、年間を通して4~8度程度気温が低く、12月~2月までの冬の時期は平均最低気温が氷点下に下がります。夏は平均最高気温が25度程度までしか上がらず、涼しく快適に過ごせます。夏期は日中と朝晩の気温差が10度以上になりますので、服装には注意が必要です。

ベルリンの年間の気温と降水量

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ベルリン平均気温(℃) 0.9 1.7 5.0 9.4 14.6 17.4 19.8 19.2 14.9 9.9 5.1 1.6
東京平均気温(℃) 5.6 7.2 10.6 17.0 19.8 22.4 28.3 28.1 22.9 19.1 14.0 8.3
ベルリン平均降水量(mm) 49.0 38.6 44.5 34.2 54.7 59.7 58.9 58.8 46.6 38.7 46.4 48.2
東京平均降水量(mm) 16 42 117 209 165 155 107 86 365 61 63 44

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春(3月、4月、5月)のベルリン

長い冬が終わり、空が明るく青くなり始め、春の到来が日ごとに感じられる時期です。最低平均気温が氷点下を上回り、最高平均気温が10〜18℃をになります。暖かくなってきたと思ったら、いきなり冬に逆戻りという日もあり、天候が不安的な時期でもあります。

夏(6月、7月、8月)のベルリン

街中の人々が外に出かけ、太陽を楽しむ時期です。ベルリンの夏は湿度が低くカラッとしていて過ごしやすいのが特徴です。25度を超える日もありますが、日陰に入ると涼しいです。また日中と朝晩の気温差が10度以上になり、月降水量も年間で一番高い時期ですので、服装と持ち物には注意が必要です。

秋(9月、10月、11月)のベルリン

夏が終わり、空が曇り灰色になってきます。春と同様、天気が不安的になりやすく、気温差も激しい時期です。10月からは気温もぐっと下がり、冬の到来が感じられるでしょう。

冬(12月、1月、2月)のベルリン

一年で最も寒く暗い時期です。平均気温が氷点下になる日が多く、降雪することもありますが、積雪が続くことはあまりありません。朝にうっすらと雪が道をおおっているイメージです。長い時間外に滞在するのが、厳しい時期になります。

旅行中におすすめの服装

天気予報を確認しても、ベルリンの天気は変わりやすく、それなりの準備が必要です。ここではベルリンを旅行する際の、四季それぞれのおすすめの服装をまとめました。またあると便利なアイテムも記載しているので、荷造りの際に参考にしていただれば幸いです。

春(3~5月)の服装

春は寒暖の差が激しく、予想の難しい季節です。
男性は長ズボンに、ジャンパーやジャケット。女性は薄手のタイツにレザージャケット、ショートブーツがおススメです。ショールや羽織れるカーディガンがあると、重ね着ができるので、手持ちバックに入れておきましょう。突然雨が降る事もありますので、レインコート、風よけのできるジャケット、折りたたみ傘などがあると便利です。

夏(6~8月)の服装

ベルリンの夏カラッとしていてとても快適です。日照時間が最も長い6月は、夜21時過ぎまで明るいです。ベルリンの日差しはそんなに強くないものの、サングラスは必需品です。
男性、女性共に、半袖に短パンとサンダルもしくはスニーカーが一般的な服装です。朝晩は気温が10度ほど低いので、デニムジャケットやパーカーなどさっと羽織れるものが一枚あると安心です。

秋(9~11月)の服装

とてもオシャレなカップルです。秋といえども、9月からぐっと気温が下がり寒くなります。ウールのコートにマフラー、薄手もしくはレザーの手袋、ハイネック、ニットタイツなどで寒さ対応を。秋は長袖のシャツに、薄手のニットセーター、コートと、重ね着が重要です。

冬(12~2月)の服装

冬は外に長くいられないほど寒くなります。クリスマスマーケットなどで12月は街が賑わう時期ですが、年を越え1月2月になると更に寒さが増します。上下ヒートテックに、ウールのセーター、ニット帽、手袋、マフラー、厚手のコートは必要です。日本の冬のコートでは物足りないくらいです。フード付きの厚手のアウトドア用のダウンジャケットがドイツ人の定番です。小雨がぱらぱら降る事もあるので、ゴアテックスや防水のできるジャケットが良いでしょう。靴は内側にボアの付いたブーツやトレッキングシューズなどで寒さをしのぎましょう。

まとめ

日本と同じように四季があるベルリンですが、年間を通して長袖が必要です。私もよく準備をせずに外出してしまい、寒くて家に戻るということが多々あります。夏で暖かそうに見えても、日陰は涼しかったりします。日本とは違った気候ですので、よく準備をして、ベルリン旅行を楽しんでください。