【2025年最新】シンガポール旅行の費用はいくらかかる?3泊5日の予算と現在の物価まとめ
【2025年最新】シンガポールに旅行へ行く際にかかる費用は実際にいくらくらいするのでしょうか?経済成長に伴い物価も上昇し、日本から遊びに来ると高く感じる人も少なくありません。
この記事では、シンガポール旅行の前に知っておきたい現地の食費やホテル費用の目安、交通費などの物価情報や、旅費をおさえるポイント、3泊5日の予算をご紹介します。
※この記事の情報は2025年1月時点のレート(1シンガポールドル=約114円で換算)を基に計算しています。最新の為替レート情報をご確認ください。
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シンガポールの物価は高い?
シンガポールは「物価が高い国」として知られていますが、どの費用が高く、どの部分で節約できるのかを知れば、無理なく旅行を楽しめます!
ただし、シンガポールの全体的な物価をみると一概に高いとは言えません。
旅行者目線でホテルステイやレストランでの食事メインで、ある程度のレベルの場所を選ぶとそこそこ値段が張って高いと感じる場合もありますが、ローカルな場所を選んで行動すれば旅費を抑えることも十分可能です。
この記事では、旅行者の視点からシンガポールの物価事情をわかりやすく解説します。
住居関連は確かに高い!観光客への影響は?
シンガポールの物価の中で特に高いのは、不動産関連の費用です。
年々不動産価格が上昇しており、現地に住む人々にとって大きな負担となっています。この影響は旅行者にも少なからず反映されており、ホテルの宿泊費が全体的に高めです。
例:宿泊費の目安
- 3つ星ホテル:1泊あたり約15,000〜25,000円
- 5つ星ホテル:1泊あたり約40,000円以上
ただし、安価なゲストハウスやホステルもあるため、予算に応じた選択が可能です。
消費税やサービス料にも注意
シンガポールでは物品を購入したときに、GST(Goods and Services Tax)と表記される消費税が9%かかります。
レストランではサービス料(10%)もかかり、価格の横に++と表示してあれば、消費税とサービス料がプラスされるという意味になっているので、請求金額にプラスして請求されます。
チップは基本的に払う必要はありません。
シンガポールの通貨
シンガポールの通貨はシンガポール・ドル(S$)で、1シンガポール・ドル=114.06円(2025年1月現在)です。
日本で両替するよりも、現地で両替した方が一般的にレートは良いでしょう。
街中の銀行や両替所などで日本円からシンガポール・ドルへ変更可能です。
紙幣と硬貨の種類
紙幣(7種類):S$2、S$5、S$10、S$50、S$100、S$1,000、S$10,000(※高額紙幣は流通がほとんどありません)
硬貨(6種類):S¢1、S¢5、S¢10、S¢20、S¢50、S$1
※S$1,000は2021年より、S$10,000は2014年に発行が中止されておりほどんど流通はしていません。
シンガポール・ドルはレートの変動幅が管理され、一定のレートの中で変動をするのでレートが急激に変わることはよっぽどないとされています。
しかし、10年前と比較すると2015年はS$1あたり90円、2016年に79円、そこから2019年までは75~80円をさまよい、2022年にはS$1あたり105円となり今に至ります。
少しずつ着実にレートはあがってきており、2025年1月には114~115円を彷徨っている様子です。
あわせて読みたい記事:シンガポール旅行者におすすめの両替方法を徹底比較!レート良く両替するコツを紹介
3泊5日でシンガポール旅行をする場合の費用は?
シンガポール3泊5日の旅行にかかる費用は、1人あたりおよそ16万円〜ほどです。
東京発で考えた日系航空会社や標準のランクのホテルの利用をもとに平均的な費用をまとめました。
項目 | 費用の目安 | ポイント |
---|---|---|
航空券 | 約90,000円~(エコノミー直行便) | 日本↔シンガポール間のLCCも多いので更に予算を抑えることも可能! |
宿泊費 | 約45,000円(1泊15,000円~) | 主要エリア3つ星ホテルの平均値。 |
食費 | 約20,000円~(1日5,000円~) | ローカルフードを中心にすればさらに抑えられます。 |
交通費 | 約4,000円(1日1,000円) | EZ-Linkカードで割引をうけよう! |
観光費 | 行く場所による(無料~1万円程) | 無料スポットメインなら費用抑えめでいけます。 |
通信費 | 約3,000円(Wi-FiレンタルやSIM) | 空港受け取りのSIMカードやポケットWi-Fiが便利。 |
※現在のシンガポールの物価から考えた大体の目安です。
ここから飛行機をLCCに変えたり、ホテルのランクをあげたりさげたりすることで費用は変わってきます。
現地ツアーを利用したりアミューズメントパークなどへ行く場合はプラスで料金がかかるので、実際にどこにいきたいのか何をしたいかなどを明確にしておくことがポイント。
航空券
シンガポールへの航空券代は時期や航空会社、予約タイミングによって異なりますが、以下が目安です。
- エコノミークラス(直行便):5〜8万円
- エコノミークラス(乗継便):4〜6万円
- ビジネスクラス:20〜40万円
- ファーストクラス:50万円〜120万円
旅行オフシーズンやプロモーション期間を狙えば、さらにお得な料金が見つかることがあります。
宿泊費・ホテル代
シンガポールの宿泊費はエリアやホテルランクによって大きく変わります。以下は1泊あたりの目安です。
- バジェットホテル・ホステル:3,000〜6,000円
- ミッドレンジホテル:10,000〜20,000円
- 高級ホテル:25,000〜50,000円
- 超高級ホテル(マリーナベイサンズなど):80,000円〜
宿泊費を抑えたい場合は、郊外のホテルやホステルを検討するのがおすすめです。また、早期予約で割引を受けられる場合があります。
食費(飲み物・間食・食事など)
旅行者が気になる食事代ですが、これはお店の選び方で大きく変わります。
高級レストランでの食事は日本と同等、もしくはそれ以上の価格になることもありますが、ローカルフードを楽しめる「ホーカーズ(屋台街)」を利用すれば、驚くほどリーズナブルに美味しい食事が楽しめます。
例:食事代の目安
- 高級レストラン:1食約3,000〜8,000円
- ホーカーズ(屋台街):1食約500〜1,000円
例えばコンビニとスーパーだと値段が大分違ったり、食事をホーカーセンターメインでするかレストランメインでするかなど食べたいものによっても違うでしょう。
旅行者目線でわかりやすくだいたいの目安を紹介します。
【チェーン(フランチャイズ)のお店】
◾️マクドナルド
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
ハンバーガー | S$2.3 | 約260円 |
ダブルチーズバーガー | S$4.75 | 約540円 |
ビッグマック | S$6.65 | 約760円 |
フライドポテト | S$2.3~ | 約260円~ |
アップルパイ | S$1.5 | 約170円 |
※2025年1月時点
◾️スターバックス
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
コーヒー(Cold Brew) | S$6.0~ | 約680円~ |
カフェラテ | S$6.8~ | 約775円~ |
リフレッシャー | S$7.3~ | 約830円~ |
フラペチーノ | S$7.0~ | 約800円~ |
ケーキ | S$7.5~ | 約850円~ |
マフィン | S$4.5~ | 約510円~ |
※2025年1月時点
【外食費(朝食、ランチ、ディナー、間食)】
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
屋台飯 | S$5~ | 約570円~ |
ランチ(レストラン) | S$10~ | 約1150円~ |
ディナー(レストラン) | S$30~ | 約3420円~ |
チェンドル | S$2.5~ | 約280円~ |
カヤトースト | S$5~ | 約570円~ |
※2025年1月時点
ホーカー(Hawker)と呼ばれる屋台通りで食事をすれば、1食S$5~10ほどで済ますことができます。
現地の人に人気で大抵ここへ食事に来る人が多いです。
有名なチリクラブなどは安くてもS$55くらいからで、お店によって値段が変わってきます。
◾️おすすめのホーカーズ
- ラオパサ・サテーストリート
▷美味しいサテー(串焼き)をリーズナブルに堪能!
- マックスウェル・フードセンター
▷チキンライスの名店「天天海南鶏飯」が有名です。
【スーパーやコンビニで買えるもの】
基本的に飲料は日本と同じくらいか、少し高い印象です。
日本でも同じですが、ホームブランドのものは多少安く販売されていたりします。
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
ミネラルウォーター(500ml) | S$1.25 | 約140円 |
レッドブル | S$2.95 | 約335円 |
牛乳(2L) | S$3.7 | 約420円 |
ビール(キリン・350ml×6) | S$17.9 | 約2040円 |
プラウンロール | S$5 | 約570円 |
パイナップルケーキ | S$20 | 約2280円 |
※2025年1月時点
お菓子は一見高く見えますが、入っている量が多かったりするため日本と同じくらいの価格といえるでしょう。
マレーシアやシンガポールブランドのものは安い上に日本でもあまり見かけないものが多いので、ばらまき用のお土産には丁度いいかもしれません。
宿泊費(ホテル代)
ホテルの値段はグレードによってピンキリですが、ゲストハウスでも充分きれいな宿泊施設が見つかります。
観光への利便性も兼ねて、ぜひいいホテルを見つけてくださいね。
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
ドミトリー(ゲストハウス) | S$45~ | 約5,000円~ |
シティホテル | S$130~ | 約1万5,000円~ |
スーペリアホテル | S$220~ | 約2万5,000円~ |
高級ホテル | S$350~ | 約4万円~ |
ラグジュアリーホテル | S$525~ | 約6万円~ |
※2025年1月時点
交通費(タクシー、地下鉄、バス)
シンガポールのにある交通手段は、MRT(地下鉄)、バス、タクシーになります。
どの運賃も日本の公共交通機関に比べると安く感じるでしょう。
【タクシー】
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
初乗り運賃(1kmまで) | S$3.9~ | 約445円~ |
以降400mごとに10kmまで | S$0.22~ | 約25円~ |
10km以降350mごと | S$0.22~ | 約25円~ |
※2025年1月時点
また、ピークタイム(基本18時以降と、平日朝6時から9時半まで)は運賃が25%、深夜(0時から6時)は50%あがります。
あわせて読みたい記事:シンガポールのタクシー乗り方ガイド!料金や乗車の注意点、便利な配車アプリを紹介
【地下鉄】
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
最低料金(3.2km未満) | S$1.09 | 約125円 |
最大料金(40.2km以上) | S$2.37 | 約270円 |
Child Concession Cardあり(7歳まで) | 無料 | ― |
身長90cm以下 | 無料 | ― |
※2025年1月時点
シンガポールには公共交通機関専用のカード「EZ-Linkカード」があり、これを使用した場合、電車もバスも割引料金で乗車できるようになります。
また、旅行者におすすめなのは「シンガポールツーリストパス」で、電車バス共に乗り放題のチケットです。
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
1日券 | S$17 | 約1940円 |
2日券 | S$24 | 約2740円 |
3日券 | S$29 | 約3300円 |
※2025年1月時点 Singapore Tourist Pass公式サイト
あわせて読みたい記事:シンガポールのMRT(電車・地下鉄)利用ガイド〜路線図、料金、チケット購入
【バス】
項目 | 費用目安 | 日本円換算例 |
---|---|---|
最低料金(3.2km未満) | S$1.09 | 約125円 |
最大料金(40.2km以上) | S$2.37 | 約270円 |
Child Concession Cardあり(7歳まで) | 無料 | ― |
身長90cm以下 | 無料 | ― |
※2025年1月時点
バスの場合も「EZ-Linkカード」での割引をうけるか、「シンガポールツーリストパス」を使うことで値段を気にせず乗ることができるのでおすすめです。
シンガポールのバスを使う際に便利なアプリはこちら!
SG Busesのダウンロード
あわせて読みたい記事:シンガポールのバス乗り方ガイド〜路線図、料金、おすすめ観光ルート
観光費(テーマパーク、博物館・美術館)
観光は無料の場所も多いため特にお金をかけなくても楽しめますが、シンガポールならではの場所もあるので絶対行きたい場所などは事前にしっかりとチェックしていきましょう。
項目 | 費用目安(子供料金) | 日本円換算例 |
---|---|---|
S.E.A. Aquarium | S$44(S$33) | 約5,000円(3,750円) |
ユニバーサルスタジオ | S$82(S$56) | 約9,350円(6,390円) |
FLOWER DOME | S$28(S$15) | 約3,200円(1,700円) |
シンガポール動物園 | S$49(S$34) | 約5,590円(3,880円) |
ナイトサファリ | S$56(S$39) | 約6,390円(4,450円) |
ナショナルギャラリー(美術館) | S$20(S$15) | 約2,300円(1,700円) |
リバーワンダー | S$43(S$31) | 約4,900円(3,540円) |
※2025年1月時点
あわせて読みたい記事:セントーサ島満喫ガイド!シンガポールの人気リゾートおすすめホテル・レストラン
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通信費
シンガポールでの通信費はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiなどを使って1日当たり1000円くらいから探せます。
特にeSIMの場合はネット上で契約、支払い、設定まで完了するため受け取りや返却の手間が省けるのでおすすめ。
シンガポールの大手通信会社には、
- Singtel(シングテル)
- StarHub(スターハブ)
- M1 (エムワン)
などがあります。
基本的にフリーWi-Fiの使える場所が多いので、あまりデータを使わない人は一番下のプランでも大丈夫でしょう。
お土産・ショッピング代
項目 | 費用目安(子供料金) | 日本円換算例 |
---|---|---|
タイガーバーム(19.4g) | S$3 | 約350円 |
TWG tea(2.5×15パック) | S$25~ | 約2,850円~ |
マーライオンのクッキーやチョコレート(3箱セット) | S$15 | 約1,700円 |
ドライマンゴー | S$7 | 約800円 |
ブンガワン・ソロのクッキー | S$18.8 | 約2,145円 |
※2025年1月時点
お土産はお土産屋さんで買うよりもスーパーや市場で探すのがおすすめです。
とくに雑貨のお土産はリトルインディアやチャイナタウンの市場で購入することでかなり安く手に入れることができますよ。
【洋服や雑貨など】
基本的に洋服や雑貨などは日本と同じくらいの価格です。
シンガポールのユニクロも日本と同じくらいか、少し高く感じるくらい。
もちろん店舗でセールをやっていれば、日本と同じ商品でも安く買える場合もあります。
ブギスストリートなどでの買い物では値切り交渉もできるので、交渉次第では雑貨なども安く買えるかもしれません。
ムスタファセンターも地元の人が行く場所で、比較的安くものを購入できるのでおすすめです。
また、シンガポールでブランド品を購入したい場合は、基本的に日本より安いということはありませんが、TAX FREEの場合はレートも考慮することで安く買うことも可能です。
ブランド品を買う際は空港の免税店のDuty FreeやT ギャラリア シンガポール BY DFSでの買い物がおすすめ。
まとめ:旅行の前にしっかり予算を決めてシンガポールを満喫しよう
シンガポール旅行のだいたいの費用と現在の物価についてまとめましたがいかがでしょうか?
選べば高くも安くもなるシンガポール旅行。
どこに重点を置くかで予算も変わってくるので、旅行前にしっかりプランを組んでいくと安心です。
費用をできるだけ抑えるコツとしては、
- LCCなどの飛行機を利用する
- ホテルの位置やランクをみながら選ぶ
- ピークシーズンを避けて旅行する
- ホーカーセンターなどローカルの人に人気のある場所で食事する
- ツアーを使ってお得に観光する
- 交通券や入場券のセットを利用する
などがあるので、旅行の際にぜひ活用してくださいね。
また、ロコタビでは現地在住者「ロコ」が提供するサービスを受けることができます。
旅行の際に、ツアーや空港送迎、翻訳ガイドなど頼みたい場合はぜひご利用ください。また、無料Q&Aもありますので、旅行の前に不安なこと、聞きたいことなど、お気軽に質問どうぞ。