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Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展・参加方法は?費用・サポートを受ける方法も解説

2020年4月21日 ~ 2020年4月26日【新型コロナウイルスの影響により2020年6月16日〜21日に延期が決定】イタリア・ミラノで開催される、Salone del Mobile.Milano2020(ミラノサローネ国際家具見本市)の出展・参加方法を解説します。Milano Salone 2020に出展・参加する際の費用やサポートを受ける方法についてもご紹介していきます。


出典 : Instagram


「Milano Salone 2020(ミラノサローネ)」とは?【基本情報をご案内します】

Milano Saloneは正式名称がサローネ・デル・モービレ・ミラノ(Salone del Mobile.Milano/ ミラノサローネ国際家具見本市 )といい、イタリア家具工業会社(Federlegno Arredo Eventi Spa)の運営により、1961年から開催されている世界最大規模の家具見本市です。
日本では通称ミラノサローネと呼ばれています。
(本記事でも以下ミラノサローネと記載します)

ミラノサローネは複数の見本市から構成されており、毎年開催されるものと隔年開催されるものがあります。

【ミラノサローネ見本市構成】

  • サローネ国際家具見本市:毎年開催
  • サローネ国際インテリア小物見本市:毎年開催
  • エウロクチーナ(サローネ国際キッチン見本市):偶数年開催のため2020年は開催
  • サローネバーニョ(サローネ国際バスルーム見本市):偶数年開催のため2020年は開催
  • エウロルーチェ(サローネ国際照明見本市):奇数年開催のため2020年は開催なし
  • Workplace 3.0 /サローネウフィーチョ(サローネ国際オフィス見本市):奇数年開催のため2020年は開催なし

さらに、サローネサテリテという35歳までの若手デザイナーによる展示が毎年開催されています。
また、毎年4月に開催されるミラノサローネの期間中は、ミラノ市内全域でさまざまなデザインの展示やイベントが催され、街全体で最新デザインを楽しむことができます。
このことから、このミラノサローネの開催期間は「ミラノデザインウィーク」と呼ばれ、世界中から多くの人々が集まります。

Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の開催情報

2020年のミラノサローネは、ミラノのロー・フィエラ ミラノで2020年4月21日 ~ 2020年4月26日の6日間の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により、2020年6月16日(火)〜21日(日)に延期が決定しました

【Milano Salone 2020(ミラノサローネ)開催概要】

項目 情報
開催期間 2020年04月21日(火) ~ 2020年04月26日(日)※2020年6月16日(火)〜21日(日)
開場時間 9:30~ 18:30
開催地 イタリア・ミラノ
会場 FieraMilano Rho(所在地:SS del Sempione 28 20017 Rho, Milano)
出展対象品目 リビング・ダイニング用家具、キッチン用家具、寝室用家具、小物家具、玄関用家具、幼児用家具、ガーデン用家具、インテリア、キッチン、バス・トイレタリー、同業種の新聞・雑誌、広告会社関連サービスなど
入場資格 ビジネス関係者・一般(土日のみ)
入場方法 公式ウェブサイトもしくは当日会場で登録・チケット購入
主催者 Federlegno Arredo Eventi spa/イタリア家具工業イベント会社(電話:+39.02725941)※問い合わせ先一覧
業種 生活/家具・インテリア用品
生活/家庭用品、食卓用品、陶磁器等
生活/繊維・衣料(素材、製品、機器)
基礎産業/鉱物、土石、ガラス、セラミック
開催頻度 毎年(見本市によって隔年)
過去開催実績 2019年:来場者数38万6,236人(181カ国から)、出展者数2,418(43カ国から)※同時開催展を合わせての実績
公式ウェブサイト 日本語:https://www.milanosalone.com/
英語/イタリア語:https://www.salonemilano.it/

◆イベント情報はJETRO(日本貿易振興機構)にて掲載されています


出典 : Instagram


Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展企業・参加企業

2019年の第58では、サローネサテリテに参加した35歳未満の550人のデザイナー数と5つの見本市(サローネ国際家具見本市、サローネ国際インテリア小物見本市、エウロルーチェ、Workplace3.0、S.Project)を合わせて、出展数は2,418に上りました。
そのうち34%が海外からの出展であり、43カ国から参加しました。
日本からもマルニ木工やカリモク家具などが出展しました。

2020年は「エウロクチーナ(サローネ国際キッチン見本市)」と「サローネバーニョ(サローネ国際バスルーム見本市)」が開催される年のため、キッチンとバスルームの専門メーカーが多く参加する年になります。

2020年の参加企業リストはまだ、公開されていませんが、会期が近づくと公式ホームページから検索することができます。

ミラノサローネ出展企業リスト(英語/イタリア語)

※2020年2月現在は2019年のリストが公開中

また、2019年の来場者数は、世界181カ国から38万6,236人で、同じ隔年見本市が開催された前回の2017年と比べ、12%増加と大盛況でした。

【主催社による来場者内訳】

  • 42%: 建築家、デザイナー、インテリア・コーディネーター、照明デザイナー、施設管理者、バイヤー、ゼネコン
  • 38%: 代理店、小売店、ディーラー
  • 20%: エージェント、企業代表者、その他

Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展方法・出展費用【手順を解説】

ミラノサローネの出展方法と出展の際の費用についてご紹介します。

Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展方法

ミラノサローネに出展するには、主催者であるFederlegno Arredo Eventi spa(イタリア家具工業イベント会社) にまず出展者事前登録フォームを送る必要があります。
登録フォームはミラノサローネの公式ホームページ(英語/イタリア語)から送信することができます。

社名や住所などの基本情報から希望ブースサイズ、製品カテゴリーなどを入力し、送信します。

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Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展費用

【ミラノサローネ2020出展料金】

■ブース料金(開放面数別):
一面開放 174ユーロ/㎡ +vat 22%  二面開放 182ユーロ/㎡ +vat 22%
三面開放 190ユーロ/㎡ +vat 22%  四面開放 193ユーロ/㎡ +vat 22%
■管理費:4.27ユーロ/㎡ + vat 22%
■登録料:570ユーロ + vat 22%
■ロゴ登録料:400ユーロ + vat 22%
■初回参加料:15ユーロ/㎡ +vat 22%(初出展、および前回2回出展しなかった場合に必要)


Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の参加方法・参加費用【手順を解説】


出典 : Instagram


Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の参加方法

ミラノサローネの見本市は業界関係者対象となっており、一般開放は2020年4月25日(土)、26日(日) のみになります。
どちらの場合も、オンラインもしくは当日会場でチケット購入が必要です。
サローネサテリテは全日無料で一般開放しています。

業界関係者向けのオンライン事前登録およびチケット事前購入は2020年2月中旬頃開始予定です。

オンラインおよび会場、いずれの場合もチケット購入には登録が必須です。
価格面でも、当日の時間を有効に使うためにも、オンライン事前登録・チケット購入がおすすめです。

◆ミラノサローネ:オンライン事前登録・チケット購入ページ

【登録・チケット購入方法】

下記のいずれかの方法で登録とチケットの購入を行います。

  • オンライン事前登録・当日チケット購入:オンラインで事前登録し、クーポンを当日会場へ持参すると、登録手続きは省かれますが、チケット代金は当日料金になります。
  • オンライン登録・チケット事前購入:オンラインで事前登録後、オンラインチケット購入をすると割引きサービスがあります。
  • 当日登録・当日チケット購入:当日、会場レセプションデスクで登録・チケット購入が可能ですが、登録には英語表記の名刺が必要で、オンライン価格より料金が割り増しになります。


ミラノサローネチケット料金(2019年)

■業界関係者チケット料金

チケットタイプ オンライン価格 当日会場価格
1回入場券 26ユーロ 37ユーロ
3回入場券 48ユーロ 71ユーロ
6回入場券 60ユーロ 89ユーロ
1回入場券+ミラノ市内 – ロー・フィエラ往復切符 30.50ユーロ
1回入場券+1日トラベル切符 32.30ユーロ
3回入場券+1週間トラベル切符 61ユーロ
6回入場券+1週間トラベル切符 73ユーロ

■土日一般開放日チケット料金

チケットタイプ オンライン価格 当日会場価格
1回入場券 25ユーロ 29ユーロ
1回入場券+ミラノ市内 – ロー・フィエラ往復切符 29.5ユーロ
1回入場券(10〜13歳) 5ユーロ

■学生割引券:29ユーロ(※事前購入不可)

※1回退場すると次回入場の際は同じ日でも2回目とみなされるので、ご注意ください。

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Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展・参加時にサポートを受ける方法

慣れない海外の展示会に出展・訪問するときに、まず立ちはだかるのが言葉の壁ですよね。
日本から通訳を同行させることもできますが、現地で日本人のサポートを受けられればとても安心かつ有意義な商談ができること間違いありません。
ミラノデザインウィークでは、ミラノ市内全域でイベントが催されているので、土地勘のある現地在住者のサポートを受けるのが、最も効率的に時間を使えるでしょう。

こちらでは現地でサポートを受けるおすすめの方法をご紹介します。

ロコタビ(LOCO TABI)を利用する

「ロコタビ」では、海外在住日本人(ロコ)が持っている知識や経験、能力を活かしたサービスを取引することができます。
具体的には、ミラノ在住日本人に、通訳・展示会アテンド・送迎・各種手配・お店予約などのさまざまなサービスを依頼できます。
サービス提供者であるロコの中には、ビジネス向けのアテンドや通訳の経験が豊富な方もいるので、そのロコに依頼すれば、展示会出展や視察がよりグレードアップしたものになるでしょう。

【ロコタビで現地在住者に依頼することのメリット】

  • 相談次第で依頼する仕事内容のカスタマイズが可能
  • イタリアでのビジネスマナーを教えてもらえる
  • 出展者との話がはずむ
  • イタリアの商習慣を理解した上での通訳が可能
  • 展示会関連以外にもおすすめのホテルやレストランなどの予約も依頼できる
  • リサーチ会社などを使わず、ロコに直接依頼するので、安価で高品質なサービスを受けられる
  • 土地勘があり、現地交通機関の利用にも慣れているので、効率的に時間を使える

ロコタビの海外ビジネス向けサービスの流れと実際に行われた事例のエピソードは下記のサイトでご確認いただけます。

◆ロコタビ:海外ビジネス向けサービスの流れとサービス例

ミラノサローネの出展・訪問で柔軟かつ安心安全な現地サポートを受けたい方は、下記のページから情報をチェックしてみてください。

ミラノ在住日本人が展示会・見本市の視察をサポート |ロコタビ

Milano Salone 2020(ミラノサローネ)の出展まとめ

ミラノサローネ国際家具見本市の概要や出展・参加方法、費用、現地でサポートを受ける方法をご紹介しました。
1年に1度しかない貴重な世界最大規模のイベントの機会を無駄にしないように、事前準備や手配はしっかり行いたいですね。
不慣れな海外での展示会出展や視察に万全の状態で臨むには、現地でのサポート者がいると安心です。ぜひロコタビを検討してみてください。