ヘルシンキでバスに乗ってみよう！料金やチケットの買い方、乗車時の注意点を紹介

バスはヘルシンキの公共交通機関のひとつであり、電車やトラムと同じチケットで乗車可能です。

バスの乗り方は日本とは少し違う点もあるので、この記事を参考に事前に確認しておきましょう。

空港からバスで移動する際の所要時間や料金の目安、フィンランドの他の都市間を安く移動できる高速バスについてもまとめたので、フィンランド旅行の際はぜひ参考にしてくださいね！

ヘルシンキのバス基本情報

フィンランドでは、ヘルシンキを中心に中距離・長距離バスが運行しています。

ヨーロッパの中でもいちばん広範囲を網羅している路線バス、公共の道路の90％以上を網羅しているほど。

時刻表通りの時間で運行しているのでストレスなく利用することができます。

チケットは電車や地下鉄、トラムと共通

ヘルシンキ公共交通連合（HSL）と呼ばれる公共交通機関は全て共通で、バス・電車・地下鉄・トラムが全て同じチケットで乗車することができます。

日本のように乗車1回切りのチケットはなく、チケットの利用時間内であれば何回でも乗車できるというシステムになっています。

バスの運賃やチケットの買い方

ヘルシンキでバスに乗る時のチケットの購入方法や購入場所、運賃を説明します。

チケットの種類と料金

ヘルシンキの運賃システムは、日本のように乗る駅と降りる駅で決まるのではなく移動でまたぐゾーンで決まります。

ヘルシンキ都市圏内が、A・B・C・Dと4つのゾーンに分けられていて、運賃はどのエリアを移動するかによって決まります。

ヘルシンキ市内の主な観光地はほとんどABゾーンにあり、ヘルシンキ空港はCゾーンにあるのでABCゾーンのチケットがあれば大丈夫。

ちなみに、Aゾーンのみのチケットなど、ゾーン単独のチケットの販売はありません。

チケットの種類は、片道チケットとデイチケットがあります。片道チケットは、決まった時間内に乗り放題で、デイチケットは、1日中乗り放題です。

日本のように、チケットが一度きりではないので、降車後も紛失しないように気をつけましょう。

なお、下記表の料金は子ども（7〜16歳）は半額になります。

• ABゾーンの片道チケット

• ABCゾーンの片道チケット

• ABゾーンのデイチケット

• ABCゾーンのデイチケット

もし、ヘルシンキ滞在が2日以内であれば、ABCゾーンのデイチケットを2日券購入するのが良いでしょう。

滞在が3日以上になる場合は、空港からヘルシンキ市内まではABCゾーンの片道チケットを購入し、滞在中はABゾーンチケットを購入しましょう。

滞在日数に限らず、あまり乗らない場合は乗る時間に片道チケットを購入してもいいですね。

チケットの購入方法

チケットの購入方法は、以下の方法で購入できます。

いちばんおすすめは、HSLアプリ。

アプリのダウンロードは無料で、登録時にSMS認証があるため、日本を出発前にダウンロードと登録をしておくのをおすすめします。

クレジットカードを登録して支払いするので、現地で清算の必要もありません。

ヘルシンキではどこにででも自動券売機があるわけではなく、とても少ないのが特徴。

また、Kioski（コンビニ）でも購入が可能ですが、言葉が通じなくて目的のチケットを購入するのに苦労するかもしれません。

【乗車～降車まで】ヘルシンキでバスに乗るときの注意点

ヘルシンキでバスに乗る時の注意点を説明します。

日本のバスとは大きく異なる部分もあるので、お出かけ前には頭に入れておいてくださいね。

バスに乗るときの注意点

①バスに乗る時は、バス停からバスが見えたら手を挙げて「乗車する」という意思表示をしましょう。
日本のように、バス停に立っているだけではバスは止まってくれません。（始発駅を除く）

②バスが到着したら、先頭の扉から乗車します。
真ん中の扉も開きますが、それはベビーカーや車いすの人が利用する扉です。
誤って真ん中の扉から乗車しないようにしましょう。

バス乗車中の注意点

①バス乗車中は、必ずチケットを携帯するようにしましょう。
ヘルシンキのバスは、チケット所有の有無を確認されない場合があります。
そのため、うっかりチケットを携帯するのを忘れてしまうことも。
しかし、チケットを持たずに乗車すると旅行者でも容赦なく罰金を課せられてしまいます。
バス乗車時に限らず、街歩きの際はチケットは必ず携帯しておきましょう。

②バスに乗車中は、位置情報アプリなどで自分の位置を確認しましょう。
まれに行先表示がないバスがあるので、アナウンスを聞き逃すと降りたい場所で降りられなくなってしまいます。

③バスに乗っている時は、必ず手すりに捕まりましょう。
日本のバスよりもスピードが速く、乗客が席に着く前に発進します。
怪我をしないためにも、常に手すりにつかまっておくと安全です。

バスを降りるときの注意点

降りる場合は、「STOP」のボタンを押しましょう。

日本も同じですが、押さないと通り過ぎてしまう場合があります。

座席の手すりなど、近くにボタンはいくつかあるので、次のバス停で降りたい場合は必ずボタンを押してください。

ヘルシンキ空港～市内をバスで移動するときの料金・所要時間

ヘルシンキ空港から市内へバス移動するときの料金と所要時間を、路線バスの場合と空港シャトルバスの場合でそれぞれ説明します。

路線バスを利用する場合

路線バスを利用する場合はABCゾーンをまたぐので、4.1ユーロ。
所要時間は、約45分です。

空港シャトルバスを利用する場合

空港シャトルバスを利用する場合は、運賃は6.7ユーロ。
所要時間は約30分です。

フィンランド国内を安く移動するなら高速バス（OnniBus）という選択肢も

ヘルシンキだけでなく、フィンランドの各都市をリーズナブルな価格で移動するには、高速バスという選択肢もあります。

フィンランドの高速バス（オンニバス）は、物価が高いフィンランドでは格安の高速バスです。

チケットの購入はオンラインが基本です。
当日席が空いていれば、運転手から直接購入もできます。

安価ゆえか、変更やキャンセルの払い戻しはないので注意しましょう。
※チケット購入時にOnniTurvaというキャンセル保証あり

英語サイトも充実しているので、フィンランド語がわからなくても購入可能です。

ぜひ活用して、フィンランド周遊を楽しみましょう！

まとめ：フィンランド・ヘルシンキの観光にバスを活用してみよう！

日本でも、初めての土地でバスに乗る時は少し気持ちが引き締まりますよね。

それが海外ならなおさら。

言葉の通じない国で初めてバスに乗る時はとてもドキドキするでしょう。

フィンランド・ヘルシンキのバス事情をあらかじめ予習をしておき、現地で慌てることなくバスを利用してくださいね。