香港への入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】
【2020年8月14日更新】日本から香港へはいつから行けるようになるのか? 入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、香港はもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、香港への入境規制・緩和情報をまとめました。
※この記事は外務省、在香港日本国総領事館や香港政府のサイト、香港のニュースサイト、キャセイパシフィック航空のサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
■外務省「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」
現在の日本から香港への入国制限・規制状況(外国人・日本人)
香港居住者以外は入国(入境)禁止
2020年8月14日現在、原則として、香港居住者以外の日本から香港への入国(入境)はできません。
ただし、以下の条件を満たす場合は入境が可能です。
- 中国大陸または台湾からの香港入境で、過去14日間に他の国/地域に滞在していない場合
- 外交/公用パスポートでの入境の場合(一般的なビザの要件が適用されます)
- 香港居住者の配偶者、子ども
- 現地政府職員で公務の場合
- 流行抑制のために香港政府から入境を許可された場合
- 就業、留学、事業の設立や参加、または香港での居住を目的として新しい入境ビザを保持している場合
上記の条件を満たしていても、すべての香港入境者が入境後14日間の自己隔離対象となっており、香港滞在予定・滞在可能期間が14日以内の場合は入境できません。
日本から香港入国後の14日間の自己隔離措置についての情報
隔離対象者は?
香港入境者のすべてが、入境後14日間の自己隔離の対象となっています。
また、以下の場合は強制検疫対象です。
- 中国本土からの入境及び過去14日以内に中国本土への滞在歴がある場合(香港居住者を含む)
- マカオ・台湾からの入境及び過去14日以内にこれらの地域への滞在歴がある場合(香港居住者を含む)
- 過去14日以内にその他の外国への滞在歴がある香港居住者
航空機で香港国際空港に到着するすべての無症状の入境者は、シャトルバスで検体受付センターに直行し、監視用電子リストバンドの装着と、唾液サンプルの提出が義務づけられています。
午前中に香港に到着した場合は、結果判明まで(8時間以上)検体受付センターに待機、午後または夜間に到着した場合は、シャトルバスでリーガル・オリエンタル・ホテル内の検査結果待機センターに移動し1泊する必要があります(宿泊費用は自己負担)。
検査結果が陰性の場合は、自身で手配した手段で速やかに滞在先に行き、14日間の強制検疫に入ります。自宅検疫中の指定日に再度唾液サンプルを採取し、指定クリニックに配送しなければなりません。
検査結果が陽性の場合は入院、濃厚接触者である同乗者は政府指定の検疫センターに収容されます。
過去14日以内に湖北省に滞在歴があり、深圳湾入境ポイント、港珠澳大橋入境ポイントから入境する場合、強制自宅検疫中に唾液サンプルを採取して指定クリニックに配送しなければなりません。
空港からの移動手段について
エアポートエクスプレス、MTR(地下鉄)やタクシー、自家用車などで移動できますが、公共交通機関内でのマスク着用は義務で、ソーシャルディスタンスに気をつける必要があります。
香港での乗り継ぎ(トランジット)制限
6月1日より、香港国際空港での乗り継ぎ(トランジット)が段階的に再開されています。
乗り継ぎ可能・不可
以下の条件を満たしている場合に限り、香港国際空港での乗り継ぎが可能です。
- 乗り継ぎの旅程が同一予約記録に含まれている場合
- 最終目的地の入国条件を満たしている場合
- 手荷物を最終目的地まで預け入れが完了している場合(スルーチェックイン)
- 出発地から乗り継ぎ後までの搭乗券の発行が完了している場合
- 便の乗り継ぎ時間が24時間以内の場合
また、中国本土から・中国本土への乗り継ぎは引き続き不可となっています。
上記の条件を満たしていても乗り継ぎ不可のケースもありますので、ご利用の航空会社にご確認ください。
現在の香港の様子
香港政府は2020年8月10日に防疫措置の延長を発表しました。
飲食店での規制
午後6時から翌午前4時59分までの店内飲食を禁止。1卓利用は2名まで、収容人数は通常座席数の50%まで、1.5m以上のソーシャルディスタンス規制やパーティションの使用、酒類提供場所の閉鎖等の諸規制も継続されています。
引き続きテイクアウト、デリバリーは可能です。フードコートの飲食エリアは閉鎖されました。
集団制限
公共の場での集まりは2名まで可能です。
マスク着用の義務化
屋内外の公共の場所や、公共交通機関利用時のマスク着用は義務となっています。
娯楽施設の営業再停止
一旦緩和されたサウナ、カラオケ、ジム等の営業は再度停止されました。
香港ディズニーランドは営業再開
香港ディズニーランドは系列のホテルや飲食店を除いて2020年1月26日から休園していましたが、6月18日に条件付きで再開となりました。
チケットは事前予約制、入場時の体温測定、マスク着用必須、ショーやパレード・お店などでは一定の距離を保つなどソーシャルディスタンスの対策が徹底されます。
今はまだミッキーやミニーたちと写真を撮ったり、触れ合ったりはできません。
日本から香港への入国制限・緩和情報まとめ
香港では新型コロナウイルスの新たな感染者数は減りつつありますが、感染者数はまだ多く死亡率も高いため、居住者以外の入境や観光やビジネスでの訪問解禁まではまだ時間がかかりそうです。
また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、香港は日本への入国制限対象地域に入っています。
そのため香港から日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。
1日も早くこの事態が終息し、日本と香港をまた自由に行き来できるようになることを祈っています。
それでも現地では日々緩和が進んでいますので、香港を訪れる予定のできた方は最新情報をチェックしてくださいね。