デュッセルドルフの旅行ガイド情報

ドイツ・デュッセルドルフの天気と気温、旅行中のおすすめの服装

【ドイツ・デュッセルドルフ在住者執筆】デュッセルドルフの天気と気温、年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装を写真付きで解説します。あなたが旅行へ行く時期の最適な服装をチェックして、旅行準備を万全に整え、旅行を楽しみましょう。雨の日のデュッセルドルフの楽しみ方や、おすすめの観光スポットもご紹介します。

ドイツ・デュッセルドルフへの旅行が決まったら、天気を確認して持っていく服を準備しましょう。気温が分からないとどんな服を持っていくべきか迷いますよね。気温を確認して準備をおこなっても、いざ到着したら「自分だけ季節外れな格好をしていた!」なんてこともあります。デュッセルドルフは日本の北海道の気候に似ているとも言われますが、年間を通して天気と気候の変化をまとめましたのでご参考下さい。

ドイツ・デュッセルドルフの年間の天気・気候

デュッセルドルフは、ドイツ北西部のノルトライン・ヴェストファーレン州の州都、ライン川沿いに位置する都市です。日本同様に四季がありますが、年間を通して日本よりも気温は低く、デュッセルドルフの気候は、緯度が北海道よりほぼ同じくらいに位置しているため、冬は厳しい寒さが続き、夏は湿度が低いため気温が上がっても比較的過ごしやすいのが特徴です。

デュッセルドルフの年間の気温と降水量

デュッセルドルフではその年によって、気温の差が激しく、特に季節の変わり目の春や秋は20度を超える日もあれば1度を観測することもあります。そのため、旅行の準備も早すぎるのは禁物。1週間前には天気予報を確認し、どんな服装が好ましいか再度チェックしましょう。

出典:日本気象庁ホームページ/地点別データ・グラフ (世界の天候データツール(ClimatView 月統計値))

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
デュッセルドルフ 平均最高気温 8.4 3.9 9.6 19.0 23.4 23.3 29.2 26.5 21.8 17.8 10.8 8.3
デュッセルドルフ 平均最低気温 3.2 -3.3 0.9 7.1 9.9 13.4 14.7 14.0 9.9 7.6 3.5 3.1
デュッセルドルフ 降水量 63.3 64.2 59.7 46.3 67.1 67.9 82.3 85.6 62.6 65.4 69.7 60.4
東京 降水量 52 56 117 124 137 167 153 168 209 197 92 51

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春(3月、4月、5月)のデュッセルドルフ

ドイツの長い冬が明けて待ちに待った春の季節です。日照時間も長くなり始め、5月には20時ころまで外は薄ら明るくなります。ただし気温の差は激しく、朝晩の気温はまだ一桁台になることもありますが、日中お天気の良い日は20度を超えることもあります。

夏(6月、7月、8月)のデュッセルドルフ

年間で一番気温の高い季節です。とは言え、日本のような猛暑ではなく、20度台の気温が続きデュッセルドルフの家庭や公共施設などはエアコンはほとんどありません。ここ数年は異常気象により30度を超える日も増えましたが、日本と比べ湿度が低いため、日光の当たらない日陰などは涼しく感じられます。

秋(9月、10月、11月)のデュッセルドルフ

9月も後半になると一気に涼しくなり、あっという間に夏から秋に突入します。デュッセルドルフではこの時期は一番晴れ間の少ない季節で、日照時間も短くなり街中が暗くなったように見えます。11月からは少し雨も多くなりドイツ人が一番嫌いな季節と言われています。

冬(12月、1月、2月)のデュッセルドルフ

本格的な冬の季節です。気温はマイナスになる日が多く、そして日照時間が短いため、12月には夕方16時ころになると辺りは薄暗くなります。12月のクリスマスマーケットで街は明るくなりますが、デュッセルドルフでは雪があまり降らず、降っても真っ白に積もることがほとんどないので、ホワイトクリスマスは期待できません。

デュッセルドルフ旅行中におすすめの服装

デュッセルドルフの旅行では、どの季節も脱着の可能なスタイルが必要不可欠です。また、雨の多い土地ですが、日本のような大粒の土砂降り雨というのはめずらしく、大抵がシャワーのようなパラパラ雨がほとんどです。そのため、雨でも傘をさしているドイツ人は少なく、フードのついたレインジャケットやウインドブレーカーのような上着を着た人が目立ちます。

3月、4月、5月の服装

春とは言え、朝晩の最低気温は1~2度になることもありますので、厚手のジャケットが必要です。ただしこの季節は一番気温の差が激しいので日が照っている時は半そで一枚で外を歩けることも。
現地ではまだ寒い日にダウンジャケットを羽織っている人もいますが、この時期に日本からダウンジャケットを持参するのは不便ですので、重ね着をして対応するのがよいでしょう。

6月、7月、8月の服装

過ごしやすい夏が特徴のドイツですが、近年では猛暑と呼ばれる35度前後の日も増えてきました。日本のような夏のスタイルでも十分ですが、朝晩は日中に比べ10度以上低くなることも多いため、必ず薄手の上着が必要になります。雨が降ったりすると一気に気温が下がりますのでお出かけの際は上着を持参することをお忘れなく。
思いのほか日差しが強いので日焼け止めクリームも必須です。ドイツでは日本人のように、日焼けを気にする人はいませんので日傘をさしていると注目を浴びてしまいますよ。

9月、10月、11月の服装

短い夏が終わると、一瞬の秋が訪れるのもつかの間、10月後半には冬の始まりです。近年は9月でもまだ暑く感じられる日が続くことがありましたが、天候に合わせてすぐに脱着できるものを用意しておくとよいでしょう。10月は厚手のジャケットやウインドブレイカーが活躍します、11月には最低気温が5度前後になりますので、すでにダウンジャケットが必要になってきます。

12月、1月、2月の服装

北海道の冬を想像してください。近年は温暖化で以前ほどではないようですが、それでも気温はマイナスになり厳しい極寒の真冬日が続きます。お尻まで隠れるダウンジャケットや暖かいブーツ、手袋、帽子などはもちろんの事、ヒートテックなどのインナーも役立ちます。
ただし、ドイツの建物はセントラルヒーティングで一定の気温を保っていますので店内やホテルは暖かく、着こみ過ぎていると汗ばむこともありますので、暑がりの人はヒートテックなどは避けて、コートを脱げば身軽になれるスタイルにするなど対応してください。

デュッセルドルフの天気予報をチェック!

雨の日のデュッセルドルフの楽しみ方・おすすめの観光スポット

K20・K21ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館

「アートの街」デュッセルドルフの代表的な現代美術館。K20美術館ではピカソ、マティス、シャガール、ダリ、アンディ・ウォーホルなど20世紀の現代アート作品、K21美術館では20世紀末から21世紀の現代アート作品を展示しています。

K20ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館(K20, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)
所在地:Grabbeplatz 5, 40213 Düsseldorf
公式Webサイト

K21ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館(K21, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)
所在地:Ständehausstrasse 1, 40217 Düsseldorf
公式Webサイト

デュッセルドルフ映画博物館

1993年にオープンした、隠れ家的な博物館で、映画の歴史や衣装、小道具やポスター、実際に使われた投影機やカメラ・フィルムの展示、影絵体験コーナーなど、映画ファン必見です。チャップリンやスターウォーズ、黒沢明監督関連の展示品もあります。

デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Duesseldorf)
所在地:Schulstrasse 4, 40213 Duesseldorf
公式Webサイト

アルトシュタット(旧市街)でアルトビール三昧

アルトシュタット(旧市街)は、市庁舎広場や中世の教会、建物が集まった石畳の歴史地区ですが、260ものバーやレストランがあり「世界一長いバーカウンター」と呼ばれる繁華街でもあります。特にボルカー通り周辺には、伝統的なブラウハウス(醸造所とバーを兼ねた店舗)が集まっています。雨の日には、ブラウハウスで本場のアルトビールを楽しまれてはいかがでしょうか。

まとめ

日本と同じ四季のあるデュッセルドルフですが、日によって気温が大きく異なるので毎日服選びの難しいエリアです。とは言え、旅行の際にあれもこれもと荷物を増やし過ぎるのは禁物。事前に天気予報をよくチェックし、できるだけ重ね着してどんな気温にも対応できるよう準備すると良いですね。街の中にはデパートやブティックも多く点在しますので、現地に到着してから足りないものは調達するのも良い思い出になりそうです。

現地の天気や気温、服装などについてもっと詳しく知りたい方は、ロコタビでデュッセルドルフ在住の日本人ロコに質問もできますので、ぜひ利用してみてくださいね。