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中国・広州旅行の持ち物リストと荷造りの注意点

【中国・広州駐在者執筆】広州旅行の持ち物チェックに! 旅行に必要な持ち物リストをまとめました。基本の持ち物に加え、季節ごとにあると便利なもの、必要ないもの、飛行機での荷物の注意点をご紹介します。旅行前の準備や出発前の最終チェックにご活用ください。

待ちに待った広州への旅行!とても楽しみですが、現地のことが何も分からない中では、正直何を持っていけばよいかお悩みの方も多いと思います。
今回は、広州在住の筆者が、広州旅行に必要な持ち物リストをまとめました。

基本の持ち物チェックリスト

まずは広州に限らず、海外旅行の際の基本的なアイテムを確認しておきましょう。意外な盲点もありますので、しっかりチェックし、事前に準備をしておきましょう。

海外旅行の必需品

持ち物 説明
パスポート 期限が6ヶ月以上あるもの。万一の紛失に備えて、コピー1部と顔写真1枚を用意しておくこと。
ビザ 中国では日本国籍の人は、渡航期間が15日以内の場合、ビザ不要。超過する場合は事前に取得しておくこと。
現金 日本円と中国元の両方を用意。中国ではクレジットカードが使えないところも多いです。
航空券 Eチケットは予約番号を控え、プリントアウトしておくと安心。また万が一に備え、スクリーンショットした画像を保存しておくこと。
バウチャー ホテル・ツアーなどの予約確認書。プリントアウトしておくこと。
海外旅行保険証 加入している人は必携。併せて保険会社の緊急連絡先も控えておくこと。
携帯電話・スマートフォン 充電器もお忘れなく。なおスマホやPCなどの場合、中国では基本変圧器は必要ありません。
モバイルバッテリー 旅行中はスマホの活用率が高いため、充電がすぐになくなります。必ず携帯しておきましょう。
Wi-Fiルーター・SIMカード 中国ではフリーWiFiスポットも多いですが、中国回線はネット規制を受けるため、LINEなどのライフラインに接続できません。やはり日本でルーターをレンタルしておいた方が安心です。もしくは現地でSIMを購入し、VPN接続をして規制を乗り越える方法もあります。
筆記用具 中国の出入国カードや帰国の際の税関申告書の記入で、ペンが必要。また中国人とのコミュニケーションにおいて筆談は重要な方法ですので、メモ帳もあった方がベター。漢字を書けば大抵のことは伝わります。
着替え・下着 広州は年間を通して気温が高いので、軽装で構いませんが、冬場(12~2月)はジャケットやコートがあった方が良いです。またホテルに寝巻は置いてありませんので、パジャマを持っていくこと。
洗面用具 宿泊するホテルのバスアメニティをチェックし、足りないものを持参。
化粧品・髭剃り用品・コンタクト洗浄液 普段使用している物を持参。
常備薬 海外の市販薬は身体に合わないことも多いので、飲み慣れたものを持参。
ティッシュペーパー トイレにペーパーが備え付けていない所も多いので、沢山持っていくと安心。(現地でも購入可)
雨具 3~9月頃は雨季なので折り畳み傘必携です。夏の日差しの強い時は、雨傘を日傘として使っても中国ではOK。

あった方が良いもの

持ち物 説明
クレジットカード ほぼ銀聯カード(※)一択です。(※中国国民なら必ず持っているお財布代わりのカード)
VISAは所により使える場合もあります。JCBが使える所は広州では見たことがありません。
小さめのバッグ パスポート・財布・携帯などの貴重品用。必ずチャックがついていること。斜め掛けで前抱きできるものがベスト。肌身離さず持つ!
カメラ 旅の思い出を是非写真に残しましょう。
変換プラグ 日本と同じ型に対応しているところがほとんどなので出番は少ないが、香港を経由する場合は必携。

あると便利なもの

持ち物 説明
ガイドブック 地図や観光名所、簡単な旅行会話集が載っているので便利。ただし広州の紹介があるガイドブックは少ない。
国際学生証 観光施設によっては割引が受けられる。
エコバッグ 買い物時、ビニール袋を無料で提供してくれない店が多いため。
衣類圧縮袋 スーツケース内の空間が増えます。
ビーチサンダル スコールの際に大変役立ちます。現地調達もOK。
小さめのタオル 汗拭き用やスコールの際に大変役立ちます。現地調達もOK。
日焼け止め 特に暑季の日差し対策に。現地調達もOK。
虫よけ・虫刺されの薬 広州は年中蚊が多いのであった方がベター。現地調達もOK。
帽子 特に暑季の日差し対策に。
サングラス 特に暑季の日差し対策に。
ストール・羽織物 空港など建物内の冷房対策に。
ウェットティッシュ レストランにおしぼりは基本置いていない。あったとしても有料。持参するとベター。現地調達もOK。
生理用品 使い慣れたものが良いという人は持参。しかし中国のコンビニやスーパーでも手軽に手に入るので、現地調達もOK。
消毒ジェル 食事前に使用すると安心。現地調達もOK。
シャンプー・リンスなど 備え付けていないホテルも多いため。現地調達もOK。
洗濯洗剤 長期旅行や出張には必要。現地調達もOK。
衣服用消臭スプレー 中国料理はにおいがきついものも多いのであると便利。中国ではあまり売っていない。
マスク 広州の大気汚染はひどくないため、基本的に必要ありませんが、気になる方は持参。現地調達もOK。

飛行機での荷物の注意点

搭乗に当たり、手回り品として機内に持ち込み可能なものと、禁止のものがあります。また預け荷物としてカウンターで受け付けてくれるものと、受け付けてくれないものがあります。手荷物、預け荷物ともに、個数や重量、サイズには制限があります。各航空会社によって規定が異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
以下、広州に本部を置くレガシー・キャリア「中国南方航空」の手荷物規定を一部ご紹介します。詳細はホームページでご確認ください。
「中国南方航空」

機内持ち込み手荷物許容量

利用クラス 最大個数 1 個あたりの最大重量 1 個あたりの最大寸法
ファーストクラス 2 個 5 kg 3 辺(奥行、幅、高さ)の合計が115 cm(45 インチ)以内
ビジネスクラス 1 個 5 kg 3 辺(奥行、幅、高さ)の合計が115 cm(45 インチ)以内
プレミアム
エコノミークラス
1 個 5 kg 3 辺(奥行、幅、高さ)の合計が115 cm(45 インチ)以内
エコノミークラス 1 個 5 kg 3 辺(奥行、幅、高さ)の合計が115 cm(45 インチ)以内

預け荷物の重量と寸法の制限

タイプ 1 個あたりの最大重量 1 個あたりの最大寸法
中国国内線 50 kg/個 1 個の寸法は40 X 60 X 100 cm 以内
国際線/地区路線(香港・マカオ等)
(米国路線を含む)
45 kg/個 各手荷物の 3 辺の合計が158 cm 以内
国際線/地区路線(香港・マカオ等)
(米国路線を含まない)
32 kg/個 各手荷物の 3 辺の合計が158 cm 以内

無料預け荷物の範囲

国際線:中国南方航空の日本、米国、オセアニア、ロシア(注1)、ドバイ(注2)路線、またはシンガポール発中国行きの便。

クラス/トラベラー 手荷物の最大数 各手荷物の最大重量 各手荷物の最大サイズ
ファーストクラス 3個 32kg 158cm
ビジネスクラス 2個 32kg 158cm
プレミアムエコノミー/
エコノミークラス
2個 23 kg 158cm
個別の座席を
使用しないお子様
1 個 10kg 115 cm
個別の座席を
使用するお子様/乳幼児
大人1名と同じ手荷物制限が適用されます 大人1名と同じ手荷物制限が適用されます 158cm

※上記の無料手荷物制限に加え、個別の座席を使用しないお子様1名につき、折りたたみ式のベビーカーまたは乳母車も1台無料で預けられます。

リチウムイオン電池

電子機器は預ける手荷物、また機内持ち込み手荷物に入れることができますが、機内持ち込み手荷物に入れることができるスペアバッテリーは、妥当な数のみに制限されます。
※詳しい制限や規定は南方航空のHPリチウムイオン電池をご確認ください。

液体物

1.機内に持ち込む液体物は、容量 100 ml 以下の容器に入れてください。
容量が 100 ml を超える容器は、中身が 100 ml 以下であっても機内持ち込みが禁止されているので預け手荷物に入れる必要があります。

2.ベビーミルク/母乳(乳幼児同伴の場合に限る)および糖尿病やその他疾患の患者が携帯する必要のある液状の医薬品は、保安検査場で検査を受け、検査員に必要な証明書を提示すれば持込が可能です。

3.保安検査後に購入した飲み物などの液体物は機内持ち込み可能です。
※詳しい制限や規定は南方航空のHP液体物をご確認ください

現地で忘れ物に気付いた場合

忘れ物に気付いても、大抵のものは、広州市内のコンビニやスーパーで購入可能ですので、あまり焦る必要はありません。広州は非常に都会的で便利な街ですので、至る所に商店があり、金額もリーズナブルです。細かいものは現地調達をメインにして、荷物を最小限に抑えることに主眼を置いた方が賢いと言えるでしょう。

日用品の買い物におすすめなのは、以下の二店です。

メイソウ(名創優品/MINISO)

2013年に広州で創業した10元均一の雑貨店。「100%日本品質」を謳い、店内や商品に日本語表記が多いため、多くの人に日本企業だとの誤解を与えていますが、実際は中国企業です。今や世界各国に1800店舗を構え、急激な成長を続けています。商品のラインナップ及びクオリティは年々向上しており、なかなか“使える”お店に進化してきています。
広州市内では「道を歩けばメイソウに当たる」と言われるほど沢山の店舗があります。コンビニ感覚で利用できるため、旅行先で足りない物を補充するにはちょうど良いでしょう。
「名创优品(miniso)」http://www.miniso.jp/

イオン/マックスバリュ(永旺超市/美思佰楽)

日本の皆様におなじみのイオングループの店舗です。「安心安全のイオン」として、広州でも人々の暮らしにすっかり定着しました。価格は現地系スーパーと比較するとやや高めですが、品質の良さやサービスの良さ、また日本の商品が手に入ることから、中国人・日本人の別を問わず絶大な人気を誇っています。
イオンとマックスバリュは、母体は同じですが別会社による経営です。イオンは総合百貨スーパーとして広東省内に23店舗、対するマックスバリュは食品を専門として広州市内に9店舗を構えています。いずれも店舗数は年々増加しています。
外国にいて日本の物を求めたい場合、これらの店舗の存在は大変有難いものです。ぜひ大いに活用してください。
「永旺(中国)投资有限公司(AEONグループ)」
「广东永旺天河城商业有限公司(AEON)」
「永旺美思佰乐(广州)商业有限公司(マックスバリュ)」

いかがでしたでしょうか。広州旅行に必要なものが大体お分かりいただけたでしょうか。
ここまで詳しく説明してきましたが、正直なところ、他の地域への海外旅行と大きく異なるものはありません。また、足りない物は現地で補えばよいのです。あまり肩ひじ張らず、旅行準備を楽しんでください。
その他、分からないこと、知りたいことがあれば、ロコタビの無料Q&Aで質問もできますのでぜひ利用してみてくださいね!皆様の愉快な旅路をお祈りいたします。