シンガポールの旅行ガイド情報

シンガポールのタクシー乗り方ガイド!料金や乗車の注意点、便利な配車アプリを紹介

【シンガポール在住者執筆】日本よりも手軽に乗車できる・料金もお得なタクシーは、シンガポール旅行中の移動におすすめの交通手段です。
今回はシンガポールのタクシーについて、具体的な乗り方や料金、乗車の注意点、Uberなど便利な配車アプリもご紹介します。
空港や観光地まで効率よく移動できるタクシーを活用して、ストレスフリーな旅を楽しみましょう!

シンガポールのタクシー基本情報

シンガポールのタクシーは種類が豊富。車体の色も赤、黄、青、シルバーといろいろありますが、基本的なサービスはほぼ同じです。
料金体系も日本と同じメーター制なので分かりやすく、近隣諸国でありがちなぼったくりの心配もありません。
市内はタクシー台数も多いので、大雨のときや朝晩のピーク時以外は比較的簡単にタクシーが見つかります。
タクシー運転手とのやり取りは基本英語ですが、運転手が中華系なら中国語でも問題ないでしょう。
また、シンガポールでタクシーに乗車する場合、チップの支払いは基本的に必要ありません。

タクシーの予約は電話でもできますが、最近はアプリを使っての予約が便利になりました。
タクシー代の支払にいは現金(高額紙幣はお釣りがないことも)やクレジットカードも利用できます。

シンガポールのタクシー料金

タクシーの初乗り・メーター料金

初乗り料金

シンガポールのタクシー初乗り料金は、S$3~S$5ドルほど。
車体の大きさやタクシー会社によって、初乗り運賃は若干異なります。

メーター料金

メーター料金は、移動距離が1kmを超えると発生します。
400mごとにS$0.2~$0.3ほどと、日本と比べてもかなり格安です。

黒タクシー(通称黒タク)は料金が高め!

高級車を使用した黒タクシー(黒タク)は、初乗り料金・メーター料金が他のタクシーに比べて約1.5倍ほど割高です。
順番待ちをしていて黒タクにあたってしまったら、他の人に譲るなりして無理に乗車しなくても大丈夫です。

追加料金と割増料金

タクシーに乗車する時間帯や、空港などの特別な場所から乗車する場合、基本料金の他に割増料金や追加料金が発生します。

ピーク・ピリオド・サーチャージ

通勤時間(ピークアワー)に発生する割増料金です。

  • 06:00~09:30(平日) 運賃の25%増
  • 18:00~24:00(祝日を含む毎日) 運賃の25%増

レイト・ナイト・ハイアリング・サーチャージ

深夜の割増料金です。

  • 深夜24:00~05:59(毎日)運賃の50%増

ロケーション・サーチャージ

空港や特定のホテルなど、乗車場所によってかかる追加料金です。

  • シティ・エリアから(17:00~24:00のみ) S$3
  • チャンギ国際空港から(金~日の17:00~24:00のみ) S$5
  • チャンギ空港から(上記以外の時間帯)S$3
  • マリーナ・ベイ・サンズから(日・祝日の06:00~17:00のみ)S$3
  • リゾート・ワールド・セントーサから(すべての時間帯)S$3
  • ガーデンズ・バイ・ザ・ベイから(すべての時間帯)S$3

ERPチャージ

シンガポール市内を中心に設置されているERP(Electronic Road Pricing)ゲートを通る際に自動で徴収される料金。
数ドルですが、タクシー料金に反映されます。

タクシーの具体的な乗り方

1.タクシーを止める・乗車する

シンガポールでタクシーに乗車する場合、ホテルやショッピングセンターにあるタクシースタンドから乗るのが一番簡単。
市内の通りにもタクシースタンドが点在しているのでそこからの乗車も便利です。

周りにタクシースタンドが見当たらない場合、道路脇で手を挙げてタクシーを止めることもできます。
その際はタクシーが一時停止できない箇所も多いので注意しましょう。

タクシーを止める際は車体の上の表示の色に注目してください。緑なら乗車可能です。
赤で「Hired」「Busy」「On Call」などと表示されている場合は乗車できません。

2.行き先を告げる

行先を告げる場合は建物の名前や通りの名前などを伝えましょう。
カーナビを使っている運転手の場合は郵便番号を聞いてくることもあります。
住所が書いた紙やスマホの画面を見せて伝えるのもおススメです。

3.料金を支払う

タクシー代の支払いには、現金とクレジットカードが利用できます。
クレジットカードが使えない場合もある・カード利用の手数料がかかる(約10%)ので、現金での支払いがおすすめ。
その際に高額紙幣(S$50札やS$100札)での支払いは、お釣りがない場合もあるので、なるべく控えましょう。

シンガポールでタクシーに乗るときの注意点

ドアの開け締めは自分で

日本のタクシーと異なり、シンガポールのタクシーに乗る場合、ドアは自分で開け閉めします。
空港への往復時など、大きな荷物・スーツケースを持っている場合は後ろのトランクへ乗せましょう。
荷物が大きい場合、は運転手が乗せるのを手伝ってくれます。

一方通行の道では遠回りされることも

一方通行の道が多いシンガポール。降車場所を通り過ぎて「遠回りされた?」と思うこともあるかもしれませんが、
遠回りではなく、一方通行のために迂回しているだけなのでご安心を。

チップは任意で支払う

シンガポールのタクシーに乗るとき、チップの支払いは基本的に必要ありません。
ただし大きな荷物を持つのを手伝ってもらったときなど、お釣りの端数を渡すことはよくあります。

乗車拒否されることも

タクシー運転手がシフト交代する時間帯には、行先によって乗車拒否断されることも。
タクシーのボードに書かれた行先方面であれば乗車できますが、まったく違う方向へ行く場合は断られることが多いです。

シートベルトは必ず着用する

シンガポールでは、車の後部座席に乗るときもシートベルト着用が義務付けられています。
万が一着用を忘れて法律違反となった場合、S$120の罰金が課されてしまいます。

シンガポールの玄関口、チャンギ国際空港でタクシーに乗る方法

チャンギ国際空港には4つのターミナルがありますが、それぞれタクシー乗り場が併設されています。
空港内の案内板で丁寧にタクシー乗り場までの道順が示されているので、迷うことも少ないです。
空港から市内までタクシーで移動すると、平均的な運賃は2000~3000円くらいです。
上記したように、空港から乗車する追加料金+時間帯によっては割増料金も発生します。
チャンギ国際空港からシンガポール市内までのアクセス方法は、他にも電車シャトルバスがあります。
荷物の量やフライトの到着時間に合わせて、ご自身にぴったりな方法を検討してみて下さいね。

合わせて読みたい記事

シンガポール旅行中に役立つ配車アプリ

世界中で利用者が増えつつある配車アプリですが、シンガポールでもポピュラーな交通手段として浸透してきています。
アプリを使って予約から支払いまで済むので、旅行中の移動がさらに便利になりますね。
シンガポールで特に利用者が多いのは、GrabUberです。各アプリの特徴をご紹介します。

Grab(グラブ)

東南アジアで人気の配車アプリGrab
車の配車やライドシェアはもちろん、食べ物のデリバリーなど生活に便利なサービスが集約しています。
シンガポールの他にも東南アジア周辺に滞在予定の人はぜひダウンロードしておきたいアプリです。
配車から料金の支払いまでアプリ上でできてしまうので、車が来たら乗るだけでOK。英語に自信のない方でも安心です。
Grabの大きな特徴は、アプリを使って乗車するたびにポイントがもらえるところ。
ポイントが貯まると運賃割引などの特典を受けることもできます!
シンガポールでもGrabがかなり普及しています。

Grab(グラブ)アプリのダウンロード

Uber(ウーバー)

世界各国で利用者が多い配車アプリのUber
こちらもアプリ上で配車から支払いまでできるので、ドライバーとのやり取りいらずの便利なサービスです。
すでにUberのユーザー登録が済んでいるという方は、シンガポール旅行中にもぜひ活用してみて下さい。

Uber(ウーバー)アプリのダウンロード

まとめ

日本よりも気軽に利用できて、料金も格安なシンガポールのタクシー。
空港から市内や滞在先のホテルまでの移動はもちろん、観光中のちょっとした移動手段にも重宝すること間違いなしです。
「運転手と英語でやり取りするのが心配」という方は、GrabやUberなど配車アプリの利用もおすすめ。
便利なタクシーを活用して、シンガポール旅行をさらに快適&充実したものにして下さいね!

タクシーの利用方法や観光中の移動手段など、シンガポール旅行に関して疑問のある方は、ロコタビの無料Q&Aもご活用下さい。
シンガポール在住の日本人ロコ達が、あなたの旅をサポートします!