シャンハイ(上海)の旅行ガイド情報

上海ディズニーランドの混雑状況・おすすめアトラクションを徹底解説!

【上海在住者執筆】2019年最新情報公開!
上海ディズニーランドに行く際に気になる混雑状況や、行くのにおすすめの時期、混雑時におすすめのファストパス情報やアトラクション情報などご紹介します。
ディズニーを堪能するためにも、事前情報をしっかり確認して心置きなく楽しみましょう!

オープン直後からオリジナリティ、豪華さ、世界初の多さが世界中のディズニーファンの間で話題になっている上海ディズニーランド。
日本ではもっぱらゲストのマナーが話題になっていますが、実際に現地に行くとアトラクションやパレードの感動のほうが大きく、
報道されているようなマナー違反も特に見られず、素晴らしいパークだと思いました。

上海ディズニーランドについて

上海ディズニーランド(Shanghai Disneyland/SHDL)は、現時点で1番新しいディズニーランドとなり、2016年にオープンしました。アトラクションはもちろん、システムも最新です。
なので、日本のディズニーランドと比較するとサービスが充実していたり、上海ディズニーランドならではの仕組みがあったりするので行ってみて戸惑うことも多々あるでしょう。

<基本情報>

  • 住所

上海市 浦东新区川沙镇黄赵路310号

公式サイト:上海ディズニーランド

※浦東国際空港からは、タクシーまたは地下鉄を使って行けます。

  • 料金
    通常日:CNY 399(約6,600円)
    シーズン(土日祝日・7、8月):CNY 575(約9,500円)
    特別シーズン(2月の旧正月など):CNY 665(約11,000円)
    ※通常日に来館すれば日本のディズニーよりも低価格で入場できます。

  • 営業時間
    夏季はだいたい08:00頃~22:00頃
    冬季はだいたい08:00頃~19:00頃
    ※季節や曜日によって多少異なります。

園内の様子&混雑状況

パークの面積がとても広いので人口密度は低め。緑も多くのびのびと散策できます。
清掃も行き届いていて、キャストのフレンドリーさや親切さ、かわいらしい街並、漂ってくる日本のディズニーランドと同じあのポップコーンの匂いなどに、長年上海在住の私は「ここ、本当に上海?」とクラクラしてしまったほど。まさに夢の国でした。

上海の大型連休

中国の旧正月シーズンや、10月にある建国記念日などの大型連休は混雑が予想されます。

 学生の休暇シーズンや土日

6月末から8月末まで学生の休暇シーズンなので、この時期も混雑が予想されます。
土日は年中混雑していますが、シーズン中は更に混む可能性があるので、ディズニーに行く予定を立てている人はシーズンを把握して旅行の日程をたてるといいでしょう。

平日やシーズンオフなど

かといって平日が混雑していないというわけでもありません。
なぜなら、上記で述べたとおり平日は休日にくらべ、入場料が安かったりします。シーズンオフでかなり割引されている時期などは、逆に観光客が集中する可能性もあります。

混雑時に活用!ファストパスのとり方

効率よくまわるには、入園直後にまずファストパスの入手を。ファストパスは日本と異なり、各テーマエリアの「ゲストサービス(案内所)」で入手します。
入園チケットに印字されたQRコードを読み取って発券する仕組み。お昼ごろに発券が終了してしまうアトラクションもあるので早めの入手が肝心です。
また、入園時に配られる「タイムズガイド(英語/中国語)」でその日のスケジュールをチェック。
パレード、ショーともに20〜30分前にスタンバイを。比較的空いている午前中に見るのがお勧めです。この辺は、東京ディズニーランドのコツと同じかもしれません。

トゥモローランドのファストパス発券所「ゲストサービス(遊客服務)」。テーマエリアによって発券所のデザインが異なります。待ち時間一覧などの液晶案内板も。

あとは、マップ付きパンフは必ず英語版の入手を。
「漢字なのでわかるかも」と思いがちですが、ディズニー関連の中国語は、中国語学習歴のある日本人でも難しいです。
たとえば、「皮諾丘」「巴斯」「維尼」と、字面からまったく想像できないもの(左から、ピノキオ、バズライトイヤー、プーさん)、「氷雪奇縁」「長髪公主」「小飛侠」など、連想してやっとわかるもの(左からアナと雪の女王、ラプンツェル、ピーターパン)も。英語の方が日本人に慣れた名前を探すことができます。

また、上海ディズニーランドではデジタルファストパスをアプリ内でとることが可能です。
これらをうまく活用して待ち時間を短縮しましょう!

絶対に乗りたいお勧めアトラクション

とにかくスゴいアトラクションが盛りだくさんの上海ディズニーランド。訪れたら絶対乗りたい筆者のおすすめベスト5を紹介します。

1位:パイレーツ・オブ・カリビアンーバトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー(加勒比海盗)

ダントツのお勧めです。プロジェクションマッピングによる大迫力の映像と、ぐるりと回転するライド、降りかかる水しぶき、独特の浮遊感など、世界初、世界唯一尽くし。
あまりにすごくて2回乗ったほどでした。ボートが大きいので回転がよく、混雑時も20〜30分待ちで乗れる点も大きなポイント(ファストパスも不要です!)。怖い系が苦手な人にも安心のアトラクションです。

絶対乗らないとダメなレベルでおすすめです。あの「カリブの海賊」ではなく、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」とジャック・スパロウの世界です。

2位:ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン(翱翔・飛越地平線)


出典 : Instagram

東京ディズニーシーに2019年にオープンしたばかりの新アトラクションのソアリン。万里の長城を始めとする世界の風景を空から眺める爽快なアトラクションです。
上海ディズニーランドではオープン当初から絶大な人気を誇っているアトラクションで、待ち時間とファストパスの入手の難しさでは一番。根気、運、体力で挑戦を。

3位:トロン・ライトサイクル・パワーラン(創極速光輪)


出典 : Instagram

世界初のバイク型コースター。近未来のような空間をバイクにまたがって走り抜けます(スカートだとキツいかもしれません)。
上海ディズニーランドではこちらが1番最速のアトラクション。絶叫系が好きな方はぜひ体験を。朝のうちのファストパス入手も必須です。

4位:ミート・ミッキー(米奇俱楽部)

ミッキーと写真を撮るならこちらへ。小さな子ども連れなら鉄板です。
中国のゲストはそれほどキャラクターに興味がないらしく、待ち時間は15分ほど(ファストパス不要)。
撮影後、日本語で「ありがとう!」と言ったらミッキーの表情がちょっとびっくりに(笑)。スタッフさんも「アリガトウ~」と日本語で手を振ってくれました。

5位:セブン・ドワーフ・マイン・トレイン(七人小矮人鉱山車)


出典 : Instagram

こちらはフロリダのディズニーに元々あるアトラクションですが、アジアは初進出。
白雪姫に出てくる7人のこびとのトロッコ型コースターです。「ビッグサンダー・マウンテン」の小さい版という感じでしょうか。子どもでも、絶叫系が苦手な大人でも楽しめるコースターでした。要ファストパスです。

世界初、アジア初のおすすめアトラクション

上記以外で世界初もしくはアジア初のアトラクションはこちら!

ロアリング・ラピッド(雷鳴山漂流)


出典 : Instagram

古代生物がいる山奥の激流下り。落下、水濡れOKの人にお勧めです。要ファストパス。

アリス・イン・ワンダーランド・メイズ(愛麗絲夢遊仙境迷宮)


出典 : Instagram

女王の庭園の迷路。歩いてまわります。かわいいオブジェや風景と写真を撮りたい人に。

スターウォーズ・ローンチ・ベイ(星球大戦遠征基地)

スターウォーズのダースベイダーやR2-D2と交流したり写真を撮ったりできる、ファンにはたまらないスポット。

ジェット・パック(噴気背包飛行器)


出典 : Instagram

飛べる機械を背負うという世界初コンセプトのアトラクション。トゥモローランドを一望できます。

ほかには、TDLよりも打ったときの手応え、打ちやすさがレベルアップしている「バズライトイヤー・プラネット・レスキュー(巴斯光年星際営救)」や、ライドの動きや映像がブラッシュアップされている「ピーターパンズ・フライト(小飛侠天空奇遇)」もおすすめ。
TDLのミステリーツアーに相当する「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー(漫遊童話時光)」や、お馴染みのダンボ、カヌー、スティッチ・エンカウンターなども。

パレードとショーを楽しもう!

アトラクションよりパレード、ショーが好きという方もけっこういますよね?必見のショーはこちらです(2019年現在)。

<パレード>

現在開催されているのは「ミッキーズ・ストーリーブック・エクスプレス」。
ノリノリで華やかなダンサーと、キャラクターたちがゲストと交流もしてくれるパレードです。
中国らしさ満点の「ムーラン」から、「アナと雪の女王」「ラプンツェル」「ズートピア」まで見どころ盛りだくさん。パレードルートは世界一長いそうです!

パレードは昼間に2回開催。初回のほうが空いていて快適に見られます。

<ショー>

世界最大のお城「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」を使った花火、プロジェクションマッピング、噴水が織りなす夜のショー「イグナイト・ザ・ドリーム」も必見です。
前の方は混み合うので、「ファンタジア・カルーセル」の西側の水辺の柵前がお勧め。水に映るお城と花火は必見です。

巨大なお城を全部使ったスペクタクルショー。花火の打ち上げ数の多さ、噴水を生かした演出など、上海まで見に来る価値アリ!

<ショー型アトラクション>
中国らしさを楽しむなら、上海雑技とターザンの世界を融合させた「ターザン:コール・オブ・ザ・ジャングル」がお勧め。
全体的にコミカルですが、ターザンとジェーンが命綱なしで一本のロープに掴まり繰り広げる技にはちょっと感動してしまいます。
ほか、みんなで歌えるアナ雪のショー「フローズン・シング・アロング・セレブレーション」、ジャック・スパロウを中国人が演じる「アイ・オブ・ザ・ストーム」なども。ただし、ターザン以外は高度な中国語が聞き取れないとかなり退屈かも。

写真受け取りシステムがスゴい!

「ミート・ミッキー」「スターウォーズ・ローンチ・ベイ」など、キャラクターと写真撮影できるアトラクションや、川を落ちたときなどに自動的に撮影されるアトラクションは、アプリをダウンロードすることで写真データを受け取ることができます(無料です!)。
アトラクションの出口で、自分が写っている写真の画面下のセンサーに入園チケットに印字されたQRコードをスキャン。
その後、「フォトパス(乐拍通)」のアプリを自分のスマホにダウンロードするだけ(家に帰ってからでも、翌日でもOK)。
日本のディズニーランドのように別途購入する必要もなく、思い出をそのまま記念にもらうことができるので、そこも美点です。

まとめ

アトラクションやショー以外に印象的だったのはキャストのサービス。笑顔、親切さ、フレンドリーさにびっくり。
サービスも、アトラクションや設備なども、ディズニーが最新の技術でこだわって大切に作ったものだということがとても伝わってきました。
その分、パークを出て市内に戻ったときの「現実に戻された感」がものすごかったですが……百聞は一見に如かず。ぜひ皆さんも上海で最新のディズニーランドを体験してみて下さい。

また、ロコタビでは現地在住者「ロコ」が提供するサービスを受けることができます。
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以上、中国・上海ディズニーランド情報についてでした。