セイト(成都)の旅行ガイド情報

成都のコンセントはA/Oタイプ! 変換プラグは基本的に不要

【中国・成都在住者執筆】成都旅行中に携帯充電や、ヘアアイロンの電源に必要なコンセントタイプや、日本との電圧の違いについて徹底解説。
日本の電圧は100Vに対し、中国のそれは220Vとなっており、携帯充電やヘアアイロン等確認せずにそのままプラグに差し込むと、家電用品がその場で壊れてしまたり、ショートを引き起こしたり、場合によっては火災、感電などの事故にもつながりますので、旅に出る前に一度身の回りの家電用品をチェックしてください。ここでは中国(成都)の電気関連の事情をご紹介します。

成都の電源プラグ

プラグの形はA/Oの2タイプ


▲画像上のコンセントがAタイプ、下がOタイプ

▲AタイプとOタイプのプラグ

中国の国家標準に定められたコンセントはAタイプの2穴コンセント(日本と同じです)と、3穴のOタイプです。したがってそのまま日本と同じAタイプが使用できますので変換プラグは必要ありません。

ただし、観光や旅行でご滞在される中国のホテルこそコンセントのバラエティが豊富なんです。理由は改革開放の中で世界中の投資者が中国にやってきて、投資先次第で電源コンセントの選定もその国の標準にしてしまう場合が多いからです。
例えばアメリカ系投資者が作ったホテルにはアメリカ標準の電源コンセントを標準装備とすれば、欧州系は欧州のコンセントを標準としています。結局、中国に来られるときにどのような変換プラグをもってきて下さいという定がありません。ならどうすればいいでしょうか?簡単です、ホテルそれぞれがお客のために変換プラグを用意してありますので、見慣れていないコンセントあれば、フロントに声をかければ変換プラグを貸してくれます。ご安心下さい。

成都の電圧・変圧器

成都の電圧は220V! 電圧にご注意! 

日本の民生用電圧110V、50/60Hz に対し、成都(中国全土)の電圧は倍に高く220V、50Hzです。したがって、成都(中国)にご滞在中や短期出張とも、電気製品の安全取り扱いには注意して下さい。電圧の高い分、感電、特にぬれた手で接触してしまうと、命の危険性がありますので、要注意です。
ご持参の電気製品を確認してみてください。
変圧器は日本製の100V対応の場合必要となります。最近は電圧が100V-250V対応というマルチ電圧対応の電器商品が増えており、PC、スマホの充電器などは、ほとんど後者の場合が多いですが、今一度確認してみて下さい。


▲赤い枠のなかに対応できる電圧が書かれています。

ホテルには電気ポットが常備されていて、日本人もお茶やコーヒーを自分で作る習慣あるゆえ、ポットに水を注いだ後、必ず乾かしたタオル等でポットの外側や底を一回拭いてからポットの電気スタンドにおきましょう。また、このほかにも、パソコンや携帯に充電する時や洗面所でドライヤ、ヘアアイロンまたは男性がシェービングをする時に、電源プラグをコンセントに差し込んだり、抜け出したりする時に、念のため、手の水気を必ず拭いてからやってください。当然、駐在されている方がご自宅や社宅、寮等で、洗面所やトイレ、キッチン等水と電気がよく使われる場所こそ、常時に乾燥している状態を保つように心かけて下さい。

▲220V50Hz の日本製です。

変圧器

観光や旅行でこられる方は変圧器の使用はめったにないので、無視してもよいですが、駐在や比較的長期的滞在されている方なら、以下ご参考にして下さい。

日本にしかない電気製品、例えばコタツ、電気カーペット等が挙げられます。
成都の冬は(とくにアパートには)エアコン頼り以外熱源がなく、足元から冷えてくるのです。日本製100Vの電熱カーペットを持ってきて、成都で大型変圧器を購入し、問題なく使えるようになり、寒さも和らげることができ、とても楽になりました。

この変圧器は大きく、重いですので、現地調達となります。大型なゆえ、日本からもってきたその他100Vの電気製品にもいくつか同時に対応してくれます。変圧器自体は安くて1つあると便利です。長期滞在の方なら1個購入してもいいかもしれません。

この消費電力の小さい変圧器もいろいろ用途があります。日本で使い慣れているものはやはり恋しくなる場合もあります(笑)

iPhoneの充電

iPhoneに限らず、Apple製品は100〜240V対応しているのでいつもと同じように使用できます。

デジカメ・ビデオカメラの充電器

各メーカー、ほぼ100〜240V対応しているようです。

ドライヤーやヘアアイロン

全世界対応タイプも増えてきましたが、日本製品は100Vのみの表示が多いようです。
では、変圧器を使おう! と思った方もいるかもしれませんが、ドライヤーは消費電力が大きいため、持ち運びの小さい変圧器では使えない場合が多いです。ホテルなどの備え付けのものを利用するのがおススメです。

よくあるトラブルや対処法・Q&A

コンセントが足りない場合

たこ足コンセントが便利です。今はUSBつきのものもありますので、これ一つでPCやスマホなどの充電も可能になります。
※使用する際は消費電力を確認してくださいね。

消費電力ってなんですか? 

変圧器を使う前に消費電力を確認しましょう。
消費電力(W・ワット)を確認しましょう。電圧の表記の近くに書かれていることが多いです。変圧器が対応している消費電力を上回る製品は使用できませんので注意が必要です。ちなみに、変圧器が対応できる消費電力量は、変圧器本体の価格と比例するようです。安いと思って購入したら、使いたい製品の消費電力に対応していなかった、なんてことにならないようにしましょう。

以下、消費電力の一例です。

電化製品 消費電力(目安)
携帯電話 10W
デジカメ・シェーバー 20W
ノートパソコン 50W
ヘアアイロン 200W
ドライヤー 1200W

まとめ

成都(中国)の電圧は日本より倍ほど高い、安全使用に心かけて下さい。特に小さい子供をお連れの方は、電源コンセントや電気製品に手を出さないように注意して下さい。また、ご出張や観光、旅行などで成都(中国共通)にこられるときに、手持ちの電器製品の電圧は220Vに対応しているかどうかを一度確認してください、ご多忙なビジネスパーソンには、必要に応じて「マルチコンセント」を持参しておけば便利でしょう。