インチョン(仁川)の旅行ガイド情報

韓国・仁川(インチョン)のコンセントはC/SEタイプ! 変換プラグは家電量販店や100均で購入がおすすめ

【韓国・仁川在住者執筆】仁川旅行中にiPhoneの充電や、ヘアアイロンの電源に必要なコンセントのタイプや、日本との電圧の違いについて徹底解説!
iPhoneなどスマートフォンの充電をしたい時や日本で使っているヘアアイロンを使用したい時など、そのままコンセントにプラグを差し込むと、火事や感電を起こす危険性もあります。正しい方法で日本から持ってきた電化製品を、韓国・仁川で使用するためにはどうすれば良いか、その使用方法についてご紹介します。

韓国の電源プラグ

韓国の電源の形は日本のものと違い、2つの丸い穴がついている型です。
実は日本と同じタイプの差込口を韓国でも見たことあるのですが、これは昔日本と同じタイプのコンセントを使っていたため、その名残で今でも残っていることがあるそうです。
現在は日本と同じタイプのものは使われていません。

プラグの形はCとSEの2タイプ

日本はAタイプ、韓国ではCタイプとSEタイプの2種類。
CとSEの違いはピンの太さで、Cがやや細いです。
多くの場合、SEの方がしっくりくる気がします。

写真:左がSEタイプ、右がCタイプの海外対応マルチ型プラグ

変換プラグは日本国内のダイソーや家電量販店で購入するとお得!

変換プラグとは電化製品のプラグ先に取り付けるもので、韓国であればSEかCタイプのプラグのことです。
ではCとSEどちらを購入するとよいか?
SEタイプをお勧めします。
Cタイプでも繋がりますが、グラグラでぶかぶか、安定しにくいです。
というのも先ほどもお話しましたようにCタイプのピンの太さが若干細いためです。
安く買うなら、Cタイプは日本のダイソーに、SEタイプは家電量量販店で買えます。
日本の空港でも売られているので、うっかりしていた場合は出発当日買うことも可能。
どちらにせよ事前に日本で買って行くことをおすすめします。
Wi-Fiルーターをレンタルすると充電用USBプラグなどついてくることがあるので、それを利用する手もアリですね!

韓国の電圧・変圧器

韓国と日本ではボルト数が違います。
そのため日本の電化製品を変換プラグのみ変えてそのまま差し込むと、家電が故障するだけでなく、火事や感電のリスクがあることも……
その際必要になってくるのが変圧器です。

韓国の電圧は220V

日本の電圧は100Vですが、仁川に限らず韓国の電圧は220V。
電化製品周波数(㎐ヘルツ)は、韓国60㎐、日本は主に東日本が50㎐、西日本が60㎐です。
日本の電化製品は「50/60Hz」このような表示で両方に対応しているものが多いのであまり気にしていなかったかもしれませんが、念のため使用前に確認するようにしましょう。
50hzの日本の家電製品を60hzの韓国で使用してしまうと性能が変化してしまい故障の原因となることもあります。

変圧器は必要ない?

  • 海外対応タイプ

以下写真のように「100V-240V」とあるものは、変換プラグを取り付けて差し込むだけで変圧器は必要ありません。

写真:デジカメの充電器表示

  • 日本国内タイプ

以下写真のように100Vのみ書かれているものは変圧器が必要です。
ただし、以下はホームベーカリの表示で消費電力(ワット数)が大きいので、大きめの変圧機を使用しなければなりません。(旅行には不向き)

写真:ホームベーカリーの表示

ワット数がここまで大きくない場合は、変換プラグに加え小型の変圧器を使用し電圧を変えることで電化製品が使用可能になります。

スマホやパソコンを充電する

A. 変圧器はほぼ必要ない。
ほとんどの機種が100V-240Vに対応しているため。(種類にもよる。特に日本製造のものは要確認)
日本のプラグにC型あるいはSE型の変換プラグを差し込むだけです。

iPhoneの充電

A. 変圧器は必要ない。
Apple製品は100V~240Vに対応しているから。
日本のプラグにC型あるいはSE型の変換プラグを差し込むだけです。

デジカメの充電

A. 変圧器はほぼ必要ない。
こちらもほとんどの機種が100V-240Vに対応しているため。(種類にもよるため要確認)
日本のプラグにC型あるいはSE型の変換プラグを差し込むだけです。

ドライヤーやヘアアイロンの使用

A. 韓国での使用は難しい。(海外対応品の場合はOK)

変圧器を使って使用することも可能ですが、特にモーターを内蔵するドライヤーや電熱器具であるヘアアイロンは消費電力の2~3倍に対応する変圧器が必要です。
そのため小型の変圧器では使用できないものが多く、旅行には向かないかなり大きな変圧器が必要となります。
それなら海外対応のもの(日本でも使用可)を購入するか現地で購入することを強くおすすめします。
しかもドライヤーは宿泊先にあるはずなので、こだわりがなければ持っていく必要はありません。
くるくるドライヤーなどどうしても使用したいものがあれば、海外対応のものを1つ持っておくとよいでしょう。
以下のように、真ん中の丸いところで100-120V/200-240Vの切り替えが簡単に可能です。

またヘアアイロンは、小さいものであれば現地でも1000円程度で購入できるので、よく韓国旅行に行く方は購入も検討してみると良いと思います。

外出先で電源(コンセント)を使う

仁川国際空港

韓国のSE型(220V)、A型(110V)のコンセント差込口やUSBポートがあります。
無線充電も可能です。

カフェ

日本では使えないところも多いそうですが、韓国ではほぼコンセントの使用が可能です。
見当たらない場合は足元にあるかもしれないので探してみましょう。
どうしても見つからない場合は、店員さんに奥で充電してもらえないか尋ねてみて、コンセントに自身のUSBケーブル、スマホをつなげた状態で渡しましょう。

혹시 충전 좀 해주실 수 있으세요?(ホクシ チュンジョンチョム ヘジュシルスイッスセヨ?)「充電していただけませんか?」

食堂

日本では使えないところも多いと聞きましたが、韓国ではほぼ自由に使ってOK。
こちらでもコンセントが見当たらない場合は、中で充電してもらえないか聞いてみましょう。

ホテル

新しいホテルや日系のホテルであれば、Aタイプ(110V)のコンセント差込口やUSBポートがあり、SEコンセントがなくても大丈夫な場合もあります。
また、ホテルで変換プラグを貸し出ししているところもあるので事前に問い合わせたりホームページで確認しておきましょう。

高速列車KTX

車内に充電できるコンセントやUSBの差込口があります。
2席分あるので安心。

よくあるトラブルや対処法・注意点

変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?

  • 変換プラグ

ホテルの貸し出しサービスがあれば利用したり、現地空港のコンビニでも購入可能。
街の철물점(金物店)でも安く買えます。
大型マートや電気屋さんに、マルチコンセントの付いたUSBポートが置いてありますが、多くは韓国人が海外旅行に行く時向けに販売されていることが多く、海外専用(韓国国内使用禁止)のものもあるので、お店の人に確認してから購入しましょう。

  • 変圧器

大型マートや電気屋さんに置いている場合もありますが、置いてない店舗もあります。
上写真のミニ変圧器は大型マート、ホームプラスで見つけたもので、持ち運びが便利なものです。
こちらは10W以下の製品に使え、ドライヤーなど消費電力が大きな電化製品は使用できません。
注意-使いたい電化製品のワット数が、変圧器の最大消費電力(ワット数)の範囲内であるか確認すること。

コンセントが足りない場合は?

1つのコンセントにいくつかのUSBの差込口がついたものが、韓国ダイソーや大型マート等で売っており簡単に手に入れられます。
また「BESTEK」の変圧器付きタコ足コンセントは、タイプAの差込口がいくつかあり、いろいろな機能を詰め込んだコンパクトで便利な変圧器兼充電器。
1つあれば重宝しそうです。

消費電力って何ですか?

W(ワット)またはVAで表されるもので、消費される電気エネルギーのこと。
数字が大きいほど電力を多く消費します。
消費電力は変圧器を使用する際に大変重要になってきます。

主な電化製品の消費電力の目安

電化製品 消費電力
携帯電話 15W
デジタルカメラ 2.6~4W
シェイバー 10W
電動髭剃り 20W
ノートパソコン 50~120W
ヘアドライヤー 600~1200W
ヘアアイロン 150~240W
アイコス 2.5W(定格消費電力)

変圧器を使用する際に消費電力ワット(W)の確認が必要です。
なぜなら、電化製品の消費電力が変圧器のMAXワット数を超えてしまうと、電化製品が使えなかったり、故障してしまう可能性があるからです。
変圧器を使用する際は、電化製品のワット数と変圧器が対応している最大のワット数も確認しましょう。(ヘアアイロンは2倍、ドライヤーは3倍で計算)

まとめ

1.韓国ではSE変換プラグが必要。

2-1. 電化製品の電圧が海外対応(100V~240V)の場合、変換プラグを差すだけ。

2-2. 電化製品の電圧が日本仕様のみ(100V)の場合、変圧器が必要。

3-1. 使いたい電化製品が、変圧器の最大ワット数範囲内であれば変圧器使用可能。

3-2. 変圧器の最大ワット数が超える場合は、家電使用不可能。
現地調達をするか、容量が大きな変圧器を買う。または前もって海外対応品を準備しておく。

旅行中に充電したいもの、使いたい電化製品などは旅行前にチェックして快適な旅行にしてくださいね!