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ホンコン(香港)の旅行ガイド情報

香港からマカオのフェリー移動、行き方・乗り方ガイド

香港の南西約70kmの位置にあるマカオは旧ポルトガル領。世界文化遺産に認定されている当時の建物が多く残っているだけでなく、古い街並とはまったく違う顔を持つ近代的なカジノエリア、そしてマカオならではの料理やスイーツなど、近年では人気の観光地です。このマカオへは香港からフェリーでわずか1時間、半日や日帰りでの観光も充分可能なので、香港旅行のついでに足を運んでみてはどうでしょうか。ここではフェリーを利用した香港からマカオへ行き方についてご紹介します。

知っておくと便利なマカオの豆知識

1999年にポルトガルから返還され、今は香港と同じく中国の特別行政区。とはいえ、香港とは似ても似つかない部分が多くあるため、同じような感覚で行くと少し戸惑うことも。そうならないように、あらかじめ最低限の情報を頭に入れておいた方がいいでしょう。

■マカオの言語(出典:ウィキペディア)

ポルトガル語は中国語(広東語)と並ぶ公用語とされ、政府の公文書におけるポルトガル語表記や、道路表示や看板などの全ての表示にはポルトガル語と広東語の表記が義務付けられている他、一部のカトリック系学校においてポルトガル語の授業が設けられているものの、少数のポルトガル系住人を除くほとんどのマカオ住民が日常的に使用する言語は広東語である。尚、上述の通り、以前より中華人民共和国との結び付きが強かったため、香港に比べ若い世代を中心に普通話の理解度が高い(広州とほぼ同程度)。

■マカオの通貨(出典:ウィキペディア)

域内の法定通貨は大西洋銀行及び中国銀行マカオ分行(1995年より)が発券するマカオ・パタカであるが、流通通貨の相当部分は香港ドルである。パタカの発券に際しては香港ドルにペッグされており、香港ドルは米ドルにペッグされているので、米ドルにペッグされているのと実質同等となっている。1香港ドル=1.0261パタカ(2010年10月30日現在)と、パタカがわずかに価値が低いが、ほとんどの店では等価に扱われたり、流通レート以上に値上げされることがある。
なお、香港ドルで支払っても釣り銭はパタカで返ってくることがある。香港ドル硬貨はマカオ内の自動販売機などでも使用が可能ではあるが、タクシーなどでは1香港ドル未満の硬貨は受け取りを拒否されることがある。逆にパタカを香港での支払いに使うことはできない。

香港からマカオに行くならフェリーがダンゼン便利

香港と珠海デルタ地帯を結ぶ橋が完成すれば、将来的にマカオへの新しい交通手段が加わると思われますが、現時点での主な移動手段はフェリーとヘリコプター。中でも料金的にもいちばん安く、24時間運行しているフェリーがいちばん気軽に利用できる方法です。

■マカオ行きフェリーは2種類

ひと口にフェリーと言っても、運行会社によりターボジェットとコタイ・ウォータージェットの2種類があります。所要時間はいずれも約1時間で、普通席のほかに、飛行機のビジネスクラス並みのサービスや特典が受けられるワンランク上のクラス(ターボジェット:スーパークラス、プレミアグランドクラス。コタイ・ウォータージェット:コタイクラス、コタイファーストクラス)があります。船内ではオーディオ・ビジュアルシステムによる番組に加え、食事や飲み物(エコノミークラスとコタイクラスは有料)、免税品などの販売、無料Wi-Fiサービスも。
なおマカオのフェリーターミナルは、マカオ半島にあり世界遺産観光に便利な「アウターハーバー」と、新カジノエリアやマカオ国際空港に近い「タイパ」の2ヵ所あり、フェリーによって最終目的地が異なるのでご注意ください。

・ターボジェット

真っ赤に塗装されたボディが特徴で、50年以上にもわたって香港とマカオ間のフェリー運行を独占していた高速フェリー。運行時間はほぼ24時間、ピークの時間帯は5~15分間隔で出発しているため利便性はピカイチ。香港ーアウターハーバー線をメインに運行。サイトには日本語もあります。

ターボジェットウエブサイト
https://www.turbojet.com.hk/jp/
料金・時刻表
https://www.turbojet.com.hk/jp/routing-sailing-schedule/hong-kong-macau/sailing-schedule-fares.aspx

・コタイウォータージェット

ラスベガスを拠点とする巨大カジノ会社の子会社が運営するだけあり、カジノのために再開発されたタイパ島にアクセスするためのフェリー。フェリーはいずれも新しく、船内も明るくおしゃれな雰囲気。運行間隔は基本的に30分おきで、早朝から深夜まで運行しています。

コタイ・ウォータージェットウエブサイト
http://www.cotaiwaterjet.com/
料金・時刻表
http://www.cotaiwaterjet.com/ferry-schedule/hongkong-macau-taipa.html

■フェリー乗り場は香港島と九龍の2ヵ所

マカオ行きフェリーは現在3ヵ所のターミナル(香港国際空港を除く)から出ていますが、ターボジェットとコタイ・ウォータージェットは、香港島と九龍にある両方のフェリーターミナルから出ています。ターミナルへのアクセスはいずれも便利なので、観光客でも迷わずにたどり着くことができます。ただし本数的に多いのは香港島のフェリーターミナルになります。

・港澳客輪碼頭(信徳中心)

MTR上環駅と直結しており、ターボジェットのホームベースともいえるターミナルです。チケット売り場、出発ロビーはレベル3にあります。ターミナル内には旅行会社、レストラン、ファーストフード、コンビニ、ファッションショップなどが入っており、出発前に必要なものを買ったり、腹ごしらえをすることもできます。

住所:
上環干諾道中200號信德中心

地図:
https://www.google.com/maps/place/%E4%BF%A1%E5%BE%B7%E4%B8%AD%E5%BF%83/@22.287728,114.1494593,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x3404007db94a7245:0x65e9e16aa2f7e8a3!8m2!3d22.287728!4d114.151648?hl=zh-TW

・中國客運碼頭(中港城)

MTR尖沙咀駅から徒歩10分。駅からは少し歩きますが、香港最大級のショッピングセンターのハーバーシティ(海港城)の並び、またロイヤルパシフィックホテルとも直結しています。ターミナル内には各種ショップ、アウトレットモール、レストラン、スーパーマーケットなどのほか、携帯電話の充電コーナー、無料のPCなどもあります。出発ロビーはレベル1。

住所:
九龍尖沙咀廣東道33號

地図:
https://www.google.com/maps/place/%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E5%AE%A2%E9%81%8B%E7%A2%BC%E9%A0%AD/@22.3005639,114.1655773,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x340400ed2c38941f:0x19a27b941863f24e!8m2!3d22.300559!4d114.167766?hl=zh-TW

香港からマカオへ

マカオでの行動予定や利用するフェリー会社が決まれば、いよいよマカオに向けて出発です。ここでは香港出国からマカオ入国までの流れをご紹介します。なお香港もマカオも同じ中国ですが、マカオ入国にはパスポートが必要なので忘れずに携帯してください。またマカオでは香港ドルがそのまま使用できるため、マカオパタカへの両替は不要です。

【香港出国からマカオ入国までの流れ】

①チケット購入

②チケットチェック

③香港出国

④フェリーの座席指定

⑤乗船

⑥マカオ入国

①チケット購入

当日または前売りチケットを購入するには、以下の方法があります。
・フェリーターミナル内のチケット窓口
・各フェリー会社のウエブサイトでオンライン予約
・旅行会社

当日券を窓口で購入する場合は出発の15分前くらいまで購入可能ですが、観光客は香港出国手続きに時間がかかることがあるので、少なくとも30分以上先のフェリーのチケットを買うことをおすすめします。購入に際しては、希望時間、座席クラス、大人・子供チケットの枚数を告げ、現金またはクレジットカードで支払います。

オンライン予約の場合は、出発時間までにチケット窓口または自動発券機(ターボジェットの場合)でチケットと引き換える必要があるので、余裕をもってターミナルに到着するようにしてください。

フェリーターミナル内の旅行会社では、呼び込み行為や定価よりも安い値段でチケットを販売をしていることがあります。これは団体用チケットのばら売りで、ニセモノではないので購入しても問題ありません。このほかホテルとセットになったお得なパッケージもあり、当日でも購入可能です。

②チケットチェック

フェリー乗り場に進むためには、乗船ゲートでチケットチェックを受ける必要があります。ゲートは利用するフェリー会社や出発時間(中港城のみ)で異なりますので、自分の利用するフェリー会社と出発時間をあらかじめ確認しておいてください。

③香港出国

続いて香港出国審査カウンターに進みます。観光客の場合は「VISITOR」のカウンターに並んでください。時間帯によってはかなり混み合うことがあるので、余裕をもって。出国審査カウンターを抜けると免税品店があります。

④フェリーの座席指定

出発ロビーに着いたら、自分の乗るフェリーのゲートに進みます。待合ロビーに入るのに際し、座席指定が必要です。係員にチケットを渡すと座席番号の入ったシールを貼って返してくれます。グループの場合は全員分をまとめて渡してください。なお基本的に座席指定はランダムですが、窓際・通路側、前方・後方など位置の希望があれば早めにその旨を係員に伝えてください。

⑤乗船

出発時刻の5~10分前になると乗船ができます。座席の場所がわからない場合は、フェリー入口にいる係員にチケットを見せれば位置を教えてくれます。
出発すると食べ物や飲みものメニューを持った係員が座席に回ってきます。購入希望者はここでオーダーしてください。支払いは商品と引き換えです。後で購入したい場合やオーダーのタイミングを逃した場合は、フェリー内の売店で直接購入することも可能です。

⑥マカオ入国

「VISITOR」または「FOREIGNER」の列に並び、パスポートを入国審査職員に提示してください。マカオの入国カードおよび入国スタンプは廃止されたため、香港入国時と同様、滞在可能期間などが印字された入国スリップをパスポートに挟んで戻してくれます。その後、税関を通過しますが基本的にはノーチェックです。

香港国際空港からマカオに直接行く場合

日本から香港に到着後、香港に入国せずにそのままマカオ行きのフェリーに乗ることができます。飛行機を降りたら、「Mainland/Macau Ferries」の案内に従って進み、入国審査カウンターの手前にあるトランスファー・エリアのE2カウンターに進みます。ここでマカオ行きフェリーのチケットを購入すると同時に、日本で航空会社チェックイン時に受け取った荷物のクレームタグ(受託荷物がある場合のみ)を提示します。続いてフェリー乗り場でフェリーチケットのチェックと手荷物検査を受けた後、シャトルトレインでスカイピア(空港内フェリーターミナル)に進みます。
なお受託荷物がある人はフェリー出発時刻の60分以上前、手荷物のみの場合は30分以上前にE2カウンターで手続きをする必要があります。

料金および時刻表

・ターボジェット

http://www.turbojet.com.hk/jp/routing-sailing-schedule/hk-airport-macau/sailing-schedule-fares.aspx

・コタイ・ウォータージェット

http://www.cotaiwaterjet.com/ferry-schedule/hkia-macau-taipa.html

マカオから香港へ

マカオから香港への戻り方は、マカオに来た際の順序と変わりありません。帰りのチケットを事前に購入した人はその時間に間に合うように、そうでない人はチケット窓口などで購入します。税金の関係で香港に戻る場合の方がチケット代は少し高くなるほか、夕方以降は夜料金の設定(フェリー会社により時間は異なる)となるため割増料金が加算されます。なお支払いは香港ドルでも問題ありません。

■スタンバイシステム

例えば、購入したフェリーの出発時間よりも早い便で戻りたい場合などは「スタンバイ」が利用できます。これは乗船希望のフェリーに空席が出た場合に限り、その便のチケットでなくても乗ることができる便利なシステムです。
スタンバイを利用するには、先にマカオ出国審査を終える必要があります。乗船希望の便のゲートの横に「Stanby」と書かれたボードがあるので、そこに並ぶだけでOK。搭乗時間が近づいて空席が出た場合は、列に並んだ順(早い者順)から乗船でき、定員になった時点で締め切りとなります。
万一乗れなかった場合は、引き続き同じ方法で別の便のスタンバイに並んでもかまいません。ただしピークタイムや中国・香港の連休期間などは、スタンバイで乗れる可能性はかなり低めです。

香港とマカオは思ったよりも簡単に行き来ができます。特にフェリーは移動するのにいちばん確実で最適な手段。この記事を読んで、初心者には少しハードルが高いと感じた人もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。マカオ行きを思い立ったら、迷わずフェリーにチャレンジしてください。