ローマの旅行ガイド情報

イタリア・ローマ旅行の持ち物リストと荷造りの注意点

【イタリア・ローマ在住者執筆】ローマ旅行の持ち物チェックに、旅行に必要な持ち物リストをまとめました。基本の持ち物に加え、季節ごとにあると便利なもの、必要ないもの、飛行機での荷物の注意点をご紹介します。旅行前の準備や出発前の最終チェックにご活用ください。

基本の持ち物チェックリスト

必需品

持ち物 説明
パスポート 期限が3ヶ月以上あるもの
航空券 Eチケットまたは印刷券
宿泊予約バウチャー等 予約確認メールコピー等
クレジットカード 現地通貨をキャッシングでき、現金より安心
着替え 基本的に日本とあまり気候が変わりません。
常備薬
アメニティ ホテルによってはヘアーシャンプーとボディシャンプーが兼用だったり、
リンスがなかったりする場合が多いです。
歯ブラシ&歯磨き粉 大抵のホテルにはついていません。
モバイル&充電器 イタリアのコンセント用プラグも忘れずに。※Cタイプ

ある方が良いもの

持ち物 説明
パスポートのコピー ショッピング時の免税書類作成に便利です。
海外旅行用Wi-Fiルーター 電車などの時刻を調べたり、美味しいレストラン検索などに便利です。
歩きやすい靴 石畳や舗装が悪い道が多いので、必須です。
国際免許証 近郊の街を訪れるには、レンタカーが一番です。
UV 対策グッズ 特に夏場は必須です!
生理用品 ローマでも手に入るので大量には必要ありませんが、緊急時用に少し持っていた方が安心です。
お買い物袋 スーパーで買い物をする場合は、お買い物袋が必要です。
スーパーでも販売されていますが有料になります。

旅行がより楽しくなるもの

持ち物 説明
折りたたみ傘 軽くてコンパクトなモノがオススメ。
カメラ 旅の思い出の一枚を残してください。
便秘薬 時差や環境の変化などのため、便秘になる人が多いですね。
簡易日伊・伊和辞典 単語を指差すだけでもかなりコミュニケーションがとれます。

季節ごとに役立つ持ち物

ローマの気候は日本とそれ程変わらないので、基本的には日本旅行する時と同じで大丈夫です。

春(3〜5月)

カーディガン、 UV対策グッズ、サングラス、花粉症対策グッズ(日本のスギ花粉とは違いますが、この時期ポプラ花粉に悩まされる人を多く見かけます)

夏(6〜8月)

UV対策グッズ、サングラス、帽子、虫除けスプレー※夏場は蚊が発生します。

秋(9〜11月)

カーディガン、UV対策グッズ、サングラス

冬(12〜2月)

コート、マフラー、手袋、帽子(防寒用)

必要ないもの

トラベラーズチェックを未だに持ってきている人がいますが、ほとんど役に立ちません。また日本でユーロの現金を両替して持ってくるよりも、イタリアでクレジットカードキャッシングする方が断然お得です。

イタリア人にひんしゅくを買うもの

もちろん、本人の自由ですが、イタリア人が見て「げっ⁈」と思うようなものを以下に挙げます。

  • 真夏に日焼け用アームカバーをつけている人。「日本人の白肌信仰は異常だ」って思われています。
  • マスク。イタリア人はマスクをつけている人を見ると、まるで自分が病原菌の発生源のような取り扱いを受けているような気分になります。
  • 石畳をピンヒールで歩いている人。歩きにくいことはもちろんですが、靴が痛みます。
  • ぬいぐるみを持ち歩いている大人。「さすがアニメ大国」と逆に感心されるかも…。

飛行機での荷物の注意点

イタリア・ローマに限りませんが、どこの空港でもテロ対策のため年々厳しくなっています。のんきな国イタリアでも、例外ではありません。また、お預けできる荷物と機内持ち込みできる荷物のサイズや重量、個数など、空港会社やチケットの種類によって異なるので、事前にチェックしましょう。
国土交通省が出している機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例のリストが参考になります。

お預け・機内持ち込み 共にNG

アリタリア航空のWEBサイトによると、エアーホイール、ソロホイール、ホバーボード、ミニセグウェイ、バランスホイールなどリチウム電池を搭載した乗り物は機内持ち込みならびに受託手荷物のいずれもNGとなっています。さらに、ICAO(国際民間航空機関)ならびにIATA(国際航空運送協会)で規定している物品も持ち込み禁止となっています。

ICAOとIATAで規定しているお預け・機内持ち込み禁止物品

  • アラーム付きブリーフケース
  • ブタン、酸素、液体水素、キャンプ用ガス、呼吸装置用シリンダーなどの圧縮ガス(冷媒、可燃性、有毒性、非可燃性)
  • 酸、アルカリ、水銀、液体成分を含む電池などの腐食性物質
  • 武器、銃器、ピストルキャップ、花火やロケット、おもちゃの武器、スポーツ用・狩猟目的でない弾薬
  • 可燃性の液体および固形物、例えば、ライターおよび燃料、マッチ、塗料および溶剤
  • 磁性、有害、有毒または刺激性の物質または不快な臭いを有する物質などの危険な物質、漂白剤および過酸化物などの酸化剤
  • テレビ
  • 毒物および感染性物質、農薬、除草剤および病原体を含む物質
  • 放射性物質
  • アラームデバイスおよび電源を供給するためのリチウム電池
  • 電池を含む水中懐中電灯

動物性食品

肉類や牛乳、または肉類や牛乳を使用した製品は、感染性疾患の原因となる病原菌を媒介する恐れがあるため、これらの食品をEU域内へ持ち込む場合は、荷物検査の際に提示しなければなりません。鳥インフルエンザの影響を受けた全ての国の鳥類、タイ産の鶏肉および鶏肉製品、東南アジア産の鶏卵、白身の肉はイタリア国内に持ち込むことは禁じられています。

お預けOK・機内持ち込みNG

ハサミ、鉛筆削り、ポケットナイフ、農具、実験用器具、スポーツ用品、工具、模造銃などフライトの安全性に支障をきたすと考えられるもの。

お預けNG・機内持ち込みOK

ライターは、身につけた状態でのみ持ち込むことができます。電子たばこ、電子葉巻、電子パイプは、持込み可能ですが、使用は禁止されています。

液体物の持ち込みについて

100ml 以内であれば、機内持ち込みできます。「液体」とは、ジェルやクリーム、ペースト類も含みます。つまり、歯磨き粉やフェイスクリーム、ジャムなども対象内です。私は、先日カマンベールタイプのチーズを没収されたので、クリーミーなソフトチーズも要注意です!空港内で販売している液体物は持ち込み可能です。私は、お土産用のワインや日本酒を、いつも空港内で調達しています。

イタリア国内に免税で持ち込みできる範囲

  • たばこ:17歳以上のみ(一人につき)紙巻きたばこ200本、または葉巻50本、または小型葉巻100本、または刻たばこ250g。
  • 酒類:17歳以上のみ(一人につき)ワイン4リットル、ボール16リットル、および22度を超えるアルコール飲料1リットル(22度以下のアルコールは2リットル)。
  • 香水:香水50gとオーデコロンを250ml。
  • 通貨:1万ユーロ以上、もしくはそれに相当する外貨、小切手、トラベラーズチェック、債権証書などを持込み、あるいは持ち出す場合は申告をする必要があります。
  • 薬:滞在中使用する分量(医師の診断書があればさらに安心です)。

まとめ

いかがでしょうか?持込み可能な規定物に関して、シェンゲン協定加盟国であるイタリアは、他のヨーロッパ都市を訪れる場合とほとんど大差はないと思います。いい加減なことで有名なイタリアも、テロ対策のチェックは年々厳しくなっているようです。万全を期して、ローマ滞在を満喫してくださいね。Buon Viaggio!