タイチュウ(台中)の旅行ガイド情報

台中の治安・安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、トラブルと対策

【台湾・台中在住者執筆】親日で気軽に行ける旅行先として人気の台湾。
他の国と比べて治安は良いとされていますが、実際の治安は気になりますよね。
今回は、治安の悪いエリアやトラブルの対処法をまとめました。
特に女性が気をつけたいトラブルもご紹介します。
旅行へ行く前にトラブルの特徴や対策を把握して、現地では安全に楽しく過ごしてくださいね。

台中の現在の治安は?

台風や地震などの自然災害を除いて、比較的安全とされている台湾。
中でも台中は山脈の恩恵を受け、台風での被害が比較的少なく気候も安定しているので、台湾現地でも住みたい都市1位を獲得するほどです。実際、台風で会社や学校が休みになった日も、大きな被害もほとんどなく安全な印象です。
そんな台中ですが、MRT(地下鉄)が走っていないため、車やバイクが多く交通に注意が必要です。また、台湾で最も大人の娯楽が発達しているとも言われる台中。それに伴い暴力団的な存在もあるので、普通の観光で神経質になる必要はありませんが、ナイトスポットや女性の一人歩きには少し注意が必要です。

台中の治安が悪いエリアと注意点

特別にこの地域に注意!という場所はありませんが、朝夕の通勤ラッシュ時は特に交通量が多くなるので気をつけましょう。車も日本とは反対の車線を走り、歩行者優先ではないので車やバイクがきたら「止まってくれるだろう」という常識は通用しません。
また、夜市などの人混みでのスリやクラブなどのナイトスポットでの主に女性をターゲットにした犯罪には注意が必要です。

台中全域で注意したいこと

いくら安全で親日な台湾とはいえ、外国です。
置き引きやスリ対策、タクシーに乗ったらメーターをチェック・降りる際の忘れ物を確認、クラブに行く場合は信頼できる人と一緒に行く、夜一人で出歩かない、など自分の身は自分で守ることを忘れないようにしましょう。

交通量の多い場所で多いトラブルと安全対策

車線が日本とは反対な台湾。慣れない交通ルールに加え、通勤ラッシュ時は大量のバイクもお構いなしに突っ込んできます。マナーが良いとは言えない運転手も多く、歩行者が気をつける必要があります。夜市や朝市などの細い道にも容赦なくバイクが走っているので、特に子連れの場合は手をつなぎ歩道側を歩かせるなど、注意が必要です。
また、停車中のバイクでも注意が必要です。停車すぐの場合、マフラーが熱くなっているので、夏場など薄着の足がうっかり触れて火傷をしないように気をつけてください。

夜市で多いトラブルと安全対策

食べ歩きや面白い雑貨などが楽しい夜市ですが、人が多く休日になるとごった返しているところが多いスポットです。いくら安全な台湾とはいえ、悪い人がいないわけではありません。人混みを狙うスリや置き引きに注意が必要です。カバンは前に持つ、ズボンのポケットに財布を入れないなど基本的な対策をして楽しんでください。
ごく一部の屋台でトラブルになったという話があるようですが、購入前に必ず値段を確認する、不要ならきっぱり断ることで防げることがほとんどです。

ナイトスポットで多いトラブルと安全対策

大人の娯楽が発達している台中ですが、ナイトスポットが全て危険な訳ではありません。女性でも安全に遊べるクラブやバーなどがほとんどですが、複数で遊びに行く方が安心です。海外ということで羽目を外したくなりますが、薬物や売春などの違法行為があることも事実です。安全第一で楽しんでください。
また、クラブやバーの近くでは、日本と同じように酔っ払いによるトラブルに注意したいところです。

その他のトラブルと安全対策

台湾には軍隊があります。台中の軍事施設がある烏日という地区では、演習なども行われているため、それに伴う騒音や万が一の実弾被害などが気になる方は近づかないなど注意が必要です。施設自体は観光スポットとは程遠い場所にあるので、通常の観光の場合は心配ありません。
また、全国で軍事演習が行われることがあり、国が定めた時間(約30分間)は室内待機となることがあります。この時ばかりは街が静まり返っています。事前に通達もあるので、それに従ってください。

女性が気をつけたいトラブルと対策

女性が深夜に一人歩きする姿も見かけますが、女性を狙った犯罪も発生しているのが現実です。街灯が乏しい細い道や公園などもあり、性犯罪に巻き込まれる可能性もあるので深夜に出歩く場合は必ず複数人で行動するように心がけてください。
また最近、簡単に入手できる無味無臭で透明、完全に記憶を無くさせる睡眠薬が流行っています。それを飲み物に混入し、意識がなくなったところを襲い何事もなかったかのように立ち去る事件があります。クラブやバーなどのナイトスポットで起きている犯罪です。特に女性の方が席を外す場合は注意しましょう。少しでも「何か違うな」と感じたら近づかないというのも一つの対策です。

台中でトラブルにあった時の対処法

パトカー・救急車・消防車を呼ぶとき

  • 警察-110
  • 救急車・消防車-119 救急車を呼ぶ場合は希望する病院を伝えて搬送してもらえるように、日本語が通じる病院を記載した紙を持っておいて渡すと安心です。

合わせて読みたい記事:台中の病院情報

パスポートのトラブルは日本台湾交流協会へ

  1. 最寄りの移民署か警察へ旅券の紛失届を行い、紛失証明書を受け取る。
     ※必要書類 写真2枚(4.5×3.5cm、移民署でも撮影可)。
     (パスポート以外の物も紛失した場合は移民署と警察両方に紛失届けを提出)

  2. 日本台湾交流協会領事窓口(台北)で旅券の紛失届を申請する。
     ※必要書類:移民署で受け取った紛失証明書、写真1枚、本人確認のための運転免許証等顔写真付きの証明書(ある場合)、旅券の写し(ある場合)。

  3. 2と同時に、帰国のための渡航書発給を申請する。
     ※必要書類:渡航書発給申請書、本籍地が記載された住民票、個人(又は全部) 事項証明(6ヶ月以内のもの)のいずれか、写真2枚、手数料

  4. 空港到着後、「帰国のための渡航書」と「移民署発行の旅券紛失証明書」を出国審査官に提出し、出国審査を受け帰国便に搭乗する。

一連の流れと必要書類詳細

紛失してしまった場合は、日本台湾交流協会領事窓口に電話をして、最新情報を確認してください。(日本語可)

電話:886-2-2713-8000
執務時間(旅券・証明・各種届出): 月曜日~金曜日(9:00~12:30、13:30~17:30)
休館日: 毎週土・日曜日及び台湾の祝祭日と一部の日本の祝祭日

クレジットカード紛失時

不正使用を防ぐため、直ちにカードの使用停止手続きを行ってください。
すぐに連絡できるように、手持ちのクレジットカード会社の電話番号がわかるようにしておくと、万が一の場合に安心です。

  1. 紛失したクレジットカード会社の窓口に連絡。
  2. 台湾の警察に届け出「盗難・紛失証明書」を発行してもらう。

現地での緊急連絡先まとめ

トラブルの際に役立つ連絡先一覧です。

電話番号 補足
警察 110 ※日本語不可
救急車・消防 119 ※日本語不可
日本台湾交流協会領事窓口 886-2-2713-8000
VISA 00-800-12121212
AMEX 0080-1-65-1169
JCBプラザラウンジ 0800-310-088
MASTER 00801-10-3400  

たびレジへの登録をしておけば、旅先の安全情報を入手できたり、万が一の時に素早い支援が受けられたりします。

外務省・たびレジ

まとめ

旅行となると開放的な気持ちになりがちですが、台湾は外国です。
羽目を外してしまったり、もう何回も来たことあるから大丈夫、語学も出来るし大丈夫!と思っていても日本とは勝手が違うことが当たり前なのです。
「知識さえあればトラブルに巻き込まれずに済んだのに」ということが無いよう、事前知識を得て楽しい旅にしてください。

初めての旅行や言語がわからず不安な方は、台中在住の日本人ロコに頼ると安心です。
無料Q&Aもあるので、旅行前に利用してみてください。