【2019年最新】韓国・ソウルのバスの乗降車方法!路線や料金、おすすめアプリ
【韓国在住者執筆】韓国旅行で移動する際に、バスが利用できたら移動の幅も広がりますよね。今回は市バスを中心に、空港リムジンやツアーバスについて、ルートや料金、乗車の方法など紹介していきます!
お得なカードやアプリについてもまとめたので是非御覧ください。
韓国・ソウルは地下鉄は、ほかの都市と比べるとわかりやすく整備されているので、初めての韓国旅行でも地下鉄に乗るのは難しくありませんが、ソウルのバスに関しては上級者レベルが必要です。
今回は、旅行者がよく利用するリムジンバス、路線バスやソウルシティツアーバスについてご紹介したいと思います。
ソウルのバス事情
ソウル市内のバスは、市民の重要な交通手段の一つです。しかし、旅行者など初心者が乗りこなすには、かなり難しくもあります。
また、運転が荒いのも有名なので、日本の感覚で乗ってしまうと、ケガをする場合があるので気を付けましょう。
しかし、慣れてしまえばとても便利です。種類も路線も豊富なバスであれば、地下鉄ではカバーできない区間でも簡単に行くことができます。
バスの種類と料金
ソウル市内の路線バスは、旅行者や初心者さんには優しくないシステムになっています。
- 運転が荒い
- 韓国語以外での放送がない
- 韓国語以外で表示がない
- バス運転手さんが不愛想
と、初めての韓国旅行の場合は、バス移動はおすすめできません。
バスの種類によっては、英語放送もありますが、日本人には不向きです。
バスの種類は、だいたい4種類になります。
- ブルーバス(市内の中でも長距離を走る路線バス)
- グリーンバス(地域と地域を結ぶ支線バス)
- マウルバス(区内の短い区間を走る路線バス)
- イエローバス(ソウルの市内を中心に循環するバス)
- レッドバス(ソウルと近隣都市などを結ぶ急行バス)
<料金>
料金は、バスの種類にもよりますが、基本T-Moneyカード(交通カード)利用で、割引が実施されます。
バス路線 | 大人料金(子供料金) | 交通カード |
---|---|---|
ブルーバス | 1,300(450) | 1,200 |
グリーンバス | 1,300(450) | 1,200 |
マウルバス | 1,000(300) | 900 |
イエローバス | 1,200(350) | 1,100 |
レッドバス | 2,650(1,200) | 2,300 |
※子供の料金は6歳~12歳で、6歳以下は無料。また、乗り換えを行わない場合は、基本的に一律料金になります。
また、市バスの路線圏域は以下の通りになります。
- 0圏域 中区、鍾路区、龍山区
- 1圏域 城北区、江北区、道峰区、蘆原区
- 2圏域 城東区、広津区、東大門区、中浪区
- 3圏域 松坡区、江東区
- 4圏域 瑞草区、江南区
- 5圏域 衿川区、銅雀区、冠岳区
- 6圏域 陽川区、江西区、九老区、永登浦区
- 7圏域 恩平区、西大門区、麻浦区
ブルーバス(幹線路線バス)
ブルーバスの路線番号は、101。
ソウル市内の幹線道路を走っている路線バスで、グリーンバスに比べ長距離を走っています。
また夜間になると同じルートを走る夜間バスなるものが走行します。こちらは路線番号の前に「N」とつくので、夜のNightとおぼえておきましょう。
グリーンバス(支線路線バス)
グリーンバスの路線番号は1012。
地下鉄の駅や幹線道路との間を短距離で走る支線バスです。
マウルバス(短距離路線バス)
マウルバスは市内バスとは異なり、運営自体は民間業者がしています。
ですが、公共交通の一つとしてソウル市を走っているので、料金もさほど変わらず、乗り方も同じです。
また、車体が少々小柄なため、一般の市バスが通らないような狭い路線も走っているので、地元の人によく利用される路線となっています。
イエローバス(循環路線バス)
イエローバスの路線番号は41。
ソウル市を循環する路線バスで、有名な観光の場所としては南山Nタワー方面へといくバスもイエローバスです。
レッドバス(広域路線バス)
レッドバスの路線番号は9112。
ソウル市と郊外を結ぶ広域の路線バスです。
空港リムジンバス
韓国旅行初心者さんでも、空港からのリムジンバスには乗ったことがあるという方も多いはずです。
空港リムジンは、金浦空港からと、仁川国際空港の両方からでているのでとても便利です。また、両空港間も行き来しています。
仁川空港から出発するリムジンバスは、主要ホテル前や付近のバス停をまわるので、荷物が多いときや、疲れているときなどにはとても便利です。
空港からホテルまでほぼ直行になります。ただ、空港リムジンバスも運転が荒いので、酔いやすい人は、前方の席がおススメです。
また、金浦空港からもリムジンバスがでており、仁川空港と金浦空港の間も走行しています。
<料金>
仁川空港からソウル市内までのリムジンバスの料金は、路線やバスのグレードによって変動します。
- 一般リムジンバス 10,000ウォン~(約1,000円~)
- 高級リムジンバス 15,000ウォン~(約1,500円~)
となっています。
支払い方法は、現金かT-Moneyカード(交通カード)になります。
現金やクレジットカードで、チケットを購入する場合は、チケット売り場に向かいます。
バスチケット売り場は、常に人が並んでいる状況なので、クレジットカードをお持ちの方は、無人券売機の方がスムーズです。
券売機は、日本語選択もできます。ホテルの最寄りの空港リムジンバスのバス停は調べておきましょう。
ソウル市内→仁川空港へ向かう場合は、現金もしくはT-Moneyカード(交通カード)での支払いになります
[空港から市内への行き方]()の記事はこちら。
バスの乗り方・降り方
ではここで、韓国のバスの乗り方・降り方について説明します!
もちろん、乗る際と降りる際に必要な出発地と到着地の名前は覚えておきましょう。
1. 乗る
バス内では、現金の両替やT-Moneyカード(交通カード)のチャージができませんので、バスの乗車前に残高の確認をしておきましょう。
空港リムジンバスを利用される場合、平日の夕方は非常に車が込みますので、時間には余裕をもっておきましょう。
基本的にバスはバス停に停車するので、バス停で待っていればいいですが、バス停が混み合う時間帯などはバスも少し離れて停車して、そのまま出発してしまうことがあるので、バスの時間になったらあたりを注意深くみてください。
自分の乗りたいバスがきたら近寄って乗車します。
また、コーヒーショップなどのテイクアウト用のカップを持ったまま乗車すると、運転手さんに乗車禁止を言われるかも知れません。2017年12月に条例が制定されたようです。(罰金は、今の所無いようですが……)
カップ以外にも「不潔・悪臭物品などの運送を拒否することができる」となっているので、お気を付け下さい。
2. 支払う
韓国のバスは、日本と同じように前乗り・後ろ降りになります。リムジンバスの出入り口は1つ。
乗車の際に、現金の場合は料金ボックスに料金を入れます。T-Moneyカード(交通カード)利用の場合は、カード端末機にタッチをしてください。
バスに乗ったら、すぐに席に着くか手すりに捕まってください。韓国のバスは、乗客が座るまで待ってくれません。乗客がすべて乗ったら、発車します。
3. 降りる
降りたいバス停が近づいてきたら、日本と同様に近くの降車ボタンを押します。
韓国のバスは、バス停が近づくと停まるバス停名と、次の降車名をアナウンスしてくれます。もちろん韓国語になりますが、あらかじめ目的地のバス停名を韓国語で覚えておくとスムーズに降車できますね。
基本的に、降車したいバス停の1個手前で降車口の近くに行っておきましょう。停車してからの移動では、降り遅れる可能性があります。
そして、降車する際にもT-Moneyカード(交通カード)をタッチする必要があります。現金支払いの場合は、そのまま降車してください。
地下鉄やバスに便利な「T-money」カード
T-moneyカードとは、韓国で交通カード及び電子マネーとして使用できるICカードで、日本で言う「SUICA」や「ICOCA」のようなものになります。
公共交通機関で、地下・バス・高速バス・タクシーなどで使え、コンビニの支払いもすることができます。基本的に駅やコンビニでチャージをして使うので、残高が少ない場合はチャージしておきましょう。
また、バスや地下鉄を降りてから30分以内(深夜は1時間以内)に別の路線を利用することで、初乗りの料金が4回まで無料となります。
<カードを返却したいとき>
カードの払い戻しの場合はチャージされた金額の全額が払い戻されます。
※カードの購入にかかった料金(デポジット)は返金されませんのでお気をつけください。
- 払い戻し3万ウォン未満 対応するコンビニで可能、手数料は500ウォン。
- 払い戻し5万ウォン未満 地下鉄サービスセンター(1~8号線)、手数料は500ウォン。
- 払い戻し5万~50万ウォン 韓国スマートカード「T-moneyタウン」での払い戻しのみ対応。 ※10万ウォン以上の場合は 韓国の口座振込みになりますので、あまりいれすぎると旅行中に払い戻しが出来ない可能性もあるので注意が必要です。
観光スポットを回るツアーバス「ソウルシティツアーバス」
ソウルには、ソウルの人気観光スポットを効率よく回れるソウルシティツアーバスがあります。よくある観光バスと同じで、好きな停留所での乗り降りが可能で、1日自由に観光を楽しむことができるため、初めてのソウル旅行におすすめです。
コースはソウル市内の主要観光地を巡る5種類(都心・古宮コース/ソウルパノラマコース/夜間コース1・2/夜間観光コース)。
ほかにもいろんなバスツアーがあります。ご利用の際はご自分の旅程に合わせて変えてみてくださいね。
ソウルシティバスツアーHP:http://jp.seoulcitybus.com/
ソウルのおすすめバス用アプリ
アプリを使えばバスの路線図はもちろん、バス停の位置や運行状況もわかるので、韓国でバスを利用したいと考えている方は是非、旅行前にダウンロードしましょう!
「KTG - Public Transit Route」
こちらのアプリは日本語も選択できるので、見やすく便利です!
また、「カカオバス」もおすすめです。こちらも韓国語一択ですが、使いやすく、アプリのカカオトークと連動させることもできます。
※もちろん単体でも使用可能。スマートフォンの設定を英語に変えたら英語でも使えます。
観光におすすめのバス
143番
これに乗れば有名な所はほとんど行けると言われる路線で、ブルーバスです。
COEX(コエックス)から、清潭洞(チョンダムドン)・狎鴎亭(アックジョン)、梨泰院(イテウォン)エリア、明洞を含めて市場グルメの広蔵市場(クァンジャンシジャン)、演劇の街大学路(テハンノ)までぐるりと回っていきます。173番
明洞↔広蔵市場・東大門を走る路線。こちらもブルーバスです。明洞から乗る場合は「ロッテヤングプラザ」の前から乗車します。
明洞から数えて明洞から6つ目のバス停が広蔵市場のそばのバス停になり、8つ目のバス停が東大門の近くのバス停になります。6002番
空港リムジンで、仁川空港↔鍾路3街をつなぐ路線。
鍾路3街といえば、屋台やスンデクッパ横丁など、食の旅にはうってつけの場所で、ホテルも安めのものが周辺にひしめきあっています。
韓国旅行に慣れてきたらこういったディープな場所にいくのもいいですね。
まとめ
初めての韓国旅行や初心者にはハードルが高いソウル市内の路線バスですが、乗りなれるととても便利で、さらに行動範囲が広がります。
また、T-Moneyカード(交通カード)を1枚持っているだけで、地下鉄もバスも両方カバーできるのがとても便利です。
空港リムジンバスの利用は比較的簡単なので、まずは、空港リムジンバスから乗りこなしてみましょう!
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