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種類別!フランスのお菓子&スイーツ解説〜ケーキ、チョコ、デザートなど

フランスはスイーツの宝庫、ありとあらゆるスイーツが溢れています。今回は種類別にフランス菓子のバリエーションをご紹介しましょう。お目当てのスイーツの名前をフランス語で覚えておくと便利ですよ。

フランスのお菓子

スイーツと一言に言ってもケーキやタルトからチョコレートなど幅広いものです。主にケーキなどが買えるのはPatisserie(パティスリー)。専門店の他、パン屋さんでもパティスリーを扱うお店は多く、看板には大体Boulangerie/Patisserieと記されています。生菓子の他にも保存のきく焼き菓子も売られています。
チョコレートを扱うお店はChocolatier(ショコラティエ)と呼び、チョコレートあるいはチョコレート菓子だけを専門にするお店も少なくありません。
フランスでは食事の後にデザートを食べる習慣があるため、ランチのセットメニューでもデザートが選択出来たり、サンドイッチのテイクアウトセットにもデザートが組み込まれていたりします。

では種類別にフランスのスイーツを見ていきましょう。

シュー生地菓子

●エクレア(Eclair)

パティスリーはもちろんパン屋でも定番メニューのフランスを代表するスイーツ。中はチョコレートクリームあるいはモカクリームが一般的で、表面にはアイシングが施されています。
※クリストフ・アダムによる芸術的なエクレアはパリに数店舗展開
レクレール・ド・ジェニー(L’éclair de Génie)
http://leclairdegenie.com/content/6-boutiques-en-France

●パリブレスト(Paris-Brest)

リング型のシュー生地の間にプラリネクリームがサンドしてあります。プラリネの代わりにモカクリームのこともあります。

●サントノレ(Saint-honoré)

カラメルコーティングしたミニシューを積み重ねてクリームを絞ったお菓子。巨大に積み上げたサントノレは特別な日のために用意されます。

焼き菓子

●マカロン(Macaron)

今やフランス菓子の代名詞になったマカロン。卵白と砂糖とアーモンドを使ったお菓子で、生地やクリームのフレーバーもバリエーションが豊富です。
※パリでマカロンと言えばコチラ。
ラデュレ(LADUREE)
https://www.laduree.com/ja_int/

●マドレーヌ(Madeleine)

真ん中がポッコリ膨らんだ貝型の焼き菓子。スーパーでも個包装で売られていたりと庶民的なお菓子です。

●フィナンシェ(Financier)

長方形の型でマドレーヌよりもさらにしっとりとしてバターが多めです。アーモンドプードルを使っているので風味豊か。

●クレープ(Crêpe)

言わずと知れたおやつの代表。シンプルな砂糖とバターやジャムが定番ですが、塩キャラメルペーストが一番のお勧め。

タルト・パイ生地系菓子

●タルトタタン(Tarte tatin)

りんごの甘露煮の薄切りがたっぷり乗ったタルト。キャラメリゼしたりんごの上にタルト生地を乗せて焼きます。

●タルト・オ・シトロン(Tarte au citron)

レモンのタルト。タルト菓子の中でも甘すぎるのが苦手な人にお勧め。

●ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)

1月6日の公現祭で食べられるパイ生地のタルト。基本的には中にアーモンドペーストを入れて焼きます。

●ミルフィーユ(Mille-feuille)

薄いパイ生地を三段重ねにして間にクリームを挟んであります。ミルフォイユと言った方がフランス語に近いです。

●モンブラン(Mont-blanc)

栗のペーストを使った日本でもおなじみのモンブランですが、何故かパン屋や街角のパティスリーではあまり見かけません。
※パリで随一のモンブラン。テイクアウトも可。
アンジェリーナ(Angelina)
http://www.angelina-paris.fr/fr/

チョコレート系菓子

●ガトー・ショコラ(Gâteau au chocolat)

チョコレートケーキの基本はずっしりとしたチョコレートとバターたっぷりのケーキ。

●フォンダン・ショコラ(Mi-cuit au chocolat)

チョコレートケーキの種類が多すぎるフランスでは、ケーキの中からチョコレートが溶け出すフォンダン・ショコラは、「ミ・キュイ・オ・ショコラ」と言った方が間違いがないです。

●ムース・オ・ショコラ(Mousse au chocolat)

家庭でもよく作られるデザート。卵白とチョコレートで濃厚かつふわりとした舌触り。スーパーで買えるメーカーではBonne Mamanがお勧め。

パリでお勧めのショコラティエ

●ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)

3 Rue Scribe 75009 Paris
01 44 71 03 74
月~金10:00~19:00 / 土曜日10:00~19:30
https://eu.marcolini.com/

●ジャック・ジュナン(Jacques Genin)

133 rue de Turenne 75003 Paris
01 45 77 29 01
火~日11:00~19:00(土曜は~19:30)
http://jacquesgenin.fr/fr/jacques-genin/

●プラリュ(Pralus)

35 rue Rambuteau 75004 Paris
01 57 40 84 55
月~土10:00~19:30 / 日曜10:00~19:00
https://www.chocolats-pralus.com/

レストランで食べたいデザート系

●クレーム・ブリュレ(Crème Brûlée)

柔らかいカスタードプリンの上に砂糖をかけ、バーナーで焦がしてキャラメリゼさせたデザート。
※人気の火付け役となった映画「アメリ」で登場したカフェ。
カフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Café des Deux Moulins)
http://cafedesdeuxmoulins.fr/fr

●イル・フロッタント(Ile flottante)

カスタードソースの真ん中に卵白のメレンゲが浮かんだデザート。軽い食感です。

●プロフィットロール(Profiteroles)

シュー菓子の一つ。アイスクリームの詰まったシューの上に熱々のチョコレートソースをかけて食べます。

地方菓子とパリで買えるお店

●カヌレ(Canelé)

ボルドー地方のお菓子。もともとは修道院で作られていました。外側はカリッとして中はモッチリとした独特の食感です。
※パリでカヌレが評判のお店。
ルモワンヌ(Lemoine)
74 rue Saint-Dominique 75007 Paris
01 45 51 38 14
9:00~20:00 年中無休

●カリソン(Calisson)

ここ数年で日本人にも人気の出始めたプロヴァンス発祥のお菓子。南仏名産のアーモンドやメロン、オレンジを使用した砂糖菓子ですが、ねっとりとした食感でどこか「すあま」に似ています。
※カリソンの他にも南仏のお菓子ならここへ。
ル・プチ・デュック(Le Petit Duc)
http://www.petit-duc.com/fr/

他にもここでは挙げ切れないほど色んなスイーツが楽しめます。迷いそうなときはあれこれ考えず直感で選ぶのがベスト。パリで美味しいスイーツ体験をしてください。