シンガポール旅行者におすすめの両替方法を徹底比較!レート良く両替するコツを紹介
【シンガポール在住者執筆】シンガポールの通貨「シンガポールドル(S$)」のお得な両替方法をご紹介!
空港、現地の両替所、外貨宅配、ATMなど、数ある両替方法から、シンガポール旅行者に1番おすすめの方法をまとめました。
クレジットカード社会のシンガポールですが、屋台など、現金が必要な場面も意外と多いです。レート良く両替して、お得に旅行を楽しみましょう!
シンガポールの通貨は「シンガポールドル(S$)」
シンガポールで利用されている通貨はシンガポールドルです。
通貨の単位はSGDやS$で表記されるのが一般的ですが、シンガポール国内では$のみで表記されることがほとんどです。
2019年9月現在、シンガポールドル(SGDD)と日本円(JPY)の為替レートは、1SGD=78.58JPYです。
出典:Yahoo!ファイナンス
シンガポールの紙幣と硬貨
- シンガポールの紙幣:2ドル、5ドル、10ドル、50ドル、100ドル
シンガポールでは2ドルから紙幣があります。 金額が大きい100ドルはあまり出回っていません。 - シンガポールの硬貨:1セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ドル
シンガポールで買い物をすると5セント以下は切り捨てのため、1セント硬貨をほとんど見ることありません。
2013年から新しいデザインの硬貨が流通され始まりましたが、旧硬貨も問題なく支払いに使えます。
シンガポールではブルネイドルも使える
シンガポールとブルネイは通貨等価交換協定を結んでいます。
そのためブルネイドル(リンギット)とシンガポールドルは価値が全く同じ、つまり両国で使用可能なんです。
買い物のお釣りをブルネイドルでもらうことがあっても、そのままシンガポールドルと同じ感覚で使ってしまって問題ありません。
シンガポールドルと日本円を両替する方法
シンガポールドルと日本円の両替方法は色々とありますが、代表的なものを6つご紹介します。
- 現地の両替所で両替する(1番おすすめ!)
- チャンギ国際空港で両替する(少額だけならOK)
- 現地のホテルや銀行で両替する(セキュリティ重視なら)
- 現地のATMでキャッシングする(1番簡単!)
- 日本の空港や銀行で両替する(レートが悪い)
- 日本で外貨宅配サービスを利用する(英語が苦手な方におすすめ)
それぞれメリット・デメリットがあるので「この方法がいつも1番お得」とは言えないものの、
基本的に外貨両替は日本国内よりも現地でするほうがお得です。
それぞれの両替方法を詳しく解説しますので、ぜひご自身にあった方法を探してみて下さいね!
現地の両替所で両替する(1番おすすめ!)
シンガポール旅行者にいちばんおすすめの両替方法は、シンガポール現地の両替所です。
シンガポール市内には両替所がたくさん。「Money Exchange」が両替所のサインです。
両替所の入り口にその日の為替レートが掲示されているので、まずは色んなお店のレートを見比べてみましょう。
レートの他に手数料がかかることもあるので、実際に両替したい金額を伝えて、見積もりを出してもらうのもおすすめです。
両替所によっては旅行者を相手に悪いレートで両替しようとする悪質なお店もあります。
はじめに訪れた両替所ですぐ両替せず、2,3箇所の両替所でレートを見比べてから実際に両替する場所を決めると良いでしょう。
以下に現地でレートが良いと言われている両替所を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
現地の両替所で両替するとき、必要なものは基本的に現金のみです。
高額を両替する場合はパスポートなどの身分証明書が要りますが、数万円両替する程度では身分証明書は不要です。
また、両替したあとに金額があっているか、店を出る前に必ず確認するようにしましょう。
受け取ったお金が足りないときなど、問題があればその場で必ず伝えてください。
シンガポール市内のレートが良い両替所
現地でレートが良いと言われている両替所をいくつか紹介します。
観光のついでに為替レートを確認してみてはいかがでしょうか?
1. オーチャード・ロードのラッキープラザ内にある両替所
2. チャイナタウンのピープルズパーク1階にある両替所
3. ラッフルズ・プレイスのアーケード(ビル)の2階にある両替所
4. リトルインディアのムスタファ・センターにある両替所
4のムスタファ・センターを除き、上記3か所には周辺にもいくつか両替所が集まっています。
レートが良い両替所には行列ができていることも多いので、列に参加するのも手です。
現地の両替所を利用するメリット
- お得な両替所を選べばレート良く両替できる
- クレジットカードをもっていなくても大丈夫
- 日本円以外の通貨からもシンガポールドルに両替できる
現地の両替所を利用するデメリット
- 両替所を比較する手間がかかる
- レートの悪い両替所を利用してしまう可能性もある
チャンギ国際空港で両替する(少額だけならOK)
「空港からホテルに移動するまでのタクシー代が必要」
「深夜の便で空港についたから市内の両替所が開いていない」
というときは、チャンギ国際空港にある両替所を利用するのもおすすめです。
とはいえレートは市内の両替所よりも悪いので、必要最低限の金額にとどめておくと良いでしょう。
チャンギ国際空港の両替所を利用するときも、両替方法は市内の両替所と変わりません。
窓口のスタッフに現金を手渡すだけでOKです。
チャンギ国際空港で両替するメリット
- シンガポール到着後すぐシンガポールドルが手に入る
- 早朝や深夜でも両替ができる
チャンギ国際空港で両替するデメリット
- 市内の両替所よりもレートが悪い
合わせて読みたい記事:「シンガポール・チャンギ国際空港から市内へのアクセス方法」
現地のホテルや銀行で両替する(セキュリティ重視なら)
シンガポール現地のホテルや銀行でも両替ができます。
レートは市内の両替所に比べて悪いですが、セキュリティスタッフがいるので高額の両替がしたいときにも安心です。
現地のホテルや銀行で両替するメリット
- セキュリティがしっかりしている
現地のホテルや銀行で両替するデメリット
- 両替のレートが悪い
現地のATMでキャッシングする(1番簡単!)
両替所のスタッフと英語でやり取りするのが不安な方には、現地のATMを使ったキャッシングもおすすめです。
ふだんATMで日本円を引き出すのと同じような感覚で、シンガポールドルを引き出すことができます。
この場合、クレジットカードのキャッシングサービスを利用することになるので、利子や手数料が上乗せされます。
「かなり損するんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
両替レート自体が良いことが多いので、現地の両替所や空港の両替レートとほぼ変わらない場合がほとんどです。
海外でキャッシングできる機能がついたクレジットカードをお持ちの方には、いちばん手軽な両替方法だと言えるでしょう。
現地のATMでキャッシングするメリット
- 両替所を探したり比較する手間がかからない
- 日本でATMを利用するときと同じような感覚で現地のお金が手に入る
- レート良く両替できることも多い
現地のATMでキャッシングするデメリット
- キャッシング機能付きのクレジットカードが必要
- リボルビング払いを設定している場合など、利子が高くなる可能性もある
日本の空港や銀行で両替する(レートが悪い)
「英語が苦手だから日本で両替していきたいな」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
レートの良さ・悪さでいうと日本での両替はレートが悪く、基本的におすすめできません。
現地の両替所を利用するのが不安な方には、上記の「現地ATMのキャッシング」か、
下記の「外貨宅配サービス」を利用されることをおすすめします。
日本の空港や銀行で両替するメリット
- 日本語で対応してもらえるので英語が苦手でも大丈夫
日本の空港や銀行で両替するデメリット
- レートがとても悪い
日本で外貨宅配サービスを利用する(英語が苦手な方におすすめ)
「日本から両替していきたいけど、レートが悪い銀行や空港は使いたくない」という方におすすめの両替方法がこちら。
ネットで両替を依頼・日本円を振り込みすると、書留で両替された現地の通貨が届くサービスです。
日本に居ながら両替が済んでしまうので、旅行先で両替の時間を観光にあてられるところも良いですね。
外貨宅配サービスの例
外貨宅配サービスを利用するときも、現地の両替所と同じように、数社を比較してみることをおすすめします。
日本で外貨宅配サービスを利用するメリット
- 日本に居ながらレート良く両替ができる
- 旅行中、現地で両替する時間を観光にあてることができる
日本で外貨宅配サービスを利用するデメリット
- 宅配までに時間がかかることもある
シンガポールのクレジットカード事情
海外旅行でなにかと重宝するクレジットカード。
シンガポールは日本に比べてもクレジットカードが浸透していて、かなりのお店でクレジットカード支払いが可能です。
コンビニやスーパーで数ドルの支払いする場合も、気軽にクレジットカードで支払いできます。
「現金払いのみ」の表示がしてあるタクシー以外、タクシー代もクレジットカード払いが可能です(※手数料が発生します)
日本でクレジットカード払いするときとほぼ同じ感覚で利用でき、クレジットカードで払うほうが、両替よりもレート良く買い物できることも多いです。
現金をあまり持ち歩きたくない、現地で両替するのが少し面倒、という方はクレジットカードを活用しても良いですね。
注意点としては、一部の屋台やフードコートではクレジットカード払いを受け付けていない場合もあります。
シンガポールドルと日本円の両替に関するQ&A
両替所を利用するときに注意点はありますか?
両替所を利用する場合、少額なら身分証明書なしでも両替してもらえることが多いです。
S$50札やS$100札など大きいお札は、少額の支払いをする時にお釣りが足りないと断られることもあります。
両替したお金をもらう時は、$S20以下の小さいお札を多めにもらうと良いでしょう。
深夜便でシンガポールに着く場合、両替できる場所はありますか?
チャンギ国際空港の両替所は、24時間営業しているところもあります。
もしくが空港内のATMでキャッシングを利用されるのもおすすめです。
市内の両替所は閉まっていることがほとんどです。
レートの見方を教えて下さい
日本の両替所では「S$1=¥80」と表示されますが、シンガポールの両替所では「¥100=S$1.25」と、表示が逆になるので注意しましょう。
日本円をシンガポールドルに両替する場合、両替所の「BUY(Buying)」という表示をチェックします。
「BUY」は銀行が、あなたの日本円を買うという意味です。
例えば、「BUY 0.75」と表示されている場合、¥100をS$0.75に両替することができます。
余ったシンガポールドルはどうするのがおすすめ?
少額の場合は空港で使い切るか、次回の旅行にとっておくことをおすすめします。
大きい額が余ってしまった場合、上記で紹介した「チャンギ国際空港の両替所」か「日本の外貨宅配サービス」を利用すると良いでしょう。
まとめ
日本よりも物価が高いと感じるシンガポール。少しでもお得に旅行するために、両替はなるべくレートよく済ませたいですよね。
シンガポール現地で両替する場合、いちばんおすすめなのは「市内の両替所」です。
とはいえレートはお店によって異なるので、数店を比較していちばんレートが良い場所を選びましょう。
日本で両替していく場合「外貨宅配サービス」がもっともレート良く両替できます。こちらも数社を比較して選ぶと良いでしょう。
「あまり現金を持ち歩きたくない」という方には、クレジットカード払いもおすすめです。
シンガポールはかなり進んだカード社会なので、クレジットカードを使ってお買いものできる場面も多いです。
ご自身にぴったりな両替方法選びに迷ったり、おすすめの両替所が知りたいという方は、ぜひロコタビの無料Q$Aを利用してみて下さい。
シンガポール在住の日本人ロコ達が、現地に住んでいるからこそわかる、ローカルな情報で皆さんの疑問にお答えします。