メルボルンのタクシー徹底ガイド〜乗り方・料金・ウーバー(Uber)~
【オーストラリア・メルボルン在住者執筆】旅行中の交通手段にタクシーを検討している方必読!
タクシーの乗り方や料金、運転手との英会話のコツ、ウーバー(Uber)の利用方法など、オーストラリアでタクシーに乗る前に知っておきたい情報をまとめました。
バス・電車・トラムなど公共交通機関との上手な使い分けについても解説します。
2019年現在のメルボルンのタクシー事情
現在、オーストラリアではメルボルンも含め、ウーバーなど配車アプリの影響もありタクシーの利用者が減りつつあります。
メルボルンは特に公共交通機関が充実しているので、タクシーよりも、バス・電車・トラムを利用する方が多いです。
みなさんがメルボルンに旅行される際の移動手段も、バス・トラム・電車がメインになるでしょう。
これらの公共交通機関は料金が安いところがメリットですが、遅延があったり24時間利用できないところがデメリットです。
深夜に空港から移動するときなど、夜遅く移動する際にはタクシーやウーバーでの移動が安全ですしおすすめです。
旅行中は時間帯や公共交通機関の運行状況にあわせて、その時にぴったりな移動方法を選ぶようにしましょう。
今回は、一般的なタクシーと現在オーストラリアで利用者が増えているウーバー(Uber)の利用方法について詳しく説明します。
合わせて読みたい記事:
- 「メルボルンのバスの乗り方ガイド(路線図・乗り換え・運賃)」
- 「メルボルンの電車の乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)」
- 「メルボルンのトラムの乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)」
メルボルンのタクシー料金
タクシー会社によって利用料金が違いますが、基本となる料金体系はオーストラリア政府によって決められています。
初乗り料金・追加料金
基本料金一覧
利用する時間帯 | Flag Fall料金 | 1kmごとの料金 | 待機料 |
---|---|---|---|
通常料金(09:00~16:59) | $4.20 | $1.622/km | $0.52/分 |
深夜料金(17:00~08:59) | $5.20 | $1.804/km | $0.63/分 |
金土夜間特別料金(22:00~03:59) | $6.20 | $1.986/km | $0.70/分 |
※Flag Fall料金とは移動距離に関係無く発生するタクシーの利用料金です。日本でいう初乗り料金のようなものです。
※利用するタクシー会社によって料金は変わるので、あくまでも参考程度の料金情報になります。
追加料金一覧
料金の種類 | 追加料金 |
---|---|
休日料金 | クリスマス(12/24,25)、ボクシングデー(12/26)、大晦日(12/31)、新年(1/1)の18時以降適用される追加料金 |
空港料金 | $2.70 |
空港予約料金 | $3.00 |
有料道路 | 高速道路や有料道路の利用料金 |
クレジットカード利用料 | クレジット支払いの5%手数料 |
※利用するタクシー会社によって料金は変わるので、あくまでも参考程度の料金情報になります。
運転手にチップは払う?
メルボルンを含め、オーストラリアでは基本的にタクシーの運転手にチップを支払う必要はありません。
良いサービスを受けた時など、運転手に感謝を伝えたい場合は少額のコインを渡しても良いかもしれませんね。
市内から観光地までタクシー料金の相場
メルボルン市内にある主要駅「サザンクロス駅(Southen Cross Station)」を出発地点とした、
各観光地までのタクシー料金の目安をご紹介します。
目的地 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
フィッツロイ | $13 | 約15分 |
セントキルダビーチ | $21 | 約20分 |
ブライトンビーチ | $33 | 約30分 |
空港 | $55~$65 | 約30分 |
※利用するタクシー会社によって料金は変わるので、あくまでも参考程度の料金情報になります。
その他エリアへのタクシー料金はこちらのウェブサイトで計算ができます。
タクシーの貸切・チャーター料金
メルボルンでは、旅行者に向けたツアー込みのタクシー貸切サービスや、空港からの送迎サービスが多くあります。
値段は約$200~$600と、行き先やツアーの内容によって大きく変わります。
ご自身のニーズに合ったサービスを事前によく調べてから手配するようにしましょう。
ロコタビでもメルボルン在住の日本人がツアーや送迎サービス(レンタカー&運転手手配、同乗アシストなど)を提供しています。
旅行会社のサービスに比べると値段もお手頃なので、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
サービスに関する詳しい情報が知りたい方や疑問がある方は、無料のQ&Aも活用してみてください。
タクシーの利用方法
1. タクシーを止める・乗る
日本と同様に、街中でタクシーをつかまえる時は手を挙げて止めましょう。
日本と異なり運転手がドアを開けてくれないので、手動での開閉となっています。
空港や一部のホテルにはタクシープールがあります。
2. 料金を支払う
タクシー利用料金を支払う際は現金がベストです。
カードで支払う場合、通常料金に5%の追加料金が発生するからです。
まれに、支払いの際にカードの情報を抜かれて悪用されるという事件もあるので注意しましょう。
3. 降りる
車内に忘れ物が無いか確認してから降りましょう。
日本と異なり、紛失物を届けてくれる保証はありません。
タクシーに乗る前に知っておきたい注意点
メルボルンのタクシー運転手・タクシー会社のサービスレベルは日本と比べると低いです。
人の多い市内でも運転が荒かったり、運転手が道のりを把握していなかったりする場合もあるようです。
メルボルンでのタクシー利用は、特に英語が苦手な方にとってはストレスに感じる場面があるかと思います。
旅行中の昼間の移動にはバス、トラム、電車といった公共交通機関を活用しても良いでしょう。
空港からの移動には、スカイバスというシャトルバスもおすすめです。
合わせて読みたい記事:「メルボルンタラマリン空港から市内へのアクセス方法・手段ガイド」
タクシーでトラブルに遭った場合の対処法
乗車拒否されることはある?
金曜や土曜日の夜などの忙しい時間や移動距離が短い場合は乗車を拒否される場合もあります。
運転手によっては、英語が苦手な旅行者に対して乗車拒否をしてくる場合もあります。
タクシー料金をぼったくられたら?
まず、発車時に運賃メーターが動いているか確認しましょう。万が一、それでも違法な金額を請求された場合は車両前方に付いている運転手の名前と車両ナンバーなどの情報を確認し、すぐにタクシー会社に連絡しましょう。
もしくは「000」が警察に繋がる電話番号なので、こちらも念のためメモしておきましょう。
車内に忘れ物をしたことに気づいたら?
利用したタクシー会社に連絡して、忘れ物の特徴や運転手、乗車場所などの情報を伝えましょう。
その際に支払いレシートがあると便利なので、料金を支払う際は必ずレシートをもらうようにしてください。
タクシー運転手との会話に役立つ英語フレーズ
日本語 | 英語 | 読み方 |
---|---|---|
荷物をトランクに積んでもらえますか? | Could you put my bag in the trunk ? | クッジュー プット マイ バック インザ トランク? |
◯までお願いします | Could you take me to ◯ ? | クッジュー テイク ミー トゥー ◯? |
行き先が2つあります。◯に行き、それから△に行ってもらえますか? | I have 2 destinations. Could you go to ◯ first, after that go to △? | アイ ハブ 2 デスティネーションズ .クッジュー ゴー トゥー ◯ ファースト、アフター ザット ゴー トゥー △? |
◯に行く前に△寄ってもらえますか? | Could you go to △ before going to ◯ ? | クッジュー ゴー トゥー △ ビフォー ゴーイング トゥー ? |
そこまでどれくらいかかりますか? | How long does it take to get there? | ハウロング ダズ イット テイク トゥー ゲッゼアー? |
そこまでいくらかかりますか? | How much does it cost? | ハウマッチ ダズ イット コスト? |
もう少し急いでもらえますか | Could you go a little faster ? | クッジュー ゴー リトル ファースト? |
◯時までに着けますか? | Could you arrive it on time ? | クッジュー アライブ イット オン タイム? |
ここで降ろしてください | Please drop me off here. | プリーズ ドロップ ミー オフ ヒアー |
料金はいくらですか? | How much is it? | ハウマッチ イズ イット? |
クレジットカードは使えますか? | Could you receive a credit card? | クッジュー レシーブ ア クレジットカード? |
おつりはいりません | Please keep the change. | プリーズ キープ ザ チェンジ |
ウーバー(Uber)とタクシーどちらがおすすめ?
最近オーストラリアでは、ウーバー(Uber)の利用がかなり主流になってきています。
一般的なタクシー会社よりも車内が清潔だったり、レビューを通して運転手の情報を事前に確認できることなどから、信頼されているサービスです。
予約から料金の支払いまで全てアプリ上で完結するので、英語が苦手な方でも運転手との言葉の壁に戸惑うこともありません。
ウーバーのアプリを既に持っている方や、アカウントを作る手間を惜しまないという方にはタクシーよりもおすすめの交通機関です。
ウーバーのメリット・デメリット
ウーバーのメリット
- 運転手のレビューを元に、信頼できそうな人に送迎をお願いすることができる
- 料金の支払いも事前に済ませることができるのでキャッシュレス
- バスや電車が無い深夜でも、タクシーより安く移動できることが多い
- タクシーのように運転手に行き先を伝える必要がない(英語が得意ではなくても大丈夫)
- 移動距離が短くても乗車拒否されることがない
ウーバーのデメリット
- ピークタイムなどはタクシーより利用料金が高くなることも
- 初めてつかう場合はアプリをダウンロードしたりクレジットカードを登録する手間がかかる
- トラブルがあった場合に自分で解決しなければいけない
- 場所や時間帯によっては配車までに時間がかかることもある
ウーバーの利用方法
ウーバーで配車をする方法から実際に乗車するまでの流れを説明します。
ウーバーのアプリをダウンロード
※日本で事前にダウンロードして、決済情報等の入力を済ませておくと便利です。ユーザー情報を入力
配車を依頼
- 「行き先は?」のコマンドに目的地を入力
- ウーバーの種類を選択する
- 料金の支払い方法を確認して配車完了
配車完了後、指定される乗車乗り場へ移動
※ 空港の場合、スカイバスやタクシー乗り場の道路を渡った1本奥の道路にウーバー乗車場所が設けられています。運転手と合流して乗車、目的地へ向かう
以上の流れで完了です。
目的地も言う必要は無いですし、利用料金もアプリを通してクレジットカード引き落としされるので簡単ですね。
さらにウーバーには種類があり、乗車できる人数や快適度の違いがあります。
ウーバーの種類
- Pool 他の乗客との相乗りタクシー
- Uber X 最もスタンダードな乗用車タクシー
- Uber XL 大型車(6名以上向け)
他にもいくつかありますが、上記の3種類が代表的なものになります。
Poolが最も利用料金は安いですが、目的地に着くまでに他の乗客を乗せながら向かうので移動時間が通常よりもかかります。
ウーバー(Uber)アプリのダウンロードはこちらから
まとめ
いかがでしたか?メルボルン旅行中の移動には、バス・電車・トラムなどの公共交通機関をメインに利用しつつ、夜間など状況に合わせてタクシーやウーバーも選ぶようにしましょう。
街中ですぐに乗車できるところがタクシーのメリットですが、運転手のサービスによって乗車の快適さは変わってきます。
事前に運転手の情報が確認できたり料金の支払いもできるウーバーは、タクシーのデメリットをカバーしつつ利用料金も少し安いので、オーストラリアでも人気の交通手段です。
みなさんにぴったりの交通機関をその都度選びながら、メルボルン旅行を楽しんでくださいね!