【2019年最新】イタリア・ローマの入国・出国~電子ゲートで時間短縮!
【イタリア・ローマ在住者執筆】イタリア旅行前にチェック! 2018年より電子ゲートで日本人の出入国審査がスムーズになったローマ・フィウミチーノ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)国際空港。入出国の流れや所要時間、入国カード・出国カード・税関申告書は必要なのかなど、ローマの入国審査・出国手続きについて解説します。
イタリア出入国について
ビザ
90日以内の滞在で、ローマに観光目的の旅であれば、ビザは不要です。観光目的でない場合は、ビザが必要になるのでイタリア大使館に問い合わせましょう。
入国カード・出国カード・税関申告書
イタリアには、出入国カードはありません。税関申告書は、申告が必要な人のみ税関で記入して提出します。
ローマ・フィウミチーノ空港では電子ゲートで日本人の出入国審査がラクラク時間短縮!
イタリアの玄関口であり、ローマ観光以外にも、ミラノやフィレンツェなどに向かうための乗り継ぎ地として、多数の乗客が利用するローマ・フィウミチーノ国際空港。非EU圏在住者(All passports)の出入国審査は、1年中大混雑で長蛇の列だったのですが、2018年7月20日から一部の国向けに電子ゲートが導入され、日本人もその対象となりました。
電子ゲート出入国審査の対象者
日本国籍で日本のパスポートを持つ、14歳以上の人。また、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国のパスポート所持者も対象です。
14歳未満の場合は、従来通り、非EU圏在住者(All passports)の有人ゲートに並んで出入国審査を受けます。14歳未満の子どもに同伴する14歳以上の人も、一緒に並んで出入国審査を受けることができます。
イタリア・ローマ・フィウミチーノ空港での入国審査・入国手続き
出典 : Instagram
飛行機を降りたら、入国審査(Controllo Passaporti)のゲートに向かいます。
なお、EUシェンゲン協定実施国を経由してイタリアへ行く場合は、パリ・シャルルドゴール空港やアムステルダム・スキポール空港など、乗り継ぎ空港でEUへの入国審査があるので、イタリアの入国審査は不要となります。
空港に到着してから出口に出るまで、入国審査なし・荷物受け取りなしで30分程度、電子ゲート入国審査・荷物受け取りありの場合で1時間程度、従来の有人ゲート入国審査の場合は1時間半~それ以上を見ておくとよいでしょう。
電子ゲートでの入国審査
「Automated border control(電子ゲート入国審査)」の案内表示に従って進み、電子ゲートの列に並びます。
パスポートの、証明写真のあるページを開いて、読み取り機にかざします。認証されるとゲートが開くのでブースの中に入ります。
右上部に設置された鏡(顔認証用カメラ)を直視して認証を待ちます。マスクや帽子、サングラス、イヤフォンは外しましょう。3秒ほどで認証されるとゲートが開くので出ます。
ブースを出るとある入国審査官(イタリアの場合は警察)のカウンターで、パスポートに入国印を押してもらいます。イタリア語ができなくても、英語が通じます。電子ゲートなら、わずか2、3分で審査完了です! (待ち時間は除く)
従来の有人ゲートでの入国審査
電子ゲート入国審査の対象でない14歳未満の子どもとその同伴者は、「All passports(非EU圏在住者)」の列に並びましょう。
入国審査官(イタリアの場合は警察)のゲートで、パスポートを提示し、入国スタンプを押してもらいます。ほとんどの場合、何も質問されることはありません。イタリア語ができなくても、英語が通じます。マスクや帽子、サングラス、イヤフォンは外しましょう。
荷物の受け取り Ritiro Bagagli
荷物を預けた場合、登場した便名が記載されているターンテーブルで荷物を受け取ります。万が一預けた荷物が出てこない場合には、荷物引換証を係員に提示します。
税関申告 Dogana(必要な場合のみ)
イタリアへの持ち込み品が免税範囲内であれば、特に何もする必要はないので、緑のゲートへ進みます。免税範囲を超える持込品がある場合は、税関申告書を提出する赤いゲートに進み、申告を行います。
参考:イタリア・ローマ旅行の持ち物リストと荷造りの注意点「イタリア国内に免税で持ち込みできる範囲」
イタリア・ローマ・フィウミチーノ空港での出国手続き
搭乗手続き・チェックイン
日本に帰国の際は、空港にはフライト出発時刻の3時間前、遅くとも2時間前には到着するようにして、搭乗手続きを速やかにしましょう。事前にオンラインチェックインをしておけば、当日の手続きの時間を短縮できます。
利用する航空会社のカウンターで、搭乗手続き(チェックイン)を行います。 パスポートと航空券またはeチケットなどを提示し、搭乗券を受け取ります。搭乗口のゲートも忘れずにチェックしましょう。
免税手続きがある場合
<必要なもの>
①搭乗券
②免税資料(お店で発行してくれたものをそのまま持って行きます)
③パスポート
④購入したもの
★購入した商品が未使用であることを見せなければいけない場合があるので、使いたい気持ちはいっぱいなのですが、買った時のままの状態で使わずに日本に持って帰りましょう!
免税手続きをする、タックスフリー・カウンターおよび税関はともにセキュリティチェックの前と後の両方にあります。
図:フィウミチーノ空港ターミナル3
免税対象商品をスーツケースに入れている場合
- まずチェックインを済ませます。 その際スーツケースの重量を量りますが、その場で荷物を流さずに、クレームタグを付けてもらって引き戻します。
- スーツケースをターミナル3の税関(VATというマークが目印になります)に持っていき、タックスフリーの書類、搭乗券、パスポートを税関員に提示、税関のスタンプをもらいます。
- タックスフリーの書類に税関印を取得した後、隣にあるTAX REFUND窓口で払い戻し手続きをします。払い戻しは現金かクレジットカードのお好きなほうに。
- スーツケースに免税品を入れ、再度チェックインカウンターでスーツケースを預けます。
免税対象商品が機内持ち込み手荷物の中に入る物の場合
- チェックインを済ませます。上記とは違い、もうスーツケースは必要ないので預けます。
- 上記のように税関でスタンプを押してもらいます。
- 上記と同じように隣のTAX REFUNDの窓口で払い戻しの手続きをします。
出国審査
入国審査時と同様、電子ゲートか有人ゲートに並んで出国審査を受けます。
パスポートと搭乗券を提示してパスポートに出国スタンプをもらいます。ほとんどの場合、何も質問されることはありません。
出国審査が終わったら、荷物・セキュリティチェックを済ませて、搭乗口に向かいましょう。
搭乗
フライト出発時刻の30分前迄に、搭乗口に向かい、飛行機に搭乗しましょう。
それまでの時間は、空港内の免税店などで買い物をしたり、レストランで食事をしたりして、楽しみましょう♪
まとめ
いかがでしたか? ローマ到着時・出発時の出入国審査がラクラク快適にできるようになり、日本人には朗報ですね。旅行を気持ちよくスムーズに始めて終われるようにしましょう♪
イタリアやローマの出入国について疑問点のある方は、ロコタビのサービスを利用して、ローマ在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料なので、お気軽に質問してみてくださいね。