世田谷区在住のロコ、けいさん
けいさん

ノルウェー「子どもが育ちやすい国」トップに!|その要因はなんだと思われますか?

セーブ・ザ・チルドレンは「子ども時代の終わり」と題したプロジェクトで世界172カ国について子どもたちの暮らしを奪う要因を調査しました。その結果、ノルウェーは「子どもが育ちやすい国」としてトップにランキングされました。 ▶︎ https://www.cnn.co.jp/world/35103103.html?ref=rss

日本にいると、多くの人々がノルウェーに対して「なんとなく子育てしやすいイメージ」「育メンに寛容そう」などフワッとしたイメージは出てきても、具体的に何が良いのかがわかりません。

現地に住まれている皆様から見て、「子どもが育ちやすい国」1位になった要因として考えられそうなことがあれば、ぜひお聞きしたいと思い、質問をさせて頂きました。
ご回答をお待ちしております。

2017年6月22日 18時22分

アイミさんの回答

こどもは産まれる前から医療費が無料です。歯科に関しても18歳までは矯正に至るまで僅かな出費で済みます。親も父母同様に育児休暇を取る義務があり、この間は条件諸々ありますが月給とほぼ同額が約1年間国から支給されます。幼稚園では0-5歳児が混合保育で雪が降ろうが外で遊び放題。学校が始まるとダウン症の子も普通のクラスで学ぶ過程を一番に考え、できて物足りないこどもにはエクストラ、遅れている子には宿題補助やエクストラ補助がつくようです。小学校から大学まで学費は無料。テキストも大学に入るまでは無料です。ただ、共通出費や大学ではセメスター毎と試験費用に僅かな出費がかかります。又、大学では申請者ほぼ全員が奨学金を最大7年間分もらえるようで、支払う額は6割とか少ないです。こどもは平等に同じだけのチャンスが与えられます。お金があろうがなかろうが自分次第で将来や人生をどうにもできる環境と感じます。男女間、国籍、身体障害を越えた人間平等の精神が行き渡っているからではないかと思います。日本のようにクラス分けや学校偏差値等がないので、皆んな伸び伸びと自由に生きている印象を受けます。

2017年6月23日 2時33分

オンダルスネス在住のロコ、アイミさん

アイミさん

女性/30代
居住地:オンダルスネス/ノルウェー※現在福岡県に移住
現地在住歴:2015年10月ー2020年1月
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この回答へのお礼

世田谷区在住のロコ、けいさん
★★★★★

ご回答ありがとうございます。

「こどもは産まれる前から医療費が無料」なんですか。これは驚きです。確かに、本来は生まれる前からお金はかかり始めますからね。優しい仕組みですね。

平等だからこそ、「自分次第で将来や人生をどうにもできる環境」なんだと考えさせられました。ご丁寧なご回答ありがとうございます。

2017年6月23日 16時36分

Carl-Kjelsensさんの回答

ノルウェーは 子供は国の将来、という考え方が基本に有り、また北欧では社会が一つの家族という考え方から 皆が高い税金を払って 収入の少ない人を助けるシステムができています。
幼稚園は 月曜から金曜まで7-8時間1歳から預かってくれるのでほとんどの家庭が共働きです。両親に育児休暇が与えられるので それぞれの家庭の都合でプランが立てられます。
日本でいう保育園とは違い従業員は プリスクールの教師、です。小学校から大学までは授業料は只です。(わずかに有る私立へ行くと少しかかりますが日本の比ではありません)
5月17日が建国記念日で 盛大に祝うのですが これも子供が中心で 子供のパレードがあり、戦車や軍用機などは一切登場しません。この日は無制限にアイスやケーキを食べて良い事になっています。 子供が貧富の差を感じないように 様々なサポートシステムもあります。また学校や大学を何年で出なければならない、というプレッシャーや 受験勉強も無いので伸び伸びと育つことができます。病気などで中学や高校で単位を落としても 落とした学科だけをやり直すことができるシステムもあります。 

2017年6月23日 1時2分

オスロ在住のロコ、Carl-Kjelsensさん

Carl-Kjelsensさん

女性/60代
居住地:oslo
現地在住歴:1987年から
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この回答へのお礼

世田谷区在住のロコ、けいさん
★★★★★

ご回答ありがとうございます``

様々な教育の社会システムだけでなく、「伸び伸びと育つ」空気感が垣間見えますね。事細かにありがとうございます!

2017年6月23日 16時34分

あきたんさんの回答

私はこちらで生まれ育ったわけでもなければ子育てをしたことがないので実際のところはわかりませんが、住んでいて教えてもらったことや見ていて感じたことを簡単にお話しします。

ノルウェーは、jentas lovと言う考え方があります。
それは、「自分が他の人より優れていると思うなかれ」というものです。どこまでも平等を愛する国なのです。そのため日本と違い、親同士の子供の成績自慢みたいなのがなく、子供も大人も生き生きのびのびと育つのだと思います。

また有名な通りノルウェーは福祉国家であり国立は大学まで教育が無料です。
そのため経済的事情で希望の学校に行けない、ということがあまりありません。
そしてさらには男性も産休を取ることが法律で定められているくらい、育児は両親でするものだという考えがあり、日本のようにちょっと乳母車を押せばイクメンと言われるような風潮がそもそもありません。子供のバースデーパーティがあるから早めに退社する、なんてのは当たり前の光景です。

結婚しなくても家族としての権利がほとんど受けられるので、片親のところも多いですが、それでも両親が別れた後も子供はある程度大きくなり自分で決断できるようになるまで、数週間ずつ両親のところを行ったり来たりする生活をしている子供もたくさんいます。
なので片親でも母親像・父親像というものをしっかり理解しているように思います。

結論からいうと、日本のように「世間からのプレッシャー」や「世間の風潮」などという、当事者以外の要因を気にする必要がなく、平等が当たり前という環境が親にも心に余裕を持たせ、子供も自由に素直に育つのかなと私は考えます。

ただ、その皆平等精神が国の成長を妨げているのではないかと危惧する人もいるようです。

参考になれば幸いです。

2017年6月23日 0時20分

オスロ在住のロコ、あきたんさん

あきたんさん

女性/30代
居住地:オスロ/ノルウェー
現地在住歴:2016年6月から
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この回答へのお礼

世田谷区在住のロコ、けいさん
★★★★★

jentas lovは初めて知りました。
子供だけでなく、大人ものびのび育つ環境というのは素敵ですね`

2017年6月23日 16時28分

たかさんの回答

私も直接子育てをしたことがないため、想像の域を出ませんが。。。

ノルウェーは公教育が無料で、高校で専門技術を学ぶか、総合大学などで学士や修士と取れば、それなりの生活は十分射程範囲内に入ります。特別留学させなくても英語は身につくし、結局親が子どものために用意するものーお金(教育費や塾代)や技能(習い事)などーが少なくて済むのでは、と思いますね。

現在私はオスロにて現地企業に勤めておりますが、父親母親関係なく、小さな子どもがいれば育児休業をとることや、お迎えのために早退すること、職場に子どもを連れてくることなどが全くネガティブな雰囲気なく受け入れられています。仕事上、育児を犠牲にしなければならない状況が仮にあれば、親に我慢させるよりもその状況を是正する方に絶対注力します。ただでさえ大変な育児を、他人が余計に大変にすることなど、誰にとっても良いことはないし、誰も考えないと思います。

日本は母親ひとりに負担が偏っている傾向があるでしょうし、子どものために用意しなければいけないお金が多かったり、子育てに従事すればするほどキャリアが犠牲になる可能性があったり、親に経済的・心理的負担がかかりやすい仕組みになっているように感じます。

2017年6月28日 6時10分

オスロ在住のロコ、たかさん

たかさん

男性/30代
居住地:オスロ/ノルウェー
現地在住歴:2016年2月から
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misuka15さんの回答

こんにちは。
Kristiansandという街に1年間住んでおりました。
'育ちやすい'と'育てやすい'は別かもしれませんが、私は子育てに対する社会的サポートの充実が理由だと思います。
産休、育休はもちろんのこと、男性が積極的に子育てに関わっている姿も多々見られました。仕事が3時、4時に終わる関係で子供と関わる時間も増え、子供にとって良い影響が与えられるのではないでしょうか。
また、ノルウェーは収入の格差が少なく、教育費、医療費が無料なので、親の収入が子供に与える影響が少ないことも挙げられるでしょう。
さらに、ノルウェーは一定数の移民、または移民の子孫がいますが、社会的に差別があるわけではなく(個人的に偏見があったり、嫌う人はいるが)、様々なバックグラウンドを持った子供たちが差別を気にすることなく成長できる環境があるように思われました。

2018年6月18日 17時36分

クリスチャンサン在住のロコ、misuka15さん

misuka15さん

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退会済みユーザーの回答

大変返事が遅くなりました…申し訳ありません。
我が子がこのノルウェーの生活になってもうすぐ四年経ちます。子供達本人はノルウェーは楽で良いと言います。
親からですが、一般的な目線で子供の生活を見ていると…
教育面:
長期休みには宿題がありません、休み中の課題もありません、あくまでもバケーションはバケーションとしてリラックスをするという感じです。
基本日本のように受験は大学までありません。また厳しい校則はありません。細かいことを言えば書ききれないほどですが、我が子が日本の学校も経験した時に校則、宿題の量、先輩後輩の上下関係がしんどいと言ってました。
基本的にこの王国は子供を大切にする国なので選ばれたのかな?と
私自身もここの子供は恵まれてるなあと感じる場面がたくさんありましました。

2017年11月18日 18時8分