チェンマイの旅行ガイド情報

タイ・チェンマイの国内・国際電話のかけ方ガイド~国番号・料金・お得なサービス

【タイ・チェンマイ在住者執筆】日本からタイ・タイから日本へ国際電話をかける方法、およびタイ国内の電話のかけ方を分かりやすく解説! 国番号や料金の目安、お得に日本・海外で電話ができるサービスをご紹介します。日本からタイ・チェンマイのホテルに電話をしたいときや、タイで携帯・スマホ・公衆電話を利用したいときにご活用ください。

タイ・チェンマイの電話事情

タイ王国統計局の2016年のデータによると、タイの携帯電話普及率は81.5%、スマートフォン普及率は50.5%となっています。チェンマイ滞在中は、携帯・スマホの利用がほとんどだと思いますが、万が一のためにその他の電話のかけ方も覚えておきましょう。

携帯電話・スマートフォン(海外ローミング・SIMカード)

携帯・スマホの場合、大きく分けて2通りの方法があります。

  • 日本から持参した携帯・スマホ(海外ローミング対応)を利用する
  • SIMフリーの携帯・スマホ端末を入手してタイのSIMカードを利用する

海外ローミングは利用料金が割高であるため、旅行中の利用はおすすめしません(緊急の場合を除く)。長期で滞在する場合は、タイのSIMカードを利用しましょう。
タイの大手通信事業者はAIS、true、dtacの3社で、各社のSIMカードは空港や街中の代理店、コンビニなどで入手可能です。
SIMカードの料金を知りたい方は、タイ・チェンマイ旅行中のインターネット・Wi-Fi利用方法または下記各社ウェブサイトをご参照ください。

ホテルの客室に設置されている一般電話

一般の電話と同様に国内・国外にかけることができます。使い方は、まず外線発信番号(0か9)を入力し、発信音がするのを確認してから目的の電話番号を入力します。ホテルによっては一度ホテル内のオペレーターを経由してからかけるケースもあります。

公衆電話

硬貨を使用するタイプとカードを使用するタイプがあります。
空港にある国際電話用の電話機では、クレジットカードを利用してかける「クレジットカードコール」と、着信相手が料金を負担する「コレクトコール(※)」が利用できます。
通話料金は国内の場合は3分で1バーツ、携帯電話に掛ける場合は15秒で1バーツです。

※クレジットカード紛失時など緊急の場合は、コレクトコールを利用して、カード会社や保険会社に連絡しましょう。

日本からタイへの国際電話のかけ方・料金

日本からタイへ国際電話のかけ方は以下の通りです。

国際電話識別番号 + タイの国番号 + 最初の0を除いた9-10ケタの番号
010 + 66 + XXXX-XXXX

例えば、相手の電話番号が「012345678」の場合は「010-66-12345678」となります。
また、利用する電話会社によっては最初に以下の国際電話番号を入力する必要があります。

電話会社別の国際電話番号

電話会社 国際電話番号
KDDI 001
NTTコミュニケーションズ 0033
日本テレコム 0041
ソフトバンクテレコム 0061

携帯・スマホからかける場合は、国際電話識別番号「010」の代わりに「+」(0を長押し)でもかけることができます。

国際電話の料金【日本→タイ】

以下は大手電話会社の通話料金と海外ローミング料金の目安です。

通話料金目安

電話会社 通話料金
NTTコミュニケーションズ 一般電話:11~16円/6秒、携帯電話:11~21円/6秒
KDDI 45円/1分
docomo 63~68円/30秒
au 65円/30秒
Softbank 最初の1分迄:約20円/6秒、1分経過後:約19円/6秒

大手キャリアローミング料金(1分あたり)

滞在国内での発信 日本への発信 着信
docomo 75円 175円 155円
au 70円 175円 155円
Softbank 70円~ 170円~ 150円~

日本からタイに国際電話をかけるのは、タイから日本へかける場合と比べてかなり割高になります。各電話会社にはそれぞれお得にかけられるプランもあります。詳しくは下記の各社ウェブサイトをご参照ください。

タイから日本への国際電話のかけ方・料金

タイから日本への国際電話のかけ方は以下の通りです。

国際電話識別番号 + 日本の国番号 + 最初の0を除いた番号
001/007/008/009など(どれか1つ) + 81 + XXXX-XXXX

例えば、相手の電話番号が「012345678」の場合は「001-81-12345678」となります。
携帯電話・スマートフォンからかける場合は以下の電話会社のサイトを参考にしてください。

国際電話の料金【タイ→日本】

国際電話識別番号によって料金・通話品質が異なります。
最も料金が高い001でも、日本からタイにかける場合に比べたら割安なので、品質を考えると001がおすすめです。

通話料金・品質目安(1分あたり・1バーツ=3.5円)

国際電話識別番号 通話料金 通話品質
001 20バーツ(約70円) 最良
007 9バーツ(約32円)
008 7バーツ(約25円)
009 7バーツ(約25円)
003(AIS) 5~6バーツ(約18~21円)
004(dtac) 5~6バーツ(約18~21円)
006(true) 3~6バーツ(約11~21円)

タイ(チェンマイ)の国内電話のかけ方・料金

タイ国内の電話番号に市外局番はありません。固定電話は0から始まる9桁の番号、携帯電話は08や09から始まる10桁の番号です。国番号は入れずに頭に0をつけてかけることができます。
通話料金は1~2バーツ/分程度です。

国際電話をお得にかけられるサービス

料金をあまり気にせずにたくさん電話したいという方のために、お得に国際電話をかける方法をご紹介します。

格安国際電話サービス

TELINK(テリンク)
日本国内の13都道府県にあるアクセスポイントを経由して国際電話をかけるサービスです。
NTTやKDDIの空き回線を使用しているので、無料インターネット電話に比べて音質や接続状態が良いのが利点です。
使い方は以下の通りです。

  1. 無料オンライン登録(3分):TELINK 国際電話ベーシック
  2. 国内のアクセスポイントに電話をかける:アクセスポイント一覧・かけ方
  3. [国番号]+[電話番号]+[#]をダイヤルする

料金プランが2種類あり、プランAは基本料金無料の従量課金制、プランBは月額980円のかけ放題制となっています。タイへの通話料金は2円/分となっていますが、国内のアクセスポイントへの通話料として別途約20円/分がかかります。
スマートフォンから利用する場合は TELINK 050 国際電話 アプリをご参照ください。

無料インターネット電話サービス

音質や接続状態をあまり気にしないのであれば、LINEやSkypeなどの無料インターネット電話がおすすめです。宿泊施設や飲食店にあるフリーWiFiを利用して、無料で国内・国際通話をすることができます。
また、LINEには「LINE Out」という国内外へ携帯・固定電話を問わずに通話できるサービスもあり、タイの通話料金は6円/分となっています。詳しくはLINE Out 使い方サイトをご参照ください

SIMカード不要?! 話題のクラウドSIM

インターネット経由で国際電話をかける場合はもちろんネットへの接続が必要ですよね。
海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとこちらはSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
このサービスはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の事前購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。

特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。

おすすめはグローカルネット
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円(300MB)/日~で利用可能です。

最後に

チェンマイはフリーWiFiを利用できる場所が多いので、短期滞在の方は無料インターネット電話だけで事足りるケースも多いようです。しかし緊急の場合に備えて、あらかじめ国際電話のかけ方は覚えておいた方がよいでしょう。