【2020年最新版】シンガポール・バスの乗り方~路線図や料金、観光ルートを紹介!
【シンガポール在住者執筆】シンガポール旅行にいくなら気になるのが移動手段。
路線バスは一見難しそうに見えて、乗りこなせばかなり使い勝手のいい公共交通機関です。
いろいろなところへ足を伸ばすためにも、バスの乗車・降車の方法・料金や路線を把握しましょう!
MRTと共に公共交通機関としてシンガポールを網羅しているバス。車窓からの景色も楽しめるし、料金も安め、路線充実と、利用者にとってはうれしい限りです。
シンガポールのバス事情
シンガポールのバスは膨大な路線の数で、すべての路線を把握するのはほぼ不可能。それに加え、慣れないと使いこなすのは大変です。
まずは、宿泊先近くのバス停から目的地や、観光スポットなどへ直接行けるルートがあれば利用するという程度から初めてみるのがよいでしょう。大きなバス停なら地図があるので、自分の地図と照らし合わせて確認できます。
また、バスは2階建てのダブルデッカーも数多く走っています。車窓からの景色を楽しみたい人は2階席がお勧めです。
シンガポールのバスの料金
バスの料金は1ドル以下からと、料金はかなり良心的。エアコンありのバスがほとんどですが、エアコンありのバスとエアコンなしのバスで料金が変わります。(もちろんエアコンありの方が少し高め。)
バスの料金は乗車ごとに車内で支払うことができ、ICカードまたは現金での支払いが可能です。
ただし現金の場合はICカードよりも運賃が高く、お釣りが出ない上、車内に両替機もないので小銭を多めにもってお釣りがないように支払います。
シンガポールへ旅行へ行く機会のある人や、頻繁にMRTやバスに乗る人はez-linkがおすすめ。これがあれば小銭を用意する手間が省けるので便利です。
また、シンガポールのバスの運賃は距離で決まります。現在地から目的地までの距離を調べれば、あとは表を見たら料金がわかります。料金表はバス停にあります。
お得な路線バスにも使えるカード
路線バスの利用はシンガポールツーリストパス、またはEz-Linkカードがお得です。
<シンガポールツーリストパス>
シンガポールツーリストパスは全4種類あります。
用途や時間に合わせて選びましょう。
シンガポールツーリストパス(Singapore Tourist Pass)
路線バス・MRT(地下鉄)の乗り放題パス。
交通機関が乗り放題で、なおかつカードの提示で各観光スポットで割引を受けることができる場合ももあります。
また、デポジットに$10かかりますが、5日以内にカードを返却すれば、全額戻ってきます。SGツーリストパス(SG Tourist Pass)
こちらも路線バス・MRTの乗り放題パスですが、3日間の1種類のみで、1日、2日から選びたい場合は上記のシンガポールツーリストパスがおすすめ。
特典はおなじですが、デポジットがない分デポジットを引いた価格から$5高くなっています。シンガポールツーリストパスプラス(Singapore Tourist Pass Plus)
路線バス・MRTの乗り放題パスにプラスで特典がついてきます。
特典内容はそのときによって違うので、自分の観光スタイルにあう特典がついている場合はこちらの購入をおすすめします。
Singapore Tourist Pass Plus特典(英語サイト)
- STPチャーム(STP Charm) 可愛いマーライオンのチャーム型乗り放題パス。 割高ですが、シンガポールのお土産として持ち帰れるので記念に買うのもありかもしれません。
シンガポールツーリストパス | SGツーリストパス | シンガポールツーリストパスプラス | STPチャーム | |
---|---|---|---|---|
料金 | $20、$26、$30 | $25 | $38 | $36.90 |
期限 | 1日、2日、3日 | 3日 | 3日 | 1日 |
※また、期限がきれたあとはチャージすればEz-Linkカードとしても利用できます。
<Ez-Linkカード>
カードを作る際に$5.0かかりますが、割引料金でバスに乗ることができるので、おすすめ。
ちなみにバス以外にも地下鉄などに使うことができます。
※現金払いだと初乗り料金$1.50ですが、EZ Linkカードなら初乗り料金$0.83で乗ることができます。
シンガポールのバスの時刻表
バスには時刻表がありません。バス停にある電光掲示板で、バスの到着までの時間が分かる程度。
平日の朝晩のピーク時は頻繁に来るバスも週末は本数が減ります。始発は5時台から最終は23時頃が多いですが、路線によって異なるので、バス停の掲示板で確認してください。
バスは10分から15分くらいの間隔で運行されることが多いですが、交通事情によってかなり待たされたり、同じバスが2台続けて到着したりと、待ち時間が読めないこともあります。
目的地がMRTの駅近くならMRTを利用したり、近くまでMRTで行きバスに乗り換えたりするのも一案です。
SBS Transitの公式サイトで、それぞれ路線ごとの始発・終バス時刻や、時刻表を検索することが可能です。
シンガポールのバスの乗り方・降り方
シンガポールのバスは基本前から乗って、後ろから降ります。前からも降りられますが乗車する人が多ければ後ろから降りる方がよいでしょう。
バスが目的地へ行くかどうか分からない時は、料金を払う前に運転手に聞いてください。もしそのバスが目的地に行かない場合は、行くバスの番号を教えてくれます。
どこのバス停で降りればいいか分からない時は、運転手にどこへ行きたいか伝えて、運転席の近くに座りましょう。目的地が近づいてくると運転手が教えてくれます。
現金で料金を払う場合は、運転手の横にある箱に現金を入れ、運転席の後方にある箱からチケットを取ります。このチケットはバスを降りるまで保管してください。
目的地まで料金は、運転手に聞いて確認してください。
ez-linkで料金を払う場合は、入口近くにある機械に、ez-linkをかざします。降りる時は出口近くにある機械にez-linkにかざせばOK。現金で払うよりもずっと簡単で楽々乗降ができますよ。
シンガポールのバスの注意点
- バスの賃金を現金で支払う場合 現金で支払う場合は、小銭を多めに持ってお釣りがいらないように準備してください。 両替機がないのでお札しかない場合、他のお客さんに両替を頼んでいる人を度々見かけます。
- ベビーカーを車内に持ち込む場合 ベビーカーは折りたたんでの乗車が勧められています。
- 車内はかなり寒い。 バスのエアコンがかなりきつめに効いています。長距離をバスで移動する予定がある場合は羽織れるものを持っておくと安心です。
- 降車の際 車内アナウンスはありません。どこのバス停で降りるかは外の様子を見ながら。不安があれば運転手に行先を伝え、運転席の近くに座っていると安心です。
- 運休に注意 路線によっては日曜運休があります。バス停の路線図で確認してください。
- ルートは乗車前に確認 一方通行の道が多いので、往路と復路で同じルートを通らないことがあります。
お勧めのバスルート
マリーナ・ベイ・サンズを車窓から
至近距離で、しかも車窓から見るマリーナ・ベイ・サンズは貴重。MRTやタクシーで行く場合が多いですが、バスも捨てがたいです。
【マリーナ・ベイ・サンズ(ベイフロント・アベニュー)を通るバスルート】
97、106、133、502、518
※ベイフロント・アベニューは南方面から北方面への一方通行です。
オーチャード・ロードを車窓から
毎年年末に開催されるオーチャードのクリスマス・イルミネーション。このイルミネーションの中をくぐって走るのは格別。より楽しむためにできるだけダブルデッカーの2階席の一番前がお勧めです。
【オーチャード・ロードを通るバスルート】
7、14、16、36、65、77、106、111、123、124、143、162、167、171、174、175、190、502、518、700、972
※オーチャード・ロードは東方面から西方面への一方通行です。
シンガポールのバスルートのお役立ちリンク・アプリ
<BUS Router SG>
バス停の場所、ルートを調べることができます。
地図でパッとバス停の場所がわかるので、近場のバス停を探したいときにおすすめ。
<Simply Go>
クレジットカードやデビットカードで運賃の支払いができるサービス。
Apple payやGoogle payなどのモバイル決済も可能です。気をつけたいのは海外取引手数料が加算されるという点。とはいえ小銭を用意する必要がなくなるのはかなり大きいですね。
<SG Buses>
<Singapore Maps>
まとめ
乗りこなすとかなり便利なバス。MRTとバスを乗りこなせれば、安くシンガポール国内が移動できます!まずは、宿泊先から観光スポットまでのルートから初めてみるのをお勧めします。
また、ロコタビでは現地在住者「ロコ」が提供するサービスを受けることができます。
「シンガポールの現地の情報についてもっと詳しく聞きたい!」、「シンガポールのおすすめが知りたい!」と思ったら、無料Q&Aもありますので、お気軽に質問どうぞ。
また、シンガポール旅行のツアーや空港送迎、翻訳ガイドやホテル・レストランの予約など、依頼したい場合も是非ご利用ください。
以上、シンガポールのバス事情についてでした。