メキシコ入国・出国の流れ~入・出国審査、税関報告など~
成田からメキシコシティーへは直行便で約13時間、アメリカの都市を経由してメキシコに入国する場合は、17時間~20時間かかります。日本からはとても遠い国ですが、街並み、自然、食文化等、見どころはいっぱいです。入国・出国の流れをしっかり把握してスムーズにメキシコ旅行をスタートさせましょう!
まずは、出発前の準備から。予め次の事項を確認しておきましょう。
・パスポートの残存有効期限の確認
メキシコ入国時にパスポートの残存有効期限が滞在日数以上であれば大丈夫です。
・パスポート査証蘭の余白ページの確認
パスポートの査証蘭の空白ページが最低1ページは必要です。
・ビザの発給
観光目的の場合、最長180日以内ならビザは不要です。
それでは、いよいよメキシコに入国です。
メキシコ入国までの流れ
メキシコに向かう機内でツーリストカード、税関報告書が配られるので、必ず受け取り、その場で必要事項を記入しておきましょう。ペンがないと書けないので、手荷物に一本は入れておきましょう。また、記入時にパスポートナンバー、滞在するホテル名、利用便名(入国時&出国時)が必要になります。まとめてどこかにメモっておくと便利かもしれませんね。
入国審査は最初に到着したメキシコの都市で行われます。入国に際して必要なのはパスポートとツーリストカード(FMM)。上にも書いてある通り、パスポートの残存有効期限は帰国時まで必要なので要確認です。
以下はツーリストカードの記入例です。外国籍の人は全員提出が義務付けられており、書式は予告なく変更になる場合があります。
- 名
- 姓
- 国籍
- 生年月日(日/月/西暦年)
- 性別(男性:Male/女性:Female)
- パスポートナンバー
- 入国手段
- 利用便名(入国時)
- 出発地(国名)
- メキシコ在住の外国人のみ記入
- 目的地(都市名)
- 入国目的と滞在日数
- 滞在先(ホテル名)
- 職業
- 入国日(日/月/西暦年)
- 署名
- 居住国
- 利用便名(出国時)
- 入記不要
入国審査
入国審査のカウンターに並び、パスポートとツーリストカードを提出します。入国目的や滞在日数などを英語で質問されることもあります。審査官から入国スタンプが押されたパスポートを受け取ったら審査終了ですが、パスポートと一緒に戻って来るツーリストカードの半券は帰国時に必要になるので、絶対になくさないようにしましょう。
荷物の受け取り
入国審査が終わったら機内に預けた荷物を受け取りに行きます。乗ってきた飛行機の便名が書かれたターンテーブルで、自分の荷物を受け受け取りましょう。荷物が出てこない場合や荷物が破損していた場合は、預ける際に受け取った半券(クレームタグ)を持ってバゲージクレームのカウンターへ。見つかり次第、滞在ホテルに届けてくれます。
税関報告
荷物を受け取ったら税関報告書を持って税関へ行きます。手荷物、預け荷物ともX線検査に通し、さらにX検査直後にボタンを押し、緑ランプが点灯した場合はそのまま外へ出れます。しかし、赤ランプが点灯した場合は荷物を詳しく検査されます(緑ランプ点灯で検査される場合もあります)。特にメキシコでは珍しい日本の食品を持っている場合、細かくチェックされますが、なまもの以外だったら何か教えると納得して通してくれます。
メキシコへ持ち込み可能な免税範囲
・タバコ400本、葉巻25本、刻みタバコ200g(19歳以上)
・酒類3L以内(19歳以上)
・US$300相当までのお土産
・個人使用のカメラまたはビデオカメラ各2台、フィルムまたはビデオ12本
税関報告書
メキシコ出国
チェックインカウンターはけっこう混雑するので、空港までの渋滞も考えて(メキシコシティーの道路は良く渋滞します)早めに早めの行動を心がけることが大切です。搭乗手続きは遅くても出発の2時間前にはするようにしましょう。また、免税店がありますので、買いそびれていたお土産を買ったり、最後のショッピングが楽しめます。
出国手続きの流れ
チェックイン
利用する航空会社のカウンターへ行き、航空券、パスポート、ツーリストカードの半券を提示します。荷物を預け、クレームタグをもらい、パスポートと搭乗券(ボーディングパス)を受け取ってチェックインの手続きは終了です。
出国審査
出国審査場ではなく、ツーリストカードは航空会社のカウンターで回収されます。
手荷物検査
機内持ち込み荷物の検査とボディーチェックを受けます。手荷物検査時には、あらかじめ上着を脱いでおき、パソコン等を手荷物から出し、ポケットに入っている鍵やコインも出しておきます。混み合うこともあるので、余裕を持って検査を通過できるように心がけましょう。
これで出国は完了です。遅くても出発30分前には搭乗ゲートに到着しておくようにしましょう。
楽しい思い出を持ち帰るためにも入国から出国までのプロセスをしっかりと予習し、トラブルがないようにしたいですね。それでは、良い旅を!