シャンハイ(上海)の旅のベストシーズン
気候がいいのは春か秋。さらに上海蟹も食べたいということなら10月〜12月です(但し11月下旬以降になると、大陸の北から冷たい風が吹いてくることが多くなりますので、急激に温度が下がって来ます)。日本との最大の違いは公共の場所の温度だと思います。上海は公共の場所の温度が日本ほど高くありません。ですから、11月下旬から3月末までの間に来られる際は日本の東北地方に行く格好も準備して下さい)。夏は非常に蒸し暑いので全くお薦め致しません。
上海蟹は11月下旬に吹く北風で気温が下がり始める事を感じると産卵の為に卵巣精巣を急速に発達させます。その頃から産卵してしまう迄が上海蟹を食べるベストシーズンです。北風が吹く前から蟹は出回っていますが、どこで育てかわからない蟹だと考えた方が良いでしょう。上海蟹の味は湖の水質で決まります。陽澄湖で育った蟹が最も高級とされるのは、その為です。(もっとも水質は毎年変化しますので、ベストシーズンになると上海人達はその年の蟹のできを、試した人から情報を得て楽しみ方を考えます。)