シンガポール・チャンギ空港の乗り継ぎガイド~空港内サービスや無料観光ツアーも紹介
【シンガポール在住者執筆】シンガポール・チャンギ国際空港の乗り継ぎ(トランジット)方法を徹底解説!詳しい手順や、ターミナル間の移動方法を分かりすくまとめました。
待ち時間を快適に過ごすための空港内サービス、無料のシンガポール観光ツアー、市内や複合施設のジュエルへ観光にいく方法もあわせてご紹介します。
チャンギ国際空港で乗り継ぎ(トランジット)する時の基本の流れ
シンガポールで飛行機を降りた後、次の乗り継ぎ便に搭乗するまでの大まかな流れは、
1.各ターミナルの掲示板で乗り継ぎ便の出発ゲートを確認
2.出発ゲートのあるターミナルまで移動する
3.各出発ゲートで保安検査(荷物検査)を受ける
4.搭乗を待つ
となります。
詳しい手順を見ていきましょう。
1.各ターミナルの掲示板で乗り継ぎ便の出発ゲートを確認
シンガポールに到着後、飛行機を降りたら「Transfer」という案内に沿って移動します。
ターミナル内に入ったら、電光掲示板で次のフライトが出発するターミナルと、ゲートの番号を確認します。
搭乗ゲートは搭乗券に記載されていることが多いですが、変更があることも。
必ず各ターミナルの掲示板で最新の情報を確認しておきましょう。
2.出発ゲートのあるターミナルまで移動する
チャンギ国際空港には、ターミナルが1~4まで4つあります。
各ターミナル間の移動手段は、徒歩・バス・スカイトレイン(モノレール)の3種類です。
バスやスカイトレインは無料で乗ることができるので、時間短縮のために活用しましょう。
3.各出発ゲートで保安検査(荷物検査)を受ける
出発ゲートに着いたら、保安検査(荷物検査)を受け、待合ロビーに入ります。
この時の注意点は100ml以上の水が持ち込めないということです。
ターミナルの移動中に買ったコーヒーやペットボトルは、待合ロビーに持ち込んで飲むことができません。
ロビー内には給水所があるので、空の水筒やペットボトルがあると、水を入れられるので便利です。
また、ロビーによっては中にトイレがない場合もあるので、事前に用を済ませておきましょう。
4.搭乗を待つ
待合ロビーの中で、搭乗時間(Bording time)を待ち、時間が来たら搭乗します。
乗り継ぎにかかる時間の目安
チャンギ国際空港はターミナルが4つあり、各ターミナル内も広いので、乗り継ぎの際は時間に余裕を持って移動するのはおすすめです。
ターミナルをまたいで移動する場合、乗り継ぎにかかる時間は約40分~1時間をみておきましょう。
同じターミナル内で乗り継ぎできる場合の所要時間は約30分ほどが目安です。
フライトによってはトランジット時間が1時間ほどしかない場合もあります。
チャンギ国際空港に着いたら、まずは次のフライトの出発ゲート付近まで移動してから、食事をとったりトイレに行くようにすると安心です。
トランジットの待ち時間に利用したい空港サービス
レストラン・カフェ
各ターミナルにはフードコートや、スターバックスなどのカフェもたくさんあります。
トランジットの時間に余裕がある方は、シンガポール料理やコーヒーを楽しみながら次のフライトを待つのもおすすめです。
免税店でショッピング
チャンギ国際空港では、各ターミナルにお土産屋さんや免税店もたくさん用意されています。
コスメやお酒の他、ユニクロやアディダスといったアパレルショップもあるので、ショッピングを楽しみながら時間を潰しても良いですね。
シンガポールに48時間以下滞在する場合、$150まで免税で購入できます。
レストランやショップの一覧は、チャンギ国際空港の公式ウェブサイト(英語)でもご覧いただけます。
室内庭園やキッズスペースなどエンターテイメント
チャンギ国際空港の各ターミナルには、子供用のプレイエリアがあります。
その他にも、ターミナル3にあるバラフライガーデン、ターミナル1のプール、ターミナル2・3の無料シアター(映画館)など、トランジット中に楽しめるエンターテイメントが豊富!
空港内で数時間過ごす場合でも、快適に滞在することができます。
詳しい内容はチャンギ国際空港の公式ウェブサイト(英語)でご確認ください。
両替
買い物や食事で現金が必要な場合、空港で両替ができます。両替所は各ターミナルの到着ロビーにあります。
とはいえシンガポールでは、カード払いが主流です。少額からでもクレジットカードが利用できるので、両替せずにカード払いで買い物や食事をするほうが手軽です。
荷物の預かり場所
乗り継ぎに時間があって観光にいきたい場合や、たくさん土産を購入した場合、空港で荷物を預かってもらうこともできます。
荷物の預かり場所は各ターミナルにあり、24時間対応です。
トランジット利用者向けの無料シンガポールツアー
チャンギ国際空港では、トランジット利用者に向けて無料のシティツアーを開催しています!
ツアーの種類は3種類。見たい場所やトランジット時間に合わせて、最適なツアー選んでみてください。
各ツアーの詳細とスケジュール
ヘリテージツアー(Heritage Tour)
シンガポールの歴史をたどるツアー。
リトルインディアやチャイナタウン、マーライオンパークなどを周ります。
ツアーのスケジュール
- 午前9時~11時半(午前8時に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後1時半以降に出発する方が参加可能)
- 午前10時~12時半(午前9時に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後2時半以降に出発する方が参加可能)
- 午後12時半~3時(午前11時半に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後5時以降に出発する方が参加可能)
- 午後2時半時~5時(午後1時半に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後7時以降に出発する方が参加可能)
- 午後4時~6時半(午後3時に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後8時半以降に出発する方が参加可能)
シティ・サイトツアー(市内の有名観光スポットを回るツアー)
シンガポールの夜景スポットをめぐるロマンチックなツアー。
マリーナベイ・サンズや、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、マーライオンパークなどを周ります。
ツアーのスケジュール
- 午後6時~8時半(午後5時に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後10時半以降に出発する方が参加可能)
- 午後7時半~10時(午後6時半に受付終了。乗り継ぎのフライトが午前12時以降に出発する方が参加可能)
ジュエルツアー
2019年にオープンした、チャンギ国際空港直結の複合施設「ジュエル(Jewel)」を徒歩で周るツアーです。
世界最長の室内滝「レイン・ボーテックス」や、室内庭園、カフェ、お土産屋さんに立ち寄ります。
ツアーのスケジュール
- 午前10時半~午後1時(午前9時半に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後3時以降に出発する方が参加可能)
- 午後6時~8時半(午後5時に受付終了。乗り継ぎのフライトが午後10時半以降に出発する方が参加可能)
ツアーの参加方法
ツアーに参加するには、ターミナル2・ターミナル3にあるトランジットカウンターで受付をします。
受付の際は、パスポートと乗り継ぎ便のチケットが必要です。
受付は、各ツアーが開始される時間の1時間前に締め切られます。
ツアー参加の前に、他の参加者とグループで入国審査を受けるので、受付前に入国審査を受ける必要はありません。
詳しい参加方法や規定については、チャンギ国際空港の公式ウェブサイト(英語)でご確認ください。
自分でシンガポール観光へいく方法
ツアーに参加しなくても、もちろん自分でシンガポール観光に行くこともできます!
シンガポール観光の所要時間
チャンギ国際空港からシンガポール市内までは、タクシーで片道30分、MRT(電車)で1時間ほどかかります。
移動時間だけでもタクシーの場合約1時間、電車の場合は2時間かかるので、時間に余裕を持って観光しましょう。
出国審査を受ける必要もあるので、搭乗時間の1時間半前には空港に戻っておけると安心です。
そのため、トランジットの時間が最低でも5時間以上あるのが望ましいです。
参考:シンガポール・チャンギ国際空港から市内へのアクセス方法
時間がない方には空港直結のジュエル(Jewel)観光がおすすめ
2019年にオープンした、複合施設「ジュエル(Jewel)」は、チャンギ国際空港直結です!
各ターミナルから徒歩やスカイトレインで行くことができるので、トランジット中の観光地として人気を集めています。
トランジット時間が3~5時間ほどあり、空港内だけで過ごすのは退屈……という方は、ジュエルに足を運んでみてはいかがでしょうか?
あわせて読みたい記事
市内観光へ行くときの注意点
空港を出て市内観光へ行く場合、出入国カードを記入して入国審査を受ける必要があります。
「Transfer(乗り継ぎ)」ではなく、「Passport control(入国審査)」と書かれたゲートへ進みましょう。
スーツケースなどの機内預け荷物は、シンガポールで受け取らず、最終目的地での受け取りとなります。
観光中に必要なものは預け荷物の中に入れてしまわないように、荷造りの際は注意が必要です。
観光を終えて空港に戻ってきたら、出国カウンターで出国審査を受けます。
その際には入国カードの半券が必要なので、無くさないよう大切に保管しておきましょう。
トランジット中におすすめの観光地やアクティビティ
やっぱりここは外せない!「マリーナ・ベイ・サンズ」
トランジットでシンガポールを少し観光したいとき、真っ先に思い浮かぶのはマリーナ・ベイ・サンズかもしれません。
ユニークな建物はシンガポールのシンボルともいえる、人気の観光スポットです。カジノや買い物も楽しめます。
夜景がキレイなので、夜にトランジットで立ち寄るときは特におすすめです!
シンガポールと言えば「マーライオンパーク」
シンガポールのフォトスポットといえば「マーライオン」ですよね。
友達や家族とわいわい写真撮影を楽しみたい!という方には一押しの観光スポットです。
川の向こうにはマリーナ・ベイ・サンズや、ドリアン型のドームもみることができます。
マリーナ・ベイ・サンズからはタクシーで5分ほどの距離なので、あわせて観光するのもおすすめです。
「アラブ街」でイスラム文化に触れる
巨大モスク、サルタンモスクがあるアラブ街。ヒジャブをまとった女性も多く、異文化が味わえます。
モスクから至近距離にはオシャレ通り「ハジ・レーン」があるのでとっておきのファッションに出会えるかも。
イスラム系のカジュアルレストランは深夜近くまで開いているので夜遅くに行っても空腹を満たしてくれます。
24時間オープン!リトルインディアの「ムスタファ・センター」でショッピング
リトルインディアにあるムスタファ・センターは24時間営業しています!早朝や深夜に到着する方におすすめの観光地です。
ムスタファ・センターでは、スパイスやアーユルベーダの石鹸が格安で購入できます。
特にアーユルベーダの石鹸は日本で買うよりもかなり安めの、数ドル単位から買えるのでお土産にも喜ばれます。
まとめ
シンガポール・チャンギ国際空港での乗り継ぎ(トランジット)方法や、おすすめの過ごし方をご紹介しました。
チャンギ国際空港はショップやレストラン、室内ガーデンなど、施設やアクティビティが整っているので、トランジットの待ち時間も飽きずに過ごせます。
シンガポール市内をめぐる無料ツアーも開催されているので、スケジュールの合う方は是非参加してみてください!
ご自身で市内観光に出かける場合、移動に時間がかかるので、余裕を持って観光の予定を立てると安心です。
空港直結の複合施設「ジュエル」でもショッピングや食事が楽しめるので、手軽に観光したい方にはおすすめ。館内の大きな滝は必見です!
アクティビティが盛りだくさんのシンガポール。楽しみすぎて乗り継ぎ便の時間を忘れないよう、注意してくださいね。
「トランジット中の○時間で観光するなら、どんなプランがおすすめ?」
「空港周辺のおすすめグルメ情報が知りたい!」
など、シンガポール旅行やトランジットに関する疑問はロコタビの無料Q&Aで解決しましょう!
現地在住の日本人ロコたちが、皆さんの質問をお待ちしております。