ヘルシンキ旅行!日本円をおトクにユーロに両替する方法と注意点
ヘルシンキのあるフィンランドは北欧にある国で、トナカイが多く生息しておりマリメッコなどの北欧ブランドやムーミンの生まれた場所としても有名です。
通貨はユーロを使っておりキャッシュレス化が進んでいるため現金がなくてもほとんど買い物や観光ができます。
ただし一部の公共交通機関や場所によっては現金が必要な場合もあるので、いくらか手持ちにあると安心でしょう。
今回はヘルシンキ旅行の際に日本円をユーロに両替する方法と注意点を紹介していきます。
フィンランドの公式通貨はユーロ(€)
フィンランドの公式通貨はユーロです。
ヘルシンキを訪れる時は、日本円をユーロに両替して出発しましょう。
ユーロの大紙幣は500ユーロ紙幣ですが、市場ではめったに見かけません。
現地では、100ユーロ以上の紙幣での支払いが断られることも多いので、両替の際には細かい額の紙幣を多めに用意してもらうようにしましょう。
フィンランドはキャッシュレス決済が進んでいる国で、チップの習慣もないので小銭を準備しておく必要もありません。
このことから、ヘルシンキの旅にはあまり多くのユーロを現金で準備する必要はなさそうですね。
ヨーロッパ旅行をする人に朗報!ユーロはほとんどのEU加盟国で使える
現在ユーロは殆どのEU加盟国で使えるようになっているので、ヨーロッパを頻繁に旅する人には朗報です。
ヘルシンキのあるフィンランドももちろんユーロが流通通貨。
ヘルシンキだけでなくヨーロッパによく訪れる人は、レートがいい時にある程度ユーロに両替しておいてもいいかもしれませんね。
日本か現地どっちがいい?日本円からユーロに両替する方法
旅する国によっては現地で両替した方がいい場合もありますが、ユーロの場合は2024年現在は日本で両替していく方がレートが良くお得です。
また言葉の問題や慣れない現地でのやり取りのわずらわしさを考えても、出発前に両替しておくほうがベター。
空港内にもいくつか銀行がありますので、その日の1番よいレートのところで両替していきましょう。
出発前に日本で両替していく場合
日本で出発前に両替をする方法を順番に紹介します。
両替所で両替する
一番最初に思いつくのは、両替所で両替をすることですね。
各地域や空港内にも窓口が設置されているので安心して両替が可能。
両替専門店なので、取り扱い通貨の種類も豊富でマイナーな通貨も取り扱っているケースが多いです。
外貨宅配サービスで両替する
外貨宅配サービスとは、外国紙幣を自宅まで指定の時間帯に届けてくれるサービスです。
申込はオンラインで24時間365日受付してくれるサービスが多く、出発前に両替に行く時間が取れない人にはおすすめのサービス。
優遇レート、タイムセールなどでお得に外貨両替ができる場合もありますが、送料がかかる場合もあるということをお忘れなく。
銀行で両替する
外貨両替といえば銀行と考えている人も少なくないでしょう。
しかし、銀行の両替レートは両替所や金券ショップなどに比べると高めであることが多いです。
とはいえ銀行での両替は安心で、新札をもらえる場合もあったり、金種の指定(硬貨や紙幣の種類や枚数を指定すること)などができるというメリットもありますね。
金券ショップで両替する
外貨両替を取り扱っている金券ショップで両替する方法もあります。
金券ショップは土日も営業していてレートも有利になることが多いので、便利でお得に両替をしたい人にはおすすめ。
しかし、金券ショップで両替をすると偽札が混じっている可能性も否定できないため、なるべく大手の金券ショップを選んだほうが無難ですね。
ヘルシンキに到着してから両替する場合
次に、ヘルシンキに到着してから両替することになった場合の両替方法を紹介します。
ATMで引き出す(日本のクレジットカード・デビットカードなど)
日本のクレジットカードやデビットカードを使って現地のATMでユーロを引き出すことができます。
クレジットカードの時は海外キャッシングになり、デビットカードの場合は引き出した時点で銀行口座から引き落としされます。
海外キャッシングに使用するクレジットカードは「キャッシング枠」が必要になるので、利用予定のカードにキャッシング枠があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
フィンランドでは街の路面で頻繁にATMを見かけます。
ショッピングモールや小さなスーパーなどにもありますが、できれば銀行内など人の目があるATMの方が安全ですね。
使い方は日本のATMとほとんど同じ。
カードを挿して、暗証番号と金額を入力すれば現金を引き出すことができます。
フィンランドの治安は比較的良い方ですが、暗証番号を入力する時やお金をおろす時は、背後に気をつけるようにしましょう 。
■フィンランドのATMの使い方
①日本語はありませんので、「English」を選択。
②数字の入力画面で暗証番号を入力し、「ENTER]を押す。
③「WITHDRAWAL」(引き出し)を選択。
④「SELECT ACCOUNT」の画面で取引口座を選択。「CREDIT」(クレジットカード)か「SAVINGS」(デビットカード)を選択。
⑤「SELECT DISPENSE AMOUNT」で引き出し金額を選ぶか、自分で金額を入力したい場合は「OTHER」を選び金額を入力。
⑥現金と明細書を受け取り、完了。
両替所で両替する
ヘルシンキ・ヴァンター空港をはじめ、国際線のある空港内には両替商が並んでいます。
中央駅構内やストックマンなどのショッピングモール内など、買い物に便利な場所で簡単に両替商を見つけることができますが、週末が休みであることが多いので平日のうちの両替を心がけましょう。
両替商のない地方都市での両替には、銀行の窓口を利用しましょう。
しかし銀行もだいたい週末は休業するので、平日のうちに両替しておくことが基本です。
Forex Bankが比較的レートもよく、そこで外貨両替するのがおすすめです。
わかりやすい場所では、ストックマンの8階に入っています。
宿泊ホテルで両替できる場合もあるが最終手段に!
大手のホテルであれば、両替ができる場合があります。
しかし、レートはかなり高めに設定されているところがほとんど。
なるべくお得に両替したいのであれば、宿泊ホテルでの両替は最終手段と考えておきましょう。
フィンランドはカード決済メインで観光できる
フィンランドはキャッシュレス決済が普及しており、旅行者が現地で外貨両替をする必要はほとんどありません。
コーヒー1杯からクレジットカードを使うのは普通のことで、お店の店員さんも嫌がることなく対応してくれます。
またチップの習慣もないので、小銭を用意しておく必要もありません。
スマートフォンやスマートウォッチに搭載された決済機能(Apple PayやGoogle Payなど)も広く受け入れられており、便利に利用することができます。
しかし電子決済を利用する場合は、電波が必要になることを頭に入れておきましょう。
クレジットカードを持っていくならVISAかMASTERの2択
フィンランドで使えるクレジットカードは、VISA、MasterCardが一般的でほとんどのお店で使用できます。
一方で、JCBやAmerican Express(アメックス)が使えるところはあまり多くありません。
駅で切符を購入するときに、コインの投入口はあるのに紙幣の投入口がないという券売機も見かけます。
少額の切符を購入するのにもカードの利用が一般的になっているということですね。
海外ではスリや盗難が頻発しているため、現金だけを持ち歩くのは本当に危険な行為です。
現金は盗られたらまず返ってきません。
クレジットカードは、盗難にあっても盗難手続きをすればその後は使われることはない上に、すでに使われてしまった分も保険で戻ってくる可能性が高いです。
持ち歩く現金は最小限にし、クレジットカードを利用するようにしましょう。
盗難や紛失に備えて、複数のクレジットカードを持っていると安心ですね。
両替時の注意点!トラブルに巻き込まれないためにも気をつけよう
日本・現地に限らずレートだけではなく手数料も両替前にチェックしておきましょう。
複数比較ができればベストです。
金券ショップは偽札が混じっている可能性も捨てきれません。
現地で両替する場合は、フィンランドは比較的安全な地域ですがそれでも注意が必要です。
街中の両替所などでは、観光客が両替するときを狙う物乞いも目にします。
また、現地での両替にはパスポートが必要です。必ず手元に戻ってきたか、確認しましょう。
ATMで暗証番号を入力する時や現金を手にする時は、周囲の警戒を怠らないということを忘れてはなりません。
観光シーズンになると観光客を狙った軽犯罪の件数が上がり、都市部を中心に窃盗やトラブルが多く発生します。
一目で観光客とわかるアジア人は、特に注意したほうがいいですね。
まとめ:ヘルシンキへ行く際に現金を用意するなら日本で両替していくのが安心
結論からいうと、世界的に流通量の多い米ドルとユーロは、日本国内で両替をした方がお得です。
ヘルシンキではユーロが使われているので、日本国内で両替をしていきましょう。
ほとんどの場所でクレジットカードが使えるのであまり多くを両替せず、100ユーロ以上の紙幣は使いにくいので持たない方が無難です。
極端な話、ユーロを現金でもっていなくてもほぼ困ることはなく、チップの習慣もないので小銭も必要ありません。
以上のことを念頭に、楽しいヘルシンキの旅にするための準備をしてくださいね。
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