フィレンツェ旅行で気になる天気は？降水量の多い季節や雨でも楽しめる観光スポット

イタリアのフィレンツェ観光に行くならまずチェックしておきたいのは旅行中の天気ですよね。

天気は変わりやすいとはいえ、地域の気候や平均気温などはだいたいわかっているため事前に対策をしていくことが重要です。

今回はフィレンツェへ旅行に行く際に役立つ天気の情報や、旅行のベストシーズン、雨でも楽しめる観光スポットを紹介します。

イタリアのトスカーナ地方に位置するフィレンツェ

イタリアの文化や歴史、芸術、そしてグルメが集まった街「フィレンツェ」は観光にも人気の都市！

フィレンツェは日本のように四季があるので、旅行する際は事前に現地の気候を知り、快適に過ごせる服装を準備しましょう。

フィレンツェの平均気温や日照時間、降水量を紹介するので、旅行のプランを立てる際にぜひ参考にしてくださいね。

春のフィレンツェの天気（3～5月）

植物が開花を迎える春のフィレンツェは、旅行のベストシーズン！
日中の気温は約15～20℃と穏やかな気候で過ごしやすいです。3月はまだ肌寒い日があるので、温度調節できる上着を持っていくことをおすすめします。
夜は気温が10℃以下まで下がることもあるので、外出時は上着があると安心です。

参考：世界気象機関（WMO）

夏のフィレンツェの天気（6～8月）

夏のフィレンツェはとても暑くジメジメとしていますが、降水量はそこまで多くありません。

気温が30度を超える日もあり、暑さ対策と日焼け対策は必須です。また、夏は日照時間が約14時間ととても長いことも特徴。

夏はバカンスを楽しむ観光客が増える観光のピークシーズンでもあるため、街全体が活気に溢れます。

参考：世界気象機関（WMO）

秋のフィレンツェの天気（9～11月）

秋のフィレンツェは暑さが和らぎ過ごしやすく、春に並び観光のベストシーズンです！

とはいえ、秋は春に比べて降水量が多く、特に10月からは雨の日が増える傾向にあります。雨の日は美術館巡りやショッピングを楽しむなど、天気に合わせて旅行プランを立てましょう。

秋はワインとなるぶどうの収穫時期でもあり、日本と同様、紅葉の景色を楽しむことができるのも魅力です。

参考：世界気象機関（WMO）

冬のフィレンツェの天気（12～2月）

冬のフィレンツェは寒いので、防寒対策をしっかりとして観光しましょう。

雪がふることもありますが、積もるほど大雪になることは珍しいです。クリスマスマーケットなど、冬ならではのイベントを楽しみたい方にはおすすめの季節と言えるでしょう。
冬のフィレンツェはオフシーズンなのでホテルが安く取りやすいことも特徴です。

参考：世界気象機関（WMO）

フィレンツェ旅行のベストシーズンは春と秋の「4・5・9・10月」

フィレンツェ観光を快適に楽しみたいなら、春の4～5月、または秋の9～10月が最適です。

夏のフィレンツェはピークシーズンなのでどこも人が多く、ホテルの値段も他の季節よりも高くなる傾向にあります。日照時間が長いので1日を有効活用できるのは魅力ですが、猛暑日となることもあるので紫外線対策は必須。

その点、冬はホテルを安くとれることが多いのでコストパフォーマンスを重視する方にはおすすめの時期ですが、寒さ対策が必須です。また、秋～冬にかけては降水量が増え雨の日も多くなります。

以上のことから、過ごしやすい気候で混雑も比較的避けられる春と秋が、フィレンツェ観光にぴったりの季節だと言えるでしょう。

春はお花見、秋はワイン祭りなど、季節を感じるイベントが楽しめるのも魅力です。旬の食材が豊富なので、グルメを楽しみたい方にもおすすめの季節ですよ！

雨のフィレンツェを最大に楽しめる観光スポット6選を紹介

フィレンツェ観光に行く日の天気予報を見たら雨だった……！そんな時にぜひ訪れてほしい、フィレンツェの雨でも楽しめる観光スポットを6箇所ご紹介します。

フィレンツェの見どころには教会や美術館など屋内の施設が多いので、雨でも問題なく楽しめるのが魅力ですね。

フィレンツェ中央市場

フィレンツェ中央市場は、フィレンツェ1番の規模を誇る巨大な市場！

1階が食料品売場、2階がフードコートとなっており、屋内なので雨の心配なくショッピングやグルメが楽しめます。

1階の食料品売場ではパスタやお菓子など、イタリア土産を探すのにぴったり！2階ではパスタやピザを始め、伝統的なトスカーナ料理やワイン、スイーツなど、数多くのイタリアグルメが味わえます。

お手洗いやWi-Fiもあり、営業時間も長いので、ゆっくり滞在できるのも魅力です。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

ドゥオーモの名で知られるフィレンツェで一番人気とも言える観光スポット。

ドゥオーモを見学するためにフィレンツェを訪れる方も多いのではないでしょうか？
建物の中に入ってしまえば雨を防げるので、雨の日でも安心して楽しめる観光地です。

ドゥオーモへの入場料は無料ですが、大聖堂上部のドーム「クーポラ」に入るには日時指定のチケットをとる必要があります。

サンタ・クローチェ教会

フィレンツェ最大規模の大きな教会です。イタリアのゴシック様式を用いられた建物は、シンプルながら厳かな雰囲気が漂います。

主祭壇や著名人の記念碑など、教会内には繊細なアートが数多く存在し、ミケランジェロ・ブオナッローティやガリレオ・ガリレイなど、多くの著名人が埋葬されている教会としても有名です。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂（ドゥオーモ）の目の前にあり、関連施設でもある洗礼堂です。見どころは、何と言っても天井一面を覆う黄金のモザイク画！

サン・ジョヴァンニ洗礼堂にのみ入場できるチケットは無いため、複数のドゥオーモ複合施設に入場できるチケット「Brunelleschi Pass」「Ghiberti Pass」「Giotto Pass」いずれかを購入する必要があります。

ウフィッツィ美術館

ルネサンス期の有名絵画を2,500点以上収容している美術館。

ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」やミケランジェロの「聖家族」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、誰もが一度は目にしたことがある絵画も数多く展示されています。

見どころの多い美術館なので、混雑状況にもよりますが、所要時間は2～4時間をみておきましょう。

チケットは当日の購入も可能ですが、並ばずに入場したいのであれば公式サイトからの事前購入がおすすめです。

アカデミア美術館

アカデミア美術館は、ダビデ像を始めとしたミケランジェロの有名な彫刻が数多く収容されている美術館です。

2階建てでシンプルな造りの美術館となっており、主要な作品はほぼ地上階に集まっています。所要時間は1～2時間ほどみておけば、館内をしっかり見学できるでしょう。

チケットは当日購入のほか、＋4ユーロで日時指定の上、事前購入も可能です。

まとめ：フィレンツェの天候に左右されないスポットもチェックして旅行にでかけよう

イタリアの芸術や歴史、グルメの集まる街「フィレンツェ」の気候を季節ごとにご紹介しました。
日本のように四季のあるフィレンツェは、季節により気温が大きく異なります。しっかりと旅行時の気侯に合わせた服装を用意していきましょう。
雨の日でも楽しめるフィレンツェのおすすめ観光スポットもまとめたので、天気予報が雨だった際はぜひ参考にしてくださいね！