【2025年最新】イギリス・ロンドン旅行の費用はいくら?4泊6日の予算徹底調査
世界の中でも物価が高い街の一つとして知られるロンドンでは、一体いくらあれば旅行が楽しめるのでしょうか?
たとえば、旅行中に絶対必要な出費である食費。外食をすると食事の値段にプラスで20%の消費税(VAT)がかかります。さらに、10~12%のサービス料が上乗せされるカフェやレストランも多いので、日本よりも必然的に食費が高くなるというわけです。
そこで今回は、日本でもお馴染みのマクドナルドやスターバックスといったチェーン店の価格比較と、交通費・宿泊費・観光費用などを含めたロンドン旅行の具体的な予算をご紹介します。
※本記事の情報は2025年1月現在のものです。レートや価格などは変動の可能性があるので、旅行前に公式情報をご確認ください。
イギリス・ロンドンの物価事情
物価が高いと言われているロンドンですが、実際はどうなっているのでしょうか?
円安と言われる今、ロンドン旅行に行く方はいくらあればいいのか気になるところですよね。
基本的な物価を見ていきましょう。
【ロンドンと日本の物価比較】
項目 | ロンドン | 日本(東京) |
---|---|---|
外食(カジュアルレストラン) | 約20ポンド(約3,800円) | 約1,500円 |
コーヒー | 約4ポンド(約760円) | 約600円 |
ミネラルウォーター(500ml) | 約1ポンド(約190円) | 約100円 |
タクシー(初乗り) | 3.8ポンド(約720円) | 500円 |
実際のところ、イギリスは日本より物価が高いです。
中でも首都であるロンドンは特に高く、東京の1.5倍以上とも言われています。
外食や交通費など、旅行ではお金がかかるものですが、スーパーを活用したり移動手段を工夫したりして、賢くお得に旅行を楽しむこともできますよ!
まずは、通貨や決済方法、消費税などの基本情報を見ていきましょう。
イギリスの通貨はポンド(GBP・£)
ロンドンで使われているイギリスの通貨はポンドです。
GBPやSTG、£と表記されます。(以下、ポンド)
2025年1月17日現在のレート
1ポンド=190.16円
旅行中は、1ポンド200円で計算するとわかりやすいです。
なお、本記事ではレートに基づいて円に換算し、四捨五入して「約〇〇〇円」と記載します。
消費税とチップ
イギリスでは消費税にあたる税金を付加価値税(VAT)と言います。
付加価値税は基本的に20%で、ロンドンも同じです。
ただし、パンや牛乳、野菜などの基本的な食料品や、子供服などには税金がかかりません。
買い物のときに記載されている金額は、税金が含まれたもの(内税)です。
【付加価値税率(VAT)】
区分 | 税率 | 品目 |
---|---|---|
標準税率 | 20% | ほとんどの商品やサービス |
軽減税率 | 5% | 家庭用燃料、電力、チャイルドシートなど |
ゼロ税率 | 0% | 食料品(一部除く)、子供服、水道水、新聞、医薬品、居住用建物など |
外食では、さらに10~12%のサービス料が上乗せされる店も多いです。
少しでも節約したいという場合は、テイクアウトにして公園やホテルでゆっくり食べることもおすすめです。
また、海外旅行では気になる人が多いチップですが、ロンドンでは基本的に必要ありません。
レジやカウンターにチップを入れる小皿やカップが置いてある店もありますが、チップを残すかどうかはその人次第です。
強制されている雰囲気はなく、あくまでもサービスに対する感謝の気持ちという位置づけなのでチップを支払う場面はほとんどありません。
現金とクレジットカードはどちらも必要?
ロンドンを含め、イギリスはキャッシュレス化が進んでいます。
日常的な買い物では、ほとんどの場面でクレジットカードが使われていて、タッチ決済が主流です。
なんと、イギリスの高齢者におけるタッチ決済利用率は80%以上とのデータもあるほど!
主流はVISAですが、Mastercardも使えます。American Expressは一部店舗で対応していないこともあるので、サブカードとして持っておく認識がいいでしょう。
ただし、マーケットやタクシーによっては現金支払いのみという場合も稀にあります。
都度両替やキャッシングをおこなうか、心配な場合はあらかじめ少額のポンドを用意しておくと良いかもしれません。
両替については以下の記事で詳しくご紹介しています。
あわせて読みたい記事 :
イギリス・ロンドンのお金・通貨の知識!お得な両替方法、クレジットカード事情のまとめ
4泊6日でロンドン満喫!旅行予算公開
ナショナルギャラリーやバッキンガム宮殿、ハリーポッターのロケ地など名所の多いロンドンを1度で満喫するには、4泊以上がおすすめです。
ズバリ、必要な予算は約40万円!
気になる内訳は下の表をご覧ください。
今回は、ロンドンに4泊6日で旅行する場合の目安予算を徹底調査しました。
ちなみに4泊5日ではなく6日になるのは、ロンドンへは東京(羽田)から約13時間かかるうえ、時差が9時間あるからです。
【4泊6日ロンドン旅行予算例】
項目 | 予算 |
---|---|
往復航空券(羽田‐ヒースロー) | 220,000円 |
海外旅行保険 | 3,000円 |
宿泊費(スタンダードホテル) | 60,000円 |
食費(レストラン・カフェ) | 50,000円 |
交通費(ロンドン現地) | 15,000円 |
観光費(入場料など) | 30,000円 |
お土産 | 20,000円 |
通信費(eSIM) | 2,000円 |
4泊6日ロンドン旅行の予算合計は約40万円です。
この金額はあくまでも例ですが、ハイシーズンには航空券やホテル代金が高騰します。
また、ホテルやレストランのランクによっても変わってくるものです。
「ちょっと高くて手が出ないかも。」と思った方もご安心ください。
もっと安く旅することも可能です!
海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを使ったり、食事や観光費は賢く節約できます。
お得に旅する方法は、後述する「ロンドンをお得に旅する方法5選!」をご覧ください。
ロンドンと日本の物価徹底比較
続いて、ロンドンと日本の物価はどれくらい違うのかを比較していきましょう。
チェーン店や交通費など項目に分けて紹介します。
チェーン店
比較するのは、日本でもお馴染みのマクドナルドとスターバックスです。
どちらもロンドンと東京の価格を調査しましたが、店舗によって価格差があることはご了承ください。
マクドナルド
ロンドンと日本のマクドナルドの値段を見てみましょう。
ハンバーガーやポテトといった定番メニューの価格を調査しました。
メニュー | ロンドン価格 | 日本価格 |
---|---|---|
ハンバーガー(単品) | 1.69ポンド(約320円) | 170円 |
ビッグマック(単品) | 4.99ポンド(約950円) | 480円 |
ビッグマック(セット) | 6.69ポンド(約1,270円) | 750円 |
ソーセージエッグマフィン(朝マック・セット) | 4.39ポンド(約830円) | 520円 |
ハッピーセット(ハンバーガー) | 3.99ポンド(約760円) | 490円 |
マックフライポテト(Mサイズ) | 2.59ポンド(約490円) | 330円 |
チキンマックナゲット | 4.89ポンド(約929円) (6ピース) |
260円 (5ピース) |
サイドサラダ | 1.09ポンド(約210円) | 330円 |
コカ・コーラ(Mサイズ) | 1.99ポンド(約380円) | 240円 |
マックフルーリー(オレオ) | 1.69ポンド(約320円) | 290円 |
スターバックス
次に、スターバックスの値段比較です。
ドリンクはトールサイズの料金を記載しました。
ちなみに、イギリスではショートサイズの表記はありません。一番小さいサイズがトールサイズです。
メニュー | ロンドン価格 | 日本価格 |
---|---|---|
カフェアメリカーノ | 4ポンド(約760円) | 475円 |
スターバックスラテ | 4.6ポンド(約870円) | 495円 |
カプチーノ | 4.5ポンド(約860円) | 495円 |
キャラメルフラペチーノ | 6.5ポンド(約1240円) | 580円 |
抹茶ティーラテ | 5.3ポンド(約1010円) | 520円 |
ココア | 4.65ポンド(約880円) | 495円 |
チョコレートチャンククッキー | 3.35ポンド(約640円) | 215円 |
丸亀製麺
丸亀製麺もロンドンにあります!
日本食が恋しくなったときの心強い味方ではないでしょうか。
ロンドンの丸亀製麺では、食べやすい温度のうどんが提供されています。
熱い食べ物を食べる習慣がないヨーロッパならではですが、日本人には少し物足りなさを感じる方もいらっしゃるようです。
うどんは、それぞれ並の値段を比較しました。
メニュー | ロンドン価格 | 日本価格 |
---|---|---|
ぶっかけうどん | 6.95ポンド(約1,320円) | 420円 |
かけうどん | 6.95ポンド(約1,320円) | 420円 |
カレーうどん | 9.45ポンド(約1,800円) | 640円 |
かき揚げ | 2.85ポンド(約540円) | 190円 |
さつまいも天 | 1.35ポンド(約260円) | 150円 |
いか天 | 2.45ポンド(約470円) | 170円 |
えび天 | 2.45ポンド(約470円) | 190円 |
外食費
旅行中は地域グルメも楽しみたいですよね。
朝食やランチ、アフタヌーンティーなど大体の価格を記載しました。
店舗によって価格差はありますが、参考にしてみてください。
項目 | ロンドン価格 | 日本価格 |
---|---|---|
朝食(カフェ) | 7ポンド(約1,330円) | 420円 |
ランチ | 15ポンド(約2,850円) | 1,200円 |
ディナー(カジュアル) | 30ポンド(約5,700円) | 2,000円 |
高級レストラン | 100ポンド(約19,000円) | 10,000円 |
アフタヌーンティー | 70ポンド(約13,300円) | 7,000円 |
ビール(中ジョッキ) | 7ポンド(約5,700円) | 700円 |
いずれの項目も日本より高いですよね。
ロンドン旅行の食費は、10,000円/日〜で見積もっておくのがおすすめです。
食事も楽しみたいけど、お土産や観光にも予算を割きたいという方は、ぜひリーズナブルでおいしいレストランを探してみてください。
「安くておいしいレストランの調べ方がわからない!」「日本人の口に合うおいしいお店が知りたい!」「レストランを予約してほしい。」という方は、気軽にロコタビでご質問ください。ロンドン在住のロコが日本語でお手伝いします。
交通費
ロンドンは観光スポットが目白押し!移動手段は地下鉄やバス、トラムが便利です。
交通手段別に運賃を見ていきましょう。
交通手段 | 運賃 | 日本価格 |
---|---|---|
地下鉄・バス・トラム | 2.7ポンド~(約510円) | 180円~ |
ロンドンバス(2階建て) | 1.75ポンド(約330円) | - |
タクシー(初乗り) | 3.8ポンド(約720円) | 500円 |
交通費も日本より高いですが、オイスターカードを使えばお得になります!
ロンドンでは「fare cap」という1日の乗車料金上限が設定されていて、オイスターカードというICカードを使えば「fare cap」が適用されるからです。
詳しいオイスターカードについての情報は、「ロンドン・オイスターカードの完全ガイド(購入方法・チャージ・払い戻し・料金比較)」をご覧ください。
また、「移動時間を節約したい!」「迷いたくない!」という方は、タクシーがおすすめです。
ロンドンのタクシー運転手は、難関試験をパスしたエキスパート!
ほかの移動手段に比べて運賃は高いですが、安心して依頼できるはずです。
ぜひ、「ロンドンタクシーの乗り方ガイド|料金・アプリ・カード利用
」をご覧ください。
観光費
見どころ満載のロンドンですが、観光にもお金はかかるものですよね。
しかし、ロンドンにある美術館や博物館は基本的に入場料無料!
特別展は有料の場合がほとんどですが、無料エリアだけでも十分な満足感を得られます。
また、マーケット散策や公園、街歩きに入場料は必要ないので、お金をかけずに観光することも可能です。
有料・無料問わず、ロンドンの主要観光スポット入場料金(大人)をまとめました。
観光スポット | 入場料 |
---|---|
Buckingham Palace(バッキンガム宮殿) | 35ポンド(約6,700円) |
Tower of London(ロンドン塔) | 34.8ポンド(約6,600円) |
lastminute.com London Eye(ロンドン・アイ) | 42ポンド(約8,000円) |
Tower Bridge(タワーブリッジ) | 13.4ポンド(約2,550円) |
Big Ben(ビッグ・ベン) | 30ポンド(約5,700円) |
Warner Bros. Studio Tour London(ハリーポッタースタジオツアー) | 56ポンド(約10,700円) |
The Sherlock Holmes Museum(シャーロック・ホームズ博物館) | 19ポンド(約3,600円) |
Westminster Abbey(ウエストミンスター寺院) | 30ポンド(約5,700円) |
St. Paul's Cathedral(セントポール大聖堂) | 26ポンド(約5,000円) |
Victoria & Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館) | 無料 |
Natural History Museum(ロンドン自然史博物館) | 無料 |
National Gallery(ナショナル・ギャラリー) | 無料 |
Tate Modern(テート・モダン) | 無料 |
Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館) | 無料 |
The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) | 無料 |
Sir John Soane’s Museum(サージョンソンズ博物館) | 無料 |
Tate Britain(テート・ブリテン) | 無料 |
無料のスポットもたくさんありますね。
入場料がかかる場合も、事前のオンライン予約で割引されるところもあるので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
もっとおすすめの観光スポットが知りたい方はイギリス在住日本人のおすすめ!人気観光スポットこちらのページで紹介しています!あわせて読んでみてください。
お土産代
旅行に行ったらお土産も気になりますよね。
ブランドやアイテムによって値段はさまざまです。
お菓子やお茶などはスーパーで購入すれば、安く手に入ります。
おすすめのお土産はこちらです。
- 紅茶
- ショートブレッド
- Walkerのチョコレート
- Harrodsグッズ
- Libertyグッズ
- 英国王室グッズ
- パディントングッズ
購入場所やアイテムによってお値段が違いますが、大体1日に使うお土産代は5,000円程度の方が多いようです。
「おいしいお土産が買いたい!」「このグッズはどこで買えるの?」といったご質問は、現地在住のロコにお任せください。
無料で質問できるので、気軽に依頼してみてくださいね。
お土産については、以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
▷ロンドンでおすすめのお土産17選!英国ならではのアイテムから限定品まで幅広く紹介
ロンドンをお得に旅する方法5選!
日本より物価が高いロンドンを、少しでもリーズナブルに楽しみたい方におすすめの方法は以下の5つです。
- 航空券は早めに予約する
- ゲストハウスもおすすめ
- スーパーを活用して節約
- オイスターカードを使う
- 事前予約で割引を受ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
航空券は早めに予約する
航空券は早めに予約すると、割引や特典があることが多いです。
ロンドン旅行が決まったら、早めの予約がおすすめ!
ホリデーシーズンを避ければ、リーズナブルな航空券も見つかりやすいはずです。
また、直行便ではなくいくつかの都市を経由する乗り継ぎ便も要チェック!
直行便よりフライト時間はかかるものの、安いチケットが多い傾向にあります。
東京からロンドンまでは約13時間かかるので、乗り継ぎ便にして飛行機を降りた経由地で休憩するといった利用方法もおすすめです。
ゲストハウスもおすすめ
旅行の宿泊先はホテルだけではありません。
ゲストハウスやホステルなどもおすすめです。
シンプルなサービスのため、ホテルよりお手頃価格で宿泊できるうえ、旅行者同士の交流も楽しめます。
宿泊費を抑えたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
スーパーを活用して節約
外食費も高いロンドンでは、スーパーを活用するのがおすすめです。
一般的な食料品には付加価値税やサービス料がかからないため、外食より大幅に節約できます。
サラダやパン、牛乳、総菜、ビールなどを購入し、ホテルでゆっくりしながら食事をしたり、公園でピクニックもいいのではないでしょうか?
夕方には値引きされているものもあるので、よりリーズナブルに購入できます。
【ロンドンの主なスーパー】
- Tesco(テスコ)
- Sainsbury’s(セインズベリーズ)
- Morrisons(モリソンズ)
- ASDA(アズダ)
- Aldi(アルディ)
- Lidl(リドル)
- Waitrose(ウェイトローズ)
- M&S(Marks & Spencer)
海外のスーパーは、日本にはない調味料や食材があって見ているだけでも楽しめる方が多いはずです。
お土産購入にも活用してみてください。
ちなみにロンドンでもレジ袋は有料です。
スーパーオリジナルのエコバッグも人気なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
オイスターカードを使う
オイスターカードは交通系ICカードです。
1日の上限運賃に達すると、それ以上は引かれない仕組みになっています。
地下鉄やバスなどでの移動が多い場合は、オイスターカードを使うのがおすすめです。
詳しいオイスターカードについての情報は、「ロンドン・オイスターカードの完全ガイド(購入方法・チャージ・払い戻し・料金比較)」をご覧ください。
事前予約で割引を受ける
入場料がかかる観光スポットは、事前にオンライン予約をしておきましょう。
場所によっては当日料金より50%程度安くなる場合もあります。
また、無料スポットだけでも十分楽しめるので、食事やお土産に予算を割くことも可能です。
まとめ 物価が高いロンドン旅行を賢くお得に楽しもう!
今回は、ロンドン旅行でかかる費用を徹底調査しました。
4泊6日で約40万円の予算が目安ですが、お得に旅する方法をチェックすればもっとリーズナブルに楽しめます。
無料の観光スポットや、オイスターカード、スーパーなどを賢く利用して、ロンドン旅行を満喫してくださいね。
もし計画に迷ったら、ぜひロコタビをご利用ください。
ロンドン在住のロコが、日本語でお手伝いします。