【2024最新版】ヘルシンキ ・ヴァンター国際空港完全ガイド！空港での過ごし方から乗り継ぎ、市内へのアクセス方法まで徹底解説

日本からフィンランドへの玄関口となるヘルシンキ・ヴァンター国際空港（HEL）。北欧らしいデザインの美しい空港はコンパクトで乗り継ぎにもおすすめ。

日本でも大人気のマリメッコ、イッタラのショップやムーミンカフェ、ムーミンショップもあり楽しく待ち時間を過ごせます。

今回はヘルシンキ空港の乗り継ぎ方法やヘルシンキ市内へのアクセス方法、空港での過ごし方、空港近くのホテルまで、気になる情報を徹底的に解説します！

ヘルシンキ ・ヴァンター国際空港（HEL）ってどんな空港？

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港は、スウェーデンのストックホルム空港と並んで北欧の玄関口として大きな役割を担っています。

2013年から10年かけ、約10億ユーロを投資する大規模なターミナルのリニューアルが行われたことでも有名です。
新しくオープンしたターミナルは、北欧らしさのある木の温もりが感じられ、フィンランドにきたんだと実感させてくれます。

国際空港評議会（ACI EUROPE）が主催の、2023年度「最も素晴らしいヨーロッパの空港（ベスト・ヨーロピアン・エアポート）」賞の「旅客数1000万人～2500万人」部門で1位にも選ばれた空港なんですよ。

外国人観光客の乗り継ぎ者も多いヴァンター国際空港。

事前に情報をチェックしてスムーズに旅行を楽しみましょう！

ヘルシンキ空港のターミナルはいくつ？

ヘルシンキ空港には、ターミナルは1つだけです。
以前は2つに分かれていたターミナルですが、2021年にリニューアルされました。
今まで迷いがちだったターミナルも新ターミナルの1つのみとなり、１階が到着フロア・２階が出発フロアと分かりやすくなり、より充実した空港に生まれ変わりましたよ。

ターミナルのスペースは広くとられているため人混みや混雑感は少なく感じられるはずです。

日本からの直行便はある？

日本各地から直行便が出ています。

羽田空港からの直行便は毎日運行していて、JAL（日本航空）とFinnair（フィンエアー）が運行。

フィンエアーは他にも成田空港と関西国際空港（大阪）の路線は1日おきの頻度で就航していて、中部国際空港（名古屋）発着の便は2024年6月以降再開予定です。

発着空港が多いので札幌や伊丹、地方都市からの乗り継ぎも検討しやすいのではないでしょうか。

フィンエアーの便名はAYから始まるので目印にしてみてください。
（例：東京羽田発着便のコード名はAY062）

ヘルシンキ空港のラウンジは？

ヘルシンキの空港には、いくつかラウンジがあります。

フィンエアーのラウンジは、ターミナルビル全体で3箇所設けられています。1つは22番ゲート周辺に、もう2つは52番ゲート付近にあります。

また、プラチナウイングは、フィンランド式のサウナがあることも有名です。

スターアライアンス系列のラウンジはないので、ワンワールド系列の特典やプライオリティパスを持っている方が利用できます。

食事サービスが充実していないというクチコミもありますが、世界でも評価が高いフィンエアーのラウンジ、時間があればぜひ立ち寄りたいところです。

フィンエアーラウンジのほかにも、料金を払えば誰でも利用OKなアスパイア ラウンジ（Aspire Lounge）、プラザプレミアムラウンジ（Plaza Premium Lounge）もあります。

チェックしてみてくださいね！

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港での乗り継ぎ方法

北欧の玄関口として数多くの海外旅行客が利用するヘルシンキ空港。

他の旅行者の流れに乗るだけでは不安な方は事前に乗り継ぎの流れを確認しておきましょう。

短時間での乗り継ぎが可能ですが、混雑している場合に備えて動きを把握していると安心です。

ヘルシンキ空港での乗り継ぎは素早く簡単！

ターミナル数がひとつになり、ターミナルビル内で完結するのでとても便利です。

乗り継ぎゲート間の移動は直線的な動きですが、フロアが分かれている箇所もあるので掲示板の案内を見逃さないように注意しましょう。

サイン表示には日本語表記が使われている箇所もあります。

セキュリティチェックとパスポートコントロール（出入国審査）

日本から乗り継ぎ後にシェンゲン協定に加盟しているEU国に向かう場合、またはそれらの国から乗り継ぎ後に日本に向かう場合はパスポートコントロールを通ります。

ヘルシンキ空港発着ではない乗り継ぎの場合でもセキュリティチェックを通る必要があるので、液体やパソコンなどは手荷物からすぐ取り出すことができると安心です。

乗り継ぎでよく使われる空港なので周りをよく見て流れに乗りましょう。

乗り継ぎ最短時間

搭乗するフライトが同じ航空券として発行されていて、フィンランド国内線のフライトであれば最短35分で乗り継ぎが可能！

ヨーロッパの他のエリアへの国際線乗り継ぎでも同一航空券であれば35〜40分、航空会社が異なる場合は75分の時間が見込まれます。

乗り継ぎ前のフライトの座席の位置や着陸時間、パスポートコントロールの列に左右されることもあるので時間があればあるほど安心ですが、不安が多い空港ではありません。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港内の楽しい過ごし方

大きい空港という訳ではありませんが、フィンランドを代表するお店が並んでいたり、洗練された内装や飛行機の写真を撮ったりしながら旅行のひと時を過ごすことができます。

特にムーミンのお店や北欧デザインショップは好きな人なら何回見ても飽きることがないはずです！

可愛いムーミンカフェでお茶する

Photo by Pika

女性やお子様連れにも人気が高いムーミンカフェでかわいいインテリアや食器を眺めながら旅行のひと時を過ごすことができるスポット。

カフェはシェンゲンエリア内にしかありませんが、朝5時の時間帯から営業しているのでムーミンファンのみならず時間がある人は足を止めてみてはいかがでしょうか？

マリメッコ、イッタラ、ムーミンショップや免税店でお買い物

Photo by Pika

フィンランドといえば素敵なデザインのグッズやムーミングッズは見逃せません。

特に有名なマリメッコやイッタラ、ムーミンのお店はシェンゲン区域内のエリアと区域外のエリアのそれぞれに店舗があります。

空港から出てマリメッコやイッタラのアウトレットに行くという人はアウトレットの方が安く手に入ります。

ファンは大興奮ですよ！

木の温もりを感じるフィンランドデザインのインテリアを楽しむ

Photo by Pika

どこを見ても白や自然な風合を基調としたデザインや清潔感を感じさせる施設が旅行者を居心地よくさせてくれます。

ゲート19の近くにはかわいらしいお子様向けのプレイグラウンドもあります。

コンパクトにまとまっている空港なので時間がある方は隅々まで見て回ることができるはずです。

空港マップURL：https://www.finavia.fi/en/airports/helsinki-airport/airport/map

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から市内中心部へのアクセス方法

Photo by 三井

空港から中心部までは混雑も少なく、とてもスムーズに移動することができます。

公共交通機関も発達していて、空港からの移動だけではなく街中ではトラムやフェリーを使うこともできるので観光を予定している人にはおすすめの交通手段です。

電車

Photo by 三井

電車が最もポピュラーな移動手段です。

片道のみのチケットで問題ありませんが、午前中に着いて観光を予定している場合は1日券を購入した方がお得です。

改札がないので事前にプラットフォームで購入するか、ヘルシンキの公共交通機関HSLのアプリで手続きを済ませましょう。

バス

Photo by 三井

バスも電車と同様に一般的な移動手段で、電車よりも遅くまで運行しています。

バスの表示は600番を頼りに探してみましょう。到着場所は電車の駅の駅前です。

乗り放題券の日数は1日以上も指定することができます。

タクシー

Photo by 三井

タクシーの受付カウンターは24時間営業しているのでその場で確認することも可能です。

運行会社によって値段が若干異なるので事前に予約しておくと安心です。

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に近くて便利なホテル

Photo by 三井

出発が早い、到着が遅い旅行者にとって泊まるところとホテルへのアクセスは大事ですよね。
筆者おすすめのホテルを紹介します。

ヒルトン

時期や予約次第ではホテルの名前ほど高くなく、空港直結なので利便性を優先したい人向けです。

ホリデーイン

ネット上の評価レビューはあまり高くありませんが、ヨーロッパで一般的なホテルチェーンで価格相応ですが比較的安価に泊まることができます。

まとめ：事前に予習してヘルシンキ空港を満喫しよう！

Photo by Pika

世界の都市と北欧をつなぐハブ空港。

ヘルシンキ空港をストップオーバー（24時間以上滞在の乗り継ぎ）で利用されるという方も多いかもしれません。

短時間の乗り継ぎの人混みと一度空港を出る手順は異なるので、並ぶところを間違えないように注意しましょう。

乗り継ぎでも短時間の滞在でも幸せの国フィンランドで心和む時間を過ごしてください。