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ロンドンで有名なサッカーチームは?人気チームやスタジアムについて解説

この記事を執筆したライター:ロンドン在住「三井」さん

BBCを使って英語を勉強していましたが、こんなにイギリスが好きになるとは思っていませんでした。 イギリスでは中部とロンドンに住んだことがあり、ロンドンの雰囲気やバイブはとても魅力的ですが、各地域にはそれぞれの魅力があります。個人的には郊外にいる時の方が人や文化にイギリスらしさを感じます。そんな私のおすすめは街から一歩出て町歩きをすることで、テムズ川沿いの町・景色はロンドンからのアクセスも悪くないのでおすすめです。 また、日常生活を大事にしているので、近所の人から教えてもらった?目撃した?普段の生活のことや、スーパーや台所事情にも詳しいです。 イギリスは天気も変わりやすく、風も強いので、遊びに来る人には歩きやすくて乾きやすい靴やコンパクトに持ち運べるウィンドブレーカーを持ってくることをおすすめしています!

【イギリス・ロンドン在住ライター執筆】ロンドンは、英国らしい建物や有名な観光スポット、くまのプーさんやピーターラビットといった有名なキャラクターの地でもあります。

しかし、サッカーファンにとっても特別な街です。

世界屈指のサッカー強国であるイギリスの首都ロンドンは、多くの有名サッカーチームの本拠地。

この記事では、ロンドン在住ライターMiiさんが、ロンドンのサッカー文化の魅力を、人気チームとそのホームスタジアムと共に紹介します。

サッカーファンなら一度は訪れたい、ロンドンのサッカースタジアムを深掘りしていきましょう。

サッカー強豪国でも有名なイギリス


イギリスは、サッカーというスポーツを世界に広めた国として、長い歴史と深い伝統を持っています。

サッカーの発祥地として知られ、19世紀にはすでに現代サッカーのルールが確立されていました。イギリスでは、サッカーは単なるスポーツではなく、文化そのものなんです。

特にプレミアリーグは世界で最も人気があり、競技レベルが高いリーグの一つとして広く認識されています。

イギリスのサッカーチームは、国際大会で常に強豪として名を馳せ、多くの才能ある選手を輩出してきました。

マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナルなどのクラブは、世界中に熱狂的なファンを持っており、その影響力は計り知れません。

ちなみにイギリスの正式名称はイングランド(England)で、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つをあわせてユナイテッド・キングダム(United Kingdom)と呼びます。

ロンドンまでは東京から直行便で約15時間


東京・羽田↔︎ロンドン・ヒースローまでは片道15時間の道のりです。

ロンドンを訪れたら、世界でも象徴的な数々の歴史ある名門サッカーチーム(フットボールクラブ)の伝統と情熱もぜひ味わってみてください。

サッカーファンの人もそうでない人も、それぞれの楽しみ方がきっと見つかるはずです。

イギリスではサッカーのことをフットボールと言いますが、現地で言葉を訂正されるのも醍醐味の一つかもしれません!

ロンドンで有名なサッカーチーム10選を紹介

ロンドンを巡るサッカー巡礼に出かける前に、どんなサッカーチームがあるのか事前に知識をつけておきましょう。
サッカーが盛んなためリーグも多岐に渡りますが、最上位がプレミアリーグ、その次がチャンピオンシップ、その次がリーグ1と呼ばれています。

呼び方は日本と異なりますが、1部・2部の様なリーグ構成や昇格・降格の仕組みは日本と同様です。

ロンドンで有名なサッカーチーム10チームは以下の通り。

①アーセナル(Arsenal)
②チェルシー(Chelsea)
③トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspurs)
④ウェストハム・ユナイテッド(West Ham United)
⑤クリスタル・パレス(Crystal Palace)
⑥フラム(Fulham)
⑦チャールトン・アスレティック(Charlton Athletic)
⑧クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queen Park Rangers)
⑨ブレントフォード(Brentford)
⑩ミルウォール(Millwall)

それぞれ解説していきます。

①アーセナル(Arsenal)


アーセナルはロンドン北部に本拠地を置いているチームで、名前は聞いたことがある人も多いのでは?

1886年に設立され、アーセナルの象徴的な赤と白の色と大砲のロゴがアーセナルの明確なアイデンティティになっています。

FAカップ、プレミアリーグでも優勝成績があり、イギリスサッカークラブの中でも屈指の強豪チームです。

日本代表の冨安健洋選手が現在出場しています!

②チェルシー(Chelsea)


「ブルース」の愛称で知られる、ロンドン西部のスタンフォードブリッジを拠点にしているチームで、1905 年に設立された歴史を持っています。

プレミアリーグ常連の強豪チームで、ロンドンを拠点とするサッカーチームの中ではアーセナルの次に輝かしい戦績があります。

チームのアイコンのロイヤルブルーとライオンのエンブレムが美しいです。

数々の名選手を輩出してきたイングランド屈指の名門チームです。

③トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspurs)


トッテナムはロンドン北部に位置するエリアで、トッテナム・ホットスパーは1882年に設立された100年以上の歴史を持つチームです。

雄鶏がチームのアイコンになっています。
アーセナル戦はノースロンドン・ダービーと呼ばれ、ライバル関係にあります。

現在は韓国代表で世界でもトップクラスのソン・フンミン選手が所属しています。

④ウェストハム・ユナイテッド(West Ham United)


1895 年に設立されたウェストハム・ユナイテッドはロンドン東部を本拠地にしているチームです。

クラレットとブルー、そしてクロスハンマーのエンブレムがビジュアルアイデンティティになっています。

また、チームソングの「I'm Forever Blowing Bubbles」がユニークな文化とサポーターの一体感を生み出し、チームのサポーターはハンマーズの愛称で呼ばれたりします。

⑤クリスタル・パレス(Crystal Palace)


クリスタル・パレスはロンドン南部を拠点にするチームで、1905年に設立されました。

赤と青、イーグルのロゴが特徴で、プレミアリーグで活躍する強豪チームです。

チーム・地域の特性もあり、献身的なサポーターがホームズデール・ファナティクスという名前で知られています。

ロゴに書かれている1861年はアマチュアとして発足した年を表しています。

⑥フラム(Fulham)


ロンドン西部のテムズ川のほとりに位置するフラムは、1879年に設立されました。

フラム・フットボールクラブの頭文字を取った「FFC」がロゴになっています。

チェルシーの本拠地もすぐ近くにあり、両者の対戦はウェストロンドン・ダービーとも呼ばれます。
現在プレミアリーグで活躍している強豪チームです。

⑦チャールトン・アスレティック(Charlton Athletic)


チャールトン・アスレティックは1905年に設立されたチームです。

本拠地は、教科書などで地名を知っている方もいるかもしれませんが、ロンドン南東部のグリニッジです。

今回紹介するチームの中では新しいチームの部類ですが、100年の歴史があるということがイギリス、ロンドンサッカーの素晴らしいところではないでしょうか。

⑧クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queen Park Rangers)


1882年に設立されたクイーンズ・パーク・レンジャーズはロンドン西部(中心からわずかに西側)を拠点にするサッカーチームです。

「QPR」のロゴはチーム名の頭文字に由来していて、団結の象徴になっています。

かつてはプレミアリーグの常連ではありませんが、チャンピオンシップで活躍している強豪チームです。

⑨ブレントフォード(Brentford)


ブレントフォードは1889年に設立され、ロンドン西部のブレントフォードという地域を本拠地にしています。

赤と白のカラーとミツバチのロゴになんとなく愛着を覚えてしまうチームで、「The Bees」のニックネームで呼ばれることもあります。

近年の活躍がめざましく、現在プレミアリーグに入っています。

⑩ミルウォール(Millwall)


ロンドン中心からわずかに南に位置するバーモンジー、ニュークロスを拠点にするサッカーチームで1885年に設立されました。

ライオンのロゴが特徴的なチームで、プレミアリーグにこそ入っていませんが、チャンピオンシップでしのぎを削っている強豪チームです。

チームのルーツがある地域の特性もあり熱狂的なファンが多くいます。

ロンドンにあるサッカースタジアムも一緒にチェックしよう


ロンドンにはサッカーチームの数に相当する数のスタジアムがあります。
サッカーに興味がないという人もスタジアムに足を運んでみるとその規模や雰囲気に圧倒されることもあるはずです。

こちらではプレミアリーグに名を連ねているチームの本拠地スタジアムをご紹介していきます!

ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)


イングランド代表のホームグランドで他のサッカーチームのグランドとは一線を画す規模があり、様々なイベントも行われているのでフットボール以外のイベントも要チェックです!

スタジアムの外のアウトレットではちょっとしたショッピングを楽しむこともできます。

■ウェンブリー・スタジアムの基本情報

  • アクセス:ロンドン市街から電車で30-50分(ジュビリー線・メトロポリタン線Wembley Park駅)
  • 住所:South Way, London HA9 0WS
  • URL:https://www.wembleystadium.com

エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)


アーセナルのホームグラウンドで、試合観戦やスタジアムツアーができるだけでなく博物館があるなど施設の規模が大きいことも魅力の一つです。

ロンドン市街で出発する場所にもよりますが、市街から最も近いサッカースタジアムです。

■エミレーツ・スタジアムの基本情報

スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)


チェルシー(愛称:ブルース)のホームグラウンドで、青の統一カラーがとても素敵なスタジアムです。
観光地が多いウェストミンスターやケンジントンに近い場所にあります。

スタジアムのアトラクションももちろんありますが、閑静な周辺エリアを散策するのもいいかもしれません。

■スタンフォード・ブリッジの基本情報

トッテナム・ホットスパー・スタジアム(The Tottenham Hotspur Stadium)


名前の通りトッテナム・ホットスパーのホームグラウンドで、現在のスタジアムは2019年に完成しました。

サッカーの試合はもちろん、最先端の施設を探索することも楽しい思い出になるはずです。

■トッテナム・ホットスパー・スタジアム

ロンドン・オリンピック・スタジアム(London Olympic Stadium)

ウェストハム・ユナイテッドのホームグラウンドで、2012年のロンドンオリンピックのスポーツ競技で実際に使用されたスタジアムです。

ロンドンでウェンブリー・スタジアム、トッテナム・ホットスパー・スタジアムに次ぐ規模を誇り、国内で4番目の大きさです。

■ロンドン・オリンピック・スタジアムの基本情報

  • アクセス:ロンドン市街から電車で30-50分(各地下鉄・エリザベス線Stratford駅)
  • 住所:Queen Elizabeth Olympic Park, London E20 2ST
  • URL:https://www.london-stadium.com/index.html

セルハースト・パーク(Selhurst Park)


出典:London Selhurst Park crystal palace stadium aerialview.JPG." Wikimedia Commons. 25 Oct 2023, 15:00 UTC. 28 Jan 2024, 20:26

クリスタル・パレスのホームグラウンドで、今回掲載した他のスタジアムに比べるとロンドン市街から少し離れています。

その一方で地域性やファンの熱気はより一層感じることができるかもしれません!

■セルハースト・パークの基本情報

クレイヴン・コテージ(Craven Cottage)


出典:London Selhurst Park crystal palace stadium aerialview.JPG." Wikimedia Commons. 25 Oct 2023, 15:00 UTC. 28 Jan 2024, 20:26

クレイブンコテージはフラムのホームスタジアムで、ロンドン中心からわずかに西に位置するスタジアムです。テムズ川沿いにあるスタジアムで、周辺の景観も美しいロケーションにあります。

最寄り駅から徒歩で20分ほどかかるため、アクセスがいいとは言えませんが、閑静で趣のある周辺エリア・テムズ川沿いの散歩を楽しみながら訪れるのもおすすめです。

■クレイヴン・コテージの基本情報

まとめ:ロンドンに行くならサッカー観戦を視野にいれた日程を組むのもおすすめ


イギリスのサッカークラブは、100年に及ぶチームの歴史と地域コミュニティの歴史を紡ぐ生きた物語です。

世界的に人気なプレミアリーグは8月に始まり、シーズン終了は5月です。

プレミアリーグのチケットはとても人気で手に入りにくいですが、プレミアリーグのチームを見るチャンスは他にもたくさんあるのでぜひスケジュールを調べてみてください。

ロンドンを訪れた際には、歴史的なライバル関係、響き渡る声援、イギリスサッカーの色彩に染まってください!

ロンドンのサッカー事情やチケットの取り方などについて、もっと知りたいロンドン在住のロコに相談してみるのも一つですよ!