中国のコンセントは3種類!セキュリティ問題や旅行前に知っておくべきポイントを解説
中国旅行や出張を計画中の方、現地での電化製品の使用準備は万全ですか?
中国のコンセントは主に「Aタイプ」と「Cタイプ」の2種類が主流です。日本と同じ形状のAタイプが多く使用されていますが、地域や施設によってはCタイプのコンセントも見られます。
また、電圧は日本の100Vとは異なり220Vと高めのため、対応機器や変圧器の準備が必要になる場合があります。
この記事では、中国のコンセント形状や電圧、変圧器や変換プラグの必要性、さらには現地で充電ができるおすすめのスポットについて詳しく解説します。
現地で「充電ができない!」と困ることがないよう、ぜひ参考にしてください!
中国のコンセントはAタイプ・O2タイプ・Cタイプの3種類
中国のコンセントは主にAタイプとO2タイプが使用されています。
Aタイプは日本と同じ形状で、Cタイプはヨーロッパで一般的な丸いピンのプラグです。この2種類の形状が混在しているため、どちらのプラグにも対応できる準備が必要です。
日本のAタイプのプラグがそのまま使える?
中国では、Aタイプのコンセントが多い地域では日本のプラグをそのまま差し込んで使うことができます。
ただし、Cタイプのコンセントしかない場合には変換プラグが必要です。
ホテルやカフェでは、AタイプとCタイプのどちらも見られるため、変換プラグなしでもあまり困りません。
変換プラグは日本で用意しておこう
中国ではAタイプが主流なので、旅行や出張くらいでしたらCタイプやO2タイプの変換プラグはあまり使いません。
とはいえ、万が一Aタイプが使えないことも考えて、日本国内で購入しておくのがおすすめです。
現地で探す手間を省くためにも、AタイプとCタイプのどちらにも対応した変換プラグを準備しておきましょう。
中国の電圧は220V!日本との違いに注意
中国の電圧は220Vと日本の100Vとは大きく異なるため、日本製の家電製品をそのまま使用すると機器が故障する可能性があります。
特徴 | 中国 | 日本 |
---|---|---|
電圧 | 220V | 100V |
周波数 | 50Hz | 50Hz(東日本)/ 60Hz(西日本) |
プラグ | Aタイプ、Cタイプ、Oタイプ | Aタイプ |
スマートフォンやノートパソコンなどの多くの電子機器は100V-240Vの範囲で対応しているため問題なく使用できますが、ドライヤーやヘアアイロンのような高電力を消費する家電には注意が必要です。
変圧器を準備する、もしくは全世界対応の製品を持参して、旅行中のトラブルを避けましょう!
変圧器が必要かどうか確認する方法
変圧器が必要かどうかは、持参する電化製品の対応電圧を確認することで判断できます。
中国で使用する電化製品が220Vに対応していない場合は、変圧器が必要になります。ただし、スマホやパソコンなどの電子機器はほとんどが海外対応しているため、変換プラグを用意するだけで十分です
1. 電化製品の対応電圧をチェック
電化製品や充電器に「INPUT: 100-240V」の記載がある場合、海外対応製品なので変圧器は不要です。
- スマートフォン充電器: 多くは100V-240V対応。
- ノートパソコン: ほとんどが海外対応タイプ。
- デジタルカメラ: モデルによりますが、100V-240V対応が多い。
もし「100V」のみと記載がある場合は、変圧器が必要です。
2. 消費電力(ワット数)を確認
高出力の電化製品(ドライヤーやヘアアイロンなど)を使う場合、消費電力に対応した大型の変圧器が必要です。
- ドライヤー:1200W~1500W
- ヘアアイロン:50W~100W
小型の変圧器は消費電力が低い製品専用なので、高出力製品には使えない場合があります。
3. 使用頻度を考える
頻繁に旅行をする場合は、海外対応の家電を購入する方が便利です。切り替えスイッチで電圧を変更できるタイプもあります。
中国旅行中の充電事情
中国での旅行中、スマートフォンやカメラなどの電子機器の充電は不可欠です。
街中で充電切れになっても焦らないよう、充電できる場所を紹介します。
街中のカフェやホテルで充電
中国の多くのカフェやホテルでは、自由に使えるコンセントが設置されています。
特にスターバックスや大手チェーンのカフェでは、テーブル近くにコンセントがある場合が多いです。マクドナルドやKFCでも充電可能です。
ただし、混雑時にはすべてのコンセントが使用中ということもあるため、充電スポットが空いている時間帯を狙うのがおすすめです。
空港や駅にある充電スポットを活用
中国の主要な空港や高速鉄道駅には、充電専用のスポットが設けられています。USBポート付きの充電ステーションや、普通のコンセントが使えるエリアもあります。
- 空港:出発ロビーやゲート付近に充電ステーションあり
- 駅:高速鉄道(中国新幹線)の座席に充電エリアあり
- 地下鉄:一部の駅でUSBポートを備えた座席が利用可能
注意点: 混雑する場所では、スマホや充電器に注意してスリや置き忘れを防ぎましょう。
モバイルバッテリーを持ち歩くのが安心
街中での充電スポットを探す手間を省くために、モバイルバッテリーを持参するのがおすすめです。
中国国内では大容量のモバイルバッテリーが安く販売されていますが、旅行中の安心感を考えると、日本から信頼性の高い製品を持参する方が良いでしょう。
◾️モバイルバッテリーをレンタルするサービスも便利
中国では、街中の多くの場所でモバイルバッテリーのレンタルサービスが提供されています。
中国でのモバイルバッテリーレンタルサービスは非常に便利で、安いので旅行者にとっても心強い味方に。
支払い方法が WeChat PayやAlipayのみのところもあるので、事前に設定しておくと便利です。
主なモバイルバッテリーレンタルサービス
- 来电科技(Laidian):ショッピングモールやカフェなどに設置。
- 街电(Jiedian):飲食店や公共施設で見かけることが多い。
- 怪兽充电(Monster Charge): 広範囲に展開。アプリで近くのステーションを探すことができry。
利用方法
①:QRコードのスキャン: レンタルステーションに設置されているQRコードをスマートフォンでスキャン。
②: アプリのダウンロード: 初めて利用する場合、専用アプリのダウンロードが必要。
③:支払いとデポジット: WeChat PayやAlipayで支払いを行います。一部サービスでは、信用スコアが一定以上であればデポジットが不要。
④:バッテリーの取り出し: 手続き完了後、モバイルバッテリーを取り出して使用。
⑤: 返却: 使用後、同じブランドのステーションで返却。
料金
サービスや地域によりますが、一般的に1時間あたり1元(約15円)程度で、1日の上限料金が設定されていることもあります。
よくあるトラブルとその対策
中国旅行中に電源や充電に関して直面しやすいトラブルと、その解決策をまとめました。旅行中に困らないように、事前に確認しておきましょう。
変換プラグや変圧器を忘れてしまったとき
基本Aタイプで問題ないですが、変換プラグが必要なときは現地で購入も検討してみてください。電気店や大きなスーパーで簡単に購入可能です。現地では「国际插座(変換プラグ)」をキーワードに探しましょう。
ホテルによりますが、宿泊先で借りることもできます。変換プラグを貸し出している場合がありますので、フロントで以下のフレーズを使ってみてください。
中国語:可以借一个转换插头吗?(クイイージエイーガージュワンチャートウマ?)
意味:変換プラグを借りることはできますか?
コンセントの数が足りない
ホテルの部屋やカフェでコンセントが1つしかなく、複数のデバイスを充電できない場合は、USBポートやタコ足の電源タップがあれば解決です。
- 電源タップを持参する: USBポート付きの電源タップが便利です。一つのコンセントで複数の機器を充電できます。
- ホテルのフロントで相談: 延長コードや電源タップを借りることができる場合があります。
中国語:可以借一根延长线吗?(クイイージエイーゲンイェンチャンシェンマ?)
意味:延長コードを借りることはできますか?
注意!公共の充電スポットのセキュリティリスク
公共のUSBポートにマルウェアが仕込まれている場合、スマホのデータがハッキングされるリスクがあります。
実際に中国でも問題になりました。
極力信頼できる空港やホテルの公式充電を利用しましょう。
データ遮断アダプターを活用することも対策の一つです。USB充電専用アダプターを使用してセキュリティリスクを回避できます。
まとめ
中国旅行や出張では、変換プラグは必要ありません。Aタイプのプラグで事足りますが、念の為CタイプやO2タイプの変換プラグもあると安心です。
ただし、電圧は220Vで、日本の電化製品の利用には注意が必要です。
また、公共のUSBを使うセキュリティリスクを考慮してモバイルバッテリーを活用し、快適な旅行を楽しんでください。