メキシコシティの旅行ガイド情報

メキシコ旅行でのお金の情報、両替情報、チップの目安など


せっかくのメキシコ旅行、お金や両替の心配ばかりして過ごすのはもったいですよね?そこで今回はメキシコの通貨、両替、チップの置き方等について簡単にご紹介します!

通貨と為替レート

通貨

メキシコの通貨はペソ($)、補助通貨はセンタボ(c)で、100センタボ=1ペソとなります。紙幣は6種類、$1000(偽札が出回ったためか最近ではほとんど流通しておらず、滅多に見かけません)、$500、$200、$100、$50、$20です。硬貨は$20、$10、$5、$2、$1と、50c、20c、10cの8種類があります。特に$20と$10、$2と$1の硬貨は大きさや色も似ており、間違えやすいので気を付けましょう。また、小さなお土産や屋台、タクシー等は高額の紙幣のお釣りを持ち合わせていない場合が多く、さらにコンビニ等でもお釣りがないことが多いので、細かいお金を使い切らずに残しておくことをお勧めします。そして、一般的にセンタボ単位のお釣りをくれないことが多いですが、お釣りがないとおまけをしてくれることもあります。シティーで流通しているのはペソのみですが、カンクンやロス・カボスではUSドルも使えます。

為替レート

2017年11月21日現在のレートは1ペソ5.92円、最近特に大きな変動はありませんが、少しでも円高を狙って来墨した方がお得感があるかもしれません。

税金について

メキシコでは空港利用税として、入国時にはツーリズム税、出国時には国際線出国税、さらにメキシコの国内線では国内空港税がかかり、それぞれ30ドル前後になります。

メキシコでは日本の消費税と同じ、付加価値税(IVA)が内税に含まれています。この付加価値税はカンクンやロスカボスでは10%、それ以外では16%が課税されますが、食料品にはこのIVAがかかりません。また、旅行者である場合は申請すれば、IVAが還付される制度があるそうですが、色々な条件があるのでIVAの還付を申請したい場合は、事前によく調べることをお勧めします。

両替できる場所と方法

USドルやユーロ、日本円の両替は、銀行、両替所、空港の両替所、ホテルなどでできます。日本円からの両替はレートが悪いので、USドルからの両替の方が良いと思います。

空港での両替

空港内で両替をするなら、両替カウンターよりも、ゲートを出たところにある両替所の方がレートがいいので、お勧めです。また、現地では日本円からペソへ両替できる場所が少なく、ペソを持ち合わせていないと不便ですので、空港で円やドルから一気に両替した方がその後々楽かと思います。注意点としては、お札を見える場所で数えないこと、お金は分けて持ち歩く等、空港でのスリの話も耳にしますので、長時間のフライトで疲れていたとしても周囲に注意を払いながら空港から出ましょう。

街中での両替

メキシコの街中では銀行、カサ・デ・カンビオ(Casa de Cambio)と呼ばれる両替所、または高級ホテルで両替ができます。しかし、USドルの両替はできても、日本円からペソへの両替をしてくれるところはほとんどありません。基本的に銀行のレートが最も良いのですが、閉まる時間が早いので、営業時間を事前に確認しましょう。銀行の営業時間は基本的に月~金の9:00~16:00で、稀に土曜の午前中のみ開いているところがあります。ただし、小さな街では営業時間が短いことがあるので、気を付けましょう。また、カサ・デ・カンビオはどこにでもあるわけではなく、観光地のみに集中的にあります。両替所は銀行が閉まるとレートが悪くなることがあるので、注意しましょう。

両替時の注意点

・両替時にはパスポートと入国証の提示が必要になりますので、忘れずに持ち歩きましょう。
・両替所では手数料(Comisión)がかかる場合があります。「No Comisión」という表記があれば手数料はかかりません。
・一か月に両替できる金額は、1500USドルまでです。
・大金を持ち歩かない、周りに気を配る、人気のない所は避ける等、お金を扱うときは細心の注意が必要です。

クレジットカード事情

小さな商店、お土産市場、屋台等以外ではクレジットカードまたは、デビットカードが使え、盗難されるリスクのある多額の現金を持ち歩く必要がなくなるので、メキシコ旅行ではカードをできるだけ使うことをお勧めします。レストランのチップもカードで支払いの際にチップを合計金額の10%か15%に指定してまとめて払えばいいので、いちいち計算する必要がなくなり便利です。主に使えるのはVISAとMASTER CARDで、AMERICAN EXPRESSを使用できる商店は少ないので、代わりのものを持ち歩いた方が良いかもしれません。

チップの目安

メキシコではチップの文化があり、あらゆるシーンでチップが必要になります。日本とは違い、チップが大きな収入源であるという場合も多いので、サービスを受けたら報酬としてそれなりのチップで答えましょう。また、サービスが良ければお礼に少し多めのチップを渡すと喜ばれますが、逆にチップを貰えないとわかった途端に態度が悪くなることもあるので気を付けましょう。主なシチュエーションでのチップの目安は次のようになります。

空港(ボ―ター)

荷物一つにつきUS1ドル程度。空港のゲートを出ると声をかけられますが、必要のない場合は断りましょう。

ホテル(ボ―ター、ベットメイキング、ルームサービス)

US1ドル程度

レストラン

合計金額の10%~15%。サービスが良かったら15%置いてあげましょう。

タクシー

必要ないですが、細かいお釣りをそのまま渡すとスマートです。アプリを使ったドライバーサービスを使用する場合、チップは不要です。

ツアーガイド

5~10USドル程度

マリアッチ

レストラン等でマリアッチというメキシコ特有の音楽バンドが回ってくることがあります。声をかけられるので、聴きたい場合は、1曲10USドル程度。聴きたくなければ断りましょう。

それでは、計画的な両替&お金の使い方でメキシコ旅行を存分にお楽しみ頂けたらと思います!