ミュンヘンの電車・地下鉄ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)
【ドイツ・ミュンヘン在住者執筆】ミュンヘン旅行へ行く前に読めば安心です! 市内の移動手段で、現地の人も旅行者も1番利用される頻度が高い「電車」をこの記事で徹底解説しました!関東の電車よりは、見やすくて簡単ですが初めての方にとっては迷いやすい作りになっています。迷うことも旅の醍醐味ではありますが、この記事を参考にしていただいて無事に目的地に向かいましょう。
多くの観光名所の近くには駅があり、電車を利用出来たら時間も短縮できて要領よく観光ができます。
電車のコツを掴んでさくっとマスターしちゃいましょう!
ミュンヘンの電車の種類・路線図
ミュンヘンの電車は3種類
- 路面電車(トラム)「シュトラーセンバーン(Straßenbahn)」
- 地下鉄「Uバーン(U-Bahn)」
- 近郊電車「Sバーン(S-Bahn)」
ミュンヘンの電車は路面を走るトラムと呼ばれる路面電車(Straßenbahn)と地下鉄(U-Bahn)、国営鉄道の電車(Sバーン)の3種類があります。地下鉄は大きな観光名所やショッピングが楽しめる場所近くにあることが多いです。地下鉄の駅と駅の間や地下鉄にない方向に走る路面電車。そのように認識していただけたらと思います。
場合によっては路面電車の方が便利がいいこともあるので、目的地までどの方法で行けばいいかを必ずチェックしましょう!
路線図
路線図はミュンヘンの路面電車やUバーンを運営しているMVVという会社がまとめています。
下記公式ホームぺージよりPDFがダウンロード可能です。
電車の乗り方
## 路面電車(トラム)「シュトラーセンバーン(Straßenbahn)」
まずは路面電車(Straßenbahn)から。
↓この写真のような場所が路面電車の駅になります。街中では電車がつくまでかかる時間が表示されています。
↓そして、こちらが電車のルートになります。駅の名前が Karlsplatz といい、方向は Moosach Bf です。
駅の名前、進む方向を確認しましょう!
路面電車はすべて各駅停車なので、手をあげたりしなくても電車は止まります。
ドアを開けるのは手動です。
ドアのボタンを押して、自分で開ける必要があります。閉めるときは自動で閉まるので大丈夫です。
乗ったらすぐにあらかじめ購入しておいた打刻機にチケットを入れて日付時間を打刻しましょう。
これを忘れると罰金の対象になるので注意が必要です。
路面電車に乗るためにもちろんチケットが必要ですが、下記に詳しく書いたので一読ください。
地下鉄「Uバーン(U-Bahn)
そして地下鉄(U-Bahn)です。地下鉄へは写真のように、Uのマークが高くついていてわかりやすくなっています。
ミュンヘン市内にはU1~U8まであります。目的地の最寄り駅がUの何なのかを確認しましょう。また市内には多くの路線が交わる駅がありますので、乗り換えの際はそちらをご利用ください。
↓そしてこちらが改札口です。
赤丸の中にある機械に差し込み口があります。乗り始めた日時が入ったスタンプが必要なので、チケットに▽のマークがあればその差し込み口に1度だけいれてください。▽のマークがない場合(チケットの種類によって無い時もあります)もありますが、その場合は買った時から時間(有効期限)が始まっています。
打刻が済んだらホームに向かって地下鉄に乗るだけです。
↓こちらが地下鉄の地図です。
どの地下鉄駅にもこのように壁に駅の一覧があるので、行先をご確認ください。
画像上にある1~4の〇は画像の下にある中心部の白色の〇を拡大したものです。
ミュンヘン市内の移動は上の〇をチェックしてください。少し見えにくいですが、各線の端に電車の番号が書いてあります。
電車S「Sバーン(S-Bahn)」Sバーンは「S」の文字で大きく表記されています。
Sバーンは近郊電車です。
市内の大きな駅と空港やミュンヘンの外にある街や村を結ぶ路線で、空港へはこちらを利用する必要がありますし市内も大きな駅は繋がっています。
ミュンヘン市内の観光だけなら、あまり利用することはないと思います。
↑こちらの画像はSバーンもUバーンも両方ある駅の入口です。このように大きく目立つように印が街中にあります。
↓ちなみに駅構内では頭上に印があることが多いです。
左側にありますTramと書かれてあるほうは路面電車です。16番17番18番27番は左へ。Sバーン乗り場とUバーンの4番と5番乗り場は右に行きます。
乗り方は、Uバーンとほぼ同じです。扉は手動となっていますので注意してください。
チケットの買い方
おそらくここで多くの方がつまづいてしまうのではないかと思います。ここでは、多くの観光客が買うであろう、1日チケット(3日チケットもあります)の買い方、1週間チケットの買い方を画像を使ってお伝えします。
1日チケットの買い方
↓こちらが券売機になります。
まず始めに、一日乗車券の購入方法です。
①
↑この赤丸をタッチすると
②
↑このような画面になります。赤丸にある Tageskartenと書かれてある場所をタッチしてください。
③
↑この画面に進みます
大人1人だと赤〇へ 大人2人~5人だと青〇へ お子さん(対象は6歳~14歳まで。6歳以下は無料です)の分は緑〇へ 進んでください。
またここで黄色〇をタッチすれば3日乗車券を選ぶことが出来ます。
今回は大人1人分へと進みます。
④
↑するとこの画面に進みます。
1日乗車券の期限は翌日の朝6時までです。
右側に書いてある日付をご確認ください。
21日、2月、2019年という見方です。この場合このチケットは22日の朝6時まで乗ることが出来ます。
なので・・・。例えば、20日の23時にこのチケットを買うと、約7時間(次の日にちの6時まで有効)しか乗れません。逆に、20日の早朝5時に買うと約25時間有効ということになります。
日付を指定したい場合は緑の〇を押してください。
※ Innenraum 1~4のエリア
Muenchen XXL 1~8のエリア
Aussenraum 8~16のエリア
Gesamtnetz 全部のエリア
上記の画像のように中心が1中心から離れていくと2、3、4とリングで分かれています。
現地でもご確認ください。どの駅でも見ることが出来ます。
観光するためには特別な所に行かない限りInnenraum(1~4のエリア)で充分です。
日付や範囲を確認されたら、右下にある 青〇のBezahlenを押してください。お支払いに進みます。
一週間チケットの買い方
次に一週間のチケットの購入についててです。
↑赤〇を押します。
↑こちらを押してください。
④と同じような画面にすすみます。
リング1~2だけでよかったらそのまま購入されてください。
もう少し広い範囲で移動したい場合はリングを選んでください。
ここでも日付を確認してください。
日本語対応券売機
そしてなにより便利なのがこちら
↑大きな駅に数個だけあります、多国言語対応のチケット販売機です。
日本語も対応していますので、ドイツ語英語でのやり取りに不安な方はこちらへ。
↑購入画面はこのようになっていてドイツ語での購入よりも大変簡単になっています。
ですが、数が限られているので利用者さんで列になっていることもあります。運良く空いていればこちらで購入することをおススメします。
ちなみに、バスや路面電車の中でもチケットを買うことは出来ますが、地下鉄内にあるような機械ほど便利ではないので、おススメしません。
料金まとめ
券売機で買ったチケットで、バス、路面電車、地下鉄に乗ることが出来ます。また空港内にあるチケットセンターで購入することもできます。
Single - Tage | Single - 3 Tage | Gruppe - Tag | Gruppe - 3 Tage | |
---|---|---|---|---|
Innenraum | 6.1 | 16.8 | 12.8 | 29.6 |
Muenchen XXL | 8.9 | × | 16.10 | × |
Gesamtnetz* | 13 | × | 24.3 | × |
Aussenraum | 6.1 | × | 12.8 | × |
※Airport city day ticketとGesamtnetzは同じ内容で、空港行きがわかりやすくするために分けてあるそうです。
Kind(子供) 0~5歳は無料 6~14歳はGesamtnetz料金で3.2
グループでの子供料金 0~5歳は無料 6~14歳は 大人の半分として計算されます。2人の子供で1人の大人です。
1週間チケット リング1~2 1人15.4 リング1~3 18.6 リング1~4 22.1
大人1人分に子供3人の料金が含まれます。
ただしこのチケットで乗る子供は朝9時以降でないと乗ることができません。(おそらく混雑を避けるためですが、罰金対象になります)
乗る前に知っておくと便利なQ&A
Q:改札が無人なのに、どのようにチケットのチェックをされるのか?
A:係の方が見回りをしていて、その方にチケットを見せてと唐突に聞かれます。それと、出入口に係の方が立っていてその時間の利用者はチケットを見せて通ります。チケットを持ってなければ、60€罰金です。
Q : 間違えて改札を通ってしまったときは?
A:気付いたところですぐに電車を下りて、もう一度地上へ出て改札を通してください。
Q : 駅にコインロッカーはある?
A:中央駅にありますが数が限られています(街にとても近いから便利です)。またコインロッカーの隣に荷物を預かってもらえる場所があります。値段は同じで引き換えに紙をもらうので、引取りの際にその紙を渡します。
最後に
ミュンヘンの街は地下鉄か路面電車を利用する機会が多いので、参考にしていただけたらと思います。似たような名前、読みなれないドイツ語表記。見るだけで混乱しちゃいそうですが、落ち着いて目的地へ向かいましょう!
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