【2024】ホーチミン・タンソンニャット空港から市内への移動アクセス方法・手段を徹底解説!
この記事を執筆したライター:ホーチミン在住「SAI」さん
【ホーチミン在住者執筆】ホーチミン・タンソンニャット国際空港から市内へのアクセス方法や、手段の紹介やおすすめ、空港でするべきことなど、ベトナム旅行で空港に到着した際に必要な情報をまとめました!
路線バスやタクシー、配車アプリ事情などの比較もあるのでぜひ御覧ください。
ベトナム南部、ホーチミンの空の玄関口はタンソンニャット国際空港。空港コードは『SGN』です。
南部で日本から直行便が通っている国際空港はここ1つのみで、ホーチミン旅行者のほとんどは、まずこの空港に降り立つことになります。
日本から直行便がある空港は成田・羽田・関西・名古屋・福岡の5つとなります。
今回は、ホーチミンのタンソンニャット空港から市内までのアクセスについて細かくご紹介します。
ホーチミン・タンソンニャット空港へ到着後の流れ
タンソンニャット国際空港(Tansonnhat International Airport)に到着したら、入国審査、税関申告を経て到着ロビーに出ることができます。
その後、ホーチミンの市内中心に行くまでにするべきことを含めた順序は以下の通りとなります。
- 両替がまだなら現地通貨(ベトナムドン)への少額両替
- 必要ならSIMカードの購入など
- 移動手段を選ぶ(タクシー・Grab、ハイヤー、路線バス)
タンソンニャット国際空港は、成田や羽田のような大きな規模の空港ではないので、迷うこともありませんし、空港に留まっても時間を潰す施設はカフェくらいしかありません。
空港から出たら、まずはスムーズに市内へ向かうようにしましょう。
両替がまだなら空港での両替は必須
日本でベトナムドンに両替した方は必要ありませんが、まだの方はタンソンニャット空港でまずすることは、「両替」です。
ベトナムで使えるのはほぼ、現地通貨である「ドン」だと思っていてください。数年前までは幅広く米ドルも利用できましたが、現在は政府が現地通貨を推奨しているため、米ドルだと確実に断られます。この行為はいわゆる日本のコンビニやスーパーでドルを出す感覚です。
両替する金額ですが、空港はレートがよくありません。ここで滞在日数分の生活費をまとめて両替するよりは、市内までの移動費用やご飯代の5000円~1万円程度を両替する方がいいでしょう。あとはレートの良い市内の両替所でこまめに両替するのがおすすめです。
空港から市内まではタクシーで20万~25万ドン(約1000~1250円)なので、5000円も両替しておけば市内についたときにすぐに買い物もできますし、レストランで食事もとれます。
あわせて読みたい記事:ホーチミンの両替所レートランキング!「日本円→ベトナムドン」のおすすめ両替方法を解説
ホーチミンでインターネットを使うために
携帯の購入
旅行者はほぼ不要です。ご自身のSスマホでSIMを入れ替えれば大丈夫でしょう。
ただ、この携帯は、スマホを持っていない方、出張者は利用する方も多いです。現地での連絡手段を確保することができる携帯電話も空港で買うことができます。
携帯電話は40万ドン~(約2000円)ほどで購入することができます。
SIMカードを購入
SIMカードを販売しているお店は、「SIM CARD 4G」など書かれている看板があります。携帯用のショップはあまりなく、レンタカーと併設になっていたりするので、看板や文字を見ながら探しましょう。
基本的に現金の受付のみの場所が多いので、SIMカードを購入する際は先に両替をすませましょう。
SIMの大体の値段は10万ドン~(600円〜)、インターネット制限なしの電話付きで20万ドンほどです。(1200円くらい)
設定は受付の人に頼めばしてくれるので、お願いしましょう。またSIMカードセット後はつながるかどうか確認してから移動しましょう。
万が一の場合、インターネットがつながらず戻ってくる羽目になるので、これは必須です。
WiFiのレンタル
ベトナムでWiFiレンタルはあまりみかけません。
インターネット上では日本人による現地レンタルだったり、日本からあらかじめ借りていく方法が多いですが、実際ホーチミンはホテル、レストラン、カフェなどWiFiがそこら中にとんでおり、お店の人にパスワードを聞いてすぐに使用できます。電話などかけないのであれば調べ物など充分にできるでしょう。
なので、ホテルなどでオフラインのマップをダウンロードしておいたり、どこに行きたいのかあらかじめ決めておいて、どうしても必要な際にWiFiのあるスポットへ行き検索するスタイルがおすすめです。
注意点はフリーで使えるWiFiはもちろん、プライバシーの問題が関わってくること。
個人情報の漏洩などにもつながる場合もあるので、あまり繋げっぱなしでいることはおすすめしません。
スマホのセキュリティを上げるためにも、フリーWi-Fiを使う場合はVPNを契約しておくといいかもしれません。そこを気をつけて楽しんでくださいね。
タンソンニャット空港から市内までのアクセス手段
タンソンニャット国際空港からホーチミン市内までのアクセス手段は、「タクシーなど」、「ハイヤー」、「路線バス」のどれかになります。
いずれも空港の到着ロビーを出たすぐに待機所があります。
タクシーは左手、ハイヤーは正面、路線バスは右手です。
ただし、それぞれメリットとデメリットがありますので、よく理解したうえで、どのアクセス手段を選ぶかを検討してください。
路線バス
バスの乗り場は国際ターミナルを出て右手にあります。しばらく進むと黄色いバスがいくつか停まっているのが見えると思いますが、そこがバスターミナルになるので、乗車はそこからしましょう。
- 109番 空港↔ファングーラオ↔9/23公園(サイゴンバスターミナル) 終点まで45分ほど。15分間隔での運行で、料金はVND 12,000~(約60円) ※目的地の降車までの距離によって変わる。
- 119番 空港↔チョロン↔ミエンタイバスターミナル 終点まで60分ほど。30分間隔での運行で、料金はVND 12,000~(約60円) ※目的地の降車までの距離によって変わる。
- 152番 空港↔ベンタイン市場↔トランソン居住区 終点まで50~55分ほど。15分間隔での運行で、料金は5,000 VND。(約25円)
- 72-1番 空港↔ブンタウ (2019年運行開始) 70~90分間隔での運行で、料金は160,000 VND。(約800円)
どれも国際空港→国内空港経由で市内へと向かいます。
■路線バスのメリットとデメリット
メリットはローカル色満載なところと料金設定。
路線バスは「152番」と「109番」に乗れば、市内中心まで運んでくれます。タクシーやハイヤーと比べると10分の1以下の料金というメリットは非常に大きいです。
また路線バス独特のローカルな香りも旅行気分を盛り上げてくれます。
デメリットは目的地までの道のり。
空港から市内までは終点まで乗っていればいいだけなので、言葉が通じなくともそれほど問題ではありません。
しかし、バスを降りた後、地理感覚のない旅行者は再びタクシーに乗る必要がありそうです。大きな荷物を持って南国のホーチミンを歩くのはかなり大変なので、降りたあとのことも事前に考えておいた方がよさそうです。
タクシー
タンソンニャット空港に到着後、国際線ターミナルを出たら左手に進むとタクシースタンドが見えてきます。
無難な方法としては、こちらでタクシーを拾い乗っていくことですが、ここで注意です。タクシースタンドに向かう途中などで白タクなどの勧誘が多く見られますが、まず乗らないこと。
正規ではないタクシーに乗ってしまうと、ぼったくりなどのトラブルにあうことがあります。
他のタクシーの乗り方としては、ターミナル内でタクシークーポンを購入してタクシーに乗る方法があります。
こちらの場合は、あらかじめ目的地までの距離で値段を算出して支払いのチケットを購入するので、ドライバーとの直接的な金銭のやり取りがないです。なのでぼったくられたりの不安はありません。
しかし料金的には割高なので、あくまでも例の1つとしてご紹介しますね。
また、空港からタクシーに乗る場合は、空港利用料金として別途1万ドンが加算されます。
タクシー会社でも配車サービスでも同じですので、お気をつけください。
■タクシーのメリットとデメリット
メリットは安心、快適な部分!
タンソンニャット国際空港で利用できるタクシー会社は、
- ビナサンタクシー(Vinasun Taxi)
- マイリンタクシー(Mailinh Taxi)
などのいずれも大手タクシー会社なので、信頼することができます。
料金はメーター制で、目的地まで快適に移動することができるのが魅力です。ちなみに、空港から市内中心まで、大きな渋滞がない限り30分程で移動が可能です。
デメリットは料金設定とプチトラブル……。
タクシー料金は初乗り1万~1万3000ドン程度。市内までは20万~25万ドンで行くことができます。
日本円にすると1000円ちょっとですが、路線バスと比べるとやはり高いです。また、メーター制を利用して、遠回りするドライバーもいるかもしれません。
もし、市内中心まで渋滞以外で50分以上かかるようであれば、途中でタクシーを乗り換えるなりしましょう。
合わせて読みたい記事:ホーチミンのタクシーの乗り方徹底ガイド!料金・カード払い・便利なアプリ
ハイヤー
到着ロビーを出た正面にハイヤーの受付があるので、設置されている表を見て、自分の目的地の区を確認しましょう。料金はそこに書いてあります。
■ハイヤーのメリットとデメリット
ハイヤーのメリットは固定料金なところ。
ハイヤーはワゴンタイプの車で、市内中心まで行くことができます。
到着ロビーを出た正面に受付があり、そこで目的地を告げて料金を支払います。料金は固定なので前払いとなります。
遠回りされたり、ぼったくられたりするトラブルがないのは、旅行者には魅力にうつるでしょう。
デメリットは料金設定と、相乗りという点。
実は、このハイヤーの利用料金はタクシーよりも2割程度高いです。
ベンツなどランクが上の車に乗ることはできますが、それでも節約している旅行者にとっては考えものとなるでしょう。
また、こちらはハイヤーというものの、同じ方向の利用者と相乗りになる場合があります。自分では選べないのも不便ですね。
便利な配車サービス「Grab」
Grab(グラブ)とは、東南アジアの8ヵ国・336都市で展開している配車アプリです。そのままに、アプリで車を手配しタクシーのように利用することが可能です。
基本的に英語か現地言語でのやりとりになりますが、最近は日本語でも表示されるようになりました。
行き先をあらかじめ設定することで、目的地を伝えたりする必要もないですし、料金もアプリを通してドライバーに支払われるので安心ですよね。(※配車を頼む際に、カード以外に現金指定もできますので、その場合は現金で支払いましょう)
ドライバーの評価もアプリでできるので、なにか問題があった場合も通報することができます。
もちろん、タンソンニャット国際空港からでもGrabなどの配車アプリのサービスを使うことができます。ただし、Grab専用の乗り場がわかりにくいのが難点です。スタバを目指しましょう。スターバックス・コーヒーの左側をレーンD1に向かって直進するとそこが乗り場です。
市内中心部までの料金はだいたい20万ドン。タクシーを利用する場合に比べ割安ですし、総合的に見てもかなりおすすめです。
予約前に料金が表示・決定されるため、空港移動だけでなくホーチミン旅行中に安心して利用することができます。インストールは日本にいる際に事前にしておくことをおすすめします!
市内から空港までのアクセス手段はGrabがおすすめ!
滞在最終日、ホーチミン市内からタンソンニャット国際空港へ向かうまでは、タクシーまたはGrabで行くのがおすすめです。
バスはベンタイン市場前バスターミナルから空港へ行く152番バスが発着していますが、途中停車が多いほか、渋滞に巻き込まれたらかなり遅れることを覚悟しなければなりません。
搭乗のチェックインは2時間前から開始しますので、できれば2時間前には空港に到着したいところです。
また、タクシーに乗るときは、しっかりと国際ターミナルであることを告げなければなりません。
少し英語ができるドライバーであれば、「インターナショナル!」と伝えればいいでしょう。
万が一、国内ターミナルに降ろされたとしても、国際ターミナルとは隣接しているので、歩いて移動することができます。過度な心配は不要です。
まとめ
ベトナムでは日本では予想しないようなトラブルもよくあります。空港と市内の移動くらいは、ストレスのない快適な時間を過ごしたいところです。
筆者のおすすめとしては、断然「Grab」の個人タクシーを利用をすることですが、個人のドライバーなので当たり外れもあるかもしれません。
多少値段はあがりますが、旅のベテランの方も、初めてのベトナム旅行の方も、ベトナム間の移動に正規タクシー(VINASUN(ビナサン)やMAI LINH(マイリン))を利用してみるのはいかがでしょうか。
また、ロコタビでは現地在住者「ロコ」が提供するサービスを受けることができます。
「ベトナム・ホーチミンについてもっと詳しく聞きたい!」、「ホーチミンのレストランの情報が知りたい!」などなど質問があれば、無料Q&Aもありますので、お気軽に質問どうぞ!
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以上、ベトナム・ホーチミンの空港から市内へのアクセス方法についてでした。