ソウルの旅行ガイド情報

ソウル入国審査・出国手続き〜出入国カード、イミグレーション

【韓国・ソウル在住者執筆】日本からの韓国旅行の際に必要な、韓国での出入国審査を解説!
仁川国際空港のような大きな空港でも安心して手続きできるよう、入国・出国の流れや所要時間、出入国カード・税関申告書への記入方法など最新情報でまとめたので、チェック必須です。

入国審査後の韓国での観光で思い切り楽しむためにもぜひ確認してみてください。

韓国・ソウルの入国の手続きと流れ・所要時間

1. 入国審査

韓国は、90日以内の滞在の場合はビザ無し滞在が可能な国です。パスポートの有効期限が6か月以上あるかどうか確認をしてください。
治安もほかのアジア諸国と比べると安定しており、都市のインフラも整備しているので、初めての韓国旅行でも不安なく楽しむことができますし、海外旅行としてもおすすめの国です。

ソウルに到着後、案内に沿って入国審査エリアへと行きます。
入国審査の待機時間は平均30分程度。スムーズに手続きが完了する場合もあれば、到着時間によってや団体観光客と被ってしまうと、2時間程待つこともあります。到着日にギリギリのスケジュールを組む際はお気をつけください。

入国手続きを受ける際は、入国カードとパスポートを入国審査官に手渡せばOK。原則1人ずつ入国審査を受けます。パスポートと入国カードを渡したあと、顔の正面撮影と指紋登録をして審査は完了です。
韓国の審査官は、日本のように愛想よくはしてくれませんので驚かないでくださいね。

入国審査に必要なもの・聞かれること

上記で説明したとおり、入国審査にはパスポートと入国カードが必要になります。入国カードは基本的に機内で配られることが多く、もらえなかった場合でも入国審査エリアに置いてあるので、そこでもらって審査前までに記入しましょう。

韓国の入国審査ではほとんど質問されることはなく、言葉をかわすことも少ないです。ですが、稀に「なぜ韓国に来たのか(目的)」や「何日間の滞在か(期間)」「どこに宿泊するのか(滞在先)」を質問されることがあります。

といっても入国カードにあらかじめ書く内容ですので、不備がない限りはまず聞かれないでしょう。ただ質問された場合ははっきりと答えましょう。
観光の場合は英語で「Sightseeing(サイトシーイング)」、知人を訪ねる場合は「Visit(ヴィジット)」、期間は「~nights(~ナイツ)」(一泊二日なら1 nights)、滞在先は宿泊先のホテルの名前でも大丈夫です。

2. 手荷物検査

入国審査が終わったら、手荷物を受け取りましょう。乗ってきた便と手荷物受取の場所を確認します。

自分の便のレーンでスーツケースなど、自分の手荷物を受け取ります。

3. 荷物受け取り・税関申告

入国審査を終え、預け手荷物を受け取ったら税関申告エリアでスタッフに渡しましょう。

持ち込みの際に疑わしいものや、持ち込み出来るか怪しい場合は、別のセキュリティチェックに通される場合がありますが、身構える必要はないので案内に従って進みましょう。
※ジャーキーなどの肉製品の持ち込みが禁止されている際、カンガルーのジャーキー(未開封)が持ち込めるか確認のために見せた際に、別のセキュリティチェックに回されたことがあります。結果、ジャーキーの肉の中で唯一カンガルー肉の持ち込みは可能とのことでした。

すべてが終わったら出口へと進みます。
到着ロビーではツアー客を迎える人だかりが多く、名前を書いたプレートを抱えて立っている人が大勢みられます。

自分で空港から市内へ行く場合は各公共交通機関を使いましょう。韓国は基本的に、案内表示に日本語も記されているところが多いので迷う心配もありません。
仁川国際空港から市内への主な交通機関としては、「空港鉄道(A'REX)」、「リムジンバス(空港バス)」、「路線バス」、「タクシー」があります。

金浦空港から市内への主な交通機関も、上記と同じです。ただし、仁川国際空港からある直通列車と一般列車のうち、一般列車の乗車のみ可能です。金浦空港から弘大入口(ホンデイック)駅まではたったの13分と、かなり近いので、空港鉄道(A'REX)の利用をおすすめします。

合わせて読みたい記事:仁川国際空港からの市内移動アクセス方法・手段ガイド

韓国・ソウルの出国手続きの流れ・所要時間

1. 出国手続き

出国前に、各航空会社によってチェックインカウンターの開始時刻と締め切り時刻が設定されています。
出国手続きの所要時間は、チェックインの時間をいれると1時間から、混んでいると2時間ほどかかる場合も。また仁川国際空港にはターミナル1(T1)とターミナル2(T2)があるので間違えないよう事前に確認が必要です。
帰国日は余裕を持って空港へ向かいましょう。

出国手続きでは、パスポートと自分の乗る航空券が必要です。必ずセットで持ち歩きましょう。
また、仁川空港出発に限りますがソウル駅と三成駅に「都心空港ターミナル」というものがあります。事前にチェックイン手続きと出国審査を済ませ、仁川空港に行くことが出来ます。搭乗時間の3時間前まで事前チェックインが可能なので、先に重たい荷物を預けて残りの時間で観光やショッピングをすることも可能です。

仁川空港に到着したらすでにチェックインや出国審査は完了しているので、空港関係者の方々が通る入口から、手荷物検査を受けるのみです。

ただし、金浦空港発の場合は、都心空港ターミナルでのチェックインはできません。ソウル駅の場合は、大韓航空・アシアナ航空・チェジュ航空・t-way航空が可能です。
LCCでも事前チェックインが利用できるのが嬉しいですね。

出国審査に必要なもの・聞かれること

出国審査の場合は搭乗券とパスポートがいります。審査官に渡しチェックを受けたら終わりです。

2. 手荷物検査・税関申告

手荷物検査は機械に通すので、PCなどは通常通りカバンの外へ出しましょう。液体制限もあるのでお気をつけください。
税関申告では専用カウンター(Cash Refound Counter)で申告をし、払い戻しを受けましょう。

3. 出発ゲート

仁川国際空港の出発ゲートは広く、免税店もしっかり揃っています。またレストランなども多く、ゆったりと過ごすことが出来ます。
韓国のお土産など購入したり、免税品を購入することが出来るので、はやめに来てショッピングするのもいいですね。

都心空港ターミナル

都心空港ターミナルは2つありますが、どちらも仁川国際空港発の出国の際にしか使えません。

<韓国都心空港ターミナル(COEX)>

  • 場所
    • COEX(貿易センター)
  • 電話番号
    • 02-551-0078
  • 行き方
    • 地下鉄2号線 三成(サムソン)駅の5番出口より徒歩8分。
    • 地下鉄9号線 奉恩寺(ポンウンサ)駅の7番出口より徒歩12分。
  • 利用方法
    • 1.1階でチェックイン及び荷物預け
    • 2.2階で出国審査
    • 3.空港までのリムジンバスを使用するかソウル駅から空港まで行く。

<ソウル駅都心空港ターミナル>

  • 場所
    • ソウル駅地下2階
  • 電話番号
    • 1599-7788
  • 行き方
    • ソウル駅3番出口すぐに入口があります。
  • 地下鉄1号線と4号線ソウル駅から地下道で直結しています。
  • 利用方法
    • 1.地下2階のチケットカウンターで直通列車(Express)のチケットを購入。
    • 2.搭乗手続きと出国審査
    • 3.直通列車を使い空港へ行く

※両方とも対応する時間帯や航空会社などが決められているので、ご自身のフライトの航空会社が対応しているか確認してくださいね。

出入国カード・税関申告書の書き方

出入国カードについて

入国カードと税関申告書は、韓国行きの機内で配布されることがほとんどです。
面倒だった入国カードの記入は簡素化され、ホテルへ滞在の場合は、住所等は必要なくホテルの名前を英語で記入するのみです。

税関申告書の記入

下記は税関申告書です。入国申請書とほとんど同じ内容を記入することになります。
滞在場所には、ホテル名のみでOKです。タバコや香水など、免税品を日本で購入してきた場合は、裏面もチェックしてください。

まとめ

韓国・ソウルのイミグレーションでの入出国手続きは、以前に比べると手続きが簡素化されて面倒な手続きや難しいものがなくなってきました。
入国カードは、空欄なくきちんと書き込んでおけば問題なく入国できますし、出国時も、事前チェックインなどのサービスを利用することで、荷物で重たい思いをすることなく帰国することが可能です。乗り遅れのないように余裕を持って空港に向かいましょう。

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以上、韓国・ソウルの出入国審査についてでした。