海外では様々な心配がつきものですが、急な病気や怪我にどう対処したら良いか、という問題は中でも大きな心配事の一つです。突然の怪我や病気の時、母国語が通じるのは安心ですよね。
今回は万が一そのような事態に陥っても大丈夫なように、台湾で病院を受診する流れと台中にて日本語で受診が出来る総合病院を皆さんに紹介致します。

台湾の医療機関について

台湾でも日本と同じようにクリニック、大学病院、総合病院に区分されます。医療の質も日本と大差ないレベルで、医療費は無保険でも日本人なら安く感じるかもしれません。（風邪で1000NTD程度）また、診療時間は休憩を挟み3部制ですが朝9：00頃〜夜9：00頃という点も便利です。

台湾で病院を受診するには

病院の外来に直接行く方法と、電話もしくはインターネットで予約をしてから行く方法の2種類が存在します。但し、緊急事態で一刻も早い治療を必要とする場合は迷わず119(救急)に電話をしてください。

病院の外来に直接行く場合

保険適用にて受診をする場合、日本と同じく保険証の持参が必須です。日本と違い、診察券はありません。
受付では先ず保険証と居留証(無ければパスポート)を提出し、次に診察料を支払います。日本と違い診察料は診察の如何に関わらず定額であるのが特長です。万が一保険証を忘れた、もしくはそもそも健康保険に加入していない場合は受付にてその旨を申告しましょう。

診察料を払い終えると診察番号が貰えます。しばらくするとこの診察番号で呼ばれるので、呼ばれた診察室へ向かってください。お医者さんが中で待っています。

インターネットで予約をしてから行く場合

インターネットで診察番号が貰える以外は基本的な流れは外来に直接行く場合と変わりませんが、受付にてインターネットで予約をしてある旨を伝えましょう。外来に直接行くより少ない待ち時間で治療を受ける事が出来ます。
予約をしたら病院に行き、健康保険証を渡し定額の診察料（100NTD前後）を先払いします。日本と違い、診察券はありません。

処方薬の受取

診察終了後、日本とは違いその場で薬が処方されます。処方された薬を受け取れば診察は全て終了です。お疲れ様でした。お大事になさってくださいね。

台中にて日本語で受診が可能な総合病院

ここでは、台中にて日本語で受診ができる総合病院を紹介します。

台中の日本語可能な医師がいる病院

中国醫藥大學附設醫院

大学医学部に中医（東洋医学）科を持ち、西洋医学との混合医療も受けられます。

仁愛医療財団法人

日本語の通訳サービスがあるので、英語・中国語が出来なくても安心して受診できます。

台中の日本語対応が不可の病院

台中中山医学大学付設医院

台中童総合医院（童綜合醫院）

高診所（高大成医師）Kao Clinic

月曜から金曜17:00−21:00　土日09:00−12:00 無し 台中市北屯路281-2號 04-2234-1032

医療通訳

世界どこでもドクター

日本語サポートが必要な方は「世界どこでもドクター」というサービスが便利です。
日本語の医療通訳を探している方や、日本語対応の病院を探している方などが安心して海外の医療を受けられるよう、24時間対応で患者のサポートを日本語でおこなってくれます。

相談は無料のようなので下記のフォームより相談してみるのもひとつの手です。

• 世界どこでもドクター無料相談・お問い合わせ

最後に

台湾の医療技術は世界的に見てもかなりの高水準を保持しており、日本の医療と比べても遜色の無い診療を受けることが可能です。どの病院でも英語が出来る医師が多いので、英語での受診も可能です。
台中は一年を通して過ごしやすい気候とは言え、季節の変わり目の寒暖差や感染症には注意が必要です。体調を崩した時は無理せずお近くの病院へ。お医者さんと上手く付き合って楽しい台湾生活を送ってください。
なお、移民署(入国管理局)が在台外国人に向けて24時間繋がる相談窓口を開設しています。日本語でも対応してくれますので、困った時は下記に電話してみるのも良いかもしれません。

外來人士在台生活諮詢服務熱線
0800-024-111 (24時間対応)