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パリのレストランでフランス語の料理メニューから注文をしてみよう!

美食の街パリではグルメも楽しみの一つ。いざレストランに入ってみるとメニューはフランス語のみ、というところも意外と多いものです。自分の食べたいものを注文できるように、料理や食材の名前をフランス語で覚えてみましょう。

フランス料理のしくみ

フランスの料理は、前菜(冷・温)➡メイン➡チーズ➡デザート・コーヒーという流れが基本です。フランス語では、前菜はEntrée(アントレ)、メインはPlat(プラ)、デザートはDessert(デセール)と表記されていることが殆んどです。
ちなみにメニューはCarte(カルト)と呼びます。

※前菜のオードブルという言葉はどちらかというと料理本の中で使われる言葉で、メニューにはあまり登場しません。

メニュー表記のパターン

フランス語でずらっと並んでいると混乱しそうなメニューですが、料理の表記にはあるパターンがあります。
それは、材料+調理法+ソース+付け合わせという順番です。

<例>
Filet de Boeuf Béarnaise, Fritesの場合、
Filet de Boeuf(牛フィレステーキ)+Bearnaise(ベルネーズソース)+Frites(フライドポテト付き)
Poulet Basquaise, Riz basmatiの場合
Poulet Basquaise(鶏のバスク風)+Riz basmati(バスマティライス付き)

前菜いろいろ

よく見かける前菜の例を挙げてみました。

●カモのフォアグラ Foie gras de canard(フォアグラ・ド・キャナール)
●エスカルゴ Escargots(エスカルゴ)
●田舎風テリーヌ Terrine à la campagne(テリーヌ・アラ・カンパ―ニュ)
●スモークサーモン Saumon fumé(ソーモン・フュメ)
●本日のスープ Soupe du jour(スープ・デュ・ジュール)

魚介類の名前

魚はPoisson(ポワソン)、貝類はFruits de mer(フリュイ・ド・メール)と呼びます。

●Sôle(ソル)舌平目
●Saumon(ソーモン)鮭
●Cabillaud(キャビヨー)鱈
●Thon(トン)鮪
●Homard(オマール)オマールエビ
●Huître(ユイートル)牡蠣
●Coquilles St-Jacques(コキーユ・サン・ジャック)ホタテ
●Moules(ムール)ムール貝
●Crevettes(クレヴェット)小エビ

肉類の名前

肉はViande(ヴィヤンド)と呼びます。

●Boeuf(ブフ)牛肉
●Porc(ポール)豚肉
●Poulet(プレ)鶏肉
●Veau(ヴォ―)仔牛
●Agneau(アニヨー)仔羊
●Canard(キャナール)鴨
●Lapin(ラパン)ウサギ

よく使われる部位の名前も知っておきましょう。

●Filet(フィレ)フィレ肉
●Côtes(コット)バラ肉
<例>
●Filet de Boeuf(フィレ・ド・ブフ)牛フィレ
●Côtes d’agneau(コット・ダニヨー)仔羊の骨付き

調理法の名前

●Sauté(ソテ)ソテー
●Grillé(グリエ)グリル
●Rôti(ロティ)ロースト

<例>
●Poulet rôti(プレ・ロティ)鶏のロースト
●Saumon Grillé(ソーモン・グリエ)サーモンのグリル

チーズとデザート

チーズはFromage(フロマージュ)、デザートはDessert(デセール)。

●Plateau de fromages(プラトー・ド・フロマージュ)チーズの盛り合わせ
●Tarte(タルト)タルト
●Glace(グラス)アイスクリーム
●Gâteau(ガトー)ケーキ
●Crème Brûlée(クレーム・ブリュレ)クレームブリュレ
<例>
●Glace vanille(グラス・ヴァニーユ)ヴァニラアイス
●Gâteau au chocolat(ガトー・ショコラ)チョコレートケーキ
●Tarte tatin(タルトタタン)りんごのタルト

飲み物を注文する

ワインはVin(ヴァン)、ソフトドリンクはBoisson froid(ボワソン・フロワ)、温かい飲み物はBoisson chaud(ボワソン・ショー)、水はl’Eau(ロー)と言います。

●グラスワインの白 Verre de vin blanc(ヴェール・ド・ヴァン・ブラン)
●赤ワインのボトル bouteille de vin rouge(ブテイユ・ド・ヴァン・ルージュ)
●コカ・コーラ Coca(コカ)
●ぺリエ Perrier(ペリエ)
●ガス入りの水 l’eau pétillante(ロー・ペティヤント)
●ガス抜きの水 I’eau plate(ロー・プラット)

注文時に役立つフランス語

●店員を呼び止める場合
「お願いします」S’il vous plaît(シルヴプレ)
●注文が決まっているか聞かれた場合
「はい」Oui(ウイ)
「まだ決まっていません」Pas encore(パゾンコー)
●メニューを見たい場合
「メニューを見せて下さい」La carte, SVP(ラ・カルト、シルヴプレ)
●支払いの時
「お会計をお願いします」L’addition , SVP(ラディシオン、シルヴプレ)

読み方が分からなければ指さしで十分通じるので問題ありません。料理を指さしながら「Qu’est-ce que c’est?(ケスクセ?)」と尋ねれば「これは何ですか?」と言う意味になります。イメージ通りのものを食べられるようにフランス語メニューにぜひチャレンジしてみて下さい。