【2025年最新版】香港のスーパーマーケット完全ガイド!おすすめ店舗からお土産情報まで徹底紹介
香港旅行でぜひ楽しみたいのが、現地のスーパーマーケット巡り。
定番チェーン、高級スーパー、日系スーパーまで多彩に揃い、食料調達やばらまき用のお土産探しにもぴったりです。
本記事では、おすすめのスーパー、買い物時の注意点、お得な活用術からお土産アイデアまで、初めての旅行でも安心して活用できるよう詳しく解説します。
香港のスーパーマーケット事情
香港のスーパーマーケットは非常に利便性が高く、輸入品も多く取り揃えられた多国籍な商品構成が特徴です。
街の至るところにスーパーマーケットがあり、日本の商品も多く、観光客でも安心して買い物ができます。
香港のスーパーはどんな雰囲気?日本との違いは?
香港は都市がコンパクトで人口密度が高いため、スーパーは小型店舗が多く、アクセスが良いのが特徴です。
多国籍な住民構成に合わせて、アジア・欧米の商品がバランスよく揃うのも魅力の一つ。
また、24時間営業や深夜営業の店舗も多く、日本のコンビニのような感覚で使えるスーパーもあります。
香港の物価・スーパーの価格帯目安
香港の物価は全体的に日本より高めで、スーパーで購入する商品も全体的に割高だと感じるかもしれません。
特に生鮮食品や輸入商品は割り高なのは事実ですが、プライベートブランドが充実していたり庶民派スーパーもあるので節約も可能です。
香港の代表的スーパーマーケットチェーン
香港では大型チェーンが主流になっています。
数社の大手スーパーチェーンがシェアを占めていて、街のいたるところで同じスーパーに出会うほど。
では代表的なスーパーマーケットチェーンを紹介します。
Wellcome 惠康(ウェルカム)
Wellcomeは香港で最も歴史があり、最大級のスーパーマーケットチェーンです。
香港で300店舗以上をを構え、香港の街中で最もよくもよく見かけるスーパーといえるでしょう。
一部の店舗では24時間営業も実施しています。
尖沙咀・中環・旺角などの観光地周辺にも多数あり、観光客にもとても人気。
商品の価格帯は庶民派からやや中価格帯で、プライベートブランドも充実しています。
ParknShop 百佳超級市場(パークンショップ)
ParknShopもWellcomeに次いで大きなスーパーマーケットチェーンで、 地域密着型の庶民派スーパーです。
香港には300店舗近くあり、こちらもいたるところで見かけるスーパーですね。
幅広い商品ラインナップで輸入品の取り扱いも多く、和食材コーナーもあるので日本の食材が買いたくなったら行ってみましょう。
ParknShopもプライベートブランドが充実していて、低価格で品質の良い商品も購入できます。
高級&輸入系スーパーもチェック
WellcomeやParknShopはどちらかといえば比較的庶民派で全国規模のスーパーです。
次は高級志向や輸入系を多く扱っているスーパーも確認しておきましょう。
すこしいいお土産などの購入に最適です。
City’super(シティスーパー)
香港で最も有名な高級志向・輸入食材専門のスーパーマーケットです。
世界中から直輸入された食品や勇気商品など、プレミアム志向の人たちにはたまらない他では手に入らない珍しい食材などもあります。
特に日本の食材や調味料などが充実。
店内に寿司カウンターやイタリアンデリ、サラダバーなども併設されているので作りたてをテイクアウトやイートインで楽しむ事ができます。
Market Place(マーケットプレイス)
Market Place by Jasonsは、高級感のある都会スーパーで、欧米スタイルの輸入食品やワイン、デリが充実しています。
店内はスタイリッシュで落ち着いた大人の雰囲気で、高級ホテルの中で買い物をしているような気分になれるでしょう。
高級な輸入食品や健康志向の人たちに人気のオーガニック商品が豊富で、日本食材も多数取り扱いがあります。
Fusion(フュージョン)
Fusionは、先に出てきた大手スーパーマーケットチェーン「ParknShop(百佳)」が展開する、高級食材や輸入品を扱うスーパーです。
とはいえ、City’superやMarket Placeほど高級志向でもなく、中高級の都市型ス―パーとなっています。
日常の中に少し上質なものを取り入れたい人や観光客に人気で、香港と西洋が融合した高級すぎず手の届きやすいこだわりの商品が豊富に揃っています。
759 Store
759 Storeは、香港独自のユニークなディスカウント系スーパーで、日韓系の輸入食品などアジア系食品を安く購入することができます。
日本の商品は特に豊富で、じゃがりこやうまい棒、ポッキーなど日本でおなじみのお菓子がずらりと並んでいるので、日本人はテンションが上がりますね。
通路が狭く商品がぎっしり陳列されていて、日本のドン・キホーテのようなスーパー。
訪れる客は地元の人が多く英語表記も少ないため、ローカル体験としては楽しい買い物ができそうです。
会員割引もあるので、ぜひ利用してみましょう。
AEON(イオン)
日本のイオンが展開するスーパーマーケットで、日本式の総合スーパーとして現地でも親しまれています。
食品や日用品、衣料品など全てがそろう総合スーパーで、店舗内にダイソーなどの100均コーナーが併設されている場合もあります。
日本製食材が厳選されていて、寿司やおにぎり、お弁当などが大人気。
香港ではイオンというと、信頼性や清潔感、安心価格といったイメージがあります。
Marks & Spencer(マークスアンドスペンサー)
Marks & Spenceは、イギリス発祥の老舗スーパーマーケットで、商品はほぼイギリス本社から直送されています。
店内は欧州スタイルの洗練された雰囲気で、商品のパッケージもおしゃれ。
英国ブランドの焼き菓子や冷凍食品が充実していて、香港では「イギリスの味がそのまま楽しめる店」としても人気を集めています。
「M&S」のオリジナルブランドも人気で、イギリスのお菓子や紅茶、グルメ食材が好きな方にはピッタリなスーパーです。
エリア別おすすめ店舗(香港島・九龍・新界)
次は、香港島・九龍・新界のエリア別おすすめ店舗を紹介します。
香港島(中環・銅鑼湾・湾仔)
香港島は外国人駐在員が多く、高級住宅地や商業地が集まっているので、輸入スーパーや高級志向向けのスーパーが充実しています。
- City’super (中環駅直結)
- Fusion (Quarry Bay駅)
- Market Place (Wan Chai駅)
- Wellcome(Causeway Bay駅など多数あり)
旅行者にとても便利な都市高速鉄道(MTR)沿いに主要スーパーが並んでいるので、観光次いでに効率よく回ることができますね。
九龍(尖沙咀・旺角)
住宅街と商業エリアが共存している九龍地域では、ファミリー層が喜ぶモール併設スーパーが多くなっています。
- Wellcome(Sai Yeung Choi Street近く)
- ParknShop(ネイザンロード沿いなど多数あり)
- AEON (MTR九龍湾駅直結)
九龍地区にはこれだけに限らず旅行者が通いやすいエリアに多くのスーパーが立ち並んでいて、どこのスーパーにするか迷ってしまうかもしれません。
新界(沙田・屯門)
住宅街で郊外型の街が多く、ファミリー層から地元住民向けのスーパーが中心になっています。
- AEON (MTR屯門駅直結など多数あり)
- 759 Store (元朗駅前、上水駅ビル、屯門市廣場など多数あり)
新界地区は、759 Storeなど地元の人たちが使うスーパーが多めでローカルな楽しみ方ができるエリアです。
大容量の商品や掘り出し物を探してみましょう。
香港のスーパーマーケットで買えるおすすめのお土産
お土産を買うにはスーパーがとてもおすすめ。
空港や観光地の専門店よりも安い値段で購入できます。
スーパーマーケットで買えるおすすめのお土産を紹介しますね。
ローカルお菓子
香港のスーパーでは、地元の人がよく食べているローカルお菓子がたくさん売っています。
香港らしさが伝わるのでお土産としてもとても人気。
- エッグロール(蛋卷)
- パイナップルケーキ(鳳梨酥)
- 京都念慈菴NIN JIOMののど飴
など、香港ならではのお菓子がおすすめです。
インスタント食品
香港土産にはインスタント食品も魅力的です。
香港限定の味やパッケージ・ブランドなどが揃っていて、軽いので持ち帰りも荷物になりません。
- 出前一丁香港限定味(香港では日清の出前一丁が定番ブランド。日本にはない味も豊富です)
- 維他(飲料ブランドVitasoが出しているレトルト系食品で、スープパスタや中華粥が有名)
などがお土産向けのインスタント食品としてあります。
喜ばれるお土産になるでしょう。
お茶
香港のお土産に一番のおすすめといっても過言ではないのはお茶。
香港らしいお茶の種類が多く、軽くてかさばらず、健康志向の人にも選ばれやすいなど万能なお土産です。
- 鉄観音(烏龍茶系)
- プーアル茶
- ジャスミン茶
などたくさんの種類のお茶を選ぶことができます。
個包装のティーバッグは配る用のお土産に最適で、箱入りや缶入りなどはギフト向けにも選びやすいですね。
PBブランド雑貨(エコバッグなど)
スーパーのプライベートブランド雑貨も香港のお土産としてとても人気です。
特にお土産にしたいのがエコバッグ。
実用的でかさばらないうえに、ローカル感がありおしゃれなデザインも豊富です。
日本では手に入らない限定デザインのものを選べばお土産には最適でしょう。
その他キッチン雑貨や文房具、ハンドクリームやリップなどもプライベートブランドで販売されているのでお土産にはおすすめですね。
中華系調味料
料理好きな人やアジア料理に興味がある人へのお土産には中華系の調味料が喜ばれるでしょう。
日本では簡単に手に入りにくい香港・広東料理独特の調味料なども多く、ローカル感たっぷりです。
XO醤やオイスターソースは定番で、麻婆豆腐の素やチャーハンの素など、入れるだけで出来上がる系も手軽でいいですね。
肉類が含まれていないか要確認!
香港でお土産を買うときには肉類が含まれていないかをしっかりと確認しましょう。
日本の検疫法で肉製品や肉成分を含む加工食品の持ち込みが禁止されていて、香港で売られている肉製品はたとえ加工されていても日本には原則持ち込めません。
ポークジャーキーやソーセージ類、ハムなどもNG。
せっかく購入したお土産も空港で没収・廃棄対象になってしまうと悲しいので、加工食品をお土産にするなら非動物性のものが安心です。
スーパー利用時に知っておきたいポイント
香港でスーパーを利用するときのポイントをお伝えします。
中国語ができなくても買い物できる?
香港の公用語は広東語と英語なので、スーパーでも簡単な英語ならほとんど通じます。
City’superやAEONでは陳列棚に日本語の表記も多く、困ることはほぼありません。
759 Storeは英語が通じない場合が多く、陳列されている商品は日本のものが多いですが、店内表記やレジ対応は広東語中心となっています。
覚えておくと便利な広東語フレーズ(スーパー編)
日本語の意味 | 広東語の読み方(カタカナ) | 広東語(繁体字) |
---|---|---|
レジ袋は必要ですか? | イウムイウ ガウドイ? | 要唔要膠袋? |
袋はいりません | ムサイ ガウドイ | 唔使膠袋 |
これはいくらですか? | ニーゴー ゲイドーチン? | 呢個幾多錢? |
〇〇はどこですか? | 〇〇 ハイ ビン? | 〇〇喺邊? |
レジはどこですか? | サウガン ハイ ビン? | 收銀喺邊? |
広東語は発音が重要ですが、カタカナでもある程度通じることがあります。
スマホのメモやスクショで提示するのもおすすめです。
レジ袋は有料?エコバッグ持参が基本
香港ではほとんどのスーパーでレジ袋は有料で、エコバッグの持参が基本となっています。
エコバッグを持参していない場合は紙袋やバイオ袋の購入が必要で、小サイズで0.5香港ドル前後、大サイズで1〜5香港ドル前後で販売されています。
店内でオリジナルのエコバッグを購入するのも記念になっておすすめです。
レジでよく聞かれるのが「要唔要膠袋?(レジ袋いりますか?)」という広東語。
エコバッグがある場合は「唔使(ムサイ=いりません)」と返すとスムーズです。
支払い方法:現金・カード・非接触決済
香港のスーパーは支払い方法が多様で、とても便利に利用できます。
現金はもちろん、電子マネーやQRコード決済、クレジットカードも広く対応しています。
近年ではキャッシュレス化が進んでいて、一部レジでは現金が利用できなかったり、有人レジでも細かいお釣りが出ない場合もあるので現金で支払う場合は注意しましょう。
ほとんどのクレジットカード(VISA / Master / Amexなど)やApplepayやGooglepayなどの電子マネーが利用可能です。
香港の電子マネーの代表格、オクトパスカードはスーパーでは最もポピュラーで、観光者向けの「ツーリストオクトパス」も発売されています。
759 Storeでは、店舗によってはオクトパスカードしか使えないところもあるので注意しましょう。
セルフレジの使い方と注意点
香港ではセルフレジがとても普及していて、大型チェーンのスーパーでは日常的に利用されています。
言語表記も英語表記に対応していて使い方も4ステップと簡単です。
↓ステップ1
画面に「English/繁體中文」の表記を確認し、「English」を選択
↓ステップ2
商品をスキャン。読み取ると画面に商品名と金額が表示されるので、確認できたら横の棚に商品を置く
↓ステップ3
商品をすべてスキャン出来たら「PAY」を選択し、支払い方法を選ぶ
↓ステップ4
支払いが完了したらレシートを受け取り、終了
簡単ですよね!ぜひトライしてみてください。
営業時間と定休日
香港では基本的に年中無休で早朝から夜遅くまで営業しているスーパーマーケットが多く、とても便利です。
都心部では22時から24時頃まで営業している店舗が数多くあり深夜まで買い物が可能。
WellcomeやParknShopなどの大手チェーンは、一部24時間営業の店舗もあるのでうれしいですね。
香港のスーパーは定休日の設定がないことが多く、旧正月やクリスマス・元旦などの祝日も営業している店舗がほとんどです。
ただし、祝日などは短縮営業をしている店舗もあるので事前に確認しましょう。
スーパーでお得に買い物する方法
香港のスーパーは、日本に比べると少し割高に感じてしまうかもしれませんが、コツを押さえればお得に買い物ができます。
観光客でも活用できるテクニックもあるので参考にしてください。
セール日や特売コーナーを狙う
まずはセール日や特売コーナーを狙って買い物をしましょう。
セール日はスーパーごとに異なります。
大手チェーンのWellcomeやParknShopは、毎週金土日が特売日になる店舗が多く、City’superは火曜日が特売日に設定されている店舗が多いので訪れてみましょう。
「買⚪︎送⚪︎」アイテムをチェック
香港や中国、台湾などでよく使われているお得な販売用語に「買〇送〇」があります。
「これは〇個買えば〇個無料でついてくる」ということで、「買2送1」だと2個買えば1個無料でついてくるという意味になります。
対象商品は同じ種類で同じ価格のものが原則となり、自分で意味を理解して買い物カゴに入れないと割引にはなりません。
香港のスーパーでは黄色や赤札でこの表記がよく見られるので、見逃さずに活用しましょう。
ポイントカード・会員制度の活用
ポイントカードや会員制度の活用もおすすめです。
スマホアプリで即日登録ができるものもあり、観光客でも利用OK.
Wellcome・ParknShop・Fusionは「yuu(ユーカード)」という共通の会員制度があり、スマホアプリで即日登録が可能です。
City’superも、観光客向けに一時会員登録ができる制度があるのでぜひ活用してくださいね。
まとめ:香港のスーパーマーケットを賢く楽しもう!
香港を旅行するときはスーパーマーケットをぜひ利用してください。
食費の節約やお土産選びなどあらゆる面で役に立ちます。
セルフレジが導入されている店舗が多いので、広東語や英語に自信がなくても心配なし。
香港ローカルな生活感も味わえて、旅行がより楽しくなるでしょう。
香港のスーパーマーケットを賢く利用し、より良い旅にしてくださいね。